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2012年度 静岡県 後半の概要
口腔および歯・唾液の構造と機能
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 口腔 / 歯 / 唾液
口腔に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
口腔は咀嚼と唾液による消化の第一段階を担います。歯は表面のエナメル質、その内側の象牙質、中心の歯髄からなり、歯周組織で顎骨に固定されています。唾液は弱酸性から中性に近く、消化酵素プチアリンや殺菌成分を含みます。
解き方
- 各記述の正誤を検討する。aは歯周組織の定義として正しい。
- bは歯冠表面のエナメル質と内側の象牙質の位置関係が逆であるため誤り。
- cは唾液による口腔内pHが「強いアルカリ性」ではなくほぼ中性(弱酸性〜中性)に保たれるため誤り。
- dは唾液に含まれる消化酵素や抗菌物質に関する記述として正しく、正しい組み合わせはaとdの4となる。
- 選択肢 1不正解
- 記述cが誤り(唾液は強いアルカリ性ではなく中性付近に保つ)であるため不適です。
- 選択肢 2不正解
- 記述b(エナメル質と象牙質の位置が逆)およびc(強いアルカリ性は誤り)がともに誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤り(歯冠表面を覆うのはエナメル質)であるため不適です。
- 選択肢 4正解
- 記述aおよびdの内容がいずれも正しいため、この組み合わせが正答となります。
覚えるポイント
- 歯冠の表面はエナメル質で、その下に象牙質、中心部に歯髄がある。
- 唾液は口腔内をほぼ中性に保ち、プチアリン(デンプン分解)やリゾチーム(抗菌)を含む。
間違えやすいところ
- 歯冠表面を象牙質、下層をエナメル質とする入れ替え表記に注意する。
- 唾液のpHを強いアルカリ性とする誤記述に引っかからないようにする。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(口腔・歯・唾液)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.2 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
咽頭および食道の構造と働き
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 咽頭 / 食道 / 嚥下運動
咽頭、食道に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
嚥下時には喉頭蓋が反射的に閉じて気道への誤嚥を防ぎます。食道は消化液の分泌腺を持たない筋性の管で、上端と下端の括約筋および蠕動運動によって飲食物を胃へと輸送します。
解き方
- 記述a:嚥下時に喉頭蓋は「開く」のではなく「閉じる」ため誤り。
- 記述b:食道には「下端にのみ」ではなく「上端と下端」に括約筋があるため誤り。
- 記述c:食道は管状器官であり消化液の分泌腺はないため正しい。
- 記述d:食道内の飲食物は重力のみによる落下ではなく食道の蠕動運動で運ばれるため正しく、正解は4となる。
- 選択肢 1不正解
- 記述a(喉頭蓋は開くのではなく閉じる)およびb(括約筋は上端と下端にある)がともに誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤り(喉頭蓋は気管への誤嚥を防ぐため反射的に閉じる)であるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤り(下端のみでなく上端にも括約筋が存在する)であるため不適です。
- 選択肢 4正解
- 記述cおよびdがともに正しい内容であるため、この組み合わせが正答となります。
覚えるポイント
- 嚥下運動時、喉頭蓋は反射的に閉じて気道への流入を防ぐ。
- 食道には消化液分泌腺はなく、上端と下端に括約筋が存在し、蠕動運動で輸送する。
間違えやすいところ
- 嚥下時に喉頭蓋が開くと気管に食べ物が入ってしまうため、「閉じる」が正しい。
- 括約筋が「下端のみ」と限定されている文言は見落としやすい。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(咽頭・食道)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.2 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
胃の構造・機能および胃液の作用
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 胃 / 胃酸 / 内因子
胃に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
胃酸は強酸性により殺菌・消化酵素活性化を担います。胃の内壁は多数のひだがあり、胃粘液中の内因子はビタミンB12の小腸での吸収に必須です。胃内滞留時間は炭水化物より脂質の方が長くなります。
解き方
- 記述a:胃酸が胃内を強酸性に保ち腐敗や発酵を防ぐのは正しい。
- 記述b:胃の内壁には多くのひだがあるため「ひだがなく平滑」は誤り。
- 記述c:脂質分の多い食品は炭水化物主体の食品よりも胃内滞留時間が長いため「短い」は誤り。
- 記述d:胃粘液に含まれる成分(内因子)は小腸でのビタミンB12吸収に必須であり正しい。
- 正・誤・誤・正の組み合わせは1である。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正の並びとなっており正答です。
- 選択肢 2不正解
- a(胃酸の機能)が正、c(滞留時間)が誤であるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、b(胃の内壁のひだ)が誤であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- cが誤、d(内因子によるビタミンB12吸収)が正であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、dが正であるため不適です。
覚えるポイント
- 胃内滞留時間は、炭水化物主体食品よりも脂質分の多い食品の方が長い。
- 胃粘液に含まれる内因子はビタミンB12の吸収に関与する。
間違えやすいところ
- 脂質と炭水化物の滞留時間の長短の比較を逆に覚えないように注意する。
- 胃内壁は平滑ではなく多数のひだで覆われている。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(胃)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.3 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
小腸および大腸の構造と働き
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 小腸 / 大腸 / 腸内細菌
大腸、小腸に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
小腸は十二指腸・空腸・回腸からなり、絨毛により表面積を広げて栄養素を消化・吸収します。大腸は盲腸・結腸・直腸からなり、絨毛はなく水分の吸収と便の形成を行い、腸内細菌が食物繊維を発酵分解します。
解き方
- 選択肢1の検討:結腸は大腸の一部であり、小腸は十二指腸・空腸・回腸の3つに区分されるため誤り。
- 選択肢2の検討:空腸からも腸液(粘液)が分泌されるため誤り。
- 選択肢3の検討:大腸内の腸内細菌が食物繊維等を発酵分解して短鎖脂肪酸などを生じるため正しい。
- 選択肢4の検討:絨毛があるのは小腸の内壁粘膜であり、大腸には絨毛がないため誤り。
- 選択肢 1不正解
- 結腸は大腸の一部であり、小腸は十二指腸、空腸、回腸の3部分からなるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 空腸の内壁粘膜からも腸液(粘液)が分泌されるため誤りです。
- 選択肢 3正解
- 大腸内の腸内細菌が食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する記述は正確です。
- 選択肢 4不正解
- 絨毛が存在して栄養素を効率よく吸収するのは小腸であり、大腸の内壁粘膜には絨毛はありません。
覚えるポイント
- 小腸は十二指腸・空腸・回腸に分かれ、絨毛によって栄養素を吸収する。
- 大腸は盲腸・結腸・直腸に分かれ、絨毛はなく、腸内細菌が食物繊維を発酵分解する。
間違えやすいところ
- 結腸を小腸の区分と混同しないようにする。
- 絨毛の存在部位(小腸にあり、大腸にはない)を逆に覚えないようにする。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(小腸・大腸)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.3 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
膵臓の構造および内外分泌機能
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 膵臓 / 膵液 / 消化酵素
膵臓に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
膵臓は外分泌腺として十二指腸へ弱アルカリ性の膵液を分泌し、アミラーゼ(炭水化物分解)、トリプシノーゲン(蛋白質分解)、リパーゼ(脂質分解)を供給します。また内分泌腺としてインスリンやグルカゴンを血中に分泌します。
解き方
- 選択肢1の検討:ランゲルハンス島からインスリンやグルカゴンを内分泌するため「分泌することはない」は誤り。
- 選択肢2の検討:膵管を通じて膵液を分泌する先は十二指腸(小腸)であり「大腸」は誤り。
- 選択肢3の検討:膵液は弱アルカリ性であり、胃から送られた強酸性の内容物を中和するため誤り。
- 選択肢4の検討:膵臓は三大栄養素すべての消化酵素(アミラーゼ、トリプシノーゲン、リパーゼ等)を供給するため正しい。
- 選択肢 1不正解
- 膵臓は内分泌腺として血糖値を調節するインスリン及びグルカゴンを血中に分泌します。
- 選択肢 2不正解
- 膵液は膵管を通じて小腸の「十二指腸」へと分泌されるため大腸とする点は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 膵液は弱アルカリ性であり、胃で強酸性となった内容物を十二指腸で中和することができます。
- 選択肢 4正解
- 炭水化物、蛋白質、脂質のそれぞれを消化する酵素群をすべて分泌・供給するため正しい記述です。
覚えるポイント
- 膵臓は炭水化物・蛋白質・脂質の3大栄養素すべての消化酵素を分泌する唯一の消化腺である。
- 膵液は弱アルカリ性で胃酸を中和し、十二指腸へ分泌される。
間違えやすいところ
- 膵臓の外分泌と内分泌の役割を混同しないようにする。
- 膵液の分泌先が胃や大腸ではなく十二指腸であることを確認する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(膵臓)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.4 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
腎臓の構造と尿生成(腎小体・尿細管)
第2章 人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / 腎臓 / 腎小体 / 尿細管 / 尿素
腎臓に関する記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 「( a )では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する( b )など、血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管へ入る。そのほか、血球や蛋白質以外の血漿成分も、( a )で濾過される。尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や( c )が再吸収される。その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、( c )とともに最終的に尿となる。」
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解答
5
解説
ネフロンは腎小体と尿細管から構成されます。腎小体で血液中の血球・蛋白質を除く成分が濾過されて原尿が生成され、尿細管で有用な栄養素や水分、電解質が再吸収されます。アミノ酸の分解で生じた尿素などの老廃物は尿中に排泄されます。
解き方
- ( a )の検討:血液の濾過を行って原尿を生成する器官は腎臓の「腎小体」である(副腎は内分泌腺)。
- ( b )の検討:肝臓でタンパク質・アミノ酸が分解されて生成する代表的な老廃物は「尿素」である(尿酸はプリン体の分解産物)。
- ( c )の検討:尿細管で水分とともに再吸収および調節排泄されるのは「電解質」である。
- したがって、a=腎小体、b=尿素、c=電解質となる選択肢5が正解である。
- 選択肢 1不正解
- aは副腎ではなく腎小体であり、bは尿酸ではなく尿素であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cに入る語句は脂質ではなく電解質であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは尿酸ではなく尿素、cは脂質ではなく電解質であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- a(腎小体)、b(尿素)、c(電解質)のすべてが誤りです。
- 選択肢 5正解
- a=腎小体、b=尿素、c=電解質で文章が正しく完成します。
覚えるポイント
- 腎小体(糸球体+ボーマン嚢)で血液が濾過され原尿が作られる。
- 肝臓でアミノ酸から作られる老廃物は尿素であり、尿細管で水分や電解質、ブドウ糖が再吸収される。
間違えやすいところ
- アミノ酸由来の「尿素」とプリン体由来の「尿酸」を混同しないようにする。
- 腎小体と副腎の役割の違いを正しく把握する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の泌尿器系(腎臓・尿生成)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.4 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
肝臓の構造と機能(代謝・ビタミン貯蔵等)
第2章 人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 肝臓 / ビリルビン / ビタミン貯蔵
肝臓に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
肝臓は体内で最大の臓器で横隔膜直下にあります。ヘモグロビン分解物であるビリルビンの処理や胆汁酸の生成、栄養素の代謝・貯蔵を行います。必須アミノ酸は生合成できず、ビタミンは水溶性(B群等)だけでなく脂溶性(A、D等)も貯蔵します。
解き方
- 記述a:肝臓は体内最大の臓器であり横隔膜の直下に位置するため正しい。
- 記述b:赤血球ヘモグロビン分解で生じたビリルビンを肝臓で代謝・抱合して胆汁中へ排泄するため正しい。
- 記述c:必須アミノ酸は体内で生合成できないアミノ酸であるため誤り。
- 記述d:肝臓は水溶性ビタミンだけでなく、ビタミンAやD等の脂溶性ビタミンの貯蔵臓器でもあるため誤り。
- 正しい組み合わせはaとbの1である。
- 選択肢 1正解
- 記述aおよびbがともに正しいため、この組み合わせが正答となります。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが誤り(必須アミノ酸は体内で合成できない)であるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dが誤り(脂溶性ビタミンAやDも肝臓に貯蔵される)であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cおよびdがともに誤りであるため不適です。
覚えるポイント
- 肝臓は体内最大の臓器で、脂溶性ビタミン(A、Dなど)の貯蔵器官でもある。
- 必須アミノ酸は体内で合成できないため食事から摂取する必要がある。
間違えやすいところ
- 脂溶性ビタミンは肝臓に蓄積されやすいため、「脂溶性ビタミンの貯蔵臓器ではない」という否定表現に注意する。
- 必須アミノ酸と非必須アミノ酸の定義を取り違えないようにする。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の消化器系(肝臓)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.5 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
血液の成分とその機能(赤血球・白血球・血小板)
第2章 人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 血液 / 好中球 / 単球 / 血小板
血液に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
赤血球はヘモグロビンを含み血液容積の約40%を占めます。白血球のうち好中球は白血球の約60%を占め遊走能・貪食能を持ちます。単球は約5%で組織内でマクロファージとなります。血小板は止血機構において粘着・凝集を担います。
解き方
- 記述a:赤血球は中央がくぼんだ円盤状で血液全体の約40%を占めヘモグロビンを含むため正しい。
- 記述b:好中球は「赤血球の約30%」ではなく「白血球の約60%」を占めるため誤り。
- 記述c:血小板が損傷部位に粘着・凝集して止血するのは正しい。
- 記述d:単球は白血球の約5%で、組織中でマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれるため正しい。
