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2015年度 宮城県 前半の概要
医薬品の本質
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の本質 / 副作用 / 市販後安全対策
医薬品の本質に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品の人体に及ぼす作用は全て解明されている。 b 医薬品は期待される有益な効果(薬効)のみをもたらすとは限らず、好ましくない反応(副作用)を生じる場合もある。 c 医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっている。 d 一般用医薬品は、医療用医薬品と比較して、保健衛生上のリスクは相対的に高いと考えられている。
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解答
3
解説
医薬品は人の生命や健康に直接影響を与えるものであり、有効性と安全性のバランスの上に成り立っています。人体に対する作用は全てが解明されているわけではなく、市販後も継続的な評価が行われます。
解き方
- 記述aおよびdの正誤を検討し、いずれも不適切(誤り)であることを確認します。
- 記述bおよびcの正誤を検討し、医薬品の本質・市販後調査として正しいことを確認します。
- 正しい組み合わせがbとcであることから、選択肢3を選択します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りであるため、組み合わせとして正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdの双方が誤りであるため、不適当です。
- 選択肢 3正解
- bとcの記述はいずれも正しいため、この組み合わせが正答です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤りであるため、組み合わせとして正しくありません。
覚えるポイント
- 一般用医薬品のリスクは医療用医薬品に比べて相対的に低いです。
- 医薬品の人体に及ぼす作用は全て解明されているわけではありません。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品は安全性が高いからといって、作用がすべて解明されていると誤認しないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」医薬品の本質
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品のリスク評価
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品のリスク評価 / 用量-反応関係 / 毒性試験
医薬品のリスク評価に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 単回投与であっても、治療量を超えた量を投与した場合、毒性が発現するおそれがある。 b 胎児毒性が生じるのは、多量投与の場合のみである。 c 医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。 d 少量の投与であれば、長期投与されても慢性的な毒性は発現しない。
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解答
2
解説
医薬品の効果や毒性は、投与量だけでなく暴露時間との積で評価されます。微量であっても催奇形性や慢性毒性を引き起こすリスクが存在するため、適正な用量・期間の遵守が必要です。
解き方
- aおよびcの記述が医薬品リスク評価の基本原理に合致している(正)と判定します。
- b(胎児毒性は多量投与のみではない)およびd(少量でも長期投与で慢性毒性が生じうる)が誤りであることを判定します。
- 正・誤・正・誤の並びである選択肢2を選択します。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- cが誤、dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bおよびdが正とされているため誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品の効果とリスクは「暴露時間と暴露量の積」に基づく用量-反応関係で評価されます。
- 胎児毒性や催奇形性は微量投与であっても発現することがあります。
間違えやすいところ
- 少量の投与なら長期間服用し続けても毒性は発現しないと思い込まないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」医薬品のリスク評価
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の副作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 副作用 / 薬理作用 / アレルギー / 併用注意
医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 副作用は、薬理作用によるものとアレルギー(過敏反応)に大別される。 b 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりである。 c 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、その疾病に対して薬効をもたらす一方、別の疾病に対して症状を悪化させたり、治療が妨げられたりすることもある。 d 副作用は、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じるものであり、眠気や口渇等の比較的よく見られるものは、副作用に含まれない。
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解答
4
解説
副作用には自覚症状が乏しいものや、眠気・口渇のような軽微な症状も含まれます。ある疾患への治療が他疾患を悪化させる相互作用的な不利益も副作用の一環として留意する必要があります。
解き方
- 各記述の正誤を検討します。aは正しい定義です。
- bは自覚しにくい副作用もあるため誤り、cは多病併存時の相互作用として正しい記述です。
- dは眠気や口渇も副作用に含まれるため誤りです。結果、正・誤・正・誤となる4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、dが正と判定されているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、bが正と判定されているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cが誤と判定されているため誤りです。
- 選択肢 4正解
- a正、b誤、c正、d誤の正しい判定の組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが正、cが誤、dが正と判定されているため誤りです。
覚えるポイント
- 眠気や口渇など比較的よく見られる症状も立派な医薬品の副作用です。
- 血液検査等の検査値異常のように自覚症状がない副作用も存在します。
間違えやすいところ
- 日常生活に支障を来すような重篤な健康被害のみを副作用と限定してしまう誤解に注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」副作用
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
アレルギー(過敏反応)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · アレルギー / 免疫 / アレルゲン / 添加物
アレルギー(過敏反応)に関する次の記述の正誤について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 免疫は、細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応である。 b アレルギーを引き起こす原因物質をアナフィラキシーという。 c 普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品によりアレルギーを生じることがある。 d 医薬品では、その有効成分だけでなく、添加物もアレルギーを引き起こす原因物質となり得る。
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解答
3
解説
アレルギーは人体を守る免疫反応が生体に不都合に過剰作動する現象です。アレルギーを引き起こす物質はアレルゲン(抗原)と呼ばれ、医薬品の有効成分のみならず添加物も原因となります。
解き方
- 記述a、c、dがそれぞれ正確な記述であることを確認します。
- 記述bについて、アレルギーの原因物質はアレルゲン(抗原)であり、アナフィラキシーは重篤な全身反応の名称であるため誤りと判断します。
- 正・誤・正・正の組み合わせである3を選択します。
- 選択肢 1不正解
- cおよびdが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- a正、b誤、c正、d正となっており、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正、dが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- アレルギーの原因物質は「アレルゲン(抗原)」です。
- 添加物(着色料、結合剤、防腐剤等)もアレルギーの原因となります。
間違えやすいところ
- アナフィラキシーを原因物質の名前と混同しないようにしましょう(アナフィラキシーは病態・症状名)。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」アレルギー(過敏反応)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の専門家の対応
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 情報提供 / 受診勧奨 / 安全性情報 / 回収情報
一般用医薬品の販売等に従事する専門家の対応に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品では重大な副作用が生じることがないため、専門家は、購入者に対し医療機関を受診するよう勧奨する必要はない。 b 一般の生活者においては、添付文書や製品表示に記載された内容を見ただけでは、効能効果や副作用等について誤解を生じることもあるため、専門家が専門用語を分かりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行う必要がある。 c 医薬品は、市販後は有効性、安全性等の情報が変更されるものではないため、専門家は、常に新しい情報の把握に努める必要はない。 d 製造販売業者による製品回収等の措置がなされることもあるので、専門家は、製造販売業者等からの情報に日頃から留意しておくことが重要である。
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解答
2
解説
一般用医薬品でも重篤な副作用が生じる可能性があり、専門家は状況に応じて受診勧奨を行います。また、市販後も安全性情報は更新されるため、常に最新情報の把握や回収情報への留意が求められます。
解き方
- a(受診勧奨不要は誤り)およびc(最新情報把握不要は誤り)を誤りと判断します。
- b(平易な表現での適切な情報提供)およびd(製品回収等への留意)を正しい記述と判断します。
- 誤・正・誤・正となる選択肢2を選択します。
- 選択肢 1不正解
- bが誤とされているため不適当です。
- 選択肢 2正解
- a誤、b正、c誤、d正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bが誤、dが誤とされているため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aおよびcが正、dが誤とされているため不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aおよびcが正、bが誤とされているため不適当です。
覚えるポイント
- 一般用医薬品でも重篤な副作用が生じることがあり、適切な受診勧奨が必要です。
- 添付文書の情報は市販後も改訂されるため、専門家は常に最新情報を把握します。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品には重大な副作用が絶対に起きないと過信しないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」適切な医薬品選択と受診勧奨
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の不適正使用と有害事象
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 不適正使用 / 習慣性・依存性 / 乱用 / 適正使用
医薬品の不適正な使用と有害事象に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品は、一般の生活者が自らの判断で使用するものであることから、その適正な使用を図っていく上で、販売等に従事する専門家の関与は必要ない。 b 一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものはない。 c 選択された医薬品が適切ではなく、症状が改善しないまま使用し続けている場合、適切な治療の機会を失うことにもつながりやすい。 d 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
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解答
4
解説
一般用医薬品にも依存性のある成分が含まれるものがあり、漫然とした連用は重篤な疾患の発見・治療を遅らせる原因となります。有効性と安全性を確保するために用法・用量が厳密に定められています。
解き方
- a(専門家の関与不要は誤り)およびb(依存性成分はないとするのは誤り)を判定します。
- c(治療機会の喪失)およびd(用量・使い方の設定理由)がいずれも正しいことを確認します。
- 正しい組み合わせとしてcとdを含む選択肢4を選択します。
- 選択肢 1不正解
- aおよびbはいずれも誤った記述です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤った記述であるため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- bが誤った記述であるため不適当です。
- 選択肢 4正解
- cおよびdはともに正しい記述であり、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- 一般用医薬品にもコデイン類など習慣性・依存性のある成分が含まれます。
- 不適切な薬を使い続けると、真に必要な医療を受ける機会を逃す恐れがあります。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品には乱用や依存につながる成分は一切含まれていないと誤解しがちです。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」医薬品の不適正使用と乱用
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品と他剤・食品の相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 相互作用 / 食品との相互作用 / 同効薬併用 / 外用薬
医薬品と他の医薬品や食品との飲み合わせに関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬では、成分や作用が重複することが少なく、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避ける必要はない。 b いわゆる健康食品を含む特定の食品と一緒に医薬品を摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることを相互作用という。 c 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。 d 外用薬や注射薬であれば、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性はない。
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解答
3
解説
複数の医薬品併用では作用や成分の重複による過量投与に注意が必要です。また、相互作用は内服薬のみならず外用薬や注射薬と食品の間でも起こり得ます。
解き方
- aはかぜ薬や鎮痛薬などの併用で成分重複が多いため誤りです。
- bは食品との相互作用の定義として正しく、cも多病併存時の併用注意として正しいです。
- dは外用薬・注射薬でも食品により代謝等の影響を受ける場合があるため誤りです。よって3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤った記述であるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdの双方が誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3正解
