本文へ移動

FP技能検定 · 学習ガイド

2016年1月 3級 実技 個人資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2016年1月 3級 実技 個人資産相談業務の概要
30:00

問題番号から選ぶ

老齢基礎年金の年金額の算定

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 公的年金 / 年金試算

Mさんは、Aさんが60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合における原則65歳から受給できる老齢基礎年金の年金額を試算した。設例の条件に基づき、老齢基礎年金の年金額を算出する計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、年金額は平成27年10月時点の価額(満額780,100円)に基づくものとする。

解答・解説を表示

解答

1

解説

老齢基礎年金の額の計算において、保険料納付済期間に算入される厚生年金保険の被保険者期間は「20歳以上60歳未満」の期間に限られます。また、保険料免除期間の国庫負担割合は、法改正により平成21年3月以前は3分の1、平成21年4月以降は2分の1として計算されます。

解き方

  1. Aさんの公的年金加入歴から20歳到達月(昭和62年9月)を確認し、20歳未満の厚生年金期間(昭和61年4月~昭和62年8月の17月)を除外して20歳以上の厚生年金期間(84月-17月=67月)を算出します。
  2. 納付済月数(厚生年金67月+国民年金237月+納付予定140月=444月)と、平成21年3月以前の全額免除月数36月(国庫負担割合1/3)を老齢基礎年金の算定式に当てはめます。
選択肢 1正解
20歳以上60歳未満の納付済期間444月に、平成21年3月以前の全額免除期間36月(1/3換算)を加算して満額月数480月で除しており適切です。
選択肢 2不正解
461月は20歳未満の厚生年金期間17月を含んでしまっているため誤りです(20歳未満の期間は老齢基礎年金の納付済期間には算入されません)。
選択肢 3不正解
全額免除期間(平成7年7月~平成10年6月)は平成21年3月以前であるため、乗じる割合は1/2ではなく1/3となります。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の額に反映されるのは「20歳以上60歳未満」の期間のみである点
  • 保険料全額免除期間の年金反映割合は平成21年3月以前が1/3、平成21年4月以降が1/2である点

間違えやすいところ

  • 厚生年金保険の被保険者期間をすべて老齢基礎年金の計算月数に含めてしまうミス
  • 平成21年3月以前と平成21年4月以降の国庫負担割合(免除期間の換算率)を混同してしまうミス

出題の前提:2015年10月1日現在施行の法令等(平成27年度価額基準)

出典:金融財政事情研究会『2016年1月 3級 実技 個人資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2016年1月 3級 実技 個人資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2016年1月 3級 実技 個人資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。