- 正・誤・正・正の組み合わせは2である。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、dが正であるため不適です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の並びとなっており正答です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bが誤、cが正であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- d(単球の性状)が正であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- bが誤、c(血小板の止血機能)が正であるため不適です。
覚えるポイント
- 好中球は白血球の約60%を占め、強い貪食作用を持つ。
- 単球は白血球の約5%で、組織内へ移行してマクロファージとなる。
間違えやすいところ
- 好中球の割合が「赤血球の30%」とすり替えられている点を見逃さないようにする(白血球の約60%)。
- 赤血球の容積比率(約40%)と白血球内比率の数値を混同しないようにする。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の循環器系(血液成分)に関する記載に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.5 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
リンパ系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / リンパ系 / 組織液
リンパ系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
血管系が心臓を中心とした閉鎖循環系であるのに対し、リンパ系は組織間隙から盲端で始まる開放系であり、逆流防止弁によってリンパ液を一定方向に流します。
解き方
- 血管系(閉鎖循環系)とリンパ系(末端が組織で開いている開放系)の構造の違いを判定します。
- リンパ液の生成機序、弁の有無、血漿との成分の違い(蛋白質含有量など)を照合して各記述の正誤を導きます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りで記述cが正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aが誤、記述bが正、記述cが正、記述dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが正しく記述dが誤りであるため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bとcが正しく記述dが誤りであるため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが誤りで記述bとcが正しいため、この組み合わせは誤りです。
覚えるポイント
- リンパ液の成分は血漿とほぼ同じだが、蛋白質は血漿よりも少ない点。
間違えやすいところ
- 血管系とリンパ系を混同し、リンパ系も心臓を起点とする閉鎖循環系であると誤認しやすい点。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.6 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
目の構造と疾患
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 目 / 角膜 / 眼圧
目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
眼球の前面にある角膜は紫外線等で損傷を受けやすく、角膜と水晶体の間にある房水が眼圧を保ちます。夜盲症はロドプシン生成に必要なビタミンAの不足で生じます。
解き方
- 各記述について、雪眼炎の原因、房水と眼圧の関係、夜盲症に関与するビタミンの種類、まぶたの組織的特徴を吟味します。
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(誤)であることを確認し、組み合わせを選択します。
- 選択肢 1正解
- 記述aとbはいずれも正しいため、この組み合わせが正答となります。
- 選択肢 2不正解
- 記述cはビタミンCではなくビタミンAの不足によるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述dは皮下組織が「少なく薄い」ため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cおよびdがいずれも誤りであるため不正解です。
覚えるポイント
- 夜盲症に関与するのはビタミンAであり、眼瞼(まぶた)の皮下組織は薄く柔軟にできている点。
間違えやすいところ
- まぶたの皮下組織が分厚いと誤読してしまう間違いや、夜盲症をビタミンCと誤認するミス。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.6 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
耳の構造(中耳)
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 耳 / 中耳 / 鼓膜 / 耳小骨
中耳に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 「外耳と( a )をつなぐ部分で、( b )、鼓室、耳小骨、( c )からなる。 外耳道を伝わってきた音は、( b )を振動させる。鼓室の内部では、互いに連結した微細な3つの耳小骨が( b )の振動を増幅して、( a )へ伝導する。」
解答・解説を表示
解答
5
解説
耳は外耳・中耳・内耳に分かれ、中耳は鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管から構成され、外耳からの音振動を鼓膜と耳小骨で増幅して内耳へ伝えます。
解き方
- 中耳がつなぐ部位(外耳と内耳)から、aが「内耳」であることを特定します。
- 音を振動させる膜として、bが「鼓膜」であることを特定します。
- 中耳の構成要素(鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管)から、cが「耳管」であることを特定します。
- 選択肢 1不正解
- aは耳介ではなく内耳、cは蝸牛(内耳の器官)ではなく耳管であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは耳介ではなく内耳、bは鼓膜、cは耳管であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが耳介ではなく内耳であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが前庭(内耳の器官)ではなく鼓膜であるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aに内耳、bに鼓膜、cに耳管が入り、文意および解剖生理学的知見と完全に一致します。
覚えるポイント
- 中耳の構成要素は鼓膜、鼓室、耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)、耳管の4点。
間違えやすいところ
- 内耳の構成要素である蝸牛や前庭・半規管を中耳の構成要素と混同する間違い。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.7 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
外皮系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 外皮系 / 皮膚 / メラノサイト / 角質層 / 汗腺
外皮系に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織からなり、メラニン色素を産生するメラノサイトは表皮の最下層(基底層)に存在します。
解き方
- 各選択肢の皮膚構造・外皮系に関する記述を精査します。
- 選択肢1におけるメラノサイトの局在が「皮下組織」となっている点に着目し、正しくは「表皮」の基底層であることを判定します。
- 選択肢 1正解
- メラノサイトは皮下組織ではなく「表皮」の最下層にあるため、記述が誤っており正解となります。
- 選択肢 2不正解
- 角質細胞(ケラチン)と細胞間脂質(セラミド)に関する記述は正しいため、誤りを選ぶ設問の対象外です。
- 選択肢 3不正解
- 皮膚、皮膚腺(汗腺・皮脂腺・乳腺等)、爪・毛を総称して外皮系と呼ぶ記述は正しいため対象外です。
- 選択肢 4不正解
- アポクリン腺とエクリン腺の分布・特徴に関する記述は正しいため対象外です。
覚えるポイント
- メラノサイト(メラニン産生細胞)は「表皮」の最下層(基底層)に存在する。
間違えやすいところ
- 表皮・真皮・皮下組織の三層構造を取り違え、最下層という言葉に引きずられて皮下組織と勘違いする点。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.7 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
肺の構造と呼吸運動
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系 / 肺 / 肺胞 / 呼吸運動
肺に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
肺自体には筋組織がなく自力で動くことはできません。胸郭を構成する肋骨や横隔膜、肋間筋などの呼吸筋が協調して胸腔内容積を変化させることで換気が行われます。
解き方
- 各選択肢の肺の構造および呼吸運動のメカニズムを確認します。
- 選択肢3の「肺自体の筋組織が拡張・収縮」という記述に対し、肺に筋肉組織はなく受動的に拡張・収縮することを特定します。
- 選択肢 1不正解
- 気管支が細かく分岐し肺胞がブドウの房状に連なる記述は正しいため、誤りを選ぶ設問の対象外です。
- 選択肢 2不正解
- 肺胞壁が非常に薄く周囲を毛細血管が網状に取り囲んでガス交換を行う記述は正しいため対象外です。
- 選択肢 3正解
- 肺自体には筋組織がなく自力で運動できないため、この記述は誤りであり正解となります。
- 選択肢 4不正解
- 肺胞と毛細血管を支持する結合組織を間質と呼ぶ記述は正しいため対象外です。
覚えるポイント
- 「肺自体には筋肉がない」ため、呼吸は横隔膜や肋間筋等の収縮・弛緩によって胸郭を動かして行う。
間違えやすいところ
- 心臓や消化管と同様に肺自身にも筋組織があると誤解してしまう間違い。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.8 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
交感神経系と効果器の作用
人体の働きと医薬品 · 神経系 / 交感神経系 / 自律神経 / 効果器
各臓器・器官(効果器)と交感神経系が働きかける主な作用との関係の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 (臓器・器官) ― (主な作用) a 末梢血管 ― 収縮 b 膀胱 ― 排尿筋の収縮 c 肝臓 ― グリコーゲンの合成 d 気管、気管支 ― 拡張
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解答
4
解説
交感神経系は活動時(闘争や逃走)に優位となり、気管支拡張、末梢血管収縮、肝臓でのグリコーゲン分解(血糖上昇)、膀胱排尿筋弛緩(排尿抑制)をもたらします。
解き方
- 各器官に対する交感神経刺激の作用(血管収縮、膀胱弛緩、グリコーゲン分解、気管支拡張)を整理します。
- a(正)、b(誤)、c(誤)、d(正)の対応関係から正解の選択肢(4)を決定します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cはグリコーゲンの合成ではなく「分解」であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しく、記述bは排尿筋の「弛緩」であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述a・dが正しく、b・cが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤(弛緩)、cが誤(分解)、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述a・dが正しく、bが誤りであるため不正解です。
覚えるポイント
- 交感神経優位:気管支拡張、血管収縮、肝臓のグリコーゲン分解、膀胱の排尿筋弛緩(畜尿)。
間違えやすいところ
- 副交感神経作用(排尿筋収縮、グリコーゲン合成など)と交感神経作用を混同する間違い。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.8 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の消化管吸収
人体の働きと医薬品 · 薬の生体内運命 / 消化管吸収 / 崩壊と溶解 / 相互作用
医薬品の消化管吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
5
解説
固形剤は崩壊・溶解を経て吸収され、その吸収は濃度の高い方から低い方への受動輸送(拡散)が主であり、消化管内容物や他剤の影響を受けます。
解き方
- 固形剤の吸収プロセス(崩壊・溶解)からaが正であることを確認します。
- 消化管内容物等の影響(bが正)と吸収様式(受動拡散が主で積極的取込ではないためcが誤)を判定します。
- 胃腸障害防止などのための用法規定(dが正)を確認し、組み合わせを選択します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが正しく、cが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bが正しく、cが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが正しいため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが正しく、cが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 医薬品の消化管吸収の多くは「受動拡散」によるものであり、積極的(能動的)に取り込まれるのではない点。
間違えやすいところ
- 消化管が栄養分と同様に医薬品成分を自ら能動的に取り込んでいると誤解するミス。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.9 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
薬の体内動態と肝代謝(初回通過効果)
人体の働きと医薬品 · 薬の生体内運命 / 肝臓 / 初回通過効果 / 門脈
薬の代謝に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 「消化管で吸収された医薬品の成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行する。その血液は門脈を経由して( a )に入るので、吸収された成分は、循環血流に乗って全身へ巡る前に( a )を通過する際に酵素の働きにより代謝を受けることになる。そのため、循環血液中に到達する医薬品の成分の量は、消化管で吸収された量よりも( b )なる。 ( a )の機能が低下した状態にある人では、正常な人に比べて、循環血液中に医薬品の成分がより多く到達することとなり、副作用を( c )なる。」
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解答
5
解説
消化管で吸収された薬物は門脈を経て肝臓に入り、初回通過効果によって代謝を受けるため、全身循環に達する有効成分量は吸収量よりも減少します。肝機能低下時はこの代謝が落ち、副作用リスクが高まります。
解き方
- 消化管毛細血管からの血液が門脈を通って流入する器官(a)として「肝臓」を特定します。
- 肝臓での初回通過効果(代謝)により全身循環に届く量は吸収量より減るため、(b)は「少なく」となります。
- 肝機能低下によって薬の代謝が不十分になると血中濃度が高まるため、副作用は(c)「生じやすく」なります。
- 選択肢 1不正解
- 門脈が直接入る器官は腎臓ではなく肝臓であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 器官は肝臓であり、循環血中に到達する量は代謝によって少なくなります。
- 選択肢 3不正解
- 門脈が注ぐ器官は腎臓ではなく肝臓であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 代謝を受けるため、循環血液中に到達する成分量は吸収量よりも「少なく」なります。
- 選択肢 5正解
- aに肝臓、bに少なく、cに生じやすくが入り、文脈および薬理動態の原理と完全に合致します。
覚えるポイント
- 門脈を通ってまず肝臓に送られ代謝を受ける仕組みを「肝初回通過効果」と呼ぶ。
間違えやすいところ
- 門脈が腎臓につながっていると錯覚したり、初回通過効果で薬物量が増加すると誤解するミス。
出題の前提:試験問題の記載内容および登録販売者試験出題の手引き(第2章 人体の働きと医薬品)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.9 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の適正な使用方法(剤形別の服用方法)
人体の働きと医薬品 · 剤形 / 服薬指導 / 内服薬の使用方法
医薬品の使用方法に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 錠剤(内服)を服用するときは、水又はぬるま湯とともに飲み込むとよい。 b 口腔内崩壊錠は、口の中で唾液によって比較的速やかに溶けるため、水なしで服用できる。 c 顆粒剤が口中に残るようなときには、噛み砕いて水などで喉に流し込むとよい。 d トローチは、口の中で医薬品を舐めずに飲み込んで使用する。
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解答
1
解説
医薬品は各剤形の特性に応じた適切な方法で服用しなければ、期待される薬効が得られなかったり副作用のリスクが高まったりします。