- bおよびcがともに正しい記述であるため正答です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤った記述であるため不適当です。
覚えるポイント
- 外用薬や注射薬であっても、食品によって代謝等の影響を受けることがあります。
- かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬などは成分の重複が多いため併用を避けます。
間違えやすいところ
- 外用薬なら全身作用や食品との相互作用は一切関係ないと誤解しないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」相互作用
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
小児等への使用上の留意点
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児の年齢区分 / 誤嚥防止 / 腸の長さと吸収 / 受診勧奨優先
小児等が医薬品を使用する場合に留意すべきことに関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般的に、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。 b 医薬品の使用上の注意等において、小児という場合は、おおよその目安として15歳未満の年齢区分が用いられている。 c 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。 d 乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、乳児は医薬品の影響を受けやすいため、一般用医薬品による対処よりも、基本的には医師の診療を受けることが優先される。
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解答
4
解説
小児は身体の大きさに対して腸が長く、薬剤の吸収率が相対的に高いのが特徴です。また5歳未満では誤嚥防止に留意し、乳児は急変しやすいため医師の診療受診が最優先されます。
解き方
- 記述a(5歳未満の喉のつかえ注意)、b(小児はおよそ15歳未満)、d(乳児の受診優先)が正しいことを確認します。
- 記述cについて、小児は身体の大きさに対して「腸が長く、吸収率が相対的に高い」ため誤りと判定します。
- 正・正・誤・正の組み合わせである選択肢4を選択します。
- 選択肢 1不正解
- bが誤とされているため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- aおよびbが誤、cが正とされているため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- cが正、dが誤とされているため不適当です。
- 選択肢 4正解
- a正、b正、c誤、d正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、cが正、dが誤とされているため不適当です。
覚えるポイント
- 小児は身体の大きさに比べて腸が長く、吸収率が相対的に高くなります。
- 医薬品の添付文書における「小児」の目安は15歳未満です。
間違えやすいところ
- 小児は体が小さいから腸も短い(吸収率も低い)と直感で判断しないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」小児等への配慮
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
高齢者における医薬品使用の留意点
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 高齢者への配慮 / 生理機能の低下 / 副作用リスク
高齢者における一般用医薬品の使用や生理機能の特徴に関する記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。
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解答
1
解説
高齢者は加齢に伴い肝臓や腎臓などの生理機能が低下しているため、医薬品の代謝・排泄が遅延して副作用が出やすくなります。また、複数の持病を抱えていることも多く相互作用への配慮が必要です。
解き方
- 各記述の正誤を高齢者の生理機能および定義に照らして判定する。
- a(正)、b(正)、c(誤:65歳以上)、d(誤:副作用リスク増大)から正しい組み合わせ(a, b)を特定する。
- 選択肢 1正解
- 記述aおよび記述bはいずれも正しい内容であり、適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述dは若年時と同等ではなく副作用リスクが高まるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cは60歳以上ではなくおおむね65歳以上を指すため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cおよび記述dはいずれも誤った記述であるため不適切です。
覚えるポイント
- 医薬品の使用上の注意における「高齢者」はおおむね65歳以上を指すこと。
間違えやすいところ
- 高齢者の年齢目安を60歳以上と勘違いしないように注意する。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」高齢者への配慮
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
妊婦及び授乳婦への医薬品使用の注意点
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 妊婦・授乳婦への配慮 / 血液-胎盤関門 / 母乳移行
妊婦および授乳婦の医薬品使用に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
母体が摂取した薬物は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行したり、母乳中に移行して乳児に影響を与えることがあります。完全な防護壁ではないため慎重な判断が求められます。
解き方
- 各選択肢の妊婦・授乳婦に対する医薬品の移行性や安全性の記述を確認する。
- 選択肢4の「乳汁中に移行することはない」という絶対的否定が明確に誤りであることを判定する。
- 選択肢 1不正解
- 血液-胎盤関門は完全なバリアではなく、胎児への影響度合いは未解明なものも多いため記述は正しいです。
- 選択肢 2不正解
- センナやダイオウなどの配合成分は子宮収縮を誘発し流早産のリスクがあるため記述は正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 倫理的観点から妊婦を対象とした臨床試験は困難であり、多くが「相談すること」に分類されるため正しいです。
- 選択肢 4正解
- 薬物成分は母乳中に移行して乳児に作用を及ぼす場合があるため、本記述は誤り(正答)です。
覚えるポイント
- 母親が服用した成分は母乳へ移行し、乳児に影響を及ぼすことがある。
間違えやすいところ
- 血液-胎盤関門がすべての有害物質を完全に遮断できると誤認しやすい点に注意する。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」妊婦又は妊娠していると思われる女性及び授乳婦への配慮
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
食品と医薬品の相互作用および食品の区分
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 健康食品 / 栄養機能食品 / 特定保健用食品 / 生薬成分
いわゆる健康食品や機能性表示食品等の食品全般に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを選びなさい。
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解答
2
解説
健康食品は医薬品とは異なり法的な有効性・安全性の審査基準が異なります。栄養機能食品は国が定めた栄養成分の機能表示を行うものであり、個別の特定の保健の用途を表示できるのは特定保健用食品です。
解き方
- a〜dの正誤を検討する。bの「特定の保健機能の表示」は特定保健用食品(トクホ)の規定であるため誤り。
- a、c、dは適切な内容であるため、正・誤・正・正の組み合わせである2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- cおよびdの記述も正しいため、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2正解
- a(正)、b(誤)、c(正)、d(正)の正しい組み合わせとなっています。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、bは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bは誤りで、cは正しいため不適切です。
覚えるポイント
- 「特定の保健の用途(機能)」を表示できるのは特定保健用食品(トクホ)である。
間違えやすいところ
- 栄養機能食品と特定保健用食品(トクホ)の表示可能な範囲を混同しないこと。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」食品
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
プラセボ効果(偽薬効果)の機序と特徴
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · プラセボ効果 / 心理的作用 / 条件反射
医薬品を使用した際に生じるプラセボ効果に関する記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
プラセボ効果は有効成分を含まない偽薬でも心理的暗示や期待、自然経過などによって好ましい効果や好ましくない副作用様の症状が現れる現象であり、常に確実に出現するものではありません。
解き方
- プラセボ効果が「望ましい効果のみ」か「確実に現れるか」を判定し、aとdを誤りと判断する。
- bとcの記述がプラセボ効果の発生要因および医薬品反応の構成要素として正しいことを確認し、3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは望ましくない反応(副作用様症状)も現れるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aおよびdはいずれも誤った記述です。
- 選択肢 3正解
- 記述bおよび記述cの内容はともに正確であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述dはプラセボ効果が確実に現れるものではないため誤りです。
覚えるポイント
- プラセボ効果には好ましい効果だけでなく、不都合な副作用様の反応も現れる。
間違えやすいところ
- プラセボ効果を客観的・再現性のある確実な効果と誤解しないよう注意する。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」プラセボ効果
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の品質保持と使用期限
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 品質管理 / 保管条件 / 使用期限
医薬品の品質や保管、表示されている使用期限に関する記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品は化学物質であるため、適切な条件下で保管されていても経時的な劣化を完全に防ぐことはできません。表示されている使用期限は「未開封」状態で適切な保管がなされた場合の期限を意味します。
解き方
- a〜dの記述の真偽を確認する。b(劣化は発生しない)とd(開封した状態)を誤りと判断する。
- aとcが正しい記述であるため、組み合わせとして1を選択する。
- 選択肢 1正解
- 記述aおよび記述cはいずれも適切であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述dの使用期限は「未開封状態」での基準であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは適切な保管下でも経時劣化は避けられないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bおよび記述dはいずれも誤った内容です。
覚えるポイント
- 記載されている使用期限は「未開封」で適切な保管条件を満たしている場合の期限である。
間違えやすいところ
- 適正に保管すれば永久に経時劣化しないと考えてしまう誤りに注意する。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」医薬品の品質
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の法的定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬機法第4条第5項第4号 / 一般用医薬品の定義 / 要指導医薬品
医薬品医療機器等法第4条第5項第4号に規定される一般用医薬品の定義条文の空欄( a )、( b )に当てはまる字句の正しい組み合わせを選びなさい。 「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が( a )ものであつて、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(( b )を除く。)をいう。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品の定義は「人体に対する作用が著しくないものであつて、…需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く)」です。「作用が緩和な」は医薬部外品の定義で用いられる用語です。
解き方
- 空欄aに入る語句を判断する。医薬部外品は「緩和な」、一般用医薬品は「著しくない」であるため、aは「著しくない」。
- 空欄bに入る語句を判断する。法改正により一般用医薬品から「要指導医薬品」が除外されたため、bは「要指導医薬品」。2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aの「緩和な」は医薬部外品に関する定義の文言であるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが「著しくない」、bが「要指導医薬品」で条文通りであり正解です。
- 選択肢 3不正解
- aの「著しい」は作用が強すぎる意味になり文意および定義に反します。
- 選択肢 4不正解
- bの第1類医薬品は一般用医薬品の区分の一つであり、除外対象ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aおよびbの双方が定義の規定と異なっているため誤りです。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の作用は「著しくない」、医薬部外品の作用は「緩和な」である。
間違えやすいところ
- 医薬部外品の定義語句「緩和な」と一般用医薬品の「著しくない」を混同しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第4条第5項第4号、手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」医薬品の本質
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
サリドマイド製剤による薬害
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · サリドマイド / 催奇形性 / 薬害の歴史 / 血液-胎盤関門
サリドマイド製剤とその薬害に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを選びなさい。
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解答
5
解説
サリドマイドは催眠鎮静剤や胃腸薬に配合されましたが、妊娠初期の服用により血液-胎盤関門を通過して胎児に四肢欠損や感覚器障害などの重篤な催奇形性を引き起こしました。日本における回収遅延は大きな問題となりました。
解き方
- 各記述の歴史的背景と薬理学的機序を確認する。
- cは日本の回収措置が速やかでなく被害を拡大させた史実から誤りと判定し、a・b・dが正である5を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bおよびdも正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、cは回収が遅れたため誤りであり、不適切です。
- 選択肢 3不正解
- cは誤りで、dは正しいため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aおよびdも正しいため不適切です。
- 選択肢 5正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(正)の正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- サリドマイド訴訟:催眠鎮静剤や胃腸薬として販売され、催奇形性を引き起こした。
