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FP技能検定 · 学習ガイド

2017年5月 3級 実技 保険顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2017年5月 3級 実技 保険顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金の年金額と繰上げ支給

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 繰上げ受給 / 受給額の計算

個人事業主のAさん(昭和46年4月22日生まれ、46歳)の公的年金加入歴は、未納期間24月、納付済期間290月、今後の納付予定期間166月(20歳から60歳までの480月中)である。Aさんが60歳まで保険料を納付した場合の老齢基礎年金額(平成28年度価額)、60歳0カ月で繰上げ請求した場合の減額率、および繰上げ請求に伴う留意点に関する文中の空欄①~③に入る数値や語句の組合せとして、最も適切なものを選びなさい。 「Aさんが60歳になるまで国民年金の定額保険料を納付した場合、65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額は、( ① )円(平成28年度価額)となります。 老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳ですが、Aさんが希望すれば、60歳以上65歳未満の間に老齢基礎年金の繰上げ支給を請求することができます。仮に、Aさんが60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合の減額率は( ② )%となります。ただし、老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合は、『( ③ )減額された年金が支給される』『繰上げ支給の受給権が発生した後は、障害基礎年金の受給権が取得できない』等に注意が必要です」

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解答

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解説

老齢基礎年金の満額は加入可能月数480月を基準に計算され、保険料納付月数に応じて比例按分されます。繰上げ請求を行うと、請求月から65歳に達する前月までの月数に応じて月あたり0.5%(2016年10月1日基準法令)減額され、減額率は生涯適用されます。

解き方

  1. 納付済期間290月と納付予定期間166月を合算し、合計の納付月数456月を算出する。
  2. 満額780,100円に納付割合(456月/480月)を乗じて、65歳時点の受給額741,095円を計算する。
  3. 60歳0カ月での繰上げ月数60カ月に減額率0.5%を乗じて減額率30%を求め、減額は生涯継続することを確認する。
選択肢 1正解
老齢基礎年金額の計算式780,100円×456/480=741,095円、繰上げ減額率0.5%×60カ月=30%、および減額された年金が生涯受給される点がすべて正しく示されています。
選択肢 2不正解
減額率は42%ではなく30%であり、減額された年金は65歳になるまでではなく生涯にわたって支給されるため誤りです。
選択肢 3不正解
未納期間が24月あるため満額の780,100円にはならず、減額率も42%ではなく30%、減額期間も70歳までではなく生涯続くため誤りです。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の繰上げ減額率は1月あたり0.5%(昭和37年4月1日以前生まれ等、当時の基準)で減額は一生涯続きます。

間違えやすいところ

  • 繰上げ請求による減額が65歳に到達した時点で満額に戻ると誤解しないようにしましょう。

出題の前提:2016年10月1日現在施行の法令等(平成28年度価額)

出典:金融財政事情研究会『2017年5月 3級 実技 保険顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2017年5月 3級 実技 保険顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2017年5月 3級 実技 保険顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。