解き方
- 各記述における剤形の特徴(錠剤、口腔内崩壊錠、顆粒剤、トローチ)と使用方法の整合性を確認します。
- 記述a(錠剤)とb(口腔内崩壊錠)が適切であり、c(顆粒剤を噛み砕く)とd(トローチを飲み込む)が不適当であることを判定し、組み合わせ1を選択します。
- 選択肢 1正解
- a及びbの記述がともに正しいため、この組み合わせが正答となります。
- 選択肢 2不正解
- bは正しいですが、cは顆粒剤を噛み砕いてはならないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cとdはともに誤った服用方法を述べているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しいですが、dはトローチを噛まずに舐めて溶かす必要があるため誤りです。
覚えるポイント
- トローチは噛んだり飲み込まずに口中で徐々に溶かして局所に作用させます。
間違えやすいところ
- 顆粒剤やコーティング錠を自己判断で噛み砕いて服用すると放出制御が崩れる恐れがあります。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第2章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.10 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品による副作用(肝機能障害)
人体の働きと医薬品 · 肝機能障害 / 黄疸 / 副作用の初期症状
医薬品の使用により生じる肝機能障害に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 黄疸は、ビリルビン(胆汁色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留して、皮膚や白目が黄色くなる現象である。 b 主な症状に、全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹等がある。 c 医薬品の成分又はその代謝物の肝毒性による中毒性のものであり、特定の体質で現れるアレルギー性のものはない。 d 不可逆的な病変(肝不全)に至ることはないので、肝機能障害の原因と考えられる医薬品の使用を継続しても良い。
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解答
1
解説
医薬品による肝機能障害には中毒性とアレルギー性があり、重篤化すると急性肝不全等に至る危険性があるため早期発見と服用中止が不可欠です。
解き方
- 記述aの黄疸の発生機序(ビリルビン滞留)と記述bの主症状を確認し、いずれも正しいと判定します。
- 記述cのアレルギー性の有無、記述dの不可逆的病変への進行性と使用継続の可否を検証し、ともに誤りであることを判断します。
- 選択肢 1正解
- aとbの記述が正しいため、この組み合わせが正答となります。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、dは重篤な肝不全に至るおそれがあり使用中止が必要なため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、cは医薬品による肝機能障害にアレルギー性のものも存在するため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cとdはともに誤った記述であるため誤りです。
覚えるポイント
- 肝機能障害には中毒性だけでなくアレルギー性の病態も存在します。
間違えやすいところ
- 初期症状の倦怠感や黄疸を見逃して服用を継続すると劇症肝炎等の重篤な転帰をたどることがあります。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第2章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.10 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品による副作用(偽アルドステロン症)
人体の働きと医薬品 · 偽アルドステロン症 / 低カリウム血症 / グリチルリチン酸
偽アルドステロン症に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 主な症状としては、筋肉痛、喉の渇き、手足の脱力、血圧上昇等がみられる。 b 体内にカリウムが貯留し、体からナトリウムが失われたことに伴う症状である。 c 複数の医薬品の飲み合わせや、食品との相互作用で起こることがある。 d 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
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解答
2
解説
偽アルドステロン症はアルドステロン分泌増加を伴わずに、体内にナトリウムと水が貯留しカリウムが排泄されて血圧上昇や脱力等を生じる病態です。
解き方
- 記述aの主症状(筋力低下、喉の渇き、血圧上昇等)が正しいことを確認します。
- 記述bの電解質動態を確認し、ナトリウム貯留・カリウム喪失が正しいため「カリウム貯留・ナトリウム喪失」とする記述は誤りであると判断します。
- 記述cの相互作用(甘草含有医薬品等の重複)が正しいことを確認し、記述dのアルドステロン分泌増加ではない(「偽」の由来)ことを確認して組み合わせ2を導きます。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bはナトリウムが貯留しカリウムが排泄されるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- a及びcの記述がともに正しいため、この組み合わせが正答となります。
- 選択肢 3不正解
- b及びdはともに電解質動態および発生機序に関する記述が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいですが、dはアルドステロン分泌が増加していないのに同様の症状を示すため誤りです。
覚えるポイント
- 偽アルドステロン症はナトリウムと水の貯留、カリウムの排泄(低カリウム血症)が特徴です。
間違えやすいところ
- ナトリウムとカリウムの増減関係を取り違えないように注意が必要です。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第2章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.11 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
重篤な皮膚粘膜障害(中毒性表皮壊死症:TEN)
人体の働きと医薬品 · 中毒性表皮壊死症 / TEN / スティーブンス・ジョンソン症候群
中毒性表皮壊死症(TEN)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離等が認められ、かつ、高熱(38℃以上)、目の充血等の症状を伴う病態である。 b 症状が持続したり急激に悪化するような場合には、医薬品の使用を中止して、直ちに皮膚科の専門医の診療を受ける必要がある。 c 目の異変は、皮膚等の粘膜の変化とほぼ同時又は半日~1日程度先に現れ、両目に急性結膜炎が起こるとTENの前兆である可能性がある。 d 原因と考えられる医薬品の服用後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。
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解答
5
解説
中毒性表皮壊死症(TEN)は全身の10%以上に及ぶ皮膚剥離や高熱を伴う極めて重篤な皮膚疾患であり、初期症状の早期把握と迅速な受診が極めて重要です。
解き方
- 記述aのTENの定義(体表面積の10%以上の水疱・剥離、高熱等)が正しいことを確認します。
- 記述bの対処法(使用中止と専門医受診)が適切であることを確認します。
- 記述cの初期症状(眼の充血・急性結膜炎等の前兆)が正しいことを確認します。
- 記述dの発症時期(2週間以内が多いが1か月以上の例もある)が正しいことを確認し、すべて「正」の5を選択します。
- 選択肢 1不正解
- dも正しい記述であるため、dを誤りとする本肢は不適当です。
- 選択肢 2不正解
- cも正しい記述であるため、cを誤りとする本肢は不適当です。
- 選択肢 3不正解
- bも正しい記述であるため、bを誤りとする本肢は不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aも正しい記述であるため、aを誤りとする本肢は不適当です。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべてが正しい記述であるため、正答となります。
覚えるポイント
- TENは皮膚剥離が全身の10%以上(10%未満はSJS)に及ぶ重篤な病態です。
間違えやすいところ
- SJSとTENの水疱・皮膚剥離面積の基準(10%境界)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第2章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.11 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の販売等の業態および情報提供の原則
薬事関係法規・制度 · 医薬品販売業 / 薬局の名称 / 情報提供
医薬品の販売等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品を、業として販売、授与又は販売若しくは授与の目的での貯蔵、若しくは陳列を行うには、薬局の開設又は医薬品の販売業の許可を受ける必要がある。 b 薬剤師を店舗管理者とする店舗販売業では、店舗に「薬局」の名称を付すことができる。 c 一般の生活者に対して医薬品を販売することができるのは、薬局の開設及び店舗販売業の許可を受けた者のみである。 d 適切な情報提供を行うには、販売等に従事する専門家において購入者側の状況を適宜把握でき、購入者と専門家との間で円滑な意思疎通が可能であることが重要である。
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解答
2
解説
医薬品の販売等は薬事法に基づく許可が必要であり、業態ごとの名称制限や販売形態(配置販売業を含む)が厳格に定められています。
解き方
- 記述aは薬事法第24条第1項の規定通りであり正と判断します。
- 記述bは薬局開設許可を受けていない店舗が「薬局」と称することは禁止されているため誤と判断します。
- 記述cは一般消費者に対して配置販売業も医薬品を販売等できるため誤と判断します。
- 記述dの情報提供に関する専門家の役割・意思疎通の重要性は適切であり正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤であるため、不適当です。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:誤、c:誤、d:正の組み合わせであり、正答となります。
- 選択肢 3不正解
- bが誤、dが正であるため、不適当です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、cが誤、dが正であるため、不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、cが誤であるため、不適当です。
覚えるポイント
- 薬局開設の許可を受けていない店舗販売業等の店舗に「薬局」の名称を付すことはできません。
間違えやすいところ
- 一般の生活者に医薬品を販売できる業態には店舗販売業だけでなく配置販売業も含まれます。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第4章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.12 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
薬局の定義および管理体制
薬事関係法規・制度 · 薬局 / 薬局管理者 / 医療提供施設
薬局に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
薬局は薬剤師が調剤および医薬品供給の業務を行う場所であり、薬局管理者は必ず薬剤師でなければなりません。
解き方
- 選択肢1(医療提供施設としての位置付け)、2(配置販売を行うには別途許可が必要)、4(調剤と販売の兼営)の正誤を確認し、いずれも正しいと確認します。
- 選択肢3における薬局管理者の要件を確認し、登録販売者は薬局の管理者になれないため、3が誤りであると特定します。
- 選択肢 1不正解
- 医療法において調剤を実施する薬局は医療提供施設と位置づけられているため正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 薬局開設者であっても配置販売業の許可を別途受けなければ配置販売は行えないため正しい記述です。
- 選択肢 3正解
- 薬局管理者は薬剤師でなければならず、登録販売者を指定することは認められないため、誤りの記述として正答となります。
- 選択肢 4不正解
- 薬局では調剤のほか医薬品の販売業を併せて営むことが認められているため正しい記述です。
覚えるポイント
- 薬局の管理者は必ず薬剤師でなければならず、登録販売者はなれません。
間違えやすいところ
- 店舗販売業の管理者(第2類・第3類のみ扱う場合)と薬局の管理者要件を混同しないようにしましょう。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第4章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.12 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
店舗販売業の管理と専門家の役割
薬事関係法規・制度 · 店舗販売業 / 店舗管理者 / 医薬品販売区分
店舗販売業に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 店舗管理者は、厚生労働省令で定めるところにより、薬剤師又は登録販売者でなければならない。 b 店舗販売業者は、医療用医薬品については、薬剤師により販売又は授与させなければならない。 c 店舗販売業者は、薬事法の規定により、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、その店舗の業務につき、店舗管理者に対して必要な意見を述べなければならず、また、店舗管理者は店舗販売業者の意見を尊重しなければならない。 d 一般用医薬品のうち、第2類医薬品又は第3類医薬品については、薬剤師又は登録販売者に販売又は授与させなければならない。
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解答
4
解説
店舗販売業は一般用医薬品を販売する業態であり、管理者の資格要件や意見具申の義務関係が法律で明確に定められています。
解き方
- 記述aの管理者資格要件(扱うリスク区分に応じて薬剤師又は登録販売者)および記述dの第2類・第3類の販売者要件が正しいことを確認します。
- 記述bを検討し、店舗販売業では医療用医薬品の販売は認められていないため誤りと判断します。
- 記述cを検討し、意見を述べるのは店舗管理者であり、それを尊重する義務を負うのは店舗販売業者である(主語が逆)ため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、cは意見を述べる側と尊重する側の関係が逆であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bは店舗販売業で医療用医薬品を販売できないため誤りであり、cも誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dは正しいですが、bは医療用医薬品の販売を認めていないため誤りです。
- 選択肢 4正解
- a及びdの記述がともに正しいため、この組み合わせが正答となります。
覚えるポイント
- 店舗管理者が店舗販売業者に対して意見を述べ、店舗販売業者はその意見を尊重しなければなりません。
間違えやすいところ
- 店舗販売業で薬剤師がいれば医療用医薬品を販売できると誤認しないように注意が必要です。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第4章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.13 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
配置販売業の規制と身分証明書
薬事関係法規・制度 · 配置販売業 / 配置員身分証明書 / 配置販売の制限
配置販売業に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。 b 薬剤師が配置販売に従事している配置販売業者は、すべての一般用医薬品を販売することができる。 c 配置販売業者は、一般用医薬品を、配置による販売等のほか露天販売や現金行商により販売することができる。 d 配置販売業者又はその配置員は、医薬品の配置販売に従事したときは、従事した日から30日以内に、その氏名、配置販売する区域その他厚生労働省令で定める事項を都道府県知事に届け出なければならない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
配置販売業はあらかじめ購入者の居宅等に医薬品を預置して行う特殊な販売形態であり、配置基準や事前の届出、身分証明書の携帯等独自の規制が課されています。
解き方
- 記述aを確認し、住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の携帯義務は薬事法の規定通りであり「正」と判定します。
- 記述bを確認し、配置販売では経年変化が起こりにくい等の基準(配置基準)に適合する品目のみが対象となるため「誤」と判定します。
- 記述cを確認し、配置販売業における露天販売や現金行商は禁止されているため「誤」と判定します。
- 記述dを確認し、配置員の届出は従事後ではなく「あらかじめ」届け出なければならないため「誤」と判定します。
- 選択肢 1不正解