間違えやすいところ
- 海外で危険性が指摘された後、日本国内での対応が迅速だったと誤認しないこと。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」薬害の歴史
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
スモン(SMON)訴訟と原因物質
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · スモン / キノホルム / 副作用被害救済制度 / 亜急性脊髄視神経症
スモン(SMON)およびスモン訴訟に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
スモン(亜急性脊髄視神経症)は、整腸剤として販売されていたキノホルム製剤が原因で発生した神経障害です。激しい腹痛を伴う下痢の後、下半身の知覚・運動障害や視力障害を引き起こしました。
解き方
- 各選択肢を読み、スモンの症状、契機となった救済制度、原因物質を確認する。
- 選択肢3において原因物質が「ペニシリン」と記載されており、正しくは「キノホルム」であるため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 1979年に副作用被害救済制度が設立された歴史的経緯と一致しており正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 腹部症状から下肢のしびれ、歩行困難に至る特徴的な症状経過の記述は正しいです。
- 選択肢 3正解
- 原因物質は整腸剤の「キノホルム」であり、ペニシリンではないため誤り(正答)です。
- 選択肢 4不正解
- 和解に基づく恒久対策として医療費公費負担等の施策が講じられており正しいです。
覚えるポイント
- スモンの原因医薬品は「キノホルム製剤(整腸剤)」である。
間違えやすいところ
- キノホルム製剤を抗生物質や抗菌薬と混同しないようにする(整腸剤として用いられた)。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」薬害の歴史
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
HIV訴訟の概要と原因医薬品
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / HIV訴訟 / 血液凝固因子製剤
HIV訴訟に関する次の記述の空欄( a )~( c )に当てはまる字句の組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。 「HIV訴訟は、( a )患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料( b )から製造された( c )製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。」
解答・解説を表示
解答
5
解説
HIV訴訟は、血友病患者への非加熱血液凝固因子製剤の投与により生じた薬害エイズ事件に関する損害賠償請求訴訟であり、原因となった疾患名、原料成分、製剤種別を正確に理解する必要があります。
解き方
- 対象となった基礎疾患が白血病ではなく血友病であることを確認します。
- 製剤の原料が血小板ではなく血漿であり、投与された医薬品が血液凝固因子製剤であることを特定します。
- 選択肢 1不正解
- 原料は血小板ではなく血漿であり、製剤はアルブミンではなく血液凝固因子製剤です。
- 選択肢 2不正解
- 患者の基礎疾患は白血病ではなく血友病であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 投与された医薬品はアルブミン製剤ではなく血液凝固因子製剤であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 基礎疾患は血友病、原料は血漿、製剤は血液凝固因子製剤であるため全て誤りです。
- 選択肢 5正解
- aに血友病、bに血漿、cに血液凝固因子が入り、正しい組み合わせとなります。
覚えるポイント
- HIV訴訟は血友病患者に対する原料血漿由来の非加熱血液凝固因子製剤が原因です。
間違えやすいところ
- 患者の疾患名である血友病と白血病を混同しないように注意します。
出題の前提:手引き「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の薬害の歴史(HIV訴訟)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬害事件とその教訓および法制度の変遷
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / 副作用被害救済制度 / 感染等被害救済制度
薬害に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 生物由来の医薬品等によるヒト免疫不全ウイルス(HIV)やクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の感染被害が多発したことから、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による生物由来製品による感染等被害救済制度の創設等がなされた。 b HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策のほか、医薬品の副作用等による健康被害の再発防止に向けた取り組みも進められ、承認審査体制の充実、製薬企業に対し従来の副作用報告に加えて感染症報告の義務づけを行っている。 c サリドマイド事件をきっかけとして、世界保健機関(WHO)加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。 d 過去の薬害の原因となった医薬品は、すべて医療用医薬品である。
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解答
2
解説
過去の薬害事件(サリドマイド、スモン、HIV、CJD等)は、医薬品の安全性確保体制や被害救済制度の創設・拡充につながる歴史的契機となりました。原因となった医薬品には医療用だけでなく一般用医薬品も含まれます。
解き方
- a・b・cの各記述がHIVやCJD、サリドマイド訴訟を受けた制度改正の歴史的背景と合致しているか確認します(いずれも正しい記述です)。
- dについて、スモンの原因となったキノホルム製剤には一般用医薬品として販売されていたものがあるため誤りであると判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cは世界保健機関(WHO)による副作用情報収集体制の整備に関する正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤となっており、正解の組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bおよび記述cは正しい内容であり、記述dは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aおよび記述bは正しく、記述dは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しい内容であり、記述dは誤りです。
覚えるポイント
- スモン訴訟の原因となった整腸剤キノホルムには一般用医薬品も含まれていました。
間違えやすいところ
- 薬害の原因医薬品が医療用医薬品のみに限られると思い込まないように注意します。
出題の前提:手引き「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の薬害の歴史に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
WHOによるセルフメディケーションの定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · セルフメディケーション / WHOの定義
世界保健機関(WHO)によるセルフメディケーションの定義に関する次の記述の空欄( a )~( c )に入る字句の組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。 「世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、『自分自身の健康に( a )を持ち、( b )な身体の不調は( c )で手当てする』こととされている。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
セルフメディケーションの理念は、自身の健康管理を自らの責任において行い、日常的な軽い症状や体調不良に対して一般用医薬品等を用いて自ら対処することにあります。
解き方
- aには自身の健康に対する主体的な態度を示す「責任」が入ることを確認します。
- bには対象となる症状の程度として「軽度」が入ることを特定します。
- cにはセルフケアを意味する「自分」が入ることを判断します。
- 選択肢 1不正解
- aは「自信」ではなく「責任」、cは「医療機関」ではなく「自分」が入ります。
- 選択肢 2正解
- a:責任、b:軽度、c:自分の組み合わせがWHOの定義通りで正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは「重度」ではなく「軽度」、cは「医療機関」ではなく「自分」です。
- 選択肢 4不正解
- aは「自信」ではなく「責任」、bは「重度」ではなく「軽度」です。
- 選択肢 5不正解
- bは「重度」ではなく「軽度」な身体の不調が入るため誤りです。
覚えるポイント
- セルフメディケーションは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な不調は自分で手当てする」ことです。
間違えやすいところ
- セルフメディケーションで対処できるのは「軽度」な不調であり、重度な症状は対象外です。
出題の前提:手引き「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のセルフメディケーションに基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の本来の役割
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 一般用医薬品の役割 / 適正使用
一般用医薬品が担う役割に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品の役割には、軽度な不調の手当て、健康状態の自己検査、健康の維持・増進、生活の質(QOL)の改善・向上などが含まれますが、重篤な疾患の治療は含まれません。
解き方
- 各選択肢が一般用医薬品の役割として定められている項目に該当するか照合します。
- 3の「重度な疾病の治療」は一般用医薬品の範囲を超えており、速やかに医療機関を受診すべき対象であるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 尿糖・尿タンパク検査薬や妊娠検査薬など、健康状態の自己検査は一般用医薬品の適切な役割です。
- 選択肢 2不正解
- ビタミン剤などによる健康の維持・増進は一般用医薬品の役割の一つです。
- 選択肢 3正解
- 一般用医薬品は重度な疾病の治療を目的とするものではなく、この記述は誤っています。
- 選択肢 4不正解
- 症状の緩和を通じた生活の質(QOL)の改善・向上は一般用医薬品の主要な役割です。
覚えるポイント
- 一般用医薬品は重度の病気の治療ではなく、軽度な症状の緩和や自己検査等に用います。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品で対応可能な範囲と、医師の診療を受けるべき重篤な疾患の境界を正しく区別します。
出題の前提:手引き「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の一般用医薬品の役割に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
かぜの病態と症状の特徴
主な医薬品とその作用 · かぜ薬 / かぜの原因 / インフルエンザとの鑑別
かぜ(感冒)の発症や症状に関する記述a~dのうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a かぜの症状は、通常、数日~1週間程度で自然寛解する。 b かぜの約8割は細菌の感染が原因であり、その種類は200種類を超えるといわれている。 c インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜの別称で、インフルエンザとかぜの症状は同じである。 d 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。
解答・解説を表示
解答
2
解説
かぜは多数のウイルス感染が主因となる上気道の急性炎症であり、通常は数日から1週間程度で自然治癒します。高熱や強い全身倦怠感をもたらすインフルエンザやかぜ以外の疾患との鑑別が重要です。
解き方
- 記述aを確認:かぜは通常数日〜1週間程度で自然寛解するため正しいと判断します。
- 記述bを確認:かぜの原因の約8割は細菌ではなくウイルスであるため誤りです。
- 記述cを確認:インフルエンザは通常のかぜとは異なり急激な高熱や全身症状を呈するため誤りです。
- 記述dを確認:急激な発熱や4日以上の持続、重篤な症状は他の疾患が疑われるため正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは原因病原体が細菌ではなくウイルスであるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aと記述dがともに正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bと記述cはいずれも内容が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- 記述cはインフルエンザとかぜの症状・病態を同一視しており誤りです。
覚えるポイント
- かぜの原因の約8割はウイルス感染であり、通常は数日〜1週間程度で自然寛解します。
間違えやすいところ
- かぜの原因病原体を細菌と取り違えないように注意が必要です。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」のかぜ薬(かぜの病態)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
かぜ薬の配合成分とその主な作用
主な医薬品とその作用 · かぜ薬 / 去痰成分 / 鎮咳成分 / 抗ヒスタミン成分 / 抗炎症成分
かぜ薬に配合される有効成分とその主な作用の関係について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a ブロムヘキシン塩酸塩 ―― 解熱鎮痛 b コデインリン酸塩 ―― 去痰 c クレマスチンフマル酸塩 ―― 抗ヒスタミン d トラネキサム酸 ―― 抗炎症
解答・解説を表示
解答
4
解説
かぜ薬には多様な症状を和らげるために解熱鎮痛成分、抗ヒスタミン成分、鎮咳成分、去痰成分、抗炎症成分などが組み合わされて配合されています。各成分の薬理分類を正確に把握することが重要です。
解き方
- aについて、ブロムヘキシン塩酸塩は解熱鎮痛成分ではなく去痰成分であるため誤りと判断します。
- bについて、コデインリン酸塩は去痰成分ではなく中枢性鎮咳成分であるため誤りと判断します。
- cについて、クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分であり正しいと判断します。
- dについて、トラネキサム酸は抗プラスミン作用による抗炎症成分であり正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- ブロムヘキシン塩酸塩は去痰成分、コデインリン酸塩は鎮咳成分であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- ブロムヘキシン塩酸塩の作用が解熱鎮痛となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- コデインリン酸塩の作用が去痰となっているため誤りです。
- 選択肢 4正解
- クレマスチンフマル酸塩(抗ヒスタミン)とトラネキサム酸(抗炎症)の記述が正解です。
覚えるポイント
- ブロムヘキシンは去痰、コデインは鎮咳、クレマスチンは抗ヒスタミン、トラネキサム酸は抗炎症です。
間違えやすいところ
- ブロムヘキシン(去痰)と解熱鎮痛成分、コデイン(鎮咳)と去痰成分の混同に注意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」のかぜ薬の配合成分に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
眠気防止薬におけるカフェインの用量制限
主な医薬品とその作用 · 眠気防止薬 / カフェイン / 用法用量の上限
カフェインに関する次の記述の空欄( a )・( b )に入る数字の組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。 「カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果があり、眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして( a )mg、1日摂取量は、( b )mgが上限とされている。」
解答・解説を表示
解答
4
解説