- bは配置基準に適合しない品目は販売できないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが正、b及びcが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、c及びdが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、dが事後ではなく事前届出であるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a:正、b:誤、c:誤、d:誤の組み合わせであり、正答となります。
覚えるポイント
- 配置員の氏名や区域等の届出は従事する前に「あらかじめ」行う必要があります。
間違えやすいところ
- 配置販売業では薬剤師が従事していても配置基準を満たさない医薬品を取り扱うことはできません。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領および試験問題(静岡県)第4章
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.13 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
一般用医薬品の販売及び分割販売の留意事項
薬事関係法規・制度 · 一般用医薬品の販売 / 分割販売 / 配置販売業の業務範囲
一般用医薬品の販売に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
一般用医薬品の販売において、第1類医薬品は薬剤師のみが販売でき、登録販売者は販売できません。分割販売(小分け)は購入者の求めに応じてその都度行う必要があり、事前小分けは認められません。また配置販売業での小分け販売は禁止されています。
解き方
- 各記述の正誤を薬事法(現・医薬品医療機器等法)の販売区分・分割販売規制に基づいて確認する。
- 記述aは第1類の対応資格、記述bは事前の小分け保管の適否、記述cは配置販売業の分割制限、記述dは分割販売時の法定表示義務を判定する。
- 正しい記述の組み合わせ(c、d)を選択肢4から選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbはともに誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 4正解
- cとdはいずれも正しい記述であるため、正解です。
覚えるポイント
- 第1類医薬品の販売及び情報提供は薬剤師に限られ、登録販売者は扱えません。
- あらかじめ小分け包装して保管・陳列することは製造行為とみなされ禁止されています。
間違えやすいところ
- 配置販売業者には分割販売が認められていない点を見落とさないようにしましょう。
出題の前提:薬事法(平成24年試験時点)第36条の9、第50条、第52条等の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.14 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
薬事法における医薬品の定義条項
薬事関係法規・制度 · 医薬品の定義 / 日本薬局方 / 機械器具等の範囲
薬事法第2条第1項で規定される医薬品の定義について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。 一 ( a )に収められている物 二 人又は動物の疾病の( b )、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具、歯科材料、( c )及び衛生用品(以下「機械器具等」という。)でないもの(医薬部外品を除く。) 三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)
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解答
4
解説
法第2条第1項による医薬品の定義では、第1号が「日本薬局方に収められている物」、第2号が疾病の「診断、治療又は予防」、除外対象の機械器具等の例示に「医療用品」が規定されています。
解き方
- 法第2条第1項第1号から、aには「日本薬局方」が入ることを確認し、選択肢2または4に絞り込む。
- 第2号から、疾病の目的に対応する語は「診断」であり、除外される機械器具等の語は「医療用品」であることを確認する。
- すべてが一致する組み合わせを選択肢4と特定する。
- 選択肢 1不正解
- aは「日本薬局方」、cは「医療用品」が入るため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bは「診断」、cは「医療用品」が入るため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは「日本薬局方」、bは「診断」が入るため誤りです。
- 選択肢 4正解
- aに日本薬局方、bに診断、cに医療用品が正しく入っています。
- 選択肢 5不正解
- aには「日本薬局方」が入るため誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品の定義第1号は「日本薬局方に収められている物」です。
- 目的の3要素は「診断・治療・予防」です。
間違えやすいところ
- 機械器具等の例示である「医療用品」を「家庭用品」と誤認しないようにしましょう。
出題の前提:薬事法第2条第1項(平成24年試験時点)の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.14 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬部外品及び化粧品の販売業・製造販売業の取扱い
薬事関係法規・制度 · 医薬部外品 / 化粧品 / 販売業の許可 / 製造販売業の許可
医薬部外品及び化粧品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
医薬部外品および化粧品は、販売するだけであれば医薬品販売業のような販売許可は不要であり、一般の小売店で販売可能です。しかし、それらを業として市場に出荷(製造販売)する場合には、製造販売業の許可が必要です。
解き方
- 医薬部外品・化粧品の販売業許可の要否を判断する(a・bともに許可不要で正)。
- 医薬部外品・化粧品の製造販売業許可の要否を判断する(c・dともに許可が必要であるため誤)。
- 正しい組み合わせ(a、b)を選択肢1と特定する。
- 選択肢 1正解
- a、bともに正しい記述の組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cは製造販売業許可が不要としている点が誤りです。
- 選択肢 3不正解
- c、dともに製造販売業許可が不要としている点が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dは製造販売業許可が不要としている点が誤りです。
覚えるポイント
- 医薬部外品・化粧品は販売業の許可を受けずに誰でも小売販売できます。
- 製品を自らの責任で流通させる(製造販売する)には製造販売業許可が必要です。
間違えやすいところ
- 販売業と製造販売業の定義の違いを混同し、販売にも許可が必要と勘違いしないようにしましょう。
出題の前提:薬事法第12条、第24条等(平成24年試験時点)の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.15 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
平成16年に医薬部外品へ移行された製品区分
薬事関係法規・制度 · 医薬部外品への移行 / 新範囲医薬部外品 / 健胃薬
次の医薬部外品の分類のうち、かつては医薬品であったが、平成16年に医薬部外品へ移行されたものはどれか1つ選びなさい。
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解答
3
解説
規制緩和に伴い、医薬品から医薬部外品へ2段階の移行が行われました。平成11年にはビタミン主薬製剤やうがい薬等が新指定医薬部外品へ、平成16年には健胃薬、整腸薬、消化薬等の内服薬が新範囲医薬部外品へと移行されました。
解き方
- 提示された品目のうち、もともと医薬部外品として規定されていたものと医薬品から移行されたものを識別する。
- 殺鼠剤、育毛剤、浴用剤、腋臭防止剤は従来からの医薬部外品(法指定医薬部外品等)である。
- 健胃薬(健胃清涼剤)は平成16年に移行された新範囲医薬部外品であるため、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 殺鼠剤は従来から医薬部外品に分類されている品目です。
- 選択肢 2不正解
- 育毛剤は従来から医薬部外品に分類されている品目です。
- 選択肢 3正解
- 健胃薬は平成16年に医薬品から医薬部外品へ移行されました。
- 選択肢 4不正解
- 浴用剤は従来から医薬部外品に分類されている品目です。
- 選択肢 5不正解
- 腋臭防止剤は従来から医薬部外品に分類されている品目です。
覚えるポイント
- 平成16年移行品目には、健胃薬、整腸薬、消化薬、口腔咽喉薬などがあります。
間違えやすいところ
- 平成11年移行品目(ビタミン主薬製剤、滋養強壮薬等)と平成16年移行品目を取り違えないようにしましょう。
出題の前提:薬事法第2条第2項及び関連省令・告示(平成16年改正)に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.15 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
薬事法における化粧品の定義条項
薬事関係法規・制度 · 化粧品の定義 / 清潔 / 作用の緩和
薬事法第2条第3項の化粧品の定義に関する記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 この法律で「化粧品」とは、人の身体を( a )にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は( b )を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する( c )をいう。ただし、これらの使用目的のほかに、第一項第二号又は第三号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。
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解答
5
解説
化粧品は法第2条第3項において「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つため」に使用される「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されています。
解き方
- 化粧品の定義条文の前半から、身体を「清潔」にし、健やかに保つ対象が「皮膚若しくは毛髪」であることを確認する。
- 後半の人体に対する影響について、「作用が緩和なもの」であることを確認する。
- a:清潔、b:皮膚若しくは毛髪、c:作用が緩和なもの、の組み合わせである選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cは「副作用が少ないもの」ではなく「作用が緩和なもの」です。
- 選択肢 2不正解
- aは「清潔」、bは「皮膚若しくは毛髪」、cは「作用が緩和なもの」です。
- 選択肢 3不正解
- aは「清潔」、cは「作用が緩和なもの」です。
- 選択肢 4不正解
- aは「清潔」、bは「皮膚若しくは毛髪」です。
- 選択肢 5正解
- aに清潔、bに皮膚若しくは毛髪、cに作用が緩和なものが正しく入っています。
覚えるポイント
- 化粧品の作用は「作用が緩和なもの」と定義されており、「副作用が少ないもの」ではありません。
間違えやすいところ
- 医薬部外品(人体に対する作用が緩和なもの)と表現が共通している部分を正しく把握しましょう。
出題の前提:薬事法第2条第3項(平成24年試験時点)の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.16 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
保健機能食品及び特別用途食品の法的取扱い
薬事関係法規・制度 · 健康食品 / 特別用途食品 / 特定保健用食品 / 栄養機能食品
健康食品及び保健機能食品等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
「健康食品」という語句に法令上の明確な定義はありません。特別用途食品(特定保健用食品を含む)の表示許可は消費者庁長官(健康増進法制定時は厚生労働大臣)が行うものであり都道府県知事ではありません。特定保健用食品や栄養機能食品には表示義務・注意事項の適正表示が求められます。
解き方
- 記述aについて、健康食品に食品衛生法上の法的定義はないため誤りと判定する。
- 記述bについて、特別用途食品の許可は都道府県知事ではなく国(消費者庁等)であるため誤りと判定する。
- 記述cについて、特定保健用食品の定義として正しく合致していると判定する。
- 記述dについて、栄養機能食品における注意事項の併記義務として正しいと判定する。
- 正しい記述(c、d)の組み合わせである選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbはともに誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤った記述であるため、誤りです。
- 選択肢 4正解
- cとdはいずれも正しい記述であるため、正解です。
覚えるポイント
- 「健康食品」は法律で定義された用語ではありません。
- 特別用途食品の許可主体は都道府県知事ではなく国(消費者庁長官等)です。
間違えやすいところ
- 栄養機能食品は個別審査を受けずに規格基準に従って表示できる自己認証制度ですが、注意表示義務は存在します。
出題の前提:健康増進法第26条、食品衛生法等の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.16 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
食品と医薬品等の区分判定と無承認無許可医薬品の取締り
薬事関係法規・制度 · 医薬品の範囲に関する基準 / 無承認無許可医薬品 / 成分本質 / 食品の定義
食品と医薬品の区分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
5
解説
医薬品的な効能効果や用法用量の標榜、医薬品専用の形状(アンプル剤等)、専ら医薬品として使用される成分本質を含む製品は、食品名目で販売されても無承認医薬品とみなされます。また食品衛生法において「食品」とは医薬品および医薬部外品以外のすべての飲食物を指します。
解き方
- 記述a:効能効果等の標榜により医薬品とみなされ、無承認無許可医薬品取締りの対象となるため「正」。
- 記述b:アンプル剤形状は原則として医薬品形状と判断され、食品表示があっても医薬品とみなされるため「誤」。
- 記述c:専ら医薬品として使用される成分本質を含んでいれば、効能効果を標榜しなくても医薬品とみなされるため「誤」。
- 記述d:食品とは医薬品だけでなく「医薬部外品」も除外したすべての飲食物をいうため「誤」。
- 正・誤・誤・誤の組み合わせを選択肢5と特定する。
- 選択肢 1不正解
- bが正となっているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、bが正、cが正となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、c・dが正となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正となっているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aのみが正しく、b、c、dはすべて誤りであるため正解です。
覚えるポイント
- 食品の定義は「医薬品及び医薬部外品以外のすべての飲食物」です。
- 専ら医薬品とされる原材料が含まれる場合は効能表示がなくても医薬品とみなされます。
間違えやすいところ
- アンプル剤の形状は医薬品的な形状と判断される代表例です。
出題の前提:無承認無許可医薬品の指導取締りについて(46通知)、食品衛生法第4条に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.17 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
生物由来製品の定義及び指定要件
薬事関係法規・制度 · 生物由来製品 / 植物の除外 / 指定手続き / 一般用医薬品の該当性
薬事法第2条第9項に規定される生物由来製品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
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解答
5
解説
生物由来製品は、人その他の生物(植物を除く)に由来する原料等を用いた製品で、感染症リスクに着目して厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定します。感染症リスクが極めて低いものは指定されません。一般用医薬品にも生物由来製品に指定されているものがあります。
解き方
- 記述a:生物由来製品の定義において「植物を除く」と規定されているため「正」。
- 記述b:感染症リスクの蓋然性が極めて低いものは指定対象外となるため「正」。
- 記述c:一般用医薬品でも生物由来製品(胎盤エキス等)に指定されているものがあるため「誤」。
- 記述d:指定は厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて行うため「正」。
- 正・正・誤・正の組み合わせを選択肢5と決定する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、cが正、dが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤、cが正となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、cが正、dが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、dが正しく、cのみが誤りであるため正解です。
覚えるポイント
- 生物由来製品の原材料の定義では「植物」は明確に除外されています。
- 一般用医薬品であっても生物由来製品に指定された製品が存在します。
間違えやすいところ
- 生物由来製品はすべて医療用医薬品であると決めつけないように注意しましょう。
出題の前提:薬事法第2条第9項(平成24年試験時点)の規定に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.17 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供及び相談対応
薬事関係法規・制度 · 一般用医薬品の情報提供 / 相談応需義務 / リスク区分
一般用医薬品の情報提供および相談対応に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
一般用医薬品のリスク区分により販売時の積極的情報提供義務の程度(第1類:義務、第2類:努力義務、第3類:規定なし)は異なりますが、購入者側から相談があった場合の相談応需義務は、すべての区分において販売前後を問わず義務付けられています。
解き方
- 各リスク区分における販売時の情報提供義務の規定(義務・努力義務・規定なし)を確認する。
- 購入者からの相談があった場合の相談応需義務は、すべての医薬品区分で共通して義務である点を確認し誤りを判定する。
- 選択肢 1不正解
- 第1類医薬品の販売時には原則として書面を用いた薬剤師の情報提供が義務付けられていますが、購入者から説明不要の意思表示があった場合は例外とされます。
- 選択肢 2不正解
- 第2類医薬品の販売時の積極的情報提供は努力義務ですが、購入者側から相談・質問があった場合には説明する義務があります。
- 選択肢 3不正解
- 第3類医薬品には販売時の積極的な情報提供に関する法的義務規定はありませんが、適正使用のために必要な情報提供を行うことが望ましいとされています。
- 選択肢 4正解
- 販売後であっても購入者側から相談があった場合には、第3類医薬品であっても薬剤師又は登録販売者は必要な情報を提供する義務があります。
覚えるポイント
- 購入者等からの相談に対する応答(相談応需)は、すべての一般用医薬品で義務である。
間違えやすいところ
- 第3類医薬品は積極的情報提供の法的義務はないが、相談対応義務まで免除されるわけではない。
出題の前提:薬事法(平成24年試験当時の規定)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.18 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
毒薬及び劇薬の取扱いと販売規制
薬事関係法規・制度 · 毒薬 / 劇薬 / 譲受手続 / 施錠保管
毒薬又は劇薬に関する以下の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 毒薬又は劇薬を、14歳未満の者に交付してはならない。 b 医薬品の販売業者は、毒薬を貯蔵、陳列する場所には、かぎを施さなければならない。 c 薬剤師が店舗管理者である店舗販売業者であっても、毒薬又は劇薬を開封して販売してはならない。 d 毒薬又は劇薬を一般の生活者に対して販売する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、使用目的や職業等を口頭で聞きとればよく、書類等の交付を受ける必要はない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
毒薬・劇薬は毒性が強いため厳格に規制されており、14歳未満への交付禁止、毒薬の施錠保管、譲渡時の譲受文書(署名または記名押印)の交付義務などが定められています。
解き方
- 各記述の正誤を毒薬・劇薬の管理・販売規定に照らして判定する。
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(誤)の組み合わせを選択肢から特定する。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤の組み合わせであり正しい。
- 選択肢 2不正解
- aは14歳未満への交付禁止で正しい記述であり、誤りとしているため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aとbがともに正しく、cとdがともに誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- dは譲受文書の交付が必要であるため誤りであり、正としている本選択肢は不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bは毒薬の施錠保管義務について正しい記述であり、誤りとしているため不適切です。
覚えるポイント
- 毒薬は「他と区別して施錠保管」、劇薬は「他と区別して保管(施錠義務なし)」。
間違えやすいところ
- 譲受人からは口頭確認だけでなく、署名または記名押印された譲受文書の提出が必要である。
出題の前提:薬事法第44条~第47条等(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.18 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
一般用医薬品のリスク区分と陳列・表示ルール
薬事関係法規・制度 · リスク区分 / 陳列方法 / 法定表示
一般用医薬品のリスク区分に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品はリスクの程度に応じて第1類・第2類・第3類に分類され、直接の容器等への区分表示義務や、店舗内において区分ごとに混在させずに陳列する区分陳列義務が課されています。
解き方
- リスク区分の定義(第1類・第2類・第3類)と見直しの仕組みを確認する。
- 陳列基準において、第2類医薬品と第3類医薬品を区別せずに陳列できる例外規定はないことを確認する。
- 選択肢 1不正解
- 一般用医薬品は第1類から第3類に分類され、そのうち保健衛生上のリスクが特に高いものが第1類医薬品に位置づけられています。
- 選択肢 2不正解
- 新たな知見や副作用報告等に基づきリスク区分は見直され、第3類から第2類や第1類へ上位変更されることもあります。
- 選択肢 3正解
- 第1類、第2類、第3類医薬品はそれぞれ混在しないよう区別して陳列しなければならず、第2類と第3類を混在させてよい例外はありません。
- 選択肢 4不正解
- 直接の容器又は直接の被包には、リスク区分に応じた定められた事項(「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」等)を枠で囲んで記載しなければなりません。
覚えるポイント
- 第1類・第2類・第3類はすべて相互に区別して陳列しなければならない。
間違えやすいところ
- 指定第2類医薬品の陳列場所(情報提供場所から7m以内など)と、第2類・第3類の区分陳列の原則を混同しない。
出題の前提:薬事法施行規則第218条の4等(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.19 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の直接の容器・被包の法定記載事項
薬事関係法規・制度 · 法定表示事項 / 容器等の記載 / 薬事法第50条
薬事法第50条の規定により、医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載しなければならない事項として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 製造業者の氏名又は名称及び住所 b 一般用医薬品については「一般用」の文字 c 重量、容量又は個数等の内容量 d 製造番号又は製造記号
解答・解説を表示
解答
4
解説
薬事法第50条で直接の容器等に記載すべき事項には、「製造販売業者」の氏名・名称及び住所、内容量、製造番号・製造記号、指定された名称、有効期間(指定されたもの)、リスク区分の文字などがあります。「製造業者」の氏名や単なる「一般用」という文字は法定記載事項ではありません。
解き方
- 法第50条の直接の容器等の記載事項に該当するか各項目を精査する。
- aは製造業者ではなく「製造販売業者」、bは「一般用」ではなくリスク区分に応じた文字であるため誤りと判断する。
- 正しい組み合わせとしてcとd(選択肢4)を導く。
- 選択肢 1不正解
- aは「製造業者」ではなく「製造販売業者」であり、bは「一般用」ではなく「第1類医薬品」等のリスク区分の表示であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aの記載義務者は「製造販売業者」の氏名又は名称及び住所であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bの「一般用」という表記は法第50条の法定表示事項ではないため誤りです。
- 選択肢 4正解
- 重量、容量又は個数等の内容量(c)および製造番号又は製造記号(d)は、ともに法第50条で定められた直接の容器等の法定記載事項です。
覚えるポイント
- 容器への氏名・住所表示は「製造業者」ではなく「製造販売業者」である。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品の識別表示は「一般用」ではなく「第1類医薬品」「第2類医薬品」等である。
出題の前提:薬事法第50条(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.19 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の広告規制と適正広告基準
薬事関係法規・制度 · 広告規制 / 適正広告基準 / 誇大広告の禁止
医薬品の広告に関する以下の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 複数の生薬で構成される漢方処方製剤について、配合されている個々の構成生薬の作用をあげて効能効果を説明することは不適当である。 b 「天然成分を使用しているので副作用がない」として広告を行うことは、虚偽誇大な広告に該当する。 c 医薬品の効能効果又は安全性について、最大級の表現又はこれに類する表現を行うことは不適当とされている。 d 専門医が公認、推薦等している旨の広告は、仮に事実であったとしても原則として不適当とされている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品の適正広告基準では、漢方処方製剤の個々の生薬作用を強調した表現の禁止、「副作用がない」などの安全性保証の禁止、最高・絶対的表現の禁止、医師等の推薦広告の禁止(事実であっても原則不可)などが定められています。
解き方
- 適正広告基準の各禁止事項(構成生薬の作用強調、安全性の保証表現、最大級表現、専門医の公認推薦)を確認する。
- a~dの記述がすべて基準に合致した正しい説明であることを判定する。
- 選択肢 1不正解
- dの推薦広告の制限は事実であっても原則不適当であるため正しく、dを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 2不正解
- cの最大級表現の禁止は正しいため、cを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bの「天然成分だから副作用がない」は虚偽誇大広告に該当するため正しく、bを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aの漢方製剤の生薬ごとの効能説明禁止は正しいため、aを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dの記述はいずれも医薬品等適正広告基準の定めに合致しており、すべて正しいです。
覚えるポイント
- 医師等の推薦は、仮に事実であっても原則として広告表現として認められない。
間違えやすいところ
- 漢方薬は処方全体として効能効果が承認されているため、構成生薬単体の作用を広告してはならない。
出題の前提:医薬品等適正広告基準(薬事法第66条関連)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.20 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の組み合わせ販売に関する適正基準
薬事関係法規・制度 · 組み合わせ販売 / 法定表示 / 情報提供
医薬品の組み合わせ販売に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品の組み合わせ販売は、合理的な理由があり相互作用や過剰摂取の恐れがない範囲に限定されます。また、購入者が法定表示を確認できるよう、組み合わせ販売の外装の外から見えない状態にしておくことは認められません。
解き方
- 組み合わせ販売の要件(効能重複の禁止、相互作用による危害防止、合理性)を確認する。
- 外装容器に関する表示要件(外から見えない場合は外装にも法定表示が必要)に反する記述(選択肢2)を特定する。
- 選択肢 1不正解
- 相互作用等により健康被害が生じるおそれがある組み合わせでの販売は不適当とされています。
- 選択肢 2正解
- 組み合わせ容器の外から個々の医薬品の法定表示が見えない場合は、外箱等に法定表示事項を記載しなければならないため、見えなくてもよいとする記述は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 同種の成分が重複したり、効能効果が重複するような医薬品の組み合わせ販売は不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 十分な情報提供が行える範囲内であり、かつ医療上・使用上の合理性が認められる組み合わせでなければなりません。
覚えるポイント
- 組み合わせ販売では、法定表示が外側から確認できるようにする必要がある。
間違えやすいところ
- 個々の医薬品に表示があっても、セットの外装で覆われて見えなくなる場合はそのまま販売できない。
出題の前提:医薬品の適正な流通・販売に関する通知(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.20 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
薬事法に基づく行政庁の監督処分
薬事関係法規・制度 · 構造設備改善命令 / 管理者変更命令 / 廃棄・回収命令 / 配置員
薬事法における行政庁による処分に関する以下の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 都道府県知事は、薬局開設者に対して、その構造設備が基準に適合しない場合、その構造設備の改善を命ずることができる。 b 都道府県知事は、薬局の管理者について、その者に薬事に関する法令に違反する行為があったとき、その薬局開設者に対して、管理者の変更を命ずることができる。 c 都道府県知事は、配置販売業の配置員が、その業務に関し、薬事に関する法令に違反する行為があったときは、その配置販売業者に対して、その配置員の解雇を命ずることができる。 d 都道府県知事は、医薬品を業務上取り扱う者に対して、不良医薬品等の廃棄、回収その他公衆衛生上の危険の発生を防止するに足りる措置を採るべきことを命ずることができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
都道府県知事は、構造設備の改善命令(第72条)、管理者の変更命令(第73条)、不良医薬品等の廃棄・回収命令(第70条)などの監督処分を行う権限がありますが、民間企業の従業員個人の解雇を行政命令として発令する権限はありません。
解き方
- 行政処分権限の内容(第70条、第72条、第73条)と各記述を対照する。
- 配置員の法令違反に対する処分として「解雇命令」という法的権限は存在しないため、cを誤りと判定する。
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(正)の組み合わせを選択する。
- 選択肢 1不正解
- aの構造設備改善命令は知事の適法な処分権限であるため正しく、誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 2正解
- a、b、dは都道府県知事の正当な行政処分権限であり、cの解雇命令権限は規定されていないため誤りとなり、本組み合わせが正しいです。
- 選択肢 3不正解
- bの管理者変更命令は知事の権限として正しいため、bを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは知事の改善命令権限として正しいため、aを誤とする本選択肢は不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cの「解雇命令」は薬事法上の処分に存在しないため誤りであり、cを正とする本選択肢は不適切です。
覚えるポイント
- 都道府県知事には「管理者の変更命令」権限はあるが、配置員等の「解雇命令」権限はない。
間違えやすいところ
- 薬事法令違反に対して身分証明書の返納等を命じることはあっても、解雇という民事上の労働契約解消を行政が命じることはない。
出題の前提:薬事法第70条、第72条、第73条(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.21 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の適正広告規制及び販売手法の制限
薬事関係法規・制度 · 誇大広告 / 使用前使用後写真 / 懸賞景品 / 広告規制の対象者
医薬品の広告及び販売等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 使用前・使用後を示した図画・写真等を掲げることは、医薬品の効能・効果等について、それが確実であることを保証する表現であり、虚偽又は誇大な広告とみなされる。 b 薬事法の規制の対象となる一般用医薬品の販売広告としては、テレビ、ラジオ等のマスメディアを通じて行われるものは含まれるが、店頭に設置されているポスター等のPOP広告は含まれない。 c 不当景品類及び不当表示防止法の限度内であれば、景品としてキャラクターグッズを提供して医薬品を販売してもよいが、医薬品を懸賞や景品として授与することは原則として認められない。 d 薬事法第66条(誇大広告等)及び薬事法第68条(承認前の医薬品等の広告の禁止)の対象は、広告等の依頼主のみである。