カフェインは中枢神経系を興奮させて覚醒作用を示しますが、過剰摂取による不整脈、消化管障害、重篤な精神神経症状などの副作用を防止するため、一般用医薬品の眠気防止薬では1回量・1日量に明確な用量上限が設けられています。
解き方
- 眠気防止薬の一般用医薬品製造販売承認基準における1回上限摂取量(200mg)を確認します。
- 同様に1日上限摂取量(500mg)を確認し、該当する選択肢を選択します。
- 選択肢 1不正解
- 数値がmg単位として著しく過小であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 2mgおよび5mgは眠気防止薬の上限値としては過小です。
- 選択肢 3不正解
- 20mgおよび50mgは1回量・1日量の上限値ではありません。
- 選択肢 4正解
- 1回摂取量200mg、1日摂取量500mgが上限値として正しく設定されています。
- 選択肢 5不正解
- 2000mgや5000mgは重篤な急性中毒を引き起こす危険な過大用量です。
覚えるポイント
- 眠気防止薬のカフェイン上限量は「1回200mg、1日500mg」です。
間違えやすいところ
- 桁数を誤って20mg/50mgや2000mg/5000mgと選ばないように単位(mg)と数値を正確に覚えます。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」の眠気防止薬に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
小児鎮静薬に用いられる生薬および漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 小児鎮静薬 / 小児の疳 / ゴオウ / ジャコウ / レイヨウカク
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)等に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 古くから伝統的に用いられているものは、作用が穏やかで小児に使っても副作用の心配はない。 b 小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯がある。 c ゴオウ、ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。 d レイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
小児鎮静薬(生薬製剤・漢方処方製剤)は夜泣きや疳の虫などの自律神経系の不安定症状に用いられます。伝統的な医薬品であっても体質や用法用量によって副作用が生じるリスクは存在します。
解き方
- aについて、生薬製剤であっても副作用がないわけではないため「副作用の心配はない」は誤りです。
- bについて、柴胡加竜骨牡蛎湯は小児の夜泣きや疳に適応があり正しい記述です。
- cについて、動物性生薬のゴオウ(牛黄)やジャコウ(麝香)は鎮静および強心・血行促進作用を有するため正しい記述です。
- dについて、レイヨウカク(羚羊角)はウシ科のサイカレイヨウの角を基原とし、鎮静作用等を期待して配合されるため正しい記述です。
- 選択肢 1不正解
- 記述bの柴胡加竜骨牡蛎湯に関する記述は正しいため、bが誤とする本選択肢は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは誤り、記述bおよび記述dは正しいため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 4不正解
- b、c、dは正しい内容であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは誤り、記述cは正しい内容であるため誤りです。
覚えるポイント
- 伝統的な生薬や漢方製剤であっても「副作用の心配が全くない」ということはありません。
間違えやすいところ
- 自然由来や小児用生薬製剤であっても副作用のリスクがゼロではない点に留意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」の小児鎮静薬に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
鎮咳去痰薬に用いられる漢方処方製剤(カンゾウの有無)
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰薬 / 漢方処方製剤 / カンゾウ
次の鎮咳去痰薬で用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含んでいないものはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
鎮咳去痰薬に用いられる漢方処方製剤の多くにはカンゾウ(甘草)が含まれますが、半夏厚朴湯はカンゾウを含まない代表的な漢方処方製剤です。
解き方
- 提示された各漢方処方製剤の構成生薬におけるカンゾウの有無を確認する。
- 半夏厚朴湯はカンゾウを含まない処方であることを特定し、選択肢4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 柴朴湯(小柴胡湯合半夏厚朴湯)は構成生薬にカンゾウを含みます。
- 選択肢 2不正解
- 神秘湯は構成生薬としてカンゾウ(甘草)を含みます。
- 選択肢 3不正解
- 五虎湯は麻杏甘石湯に桑白皮を加えた処方であり、カンゾウを含みます。
- 選択肢 4正解
- 半夏厚朴湯の構成生薬は半夏・厚朴・茯苓・生姜・蘇葉であり、カンゾウを含みません。
- 選択肢 5不正解
- 麻杏甘石湯は麻黄・杏仁・甘草・石膏からなり、カンゾウを含みます。
覚えるポイント
- 半夏厚朴湯はカンゾウを含まない代表的な漢方薬です。
間違えやすいところ
- 柴朴湯は半夏厚朴湯と小柴胡湯の合方であるため、小柴胡湯由来のカンゾウを含みます。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
口腔咽喉薬・含嗽薬に関する記述の正誤
主な医薬品とその作用 · 口腔咽喉薬 / 含嗽薬 / 使用方法
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。 b 含嗽薬は、濃度が濃いほど効果が得られやすい。 c 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。 d 含嗽薬の使用後、すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が増強される。
解答・解説を表示
解答
1
解説
含嗽薬や口腔咽喉薬は局所的に作用させる医薬品であり、用法用量を守った適切な希釈濃度で使用し、使用直後の飲食を避けることで局所滞留時間を保つ必要があります。
解き方
- aの吸入防止のための噴射時発声等の注意について正误を判断する(正)。
- bの濃度と効果の関係について確認する(過度の高濃度は粘膜障害等の原因となり誤)。
- cの配合成分の制約について確認する(正)。
- dの使用直後の食事による影響を確認する(洗い流されて効果減弱となり誤)。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bとcの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 3不正解
- a、b、cの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- cとdの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 5不正解
- aとdの正誤判断が誤っています。
覚えるポイント
- 含嗽薬の使用直後に食事を摂ると殺菌消毒効果が減弱します。
間違えやすいところ
- 含嗽薬は濃ければ濃いほど効くわけではなく、規定通りの濃度で使用する必要があります。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
口腔咽喉薬・含嗽薬に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分
主な医薬品とその作用 · ヨウ素 / ポビドンヨード / 含嗽薬 / 副作用
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。 a 口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心(吐きけ)、不快感の副作用が現れることがある。 b レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると殺菌作用が増強される。 c 口腔内に使用されても甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性はない。 d ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
ヨウ素系殺菌消毒成分は酸化作用により殺菌効果を示しますが、ビタミンCなどの還元物質により効果が低下し、また甲状腺機能障害のある人では注意が必要です。
解き方
- aの局所刺激・副作用に関する記述を検討する(正)。
- bのビタミンC等の還元剤との反応を確認する(殺菌作用が低下するため誤)。
- cの甲状腺への影響を確認する(ヨウ素が吸収され甲状腺ホルモン産生に影響するおそれがあるため誤)。
- dの銀含有歯科材料の変色を確認する(正)。
- 正しい組み合わせ(a, d)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bはビタミンC等と反応すると殺菌作用が減弱・低下するため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとdの双方が正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 3不正解
- bおよびcの双方が誤った記述です。
- 選択肢 4不正解
- cは吸収されたヨウ素が甲状腺ホルモン産生に影響を与える可能性があるため誤りです。
覚えるポイント
- ヨウ素はビタミンC(還元性物質)と反応すると殺菌力が低下します。
間違えやすいところ
- ポビドンヨードは銀含有歯科材料を変色させることがあります。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
胃の薬の配合成分等の特徴
主な医薬品とその作用 · 胃の薬 / 抗コリン成分 / スクラルファート / セトラキサート塩酸塩 / 制酸成分
胃の薬の配合成分等に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。 a 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えるロートエキスやピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。 b スクラルファートなどのアルミニウムを含む成分については、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。 c セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる。 d 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が高まることが考えられるため、炭酸飲料等での服用が適当である。
解答・解説を表示
解答
3
解説
胃腸薬の制酸成分は胃酸を中和するため、酸度の高い飲料と併用すると中和能が消費されて効果が低下します。またアルミニウム含有成分は透析患者に禁忌であり、セトラキサートはトラネキサム酸代謝による抗凝固への干渉(血栓分解抑制)に注意が必要です。
解き方
- aのロートエキスやピレンゼピン塩酸塩の薬理作用を確認する(正)。
- bのスクラルファートなどアルミニウム含有製剤と透析療法の関係を確認する(正)。
- cのセトラキサート塩酸塩の代謝と血栓形成・分解への影響を確認する(正)。
- dの制酸成分と酸度の高い飲料(炭酸飲料等)の飲み合わせを確認する(誤)。
- a:正, b:正, c:正, d:誤の組み合わせ(選択肢3)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aの記述が正しいため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- a、c、dの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- a、b、cの記述が正しいため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bおよびdの正誤判断が誤っています。
覚えるポイント
- セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸に代謝されるため血栓リスクに注意します。
間違えやすいところ
- 炭酸飲料等の酸度の高い食品と制酸薬を併用すると、中和作用が低下します。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
胃に作用する成分とその主な作用の対応
主な医薬品とその作用 · 健胃薬 / 制酸薬 / 消化酵素 / 胃粘膜保護成分
胃に作用する成分とその主な作用との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。 a センブリ ―――――――――――― 苦味による健胃作用 b 炭酸水素ナトリウム(重曹) ――― 中和反応により胃酸の働きを弱める c リパーゼ ―――――――――――― 胃粘液の分泌や荒れた胃粘膜の修復を促す作用 d スクラルファート ―――――――― 胆汁の分泌を促す作用
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解答
1
解説
胃腸薬の成分は、健胃成分(苦味・芳香)、制酸成分、消化成分(リパーゼ等の消化酵素)、胃粘膜保護修復成分(スクラルファート等)などに分類されます。
解き方
- aのセンブリが苦味健胃作用を持つことを確認する(正)。
- bの炭酸水素ナトリウムが制酸作用(胃酸中和)を持つことを確認する(正)。
- cのリパーゼが脂質を分解する消化酵素であることを確認する(誤)。
- dのスクラルファートが荒れた胃粘膜を保護修復する成分であることを確認する(誤)。
- 正しい組み合わせ(a, b)を選択する。
- 選択肢 1正解
- aとbの双方が正しい記述の組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cのリパーゼは胃粘膜修復作用ではなく脂肪消化酵素であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dのスクラルファートは胆汁分泌促進(利胆)作用ではなく胃粘膜保護・修復成分であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cおよびdの双方が誤った組み合わせです。
覚えるポイント
- リパーゼは脂肪を消化する酵素、スクラルファートは胃粘膜保護修復成分です。
間違えやすいところ
- 胆汁の分泌を促す利胆成分(ウルソデオキシコール酸など)と胃粘膜保護成分を混同しないようにします。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
止瀉成分の特徴と作用機序
主な医薬品とその作用 · 止瀉薬 / ロペラミド塩酸塩 / ビスマス / タンニン酸アルブミン / 木クレオソート
止瀉成分に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。 a ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられる。 b ビスマスを含む成分は、収斂作用のほか、腸内で発生した有害物質を分解する作用もあるとされる。 c タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。 d 木クレオソートは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。
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解答
3
解説
ロペラミド塩酸塩は腸管運動を強力に抑制するため、食あたり・水あたり等の感染性下痢には使用を避けます。タンニン酸アルブミンは牛乳カゼイン由来のため牛乳アレルギーで禁忌です。
解き方
- aのロペラミド塩酸塩の適応を確認する(食あたり・水あたりには禁忌・不適であり誤)。
- bのビスマス含有成分の収斂・有害物質分解・殺菌等の作用を確認する(正)。
- cのタンニン酸アルブミンの由来と牛乳アレルギー禁忌を確認する(正)。
- dの木クレオソートの作用機序を確認する(有害物質の吸着ではなく殺菌・腸運動抑制等のため誤)。
- 正しい組み合わせ(b, c)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aは感染性の食あたり・水あたりによる下痢には使用を避けるべきであるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdの双方が誤った記述です。
- 選択肢 3正解
- bとcの双方が正しい記述の組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dの有害物質の吸着を目的とするのは吸着成分(天然ケイ酸アルミニウムや炭素末等)であり誤りです。
覚えるポイント
- タンニン酸アルブミンは牛乳アレルギーのある人には使用してはなりません。
間違えやすいところ