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解答
2
解説
薬事法における広告規制(第66条・第68条)は「何人も」対象であり、マスメディアだけでなく店頭POPも含まれます。使用前後の写真等は効果確実の保証表現とみなされ原則禁止です。また、医薬品そのものを懸賞や景品として授与することは適正使用を損なうため原則として認められません。
解き方
- 各記述の正誤を広告規制および販売ルールの基準に照らして判定する。
- a(正)、b(POPも対象のため誤)、c(正)、d(「何人も」が対象のため誤)を整理する。
- 正しい記述の組み合わせとしてaとc(選択肢2)を導き出す。
- 選択肢 1不正解
- bは店頭POP広告も医薬品の広告規制の対象に含まれるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcがともに正しい記述であり、適切な組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bとdはともに誤った記述であるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- dの広告規制(第66条・第68条)は依頼主だけでなく媒体社や広告代理店など「何人(なんぴと)も」対象となるため誤りです。
覚えるポイント
- 薬事法の広告規制(第66条・第68条)の主語は「何人も」であり、すべての人に適用される。
間違えやすいところ
- 店頭のPOP広告やチラシも医薬品広告の該当要件を満たせば当然に法規制の対象となる。
出題の前提:薬事法第66条、第68条及び適正広告基準(平成24年試験基準)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.21 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
一般用医薬品の添付文書の基本事項
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の記載事項 / 使用上の注意 / 改訂
一般用医薬品の添付文書に関する次の記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 添付文書には「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。」等の文言が記載されている。 b 医薬品の添付文書の内容は変わらないものではなく、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、定期的に改訂されることとされている。 c 添付文書は開封時に一度目を通されれば十分というものでなく、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。 d 使用上の注意は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。
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解答
3
解説
一般用医薬品の添付文書は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見や副作用等の使用に係る情報に基づき、定期的ではなく「随時(必要に応じて)」改訂がなされます。
解き方
- 各記述の正誤を判定する。aは正しい、bは「定期的に」ではなく「随時」改訂されるため誤りである。
- cとdはいずれも正しい記述であることを確認する。
- a:正、b:誤、c:正、d:正の組み合わせである選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- dは適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されるため正しく、誤りではありません。
- 選択肢 2不正解
- cは必要時にいつでも取り出して読めるよう保管される必要があり、正しい記述です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤(定期的ではなく随時改訂)、cが正、dが正であり正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは添付文書冒頭の実質的な注意喚起文言として正しく、誤りではありません。
- 選択肢 5不正解
- bは定期的な改訂ではなく随時改訂されるものであるため、すべて正とする選択肢は誤りです。
覚えるポイント
- 添付文書の改訂は定期的ではなく随時行われる
間違えやすいところ
- 定期的な改訂と随時改訂の記述を取り違えること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.22 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
添付文書の使用上の注意
医薬品の適正使用・安全対策 · 一般用検査薬 / 併用禁忌 / 小児・飲酒 / 長期連用
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されている。 b 併用すると作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測される医薬品について注意を喚起し、使用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。 c 小児に使用される医薬品においては、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項であっても、服用時は飲酒しない旨の記載は省略される。 d 一般用医薬品は、医療用医薬品より作用が穏やかになるように設計されているので、長期連用しない旨の記載はされることはない。
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解答
1
解説
添付文書の使用上の注意には、一般用検査薬での受診勧奨や併用注意のほか、小児用医薬品であってもアルコール相互作用等の成分共通の注意は省略されず、長期連用を避ける旨の記載も必要に応じてなされます。
解き方
- 記述aとbが手引きの記載に合致する正しい記述であることを確認する。
- 記述cは小児向け製剤であっても成分由来の注意事項は省略されないため誤りであると判断する。
- 記述dは一般用医薬品でも長期連用しない旨が記載されるものがあるため誤りと判断し、1を選択する。
- 選択肢 1正解
- a、bともに正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cは小児用医薬品であっても一般的な注意事項は省略されないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dは一般用医薬品でも長期連用しない旨の記載がなされるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cおよびdはいずれも誤った記述です。
覚えるポイント
- 小児用医薬品でも成分に関する共通注意事項は省略されない
間違えやすいところ
- 一般用医薬品には長期連用の禁止記載がないと誤解すること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.22 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
添付文書の標識的マーク
医薬品の適正使用・安全対策 · 標識的マーク / してはいけないこと / 相談すること
一般用医薬品の添付文書に記載されている標識的マークの使い方として、正しいものを1つ選びなさい。 1 赤い三角に感嘆符(感嘆符マーク)に「使用上の注意」の赤文字見出し 2 幼児を抱く人のピクトグラムに「してはいけないこと」の黒背景白文字 3 赤い三角に感嘆符(感嘆符マーク)に「相談すること」の黒背景白文字 4 赤い丸にバツ印(×マーク)に「相談すること」の黒背景白文字 5 幼児を抱く人のピクトグラムに「使用上の注意」の赤文字見出し
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解答
1
解説
一般用医薬品の添付文書における標識的マークは、「使用上の注意」には注意喚起(!マーク)、「してはいけないこと」には禁止(×マーク)、「相談すること」には相談(人型マーク)が対応して配置されます。
解き方
- 各項目に対応するマークの規定(注意喚起マーク、禁止マーク、相談マーク)を確認する。
- 選択肢1の「使用上の注意」と「赤の!マーク」の対応が正解であることを確認する。
- 他の選択肢でマークと項目の不一致(×や人型マークが誤った見出しに付いている)を判定する。
- 選択肢 1正解
- 「使用上の注意」の標題の横に注意を喚起する赤い感嘆符マークが正しく用いられています。
- 選択肢 2不正解
- 人型のマークは「相談すること」に用いられるものであり、「してはいけないこと」には×マークが用いられます。
- 選択肢 3不正解
- 赤い感嘆符マークは「使用上の注意」に用いられ、「相談すること」には人型マークが用いられます。
- 選択肢 4不正解
- ×マークは「してはいけないこと」に用いられ、「相談すること」には用いられません。
- 選択肢 5不正解
- 「使用上の注意」の見出しには人型マークではなく赤い感嘆符マークが用いられます。
覚えるポイント
- 使用上の注意は感嘆符、してはいけないことは×、相談することは人型マーク
間違えやすいところ
- してはいけないことと相談することのマークを混同すること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.23 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
添付文書の記載事項(効能効果・用法用量・添加物)
医薬品の適正使用・安全対策 · 適応症 / 使用年齢の制限 / 添加物
一般用医薬品の添付文書等に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 効能または効果の欄には、一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されているが、「適応症」として記載されている場合は、服用の可否について専門家が判断しなければならない。 2 用法及び用量の欄に、小児における使用に関して認められていない年齢区分(使用年齢の制限)がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載されている。 3 成分及び分量の欄には、有効成分の名称及び分量のみ記載されており、添加物として配合されている成分は記載されることはない。 4 医薬品の添加物は、それ自体積極的な薬効を期待して配合されるものである。
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解答
2
解説
一般用医薬品の用法・用量において、小児の使用年齢制限がある場合は使用させない旨が明記されます。なお、効能効果は生活者が自ら判断できる平易な表現で示され、添加物は薬効を期待するものではなく製剤化や安定化のために配合され、名称も記載されます。
解き方
- 1を検証:効能効果は一般の生活者が自ら判断できる表現で示されるものであり、誤り。
- 2を検証:使用年齢の制限がある場合、その小児に使用させない旨が明確に記載されるため正しい。
- 3を検証:添加物として配合されている成分もすべて記載されるため誤り。
- 4を検証:添加物は有効成分ではなく、有効成分のような積極的な薬効を期待するものではないため誤り。
- 選択肢 1不正解
- 一般用医薬品の効能効果は一般生活者が自ら判断できる症状・用途で示されるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 小児における認められていない年齢区分がある場合は、その小児に使用させない旨が記載されるため正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 成分及び分量欄には有効成分だけでなく添加物も記載されるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 添加物は製剤の成形や安定化のために用いられ、積極的な薬効を期待するものではないため誤りです。
覚えるポイント
- 添加物は薬効を期待するものではなく成分欄に記載される
間違えやすいところ
- 添加物の記載が省略されると勘違いすること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.23 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の保管及び取扱い上の注意
医薬品の適正使用・安全対策 · 誤飲防止 / 容器の移し替え / シロップ剤の保管 / 固形製剤の保管
医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。 1 家庭内において、小児が容易に手に取れる場所等に医薬品が置かれていた場合に誤飲事故が多く報告されているため、小児の手の届かないところに医薬品を保管する等の注意が必要である。 2 医薬品を旅行へ携行するために別の容器に移し替えると、日時が経過して中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまうことがあり、誤用の原因となるおそれがある。 3 シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましいとされているが、凍結すると変質したり、効力が減弱する場合がある。 4 錠剤、カプセル剤、散剤は、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがないため、冷蔵庫内での保管が適当である。
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解答
4
解説
錠剤やカプセル剤等の固形製剤は、冷蔵庫から出したときに急激な温度変化により容器内外に結露を生じて湿気を帯びやすいため、特に指示のない限り冷蔵庫保管は避けるべきです。
解き方
- 選択肢1〜3の記述が正しい(誤飲対策、移し替えの禁止、シロップ剤の保管)ことを確認する。
- 選択肢4において、固形剤は温度差で湿気を帯びるリスクがあり、冷蔵庫保管は不適であることを確認する。
- 誤っている記述である選択肢4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 小児の誤飲事故防止のために手の届かないところに保管することは適切で正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 他の容器への移し替えは誤用や品質変化の原因となるため避けるべきであり正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- シロップ剤は冷蔵保管が望ましいが凍結させないよう注意が必要であり正しい記述です。
- 選択肢 4正解
- 固形剤は冷蔵庫から出した際の急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため冷蔵庫保管は不適当であり、誤った記述です。
覚えるポイント
- 錠剤・散剤等は結露による吸湿を防ぐため冷蔵庫保管を避ける
間違えやすいところ
- すべての医薬品が冷蔵庫で保管すべきと誤解すること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.24 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
製品表示(法定表示と高圧ガス保安法等の表示)
医薬品の適正使用・安全対策 · 毒薬・劇薬 / リスク区分 / エアゾール製品 / 高圧ガス保安法
製品表示に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 医薬品の添付文書や外箱等には、( a )に該当する医薬品における表示や、その一般用医薬品が分類された( b )区分を示す識別表示等の法定表示事項のほかにも、購入者等における適切な医薬品の選択、適正な使用に資する様々な情報が記載されている。 例えば、エアゾール製品では高圧ガス保安法に基づいた注意事項として、使用ガスの名称や( c )などの注意事項が記載されている。
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解答
3
解説
医薬品医療機器等法(旧薬事法)における規制対象は「毒薬又は劇薬」であり、一般用医薬品は「リスク区分」に分類されます。エアゾール製品では破裂防止等のため高圧ガス保安法に基づき「高温に注意」等の表示が義務づけられています。
解き方
- 医薬品における表示対象を判定する。毒物及び劇物取締法ではなく薬事関係法規のため「毒薬又は劇薬」が入る。
- 一般用医薬品が分類されるのは「リスク」区分である。
- エアゾール製品の高圧ガス保安法に基づく代表的な注意事項は「高温に注意」である。
- 以上より、a=毒薬又は劇薬、b=リスク、c=「高温に注意」の組み合わせである3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- エアゾール製品の高圧ガス保安法に基づく記載事項としては「高温に注意」が該当するため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品における表示事項は「毒物又は劇物」ではなく「毒薬又は劇薬」であるため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが毒薬又は劇薬、bがリスク、cが「高温に注意」であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 区分を示す識別表示は「薬理作用」ではなく「リスク」区分であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a、b、cのすべてが不適切です。
覚えるポイント
- 医薬品は毒薬・劇薬、化学物質等は毒物・劇物
間違えやすいところ
- 薬事法上の「毒薬・劇薬」と毒劇法上の「毒物・劇物」を混同すること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.24 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
外箱等への記載事項(添付文書と共通する事項)