- ロペラミド塩酸塩は食あたり・水あたりに伴う下痢には適応がなく、使用を避ける必要があります。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
ヒマシ油の薬理作用と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · ヒマシ油 / 瀉下薬 / 禁忌
ヒマシ油に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 小腸でリパーゼの働きによって生じるヒマシ油の分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。 b 激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人への使用は避ける。 c 主に誤食・誤飲等による中毒の場合など、腸管内の物質をすみやかに体外に排除させなければならない場合に用いられる。 d 防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒にも用いられる。
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解答
5
解説
ヒマシ油は小腸でリパーゼにより加水分解されて生じるリシノール酸が小腸を刺激して激しい瀉下作用を示します。脂溶性の殺鼠剤・防虫剤等の誤飲時には毒物の吸収を促進するため使用禁忌です。
解き方
- aの小腸での分解物(リシノール酸)による刺激作用を確認する(正)。
- bの激しい腹痛・悪心・嘔吐がある場合の使用回避を確認する(正)。
- cの誤食・誤飲時の中毒に対する急速排除の目的を確認する(正)。
- dの脂溶性物質(防虫剤・殺鼠剤など)による中毒への適用可否を確認する(吸収促進のため禁忌であり誤)。
- 正・正・正・誤(選択肢5)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aの記述が正しいため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- b、c、dの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 3不正解
- a、b、dの正誤判断が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- cの記述が正しいため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- ヒマシ油は脂溶性物質の中毒時には吸収を助長するため使用してはなりません。
間違えやすいところ
- ヒマシ油は大腸ではなく小腸を刺激して激しい瀉下作用をもたらします。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
駆虫薬の対象寄生虫と配合成分
主な医薬品とその作用 · 駆虫薬 / 回虫 / 蟯虫 / カイニン酸 / サントニン
駆虫薬に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。 a 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。 b 複数の駆虫薬を併用することにより駆虫効果が高まる。 c カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。 d サントニンは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。
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解答
2
解説
一般用医薬品の駆虫薬は回虫と蟯虫を対象とします。複数の駆虫薬の併用は避けなければなりません。カイニン酸は回虫の筋を興奮・痙攣させ、サントニンは回虫の中枢を麻痺させて排便とともに排泄させます。
解き方
- aの一般用医薬品の駆虫薬の対象寄生虫を確認する(回虫と蟯虫で正)。
- bの複数の駆虫薬の併用可否を確認する(毒性増大のおそれがあるため併用不可で誤)。
- cのカイニン酸の作用機序を確認する(回虫に痙攣を起こさせる作用で正)。
- dのサントニンの作用機序および対象寄生虫を確認する(サントニンは回虫に作用し、蟯虫の代謝抑制はピロビニウムパモ酸塩の特徴であるため誤)。
- 正しい組み合わせ(a, c)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bは複数の駆虫薬を併用すると副作用のリスクが高まり危険であるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcの双方が正しい記述の組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bおよびdの双方が誤った記述です。
- 選択肢 4不正解
- dのサントニンは回虫に作用する成分であり、蟯虫の呼吸や代謝を抑えるのはピロビニウムパモ酸塩であるため誤りです。
覚えるポイント
- 一般用駆虫薬の対象は回虫と蟯虫のみであり、併用は避けます。
間違えやすいところ
- カイニン酸とサントニンは回虫に用いられ、ピロビニウムパモ酸塩は蟯虫に用いられます。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.16 ↗(www.pref.miyagi.jp)
強心薬に配合される生薬とその基原
主な医薬品とその作用 · 強心薬 / 生薬成分 / 基原
強心薬に配合される生薬とその由来(基原)との関係について、正しいものの組み合わせを選びなさい。 a ゴオウ ― シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬 b ロクジョウ ― ウシ科のウシの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬 c ジャコウ ― シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬 d センソ ― ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬
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解答
4
解説
強心薬に配合される動物生薬の基原は頻出論点です。ゴオウはウシ科のウシの胆嚢結石、ロクジョウはシカ科の雄の幼角、ジャコウはシカ科ジャコウジカの雄の麝香腺分泌物、センソはヒキガエル科の毒腺分泌物です。
解き方
- aおよびbの基原を確認し、ウシ科とシカ科の記述が入れ替わっていることを特定して誤りと判断する。
- cおよびdの基原を確認し、ジャコウ・センソともに正確な記述であることを確認して正解の組み合わせを導く。
- 選択肢 1不正解
- aとbはいずれも基原動物が誤りであるため不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aの基原動物が誤りであるため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bの基原動物が誤りであるため不正解です。
- 選択肢 4正解
- c(ジャコウ)およびd(センソ)の記述がともに正しいため正解です。
覚えるポイント
- ゴオウはウシの胆嚢結石、ロクジョウはシカの幼角です。
間違えやすいところ
- ウシ科とシカ科の取り違えに注意が必要です。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)第3章 強心薬
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.16 ↗(www.pref.miyagi.jp)
苓桂朮甘湯の作用と構成生薬
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 苓桂朮甘湯 / 構成生薬
苓桂朮甘湯に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。 「体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ等に適すとされている。( a )作用が期待される生薬は含まれず、主に( b )作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。構成生薬は( c )を含む。」
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解答
3
解説
苓桂朮甘湯は、ブクリョウ、ケイヒ、ビャクジュツ(またはソウジュツ)、カンゾウの4生薬から成る方剤です。強心成分は含まれませんが、利尿によって体内の余剰水分(水毒)を排出して動悸やめまいを改善します。
解き方
- 苓桂朮甘湯には強心作用のある生薬は含まれず利尿作用が主体であることを確認し、aに「強心」、bに「利尿」をあてはめる。
- 構成生薬としてカンゾウが含まれていることを確認し、選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aは強心であり、cのセンナは含まれないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cのダイオウは下剤の生薬であり、苓桂朮甘湯には含まれないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aに強心、bに利尿、cにカンゾウが入り、すべて正確です。
- 選択肢 4不正解
- aとbが逆であり、cのダイオウも含まれないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aに利尿、bに強心を入れるのは逆であるため誤りです。
覚えるポイント
- 苓桂朮甘湯は強心生薬を含まず利尿作用を主眼とし、カンゾウを含みます。
間違えやすいところ
- 動悸に用いる漢方であることから強心生薬が含まれると誤認しやすい点に注意します。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)第3章 強心薬
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
コレステロールの生体内での性質と働き
主な医薬品とその作用 · 高コレステロール改善薬 / コレステロール / リポタンパク質
コレステロールに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。 b 水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。 c 血液中のリポタンパク質のうち、低密度リポタンパク質(LDL)が少なく、高密度リポタンパク質(HDL)が多くなると、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。 d 高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へ運ぶリポタンパク質である。
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解答
5
解説
コレステロールは脂質であり水に溶けにくいため、リポタンパク質として血中を運ばれます。LDL(悪玉)は肝臓から末梢へコレステロールを運び、HDL(善玉)は末梢の余分なコレステロールを回収して肝臓へ運びます。
解き方
- aを吟味:細胞膜やホルモン、胆汁酸の原料となるため正しい。
- bを吟味:コレステロールは水に溶けにくい脂質であるため誤り。
- cを吟味:動脈硬化等のリスクを高めるのは「LDLが多くHDLが少ない」状態であるため誤り。
- dを吟味:肝臓から末梢へ運ぶのはLDLであり、HDLは末梢から肝臓へ運ぶため誤り。
- 選択肢 1不正解
- aは正、b・cは誤であるため正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- dは誤(HDLではなくLDLの説明)であるため正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- aは正、c・dは誤であるため正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正、b・dは誤であるため正しくありません。
- 選択肢 5正解
- aが正、b・c・dがすべて誤であるため正解です。
覚えるポイント
- HDLは末梢から肝臓へ回収し、LDLは肝臓から末梢へ運びます。
間違えやすいところ
- コレステロールが脂質(水に難溶)であることを忘れてbを正としないよう注意します。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)第3章 高コレステロール改善薬
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
高コレステロール改善薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · 高コレステロール改善薬 / リノール酸 / パンテチン / ビタミンE / リボフラビン
高コレステロール改善薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。 b パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を低下させる作用があるとされる。 c ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。 d リボフラビン(ビタミンB2)の摂取によって尿が黄色になることがあるが、これは副作用による異常であることから、直ちに使用を中止する。
解答・解説を表示
解答
2
解説
高コレステロール改善成分において、パンテチンはHDL(善玉)の産生を高めます。リボフラビンによる尿の黄変はビタミン自体の排泄によるものであり、服用を中止する必要のない無害な現象です。
解き方
- aの記述を確認:リノール酸のコレステロール代謝促進作用として正。
- bの記述を確認:パンテチンはHDL産生を「低下」ではなく「高める」ため誤。
- cの記述を確認:ビタミンEの抗酸化作用および末梢血行促進作用として正。
- dの記述を確認:尿の黄変はリボフラビン自身の着色による正常な現象であり中止不要なため誤。
- 選択肢 1不正解
- bの記述が誤りであるため不正解です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- cは正、dは誤であるため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- aおよびcは正しい記述であるため不正解です。
- 選択肢 5不正解
- aは正、bおよびdは誤であるため不正解です。
覚えるポイント
- リボフラビンによる尿の黄変は問題のない生理的現象です。
間違えやすいところ
- パンテチンの作用としてHDLを増加させるか低下させるかの文末の表現を見落とさないようにします。
出題の前提:手引き(平成27年4月版)第3章 高コレステロール改善薬
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.18 ↗(www.pref.miyagi.jp)
貧血用薬(鉄製剤)の適正使用と特徴
主な医薬品とその作用 · 貧血用薬 / 鉄製剤 / 相互作用 / 副作用
貧血用薬(鉄製剤)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
貧血用薬(鉄製剤)は鉄欠乏性貧血の改善に用いられます。鉄分は空腹時の方が吸収率が高いですが、胃腸障害を軽減するために食後に服用されることもあります。また、お茶などに含まれるタンニン酸は鉄と結合して難溶性の塩を形成し、鉄の吸収を阻害するため前後30分は摂取を避ける必要があります。
解き方
- 記述aについて検討する:鉄製剤の服用による便の黒変は、吸収されなかった余剰の鉄分が酸化・排泄される生理的現象であり、服用中止を要する異常ではないため正しいと判断します。
- 記述bについて検討する:鉄分の吸収率は一般に満腹時よりも空腹時のほうが高いとされているため正しいと判断します。
- 記述cについて検討する:タンニン酸を含む緑茶やコーヒー等は鉄と結合して吸収を妨げるため、「吸収が良くなる」とする記述は誤りです。
- 記述dについて検討する:鉄欠乏の主因として食事の偏りがあり、鉄製剤による対処と同時に生活習慣・食生活の改善が重要であるため正しいと判断します。
- 正誤の組み合わせ(正・正・誤・正)と一致する選択肢5を選択します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤、記述cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが正、記述dが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述a、b、dがいずれも誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- 記述aは正、bは正、cは誤、dは正であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 鉄製剤服用時の黒色便は吸収されなかった鉄によるもので心配不要であること
- 服用の前後30分はタンニン酸を含む緑茶・コーヒー・紅茶等の摂取を避けること
間違えやすいところ
- 便が黒くなることを消化管出血等の重篤な副作用と誤解すること
- タンニン酸が鉄の吸収を高めると混同すること
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用:貧血用薬)に基づく出題条件
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.19 ↗(www.pref.miyagi.jp)
循環器用薬の成分及び漢方処方製剤の特徴
主な医薬品とその作用 · 循環器用薬 / ルチン / 七物降下湯 / ヘプロニカート / コウカ
循環器用薬及び循環器用薬に配合される成分に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
循環器用薬には、毛細血管の補強を目的とするルチン、末梢血管拡張作用をもつニコチン酸誘導体(ヘプロニカート等)、血行改善を促す生薬成分(コウカ等)、高血圧随伴症状等に用いられる漢方処方(七物降下湯等)があります。心筋の収縮力を高める生薬としてはセンソなどが知られており、各成分の薬理作用を正確に区別して理解する必要があります。
解き方
- 記述1を確認する:ルチンはビタミン様物質であり毛細血管の補強・強化を期待して配合されるため適切です。
- 記述2を確認する:七物降下湯は胃腸虚弱で下痢しやすい人には不向きとされるため適切です。
- 記述3を確認する:ヘプロニカートはニコチン酸が遊離して末梢の血液循環を改善するため適切です。
- 記述4を確認する:コウカ(キク科のベニバナの管状花)は末梢血行促進・うっ血改善を目的とする生薬であり、「心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高める」という説明は誤りです(これはユビデカレノン等の記述に相当)。
- 誤っている記述として選択肢4を選択します。
- 選択肢 1不正解
- ルチンはビタミンPとも呼ばれるビタミン様物質で、毛細血管を補強・強化する作用があるため記述は正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 七物降下湯は胃腸虚弱者では胃部不快感や食欲不振、下痢等の副作用が生じやすいため記述は正しいです。
- 選択肢 3不正解
- ヘプロニカートは体内でニコチン酸を遊離し、末梢血管を拡張して血行を促すため記述は正しいです。
- 選択肢 4正解
- コウカは末梢の血行を促してうっ血を除く作用等を示し、心筋の収縮力を高める作用はないため記述は誤りです。
覚えるポイント
- コウカ(紅花)はベニバナの管状花で末梢血行促進・うっ血改善に働く
- 心筋の酸素利用効率を高めるのはユビデカレノンの特徴
間違えやすいところ
- コウカと心筋収縮力を高める生薬(センソなど)や強心成分の働きを混同すること
- ヘプロニカートがニコチン酸誘導体であることを失念すること
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用:循環器用薬)に基づく出題条件
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.19 ↗(www.pref.miyagi.jp)
鎮痛・関節痛等に用いられる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 桂枝加朮附湯 / 芍薬甘草湯 / 薏苡仁湯 / 疎経活血湯
鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
痛みやしびれ等に用いられる漢方処方製剤は、体力(虚実)や特徴的な症状によって使い分けられます。薏苡仁湯は体力中等度で関節痛や筋肉痛に、疎経活血湯は体力中等度で痛みやしびれがある場合に適します。桂枝加朮附湯は体力虚弱で手足のこわばりや神経痛・関節痛に適し、釣藤散(慢性頭痛等)や当帰四逆加呉茱萸生姜湯(下肢の強い冷えや痛み)等の効能・効果と混同しないよう区別が必要です。
解き方
- 記述aを検討する:体力中等度で慢性に経過する頭痛、めまい、肩こり等に適するのは「釣藤散」の説明であり、桂枝加朮附湯(体力虚弱で手足のこわばり等)の説明ではないため誤りです。
- 記述bを検討する:体力中等度以下で手足の冷え、下肢の強い冷え・痛み等に適するのは「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」の説明であり、芍薬甘草湯(急激な筋肉の痙攣・こむらがえり等)ではないため誤りです。
- 記述cを検討する:薏苡仁湯は体力中等度で関節や筋肉のはれ・痛みがあるものに適するため正しいです。
- 記述dを検討する:疎経活血湯は体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛等に適するため正しいです。
- 正しい組み合わせ(c、d)に対応する選択肢4を選択します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよび記述bはいずれも他の漢方処方製剤の説明であり誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 4正解
- 記述cおよび記述dはともに正しい記述であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 薏苡仁湯:体力中等度、関節や筋肉のはれや痛み
- 疎経活血湯:体力中等度、痛みがあり、ときにしびれがあるもの
- 釣藤散:慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなど(高血圧傾向)
- 当帰四逆加呉茱萸生姜湯:下肢の冷えが強く下肢や下腹部が痛くなりやすいもの
間違えやすいところ
- 桂枝加朮附湯の適用と釣藤散の慢性頭痛の適用を混同すること
- 芍薬甘草湯(筋肉のけいれん・こむらがえり)と当帰四逆加呉茱萸生姜湯(冷えと下肢痛)を混同すること
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用:解熱鎮痛薬・漢方処方製剤)に基づく出題条件
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.20 ↗(www.pref.miyagi.jp)
催眠鎮静薬・睡眠改善薬及び配合成分・漢方処方
主な医薬品とその作用 · 催眠鎮静薬 / 抗ヒスタミン成分 / ブロムワレリル尿素 / 酸棗仁湯
眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
睡眠改善薬は一時的な不眠症状の緩和にジフェンヒドラミン塩酸塩等の抗ヒスタミン成分が用いられます。抗ヒスタミン成分は小児や若年者で逆説的な中枢興奮を起こすことがあります。鎮静成分であるブロムワレリル尿素は脳の興奮を抑え痛覚を鈍くする作用をもち、漢方処方製剤の酸棗仁湯は心身の疲労による不眠症・神経症に適します。
解き方
- 記述aを検討する:抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるため正しいです。
- 記述bを検討する:小児や若年者では抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の興奮や神経過敏が現れることがあるため正しいです。
- 記述cを検討する:ブロムワレリル尿素は脳の興奮を抑えて痛覚を鈍くする作用を示し、鎮静目的や鎮痛補助に用いられるため正しいです。
- 記述dを検討する:酸棗仁湯は体力中等度以下で心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症や神経症に適するため正しいです。
- 全記述が「正」である選択肢5を選択します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよびdが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述bおよびdが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 全記述が誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- 記述a、b、c、dのすべてが正しい記述であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 抗ヒスタミン成分は小児・若年者で神経過敏や中枢興奮を引き起こすことがある
- ブロムワレリル尿素は脳の興奮を抑え痛覚を鈍くする作用がある
- 酸棗仁湯は心身疲労、精神不安を伴う不眠症に適する
間違えやすいところ
- ブロムワレリル尿素に「痛覚を鈍くする作用」があることを見落として誤りと判定すること
- 睡眠改善薬が慢性的な不眠症の治療薬として使用できると誤認すること
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用:催眠鎮静薬)に基づく出題条件
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.20 ↗(www.pref.miyagi.jp)
痔疾用薬の配合成分と漢方処方製剤
医薬品とその作用 · 痔疾用薬 / 外用痔疾用薬の成分 / 乙字湯
痔疾用薬に配合される成分及び製剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
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解答
3
解説
外用痔疾用薬には血管収縮成分、組織修復成分、収斂成分などが配合され、各成分の薬理作用と目的を正しく把握することが重要です。また、乙字湯は体力中等度以上で便秘傾向のある痔核などに用いられます。
解き方
- 記述aとcを確認し、タンニン酸(収斂成分)とアラントイン(組織修復成分)の作用の記述が入れ替わっていることを判別します。
- 記述bのアドレナリン作動成分による血管収縮・止血効果、記述dの乙字湯の適応が正しいことを確認して組み合わせを特定します。
- 選択肢 1不正解
- aは誤り、bは正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcは共に誤りの記述であるため選べません。
- 選択肢 3正解
- bとdの記述がいずれも正しいため、これが正解となります。
- 選択肢 4不正解
- cは誤り、dは正しいため、この組み合わせは誤りです。
覚えるポイント
- タンニン酸は粘膜タンパク質と結合して保護膜を形成する収斂成分、アラントインは組織修復成分です。
間違えやすいところ
- 収斂成分と組織修復成分の作用定義を混同しないよう注意が必要です。
出題の前提:手引き(第3章 痔の薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
頻尿・むくみ等に用いられる漢方処方製剤
医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 牛車腎気丸 / 排尿異常改善薬
第1欄の記述は、漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。 第1欄 体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 第2欄 1 桂枝茯苓丸 2 四物湯 3 当帰飲子 4 牛車腎気丸 5 小青竜湯
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解答
4
解説
牛車腎気丸は八味地黄丸に牛膝と車前子を加えた処方で、体力中等度以下で四肢が冷えやすく尿量減少やむくみ、排尿困難などの泌尿器・高齢者症状に適応を持ちます。
解き方
- 問題文中の「体力中等度以下」「四肢が冷えやすく尿量減少、むくみ」「排尿困難、頻尿、かすみ目」といった証と適応症を確認します。
- 選択肢の中から泌尿器系の症状や下肢の冷え・浮腫に用いられる牛車腎気丸を特定します。
- 選択肢 1不正解
- 桂枝茯苓丸は体力中等度以上で、月経異常や更年期障害、しみなどに用いられるため該当しません。
- 選択肢 2不正解
- 四物湯は体力虚弱で皮膚が乾燥し色つやが悪く、胃腸障害のない人の月経不順や冷え症等に用いられるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 当帰飲子は体力中等度以下で肌が乾燥する人の湿疹・皮膚炎、痒み等に用いられるため誤りです。
- 選択肢 4正解
- 牛車腎気丸の適応や使用上の留意点の記述に完全に一致するため正しいです。
- 選択肢 5不正解
- 小青竜湯は体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水等に用いられるため誤りです。
覚えるポイント
- 牛車腎気丸は八味地黄丸と同様に胃腸の弱い人やのぼせが強く赤ら顔の人には不向きです。
間違えやすいところ
- 当帰飲子(皮膚の痒み中心)や四物湯(血虚改善)と泌尿器系漢方を取り違えないようにします。
出題の前提:手引き(第3章 滋養強壮保健薬・泌尿器用薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
女性の諸症状と婦人薬の配合成分
医薬品とその作用 · 婦人薬 / 月経前症候群 / 女性ホルモン成分の注意点
女性に現れる症状と婦人薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
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解答
2
解説
月経前症候群(PMS)は月経の3~10日前に現れ、月経開始とともに減退ないし消失します。また、女性ホルモン成分は胎児への悪影響の恐れから妊婦には禁忌であり、長期連用により血栓症や乳癌のリスクが増加します。
解き方
- 記述bについて、症状が消失するタイミングが「月経終了と共」ではなく「月経開始と共」であるため誤りと判断します。
- 記述cについて、女性ホルモン成分による胎児の奇形発生が報告されており妊婦には使用できないため誤りと判断します。
- 正しい記述であるaとdの組み合わせを選択します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、cは妊婦への使用に関して誤りであるため不正解です。
- 選択肢 2正解
- aとdの双方が正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 3不正解
- bもcも誤りの記述であるため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは月経前症候群の症状消失時期に誤りがあるため不正解です。
覚えるポイント
- 月経前症候群は「月経開始と共に」減退・消失する点が出題の頻出ポイントです。
間違えやすいところ
- 女性ホルモン成分は外用薬であっても妊婦又は妊娠していると思われる女性には使用禁忌です。
出題の前提:手引き(第3章 婦人薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.22 ↗(www.pref.miyagi.jp)
アレルギー及びアレルギー用薬の特徴
医薬品とその作用 · アレルギー用薬 / 受診勧奨 / 適応の限界
アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
1
解説
一般用医薬品のアレルギー用薬は一時的な対症療法であり、予防的使用や漫然とした長期連用は避ける必要があります。また、アレルギー症状が連鎖して現れる場合は医療機関の受診を勧めます。
解き方
- a:5〜6日間服用しても改善しない場合は長期連用せず専門家に相談・受診勧奨すべきなので「誤」。
- b:種々のアレルギー症状が連鎖的に現れる場合は総合的な診療が望ましいため「正」。
- c:一般用医薬品で予防的に使用することは望ましくないため「誤」。
- d:一般用医薬品にアトピー性皮膚炎の治療目的のものはないため「正」。
- 「誤・正・誤・正」の並びとなる選択肢1を選択します。
- 選択肢 1正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:正の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aとcが正、dが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cが正、dが誤となっているため誤りです。
覚えるポイント
- 一般用医薬品のアレルギー用薬を予防目的で服用することは適正使用に反します。
間違えやすいところ
- 改善が見られない場合に長期連用するのではなく医療機関を受診させる必要があります。
出題の前提:手引き(第3章 アレルギー用薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
内服アレルギー用薬の成分と漢方処方製剤
医薬品とその作用 · ジフェンヒドラミン / 抗ヒスタミン成分 / 抗コリン作用 / 消風散 / 葛根湯加川芎辛夷
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
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解答
1
解説
抗ヒスタミン成分は中枢抑制による眠気のほか、抗コリン作用により排尿困難や口渇等を生じます。ジフェンヒドラミンは乳汁移行により乳児の昏睡を招く恐れがあります。ベラドンナ総アルカロイドは副交感神経遮断(抗コリン)薬です。
解き方
- 記述a(乳児の昏睡リスク)とb(抗コリン作用による副作用)が手引き通りの正しい記述であることを確認します。
- 記述cのベラドンナ総アルカロイドは「交感神経系」ではなく「副交感神経系」を抑えるため誤りです。
- 記述dの消風散(皮膚症状向け)と葛根湯加川芎辛夷(鼻症状向け)の説明が逆になっていることを確認し誤りと判定します。
- 選択肢 1正解
- aとbの記述がともに正しいため正解です。
- 選択肢 2不正解
- cは自律神経の記述(副交感神経を抑える)が誤っているため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- dは漢方処方製剤の適応対象が逆になっているため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- cとdはともに誤った記述であるため不正解です。