医薬品の適正使用・安全対策 · 外箱等の記載事項 / 保管に関する事項 / 使用上の注意の要点
添付文書の内容のうち、外箱等にも記載されている事項に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の保管に関する事項 b 使用にあたって添付文書をよく読むこと c 服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと d 次の部位には使用しないこと
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解答
5
解説
一般用医薬品の外箱等には、購入者が使用前に重要な注意を把握できるよう、保管に関する事項や「添付文書をよく読むこと」のほか、「してはいけないこと」のうち特に重要な事項(運転操作をしないこと、次の部位には使用しないこと等)が記載されます。
解き方
- 外箱等への記載事項に関する基準を確認する。
- 保管に関する事項(a)および添付文書の精読を促す記載(b)は外箱に記載される。
- 安全確保のため特に重要な「運転操作の禁止」(c)や「使用してはいけない部位」(d)も外箱に記載される。
- すべて正(正・正・正・正)である選択肢5を選択する。
- 選択肢 1不正解
- dも外箱等に記載される重要な事項であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cも外箱等に記載される重要な事項であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは外箱等に必ず記載される事項であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aの保管に関する事項は外箱等に記載されるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべてが外箱等に記載されている事項であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 重篤な事故防止のための重要注意(運転禁止・使用部位等)は外箱にも記載される
間違えやすいところ
- 使用上の注意の具体的禁止事項は添付文書にしか書かれないと思い込むこと
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.25 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
緊急安全性情報(イエローレター)
医薬品の適正使用・安全対策 · 緊急安全性情報 / 配布期限 / 一般用医薬品 / 小柴胡湯
緊急安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品又は医療機器について重要かつ緊急な情報伝達が必要な場合に、その医薬品等を取り扱う医薬関係者に対して、厚生労働省から4週間以内に原則として直接配布し、情報伝達されるものである。 b 一般用医薬品に関係する緊急安全性情報が発出されたことがある。 c A4サイズの黄色地の印刷物で、ドクターレターとも呼ばれる。 d 2000年11月に塩酸フェニルプロパノールアミン含有医薬品による出血性脳卒中に関する緊急安全性情報が発出された。
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解答
1
解説
緊急安全性情報(イエローレター)は、製造販売業者等が厚生労働省の指示に基づいて作成し、原則として4週間以内に医薬関係者へ直接配布するものです。小柴胡湯に関する事例で一般用医薬品にも発出された経緯があります。
解き方
- 記述aの配付主体を確認:厚生労働省が直接配布するのではなく製造販売業者が行うため誤り。
- 記述bを確認:一般用医薬品(小柴胡湯など)でも緊急安全性情報が発出された実績があるため正しい。
- 記述cを確認:イエローレター(A4黄色地、ドクターレター)の基本説明であり正しい。
- 記述dを確認:PPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)では緊急安全性情報の発出ではなく自主回収要請等の安全性速報・情報提供であり誤り。
- 誤・正・正・誤の組み合わせである1を選択する。
- 選択肢 1正解
- aが誤(製造販売業者が配布)、bが正、cが正、dが誤であり正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdは誤った記述であるため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、aは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- cは正しく、dは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aおよびdが誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- 緊急安全性情報は厚生労働省の指示のもと製造販売業者が4週間以内に配布する
間違えやすいところ
- 緊急安全性情報の配布元を厚生労働省自身であると誤認すること
出題の前提:試験実施要項及び手引き(平成24年時点)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.25 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
PMDA医薬品医療機器情報提供ホームページの掲載内容と配信サービス
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品医療機器情報提供ホームページ / 情報提供 / PMDAメディナビ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の「医薬品医療機器情報提供ホームページ」に関する以下の記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品の添付文書情報が掲載されている。 b 「使用上の注意」の改訂情報が掲載されている。 c 医薬品等の製品回収に関する情報が掲載されている。 d 医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールにより配信するサービスが行われている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の情報提供ホームページでは、最新の添付文書情報や使用上の注意の改訂情報、回収情報などの安全対策情報が広く提供されており、メール配信サービスも実施されています。
解き方
- 記述a、b、cについて、一般用医薬品の添付文書情報、改訂情報、製品回収情報が網羅的に掲載されているか確認します。
- 記述dについて、重要情報の発表と同時に電子メールで情報配信するサービス(PMDAメディナビ等)が存在するかを確認し、正誤の組み合わせを判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述dは正しいため、dを誤りとする本選択肢は不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cは正しいため、cを誤りとする本選択肢は不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しいため、bを誤りとする本選択肢は不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しいため、aを誤りとする本選択肢は不適当です。
- 選択肢 5正解
- 記述a、b、c、dはすべて正しい記述であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- PMDA情報提供ホームページには医療用・一般用医薬品の添付文書、改訂情報、回収情報が掲載され、メール配信サービスも行われている。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品の添付文書は掲載対象外であると誤認しないように注意する。
出題の前提:試験実施時点における「試験問題の作成に関する手引き」および当時の薬事法に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.26 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品副作用等報告の必要性と対象範囲
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用等報告制度 / 報告の必要性 / 健康被害
医薬品による副作用等が疑われる場合の報告の必要性に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 安全対策上必要があると認められる場合であっても、医薬品の過量使用や誤用等によるものと思われる健康被害については報告する必要はない。 b 医薬品等によるものと疑われる、身体の変調・不調、日常生活に支障を来す程度の健康被害について報告が求められている。 c 医薬品との因果関係が明確でない場合は、報告する必要はない。 d 医薬品の副作用は、使用上の注意に記載されているものだけとは限らないため、副作用の症状がその医薬品の適応症状と見分けがつきにくい場合にも報告がなされる必要がある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
副作用等報告制度では、因果関係が不明確な場合や過量使用・誤用による健康被害であっても、安全対策上必要があると認められる場合は報告対象となります。また既知の副作用に限らず幅広く収集されます。
解き方
- 記述aについて、過量使用や誤用等による健康被害が報告対象に含まれるかを確認します(安全対策上必要なら報告対象となるため誤り)。
- 記述bおよびdについて、健康被害の範囲や適応症状と見分けがつきにくい場合の報告の要否を確認します(いずれも正しい)。
- 記述cについて、因果関係が明確でない場合でも報告が必要かを確認します(報告対象となるため誤り)。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤り、記述bが正しいため、この組み合わせは不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcがともに誤りであるため、この組み合わせは不適当です。
- 選択肢 3正解
- 記述bとdがともに正しいため、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤り、記述dが正しいため、この組み合わせは不適当です。
覚えるポイント
- 副作用報告は因果関係が明確でなくても、また過量使用・誤用によるものでも安全対策上必要なら報告対象となる。
間違えやすいところ
- 因果関係が完全に証明された確定例のみを報告対象と誤解しやすい。
出題の前提:試験実施時点における「試験問題の作成に関する手引き」および当時の薬事法に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.26 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度の手続きと方法
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 安全性情報報告制度 / 報告手順 / 受領確認書
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づいて行う報告に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 副作用の報告は、報告様式の記入欄すべてに記入がなされる必要がある。 b 副作用の報告の必要性を認めた場合においては、適宜速やかに報告書を都道府県知事に送付することとされている。 c 報告書の送付は、郵送で行うことができる。 d 報告者に対しては、安全性情報受領確認書が交付される。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度において、報告書は把握できた範囲で記入して速やかにPMDAへ送付(郵送、FAX、電子メール等)します。報告者には受領確認書が交付されます。
解き方
- 記述aについて、すべての記入欄への記入が必須か確認します(把握できている範囲で速やかに報告すればよいため誤り)。
- 記述bについて、送付先が都道府県知事か確認します(PMDAの安全対策業務窓口へ送付するため誤り)。
- 記述cおよびdについて、郵送による提出の可否と受領確認書の交付の有無を確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよびbはともに誤りであるため、不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤り、記述cが正しいため、不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤り、記述dが正しいため、不適当です。
- 選択肢 4正解
- 記述cおよびdがともに正しいため、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 報告書の提出先はPMDAであり、都道府県知事ではない。把握可能な範囲を記入して速やかに送付し受領確認書が交付される。
間違えやすいところ
- 薬事関係の手続きを一律に都道府県知事宛てと誤解しやすい点に注意する。
出題の前提:試験実施時点における「試験問題の作成に関する手引き」および当時の薬事法に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.27 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品副作用被害救済制度の概要と仕組み
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / PMDA / 財源
医薬品副作用被害救済制度に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品副作用被害救済制度は製薬企業の社会的責任に基づく公的制度であり、請求および給付はPMDAを通じて行われます。給付費用は製薬企業からの拠出金、事務費の2分の1は国庫補助で賄われます。
解き方
- 選択肢1の創設趣旨を確認します(製薬企業の社会的責任に基づく公的制度で正しい)。
- 選択肢2および3の請求先と給付主体を確認します(いずれも都道府県知事や個別企業ではなくPMDAであるため誤り)。
- 選択肢4の事務費の国庫補助割合を確認します(全額ではなく2分の1相当額であるため誤り)。
- 選択肢 1正解
- 医薬品副作用被害救済制度は、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始されたものであり正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 救済給付の請求は、都道府県知事ではなく独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対して行います。
- 選択肢 3不正解
- 給付は製薬企業から直接行われるのではなく、PMDAを通じて行われます。
- 選択肢 4不正解
- 事務費については全額ではなく、その2分の1相当額が国庫補助により賄われています。
覚えるポイント
- 救済給付の請求先・給付窓口はPMDAであり、事務費の国庫補助は全額ではなく2分の1である。
間違えやすいところ
- 事務費の国庫補助を全額と誤認したり、給付請求先を自治体窓口と混同しやすい。
出題の前提:試験実施時点における「試験問題の作成に関する手引き」および当時の薬事法・PMDA法に基づく。
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.27 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付種類と請求期限
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 救済給付の請求期限
医薬品副作用被害救済制度の給付の種類のうち、請求の期限が定められていないものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品副作用被害救済制度の給付のうち、医療費・医療手当は医療費の支給を受けたときから5年以内、遺族年金・遺族一時金・葬祭料は死亡のときから5年以内に請求する必要がありますが、障害年金及び障害児養育年金には請求期限の制限が設けられていません。
解き方
- 各救済給付の種類ごとに法令で定められた請求期限を確認する。
- 医療費・医療手当(5年以内)、遺族一時金・葬祭料(5年以内)には期限があるのに対し、障害年金には期限がないことを特定する。
- 選択肢 1不正解
- 医療費は、医療手当とともに「医療費の支給を受けたときから5年以内」に請求する必要があり、期限が定められています。
- 選択肢 2正解
- 障害年金(および障害児養育年金)は、請求の期限が定められていないため正しい選択肢です。
- 選択肢 3不正解
- 医療手当は、医療費とともに「医療費の支給を受けたときから5年以内」に請求する必要があり、期限が定められています。
- 選択肢 4不正解
- 遺族一時金は、遺族年金や葬祭料と同様に「死亡のときから5年以内」に請求する必要があり、期限が定められています。
- 選択肢 5不正解
- 葬祭料は、死亡のときから5年以内に請求する必要があり、期限の定めが存在します。
覚えるポイント
- 障害年金と障害児養育年金には請求期限の制限がない
間違えやすいところ
- 医療費や遺族関係の給付には5年以内の請求期限があることと混同しやすい
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領・手引き(医薬品の適正使用・安全対策)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.28 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品PLセンターの役割と業務
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品PLセンター / 苦情申立て / ADR(裁判外紛争解決手続)