覚えるポイント
- ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン成分であり、副交感神経の働きを抑えます。
間違えやすいところ
- 消風散(皮膚の痒み・湿疹)と葛根湯加川芎辛夷(鼻づまり・慢性鼻炎)の適応の混同に注意します。
出題の前提:手引き(第3章 アレルギー用薬・鼻炎用内服薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.24 ↗(www.pref.miyagi.jp)
鼻炎用点鼻薬の用法と配合成分
医薬品とその作用 · 鼻炎用点鼻薬 / ナファゾリン塩酸塩 / クロモグリク酸ナトリウム / 適応範囲
鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
1
解説
点鼻薬は鼻腔粘膜に局所作用をもたらします。アドレナリン作動性血管収縮薬の過度な使用は二次充血を招きます。また、抗アレルギー薬のクロモグリク酸ナトリウムはアレルギー性鼻炎にのみ有効で、一般用点鼻薬に慢性の蓄膿症を適応とするものはありません。
解き方
- a:逆流防止のため使用前に鼻をよくかんでおく必要があり「正」。
- b:ナファゾリン塩酸塩等の長期・過度な使用による二次充血・肥厚性鼻炎リスクは「正」。
- c:クロモグリク酸ナトリウムはアレルギー性鼻炎に有効であり、アレルギー性でない鼻炎には無効なため「誤」。
- d:蓄膿症などの慢性のものは一般用点鼻薬の対象外であるため「誤」。
- 「正・正・誤・誤」の選択肢1を選択します。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:正、c:誤、d:誤の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 2不正解
- aとbが誤、cとdが正となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dが正となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、cが正となっているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、cが正となっているため誤りです。
覚えるポイント
- 血管収縮成分の連用による二次充血(リバウンド現象)は点鼻薬で頻出の論点です。
間違えやすいところ
- クロモグリク酸ナトリウムはアレルギー原因物質の遊離を抑えるため、感染性鼻炎などには無効です。
出題の前提:手引き(第3章 鼻炎用点鼻薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
眼科用薬の使用法と適応の限界
医薬品とその作用 · 眼科用薬 / 点眼方法 / コンタクトレンズ装着液 / 緑内障と受診勧奨
眼科用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解答
4
解説
一般用点眼薬は眼精疲労や充血、痒み等の一時的緩和を目的とし、緑内障の治療効果を持つものはありません。点眼時は汚染防止のため容器先端をまつ毛等に触れさせず、点眼後は鼻涙管への流出を防ぐため目頭を押さえます。
解き方
- 選択肢1、2、3の点眼方法やコンタクトレンズ装着液の医薬部外品基準に関する記述が手引きに合致していることを確認します。
- 選択肢4について、一般用医薬品に緑内障の症状を改善するものは存在しないため、これが明確に誤りであると判断します。
- 選択肢 1不正解
- 汚染防止のため容器先端がまぶたやまつ毛に触れないように点眼することは適切です。
- 選択肢 2不正解
- 点眼後に目頭(鼻涙管の開口部)を軽く押さえて鼻腔への流出を防ぐことは適切です。
- 選択肢 3不正解
- 基準を満たすコンタクトレンズ装着液は医薬部外品として認められており適切です。
- 選択肢 4正解
- 一般用医薬品に緑内障を改善できる点眼薬はなく、誤りの記述であるため正解(誤っているもの)となります。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の点眼薬で緑内障を治療・改善することはできません。
間違えやすいところ
- 目のかすみが緑内障初期症状である場合があり、点眼薬で自己治療せず眼科受診が必要です。
出題の前提:手引き(第3章 眼科用薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
眼科用薬に配合される有効成分
医薬品とその作用 · ネオスチグミンメチル硫酸塩 / ナファゾリン塩酸塩 / リゾチーム塩酸塩 / スルファメトキサゾール
眼科用薬に配合される成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを「抑えて」アセチルコリンを増やし調節機能を改善します。ナファゾリン等の血管収縮成分は眼圧を上昇させるおそれがあります。リゾチーム塩酸塩は卵白アレルギーに注意が必要です。
解き方
- 記述aについて、ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼを「活性化」ではなく「阻害(分解を抑制)」するため誤りと判定します。
- 記述bについて、血管収縮成分が眼圧を上昇させ緑内障を悪化させるおそれがあるため正しいと判定します。
- 記述cについて、点眼薬であってもリゾチーム塩酸塩によるアナフィラキシー等の重篤なアレルギーの恐れがあるため正しいと判定します。
- 記述dについて、スルファメトキサゾール(サルファ剤)はすべての細菌に有効なわけではないため誤りと判定します。
- 正しい組み合わせ「b、c」を選択肢3と決定します。
- 選択肢 1不正解
- aはコリンエステラーゼの働きを活性化ではなく抑制するため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdの双方が誤りの記述であるため不正解です。
- 選択肢 3正解
- bとcの記述がともに正しいため正解です。
- 選択肢 4不正解
- dはサルファ剤の抗菌スペクトルに関してすべての細菌に効くわけではないため誤りです。
覚えるポイント
- ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼ「阻害」作用によりアセチルコリンを増加させます。
間違えやすいところ
- サルファ剤(スルファメトキサゾール)は細菌感染症用であり、すべての細菌に万能ではありません。
出題の前提:手引き(第3章 眼科用薬)に基づく出題です。
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
外皮用薬の剤形と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 外皮用薬 / スプレー剤 / エアゾール剤 / 外皮の特性
皮膚に用いる薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
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解答
2
解説
外皮用薬の適切な使用には、剤形ごとの特性(噴霧時の凍傷や刺激リスク、貼付剤の密着性)および皮膚の生理的状態(入浴後の角質軟化による浸透促進)を正しく理解しておくことが重要です。
解き方
- スプレー剤・エアゾール剤の適正な噴霧距離および刺激性による使用部位の制限を確認する。
- 角質層の水分保持と薬物透過性の関係、ならびに貼付部位の清拭の必要性を確認して正しい選択肢を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 噴霧剤を至近距離から連続噴霧すると凍傷や局所刺激の原因となるため、適度な距離を保って噴霧する必要があります。
- 選択肢 2正解
- 噴霧剤は刺激が強いため、目の周囲や口唇などの粘膜への使用は避けることとされています。
- 選択肢 3不正解
- 表皮の角質層は水分を含んで柔軟になっている方が浸透しやすいため、入浴後などに塗布するのが効果的です。
- 選択肢 4不正解
- 汗や皮脂等の汚れが付着していると粘着力が低下し十分な効果が得られないため、患部を清潔にしてから貼付します。
覚えるポイント
- スプレー剤は至近距離噴霧を避け目や粘膜には使わないこと、外皮用薬は入浴後など角質が軟らかいときに浸透しやすいことを覚えておきましょう。
間違えやすいところ
- 入浴前に塗布したほうが薬が落ちにくいと誤解しがちですが、入浴後の方が浸透性が高まります。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 外皮用薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
外用殺菌消毒成分の作用範囲
主な医薬品とその作用 · 外皮用薬 / 殺菌消毒薬 / クロルヘキシジングルコン酸塩 / ヨウ素
殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
殺菌消毒成分ごとに有効な微生物のスペクトル(細菌、真菌、結核菌、ウイルス)が異なります。クロルヘキシジンは比較的狭く結核菌やウイルスに無効である一方、ヨウ素系は広範な殺菌効果を持ちます。
解き方
- 各成分(アクリノール、オキシドール、クロルヘキシジン、ヨウ素)の抗菌スペクトルを照合する。
- クロルヘキシジングルコン酸塩が結核菌やウイルスに効果を持たない点から誤りを見出す。
- 選択肢 1不正解
- アクリノールは黄色ブドウ球菌等の一般細菌類の一部に対して静菌的な殺菌消毒作用を示します。
- 選択肢 2不正解
- オキシドールは分解時に発生する活性酸素により、一般細菌類の一部に対して殺菌作用を示します。
- 選択肢 3正解
- クロルヘキシジングルコン酸塩は一般細菌や真菌に作用しますが、結核菌やウイルスには殺菌消毒作用を示しません。
- 選択肢 4不正解
- ヨウ素は強い酸化力により、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して広範囲な殺菌作用を示します。
覚えるポイント
- クロルヘキシジンは結核菌・ウイルスに無効、ポビドンヨードなどのヨウ素系は結核菌・ウイルスにも有効です。
間違えやすいところ
- 殺菌消毒薬はすべてウイルスや結核菌に効くと混同しやすいため、スペクトルの違いを整理しましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 外皮用薬:殺菌消毒成分)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
歯槽膿漏薬の配合成分と作用
主な医薬品とその作用 · 歯槽膿漏薬 / セチルピリジニウム塩化物 / リゾチーム塩酸塩 / ビタミンC / ビタミンE
歯槽膿漏薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 内服薬は、抗炎症成分、ビタミン成分等が配合されたもので、外用薬と併せて用いると効果的である。 b 外用薬には、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、セチルピリジニウム塩化物等の殺菌消毒成分が配合されている場合がある。 c 内服薬には、歯周組織の炎症を和らげることを目的として、リゾチーム塩酸塩が用いられる場合がある。 d コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンEが配合されている場合がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
歯槽膿漏薬において、内服薬と外用薬の併用は局所と全身からのアプローチとして有効です。ビタミン成分では、ビタミンCがコラーゲン合成・毛細血管強化を担い、ビタミンEは血行促進を担います。
解き方
- 内服薬・外用薬の併用効果および殺菌・抗炎症成分(CPC、リゾチーム)の記述を確認する(a, b, cは正)。
- コラーゲン代謝改善と毛細血管強化はビタミンC(アスコルビン酸)の作用であり、ビタミンEではないためdは誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびcは正しく、dは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤(ビタミンCの作用記述)であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bおよびcは正しく、dは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、dは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bは正しく、dは誤りであるため誤った組み合わせです。
覚えるポイント
- コラーゲン形成・血管強化はビタミンC、血行促進による組織修復促進はビタミンEです。
間違えやすいところ
- ビタミンCとビタミンEの歯肉に対する作用機序を取り違えないように注意しましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 歯痛・歯槽膿漏薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
口内炎及び口内炎用薬の基礎知識
主な医薬品とその作用 · 口内炎 / 口内炎用薬 / ステロイド性抗炎症成分 / 医薬品の副作用
口内炎及び口内炎用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
口内炎は局所の要因や全身性の免疫低下のほか、医薬品の副作用としても生じます。また、口腔用ステロイド製剤は局所感染を誘発・悪化させる恐れがあるため長期連用を避ける必要があります。
解き方
- 口内炎の発症要因や症状、ステロイド外用薬の連用回避に関する記述の真偽を確認する。
- 医薬品副作用としての口内炎発現の有無を検討し、「生じることはない」とする選択肢3を誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述のとおり、栄養障害、ストレス、睡眠不足、唾液減少、口腔衛生不良などが誘因となります。
- 選択肢 2不正解
- ステロイド性抗炎症成分は免疫機能を低下させ感染症を誘発する恐れがあるため、長期連用を避けます。
- 選択肢 3正解
- 抗がん薬や各種医薬品の副作用により口腔粘膜障害として口内炎が生じることがあります。
- 選択肢 4不正解
- 記述のとおり、口腔粘膜の炎症により水疱や潰瘍を形成し、疼痛や口臭を伴うことがあります。
覚えるポイント
- 口内炎は全身性疾患や医薬品の副作用としても生じる病態です。
間違えやすいところ
- 口内炎を単なる局所的な粘膜荒れと捉え、医薬品副作用の初期症状を見落とさないようにしましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 口内炎用薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
禁煙補助剤の作用と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 禁煙補助剤 / ニコチン / 相互作用 / 妊婦・授乳婦
禁煙補助剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を有するので、鎮咳去痰薬などアドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。 b 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避ける必要がある。 c 禁煙補助剤を使用中又は使用直後の喫煙は、血中のニコチン濃度が急激に高まるおそれがあるため、避ける必要がある。 d 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、摂取されたニコチンにより胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
ニコチンは交感神経節を刺激するためアドレナリン作動薬の作用を強めます。口腔粘膜からの吸収はpHに依存し酸性側で低下します。また喫煙併用による過量摂取リスクや胎児・乳児への毒性から厳重な注意が必要です。
解き方
- 各記述の交感神経刺激、pHによる吸収変化、喫煙併用時の血中濃度上昇、妊婦・授乳婦の禁忌事項を確認する。
- すべての記述が正しいことを確認し、選択肢5を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびdも正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bおよびdも正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cも正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- すべての記述が正しいため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべての記述が正しく、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- ニコチン製剤使用中は喫煙禁止、酸性飲料後は吸収低下のため使用を控え、妊婦・授乳婦は使用禁止です。
間違えやすいところ
- 口腔内がアルカリ性ではなく酸性になったときにニコチンの吸収が低下する点を取り違えやすいため注意しましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 禁煙補助剤)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
滋養強壮保健薬のビタミン成分の作用
主な医薬品とその作用 · 滋養強壮保健薬 / ビタミンA / ビタミンD / ビタミンE / ビタミンB1
滋養強壮保健薬に含まれるビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。 b ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。 c ビタミンEは、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。 d ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
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解答
1
解説
ビタミンAは視覚と上皮組織の保持、ビタミンDはカルシウム代謝と骨形成、ビタミンB1は糖代謝と神経機能維持に関与します。タンパク質代謝に関わるのはビタミンB6であり、ビタミンEは抗酸化や血行促進を担います。
解き方
- ビタミンA、D、B1の作用記述が正しいことを確認する(a:正、b:正、d:正)。
- ビタミンEの記述がビタミンB6の作用(タンパク質代謝)とすり替えられているため、cを誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aは正、bは正、cは誤(ビタミンB6の記述)、dは正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- dは正しいため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aおよびbは正しいため誤った組み合わせです。
覚えるポイント
- タンパク質代謝=ビタミンB6、炭水化物代謝=ビタミンB1、抗酸化・血行=ビタミンEです。
間違えやすいところ
- ビタミンB群それぞれの代謝上の役割(B1=糖質、B2=脂質、B6=タンパク質)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 滋養強壮保健薬:ビタミン成分)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.29 ↗(www.pref.miyagi.jp)
漢方処方製剤の特徴と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 副作用 / 間質性肺炎 / 乳児への使用 / 証
漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解答
2
解説
漢方処方製剤は生薬の複合体であり、医薬品として副作用が生じる可能性があります。小柴胡湯による間質性肺炎や肝機能障害、甘草による偽アルドステロン症など重篤な事例も存在します。
解き方
- 体質改善を主眼とする長期服用、乳児(生後3ヶ月未満)への使用制限、「証」の一致の重要性を確認する。
- 漢方薬でも間質性肺炎等の重篤な副作用が生じるため、「起こすことはない」とする選択肢2を誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 体質改善等を目的として1ヶ月程度継続して用いられる処方が多くあります。
- 選択肢 2正解
- 小柴胡湯等による間質性肺炎や肝機能障害など、漢方処方製剤でも重篤な副作用が生じる恐れがあります。
- 選択肢 3不正解
- 用法用量に年齢下限の記載がない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用してはならないとされています。
- 選択肢 4不正解
- 証に合わない処方を選択すると十分な効果が得られないだけでなく、有害事象を誘発しやすくなります。
覚えるポイント
- 漢方処方製剤でも間質性肺炎や偽アルドステロン症などの重篤な副作用が起き得ます。生後3ヶ月未満は使用不可です。
間違えやすいところ
- 「天然の生薬由来だから副作用がない・安全である」という誤った認識を持たないように注意しましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 漢方処方製剤)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.29 ↗(www.pref.miyagi.jp)
感染症の防止と消毒薬の基礎概念
主な医薬品とその作用 · 消毒薬 / 感染症 / 滅菌と消毒の定義 / 消毒効果の影響要因
感染症の防止と消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 感染症は、病原性のある細菌、寄生虫やウイルスなどが体に侵入することによって起こる望ましくない反応である。 b 滅菌は、生存する微生物の数を減らすために行われる処置である。 c 消毒薬によっては、殺菌消毒効果が十分得られない微生物が存在し、さらに、生息条件が整えば、消毒薬の溶液中で生存、増殖する微生物もいる。 d 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み及び効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度、時間、消毒対象物の汚染度、微生物の種類や状態などによって異なる。
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解答
2
解説
「滅菌」はすべての微生物を完全に殺滅または除去することを意味し、「消毒」は病原性微生物を死滅・減少させて感染力を失わせる処置を指します。消毒薬の効果は濃度や対象物の汚れ等の外的環境に強く左右されます。
解き方
- 感染症の定義(a)および消毒薬の有効性・影響因子(c, d)が正しいことを確認する。
- 記述bの内容は「消毒」の説明であり、「滅菌」は全微生物の死滅・除去であるため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびdは正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは誤(滅菌ではなく消毒の説明)、cは正、dは正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りで、cおよびdは正しいため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cは正しい記述であるため誤りです。
覚えるポイント
- 滅菌は「すべての微生物を殺滅・除去」、消毒は「微生物の数を減らして害をなくす」処置です。
間違えやすいところ
- 滅菌と消毒の定義の厳密な違い(完全除去か減数か)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:手引き(第3章 主な医薬品とその作用 消毒薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.30 ↗(www.pref.miyagi.jp)
衛生害虫の種類と防除法
主な医薬品とその作用 · 衛生害虫 / シラミ / ゴキブリ / ノミ / ツツガムシ
衛生害虫の種類およびその防除等に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。 a 市販されている医薬品によるシラミの駆除方法として、有機塩素系殺虫成分(DDT等)がある。 b ゴキブリの燻蒸処理を行う場合は、その卵に医薬品の成分が浸透し、殺虫効果を示すため、一度の燻蒸処理で十分な効果が得られる。 c ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。 d ツツガムシは、野外に生息し、目視での確認が困難であるため、ツツガムシが生息する可能性がある場所に立ち入る際には、専ら忌避剤による対応が図られる。
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解答
4
解説
衛生害虫の生態や媒介する感染症、各害虫に応じた駆除方法・医薬品成分の特性を正確に理解しておく必要があります。
解き方
- 各記述の正誤を検討する。シラミ駆除にDDT(有機塩素系)は市販されておらずフェノトリンが用いられるためaは誤り。
- ゴキブリの卵(卵鞘)には薬剤が浸透しにくく、孵化時期を見計らって再度処理が必要であるためbは誤り。
- ノミは吸血による痒みのほかペスト菌を媒介するためcは正しく、ツツガムシは目視困難なため忌避剤での対応が基本となるためdは正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbはともに誤った内容であるため不適です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤り、記述dが正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤り、記述cが正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 4正解
- 記述cとdはいずれも正しい内容であり、これが正解となります。
覚えるポイント
- ゴキブリの卵鞘には殺虫剤が浸透しにくいため、約3週間後に再度駆除を行う必要があります。
間違えやすいところ
- DDTなどの有機塩素系殺虫剤は毒性や残留性の問題から現在一般用医薬品としては使用されていません。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」公衆衛生用薬(殺虫剤・忌避剤)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.30 ↗(www.pref.miyagi.jp)
衛生害虫防除剤の剤型
主な医薬品とその作用 · 燻蒸剤 / 剤型 / 衛生害虫防除
第1欄の記述は衛生害虫の防除法の主な用法に関するものである。第1欄の記述に該当する剤型として正しいものを第2欄から1つ選びなさい。 第1欄 空間噴射の殺虫剤のうち、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。霧状にして放出するものは、煙状にするものに比べて、噴射された粒子が微小であるため短時間で部屋の隅々まで行き渡るというメリットがある。 処理が完了するまでの間、部屋を締め切って退出する必要がある。処理後は換気を十分に行い、ダニ等の死骸を取り除くために掃除機をかけることも重要である。 第2欄 1 スプレー剤 2 燻蒸剤 3 毒餌剤 4 蒸散剤 5 粉剤・粒剤
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解答
2
解説
殺虫剤の剤型には燻蒸剤、スプレー剤、毒餌剤、蒸散剤、粉剤などがあり、使用目的や散布空間に応じた特徴・用法があります。
解き方
- 問題文の「煙状又は霧状にして一度に全量放出させる」「部屋を締め切って退出する」という特徴を確認する。
- これらの特徴に合致する剤型は燻蒸剤(くん蒸剤)であるため、2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- スプレー剤は害虫に直接噴射するか潜み場所に噴霧するもので、一度に全量放出するものではありません。
- 選択肢 2正解
- 容器中の薬剤を煙状や霧状にして一度に全量放出し、密閉空間の隅々まで行き渡らせる剤型は燻蒸剤です。
- 選択肢 3不正解
- 毒餌剤(ベイト剤)は害虫に摂食させて駆除する固形・ジェル状の製剤です。
- 選択肢 4不正解
- 蒸散剤は有効成分を徐々に揮散させて長期間効果を持続させる製剤であり、一度に全量放出するものではありません。
- 選択肢 5不正解
- 粉剤・粒剤は散布面や生息場所に直接散布して接触させる製剤です。
覚えるポイント
- 燻蒸剤の使用後は十分な換気を行い、ダニ等の死骸(アレルゲン)を除去するため掃除機をかけます。
間違えやすいところ
- 蒸散剤(徐々に揮散)と燻蒸剤(一度に全量放出)の作用形態の違いを混同しないようにしましょう。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」公衆衛生用薬(殺虫剤・忌避剤の剤型)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.31 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用検査薬(尿糖・尿タンパク検査薬)
主な医薬品とその作用 · 尿糖検査 / 尿タンパク検査 / 採尿時期 / 中間尿
尿糖・尿タンパク検査に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。 a 尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もある。 b 尿タンパク検査の場合、食後2~3時間を目安に採尿を行う。 c 正確な尿糖の検査のためには、出始めの尿ではなく中間尿を採取することが望ましい。 d 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で弱酸性~中性に傾くと、尿糖・尿タンパクの正確な検査結果が得られなくなることがある。
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解答
2
解説
尿糖・尿タンパク検査薬は尿中の糖やタンパク質を検出する一般用検査薬で、適切な採尿時期や尿の採取法(中間尿)を守る必要があります。
解き方
- 記述aを検討:腎臓の再吸収閾値の低下による腎性糖尿など高血糖を伴わない場合もあるため正しい。
- 記述bを検討:尿タンパク検査は原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とするため誤り(食後2~3時間は尿糖検査の目安)。
- 記述cを検討:尿道口の雑菌や分泌物の混入を防ぐため中間尿を採取するため正しい。
- 記述dを検討:通常の尿は弱酸性であり、アルカリ性に傾くと正確な検査結果が得られなくなるため誤り。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bが誤りであるため不適です。
- 選択肢 2正解
- 記述aとcはいずれも正しい記述であり、これが正答です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとdはともに誤った記述であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しいですが、記述dが誤りであるため不適です。
覚えるポイント
- 尿タンパク検査は早朝尿(起床直後)、尿糖検査は食後2〜3時間が適切な採尿タイミングです。
間違えやすいところ
- 通常の尿は弱酸性です。「弱アルカリ性」とする記述は誤りです。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」一般用検査薬(尿糖・尿タンパク検査薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.31 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用検査薬(妊娠検査薬)
主な医薬品とその作用 · 妊娠検査薬 / hCG / 確定診断 / 偽陽性
妊娠検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 一般的な妊娠検査薬の使用は、月経予定日が過ぎて概ね1週間目以降の検査が推奨されている。 b ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響は受けない。 c 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。 d 妊娠検査薬は、妊娠の早期判定のためhCGの有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに妊娠を判断することができる。
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解答
3
解説
妊娠検査薬は尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を検出するもので、確定診断を下すものではなく受診の契機とするための補助的手段です。
解き方
- 記述aを評価:月経予定日を約1週間過ぎた頃からhCG濃度が検出感度に達するため正しい。
- 記述bを評価:抗原抗体反応や酵素反応を利用するため温度の影響を受けることから誤り。
- 記述cを評価:ホルモン剤の使用等により尿中にhCG様物質が存在すると偽陽性となることがあるため正しい。
- 記述dを評価:妊娠検査薬の結果のみで直ちに確定診断はできず、医師の診察が必要であるため誤り。
- 選択肢 1不正解
- aは正、bは誤であるため不適です。
- 選択肢 2不正解
- aは正、bは誤、cは正、dは誤であるため不適です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- bは誤、cは正、dは誤であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- cは正しい記述であるため不適です。
覚えるポイント
- 妊娠検査薬は確定診断を行うものではなく、陽性・陰性にかかわらず必要に応じて医師の受診を促します。
間違えやすいところ
- 抗原抗体反応や酵素反応はタンパク質が関与するため、高温等の温度影響を受けます。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」一般用検査薬(妊娠検査薬)
出典:宮城県『2015年度 宮城県 前半』
午前(PDF:822KB) p.32 ↗(www.pref.miyagi.jp)
2015年度 宮城県 前半
参照した公式資料
宮城県が公開した2015年度 宮城県 前半の問題・解答資料です。
- 午前(PDF:822KB) ↗ — www.pref.miyagi.jp(PDF・32ページ)
- 解答(PDF:59KB) ↗ — www.pref.miyagi.jp(PDF・1ページ)