医薬品PLセンターに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 医薬品副作用被害救済制度の対象となるケースに限って、苦情申立てを受け付けている。 b 医薬部外品に関する苦情申立ては、受け付けていない。 c 苦情を申立てた消費者が、製造販売元の企業と交渉するに当たって、裁判によらず迅速な解決に導くことを目的として設置されている。 d 公平・中立な立場で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行っている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品PLセンターは、医薬品副作用被害救済制度の対象外となるケースを含め、医薬品または医薬部外品による健康被害等に関する消費者の苦情申立てを受け付け、公平・中立な立場で交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらず迅速な解決(ADR)へ導く機関です。
解き方
- 記述a・bについて、救済制度対象外ケースや医薬部外品も受け付けの対象となるため誤りと判断する。
- 記述c・dについて、裁判外で迅速に解決を図るADR機関として公平・中立にあっせんを行うため正しいと判断する。
- 組み合わせが「誤・誤・正・正」となる選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aとbが誤りで、cとdが正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bは誤りで、dは正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aは誤り、bは誤り、cは正、dは正であり、適切な組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cは裁判によらず迅速な解決に導くことを目的としており正しいため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは誤りで、cとdが正しい記述であるため誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品PLセンターは医薬部外品も対象であり救済制度の対象外ケースも受け付ける
間違えやすいところ
- 医薬品PLセンターを救済制度の対象事例に限定されると誤解しやすい
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領・手引き(医薬品の適正使用・安全対策)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.28 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付請求に必要な書類
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 請求手続き / 必要書類
医薬品副作用被害救済制度の救済給付の請求にあたって必要な書類に関する記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。 「一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、( a )、要した医療費を証明する書類(領収書等)などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の( b )の作成した( c )等が必要となる。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品による副作用被害の救済給付請求では、副作用の医学的証明として「医師の診断書」が必要であり、また当該医薬品を正規に購入・譲受した事実を証明するために、薬局開設者や「医薬品の販売業者」が作成した「販売証明書」等の提出が求められます。
解き方
- 請求に必要な医学的証明書類として( a )に「医師の診断書」を当てはめる。
- 購入先が作成する書類として、薬局開設者や医薬品の( b )=「販売業者」、作成書類( c )=「販売証明書」を特定する。
- a:医師の診断書、b:販売業者、c:販売証明書の組み合わせである選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aが医師の診断書、bが販売業者、cが販売証明書となり正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bは製造販売業者ではなく販売業者、cは相談記録書ではなく販売証明書であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは患者の被害届書ではなく医師の診断書、cは相談記録書ではなく販売証明書であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは患者の被害届書ではなく医師の診断書、bは製造販売業者ではなく販売業者であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a、b、cのすべてが誤った字句の組み合わせとなっています。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の救済請求には医師の診断書のほか販売業者の販売証明書が必要
間違えやすいところ
- 販売証明書の作成者を製造販売業者と混同しやすい
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領・手引き(医薬品の適正使用・安全対策)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.29 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用禁忌・安全対策の歴史
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 · 小柴胡湯 / インターフェロン / 間質性肺炎 / 緊急安全性情報
副作用に関する記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。 「( a )による間質性肺炎については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、( a )と( b )製剤との併用による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、( b )製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も( c )患者が( a )を使用して間質性肺炎を発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、緊急安全性情報の配布が指示された。」
解答・解説を表示
解答
5
解説
漢方処方製剤の小柴胡湯による間質性肺炎は重大な副作用として知られています。インターフェロン製剤との併用により間質性肺炎が多発したため1994年に併用禁忌とされましたが、その後も慢性肝炎患者への単独投与等で重篤な間質性肺炎が報告され、1996年に緊急安全性情報(イエローレター)が発出されました。
解き方
- 間質性肺炎が問題となり併用禁忌と緊急安全性情報が発出された漢方処方製剤( a )が小柴胡湯であることを確認する。
- 併用禁忌とされた相手方の製剤( b )がインターフェロン製剤であることを確認する。
- 適応疾患として使用され発症例が問題となった基礎疾患( c )が慢性肝炎であることを確認し、選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cが慢性腎不全となっているため誤りです。対象となった患者の基礎疾患は慢性肝炎です。
- 選択肢 2不正解
- aがアスピリン、bがグリチルリチン酸、cが慢性腎不全となっており誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bがグリチルリチン酸となっているため誤りです。併用禁忌とされたのはインターフェロン製剤です。
- 選択肢 4不正解
- aがアスピリンとなっているため誤りです。問題となった製剤は小柴胡湯です。
- 選択肢 5正解
- aが小柴胡湯、bがインターフェロン、cが慢性肝炎であり、文脈および史実と完全に合致しています。
覚えるポイント
- 小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用禁忌および慢性肝炎での間質性肺炎
間違えやすいところ
- 患者の基礎疾患を慢性肝炎ではなく慢性腎不全と誤認しやすい
出題の前提:平成24年度登録販売者試験実施要領・手引き(医薬品の適正使用・安全対策)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.29 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
医薬品の適正使用および薬物乱用防止
医薬品の適正使用・安全対策 · 薬と健康の週間 / 薬物乱用防止の啓発
医薬品の適正使用および薬物乱用防止に関する記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
薬物乱用は違法薬物だけでなく一般用医薬品の乱用によっても生じ、乱用者自身の健康破壊のみならず社会的弊害ももたらします。そのため、小中学生からの早期啓発や「薬と健康の週間」等を通じた正しい知識の普及活動が行われています。
解き方
- 各記述(a〜d)の内容の正誤を薬物乱用および適正使用の啓発に関する知識に基づき判定する。
- a(正)、b(正)、c(誤:一般用医薬品でも乱用は起こる)、d(誤:社会的弊害も生じる)を整理し、正しい組み合わせ(a、b)を選択する。
- 選択肢 1正解
- aとbの双方が正しい記述であるため、これが正解の組み合わせとなります。
- 選択肢 2不正解
- cにおいて一般用医薬品でも薬物乱用や薬物依存が生じるため誤りであり、不適です。
- 選択肢 3不正解
- dにおいて薬物乱用は犯罪や家庭崩壊など社会的弊害をも生じるため誤りであり、不適です。
- 選択肢 4不正解
- cおよびdのいずれも誤った記述であるため、不適です。
覚えるポイント
- 毎年10月17日〜23日は「薬と健康の週間」であり、一般用医薬品も薬物乱用の対象となり得る。
間違えやすいところ
- 薬物乱用は違法薬物に限られると誤認しやすいが、一般用医薬品の乱用も含まれる点に注意する。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験問題・正答(静岡県)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.30 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
してはいけないこと(鶏卵アレルギー)
医薬品の適正使用・安全対策 · してはいけないこと / 鶏卵アレルギー / 塩化リゾチーム
医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の欄に、「次の人は使用(服用)しないこと」として「本剤または鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載されている成分を選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
塩化リゾチームは鶏卵卵白由来のタンパク質成分であるため、鶏卵アレルギーを有する人が服用するとアナフィラキシーなどの重篤な過敏症状を起こす危険性があります。そのため「してはいけないこと」に鶏卵アレルギーのある人が明記されています。
解き方
- 各成分の由来や添付文書の「してはいけないこと」における禁忌事項を確認する。
- 鶏卵白由来である塩化リゾチームが「本剤または鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人」の禁忌に該当すると判断する。
- 選択肢 1正解
- 塩化リゾチームは鶏卵白から抽出精製されるため、鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人は服用しないこととされています。
- 選択肢 2不正解
- 臭化ブチルスコポラミンは抗コリン成分であり、緑内障や排尿困難、心臓病などの既往が注意点となります。
- 選択肢 3不正解
- 塩酸ロペラミドは止瀉薬成分であり、15歳未満の小児や急性激症性下痢患者などが禁忌とされています。
- 選択肢 4不正解
- メキタジンは抗ヒスタミン成分であり、前立腺肥大による排尿困難や緑内障などが使用上の注意となります。
- 選択肢 5不正解
- リドカインは局所麻酔成分であり、局所の過敏症既往などが注意対象となりますが、鶏卵アレルギーの記載はありません。
覚えるポイント
- 塩化リゾチームは鶏卵白由来であるため、鶏卵アレルギーがある人には禁忌(使用しないこと)となる。
間違えやすいところ
- 抗コリン薬や抗ヒスタミン薬と混同せず、卵白由来の消炎酵素成分である塩化リゾチームを結びつける。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験問題・正答(静岡県)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.30 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
してはいけないこと(前立腺肥大による排尿困難)
医薬品の適正使用・安全対策 · してはいけないこと / 前立腺肥大による排尿困難 / 塩酸プソイドエフェドリン
医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の欄に、「次の人は使用(服用)しないこと」として「前立腺肥大による排尿困難」と記載されている成分を選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
塩酸プソイドエフェドリンなどのアドレナリン作動成分は、尿道および膀胱括約筋の収縮を引き起こし、前立腺肥大に伴う排尿困難の症状を急激に悪化させるおそれがあるため、禁忌(してはいけないこと)と定められています。
解き方
- 設問の選択肢に挙げられた各成分の薬理作用と禁忌項目を照合する。
- 塩酸プソイドエフェドリンが交感神経を刺激して排尿困難を悪化させるため、「前立腺肥大による排尿困難」のある人に禁忌とされていることを確認する。
- 選択肢 1正解
- 塩酸プソイドエフェドリンは膀胱括約筋を収縮させて排尿困難を著しく悪化させるおそれがあるため、禁忌に指定されています。
- 選択肢 2不正解
- カフェインは中枢興奮成分であり、胃潰瘍や心臓病の診断を受けた人が相談することの対象となります。
- 選択肢 3不正解
- ヒマシ油は刺激性瀉下薬であり、妊婦や3歳未満の乳幼児、駆虫薬服用時などが禁忌とされています。
- 選択肢 4不正解
- インドメタシンは非ステロイド性抗炎症成分であり、喘息発作の既往歴や妊婦等が禁忌とされています。
- 選択肢 5不正解
- ピロキシカムは非ステロイド性抗炎症成分であり、喘息の既往歴や消化性潰瘍などが禁忌等の対象となります。
覚えるポイント
- 塩酸プソイドエフェドリンは「前立腺肥大による排尿困難」のある人では禁忌(してはいけないこと)となる。
間違えやすいところ
- 抗コリン成分の場合は前立腺肥大に対して「相談すること」とされることが多いが、プソイドエフェドリンでは「してはいけないこと」である点に注意する。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験問題・正答(静岡県)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.31 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
相談すること(てんかん)
医薬品の適正使用・安全対策 · 相談すること / てんかん / ジプロフィリン
医薬品の添付文書の「相談すること」の欄に、「次の診断を受けた人」として「てんかん」と記載されている成分を選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
ジプロフィリンなどのキサンチン系気管支拡張成分は、中枢神経興奮作用を有するため、てんかん患者が服用すると痙攣発作を誘発または悪化させる危険性があります。そのため、添付文書の「相談すること」欄において「てんかん」の診断を受けた人として記載されています。
解き方
- 各成分の薬理作用と添付文書における「次の診断を受けた人」の相談事項を照らし合わせる。
- ジプロフィリン(キサンチン誘導体)の中枢興奮作用により、てんかん発作が誘発されるおそれがあるため「てんかん」が記載されていると特定する。
- 選択肢 1不正解
- 塩酸ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン成分であり、緑内障や前立腺肥大等が主な相談事項となります。
- 選択肢 2不正解
- ブロムワレリル尿素は鎮静成分であり、連用を避けることなどが重要視されますが、「てんかん」の特有の相談記載はありません。
- 選択肢 3正解
- ジプロフィリンは中枢興奮作用によりてんかん発作を誘発するおそれがあるため、てんかんの診断を受けた人は相談することとされています。
- 選択肢 4不正解
- 塩酸ジフェニドールは抗めまい成分(抗コリン作用併有)であり、緑内障や前立腺肥大などが相談事項となります。
- 選択肢 5不正解
- マレイン酸クロルフェニラミンは抗ヒスタミン成分であり、緑内障や排尿困難などが相談事項となります。
覚えるポイント
- ジプロフィリンは中枢興奮作用によって痙攣を誘発するおそれがあるため「てんかん」で相談すること。
間違えやすいところ
- 抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミン等とキサンチン誘導体のジプロフィリンを取り違えないよう注意する。
出題の前提:平成24年度登録販売者試験問題・正答(静岡県)
出典:静岡県『2012年度 静岡県 後半』
平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) p.31 ↗(www.pref.shizuoka.jp)
2012年度 静岡県 後半
参照した公式資料
静岡県が公開した2012年度 静岡県 後半の問題・解答資料です。
- 平成24年度(後半) (PDF 345.6KB) ↗ — www.pref.shizuoka.jp(PDF・32ページ)
- 平成24年度(正答) (PDF 30.4KB) ↗ — www.pref.shizuoka.jp(PDF・1ページ)

