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FP技能検定 · 学習ガイド

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢給付の受給額計算(老齢基礎年金および老齢厚生年金)

公的年金・社会保険 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 加給年金額

Aさん(1967年10月24日生まれ)が原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2024年度価額)について、〈計算の手順〉の空欄①〜④に入る数値を計算しなさい。 〈Aさんの年金加入歴(60歳まで)〉 ・20歳〜22歳:国民年金保険料未納期間 30月 ・22歳〜60歳:厚生年金保険被保険者期間 450月  - 2003年3月以前:156月(平均標準報酬月額25万円)  - 2003年4月以後:294月(平均標準報酬額45万円) ※妻Bさん(1969年8月24日生まれ、厚生年金加入歴144月)と生計維持関係あり。 〈計算の手順〉 1.老齢基礎年金の年金額(円未満四捨五入):( ① )円 2.老齢厚生年金の年金額 (1)報酬比例部分の額(円未満四捨五入):( ② )円 (2)経過的加算額(円未満四捨五入):( ③ )円 (3)基本年金額(「(1)+(2)」の額):□□□円 (4)加給年金額(要件を満たす場合のみ加算):408,100円 (5)老齢厚生年金の年金額:( ④ )円

解答・解説を表示

解答

① 765,000円、② 1,003,011円、③ 450円、④ 1,411,561円

解説

65歳からの老齢年金は、老齢基礎年金と老齢厚生年金を合計したものです。老齢基礎年金は保険料を納めた月数に応じて決まり、老齢厚生年金は在職中の報酬額と加入月数に応じて決まります。老齢厚生年金には経過的加算(定額部分と基礎年金の差額を埋めるもの)があり、加入期間が20年以上あり、生計を維持する65歳未満の配偶者などがいるときは加給年金額が加わります。

解き方

  1. 20歳以上60歳未満で保険料を納めた月数(450月)を数え、老齢基礎年金の額を計算します。
  2. 2003年3月以前と2003年4月以後に分けて報酬比例部分の金額を計算し、合計して円未満を四捨五入します。
  3. 加入月数(450月)を使って経過的加算額を計算します。
  4. 報酬比例部分と経過的加算を合計した基本年金額に、加給年金額の要件を確認して加え、老齢厚生年金の総額を求めます。

小問ごとの答え

小問 ①:765,000
老齢基礎年金の額は「816,000円×保険料納付済月数/480月」で計算します。Aさんの20歳から60歳までの480月のうち、未納期間が30月あるため、納付済月数は「480月-30月=450月」です。したがって、816,000円×450/480=765,000円となります。
小問 ②:1,003,011
報酬比例部分はⓐとⓑの合算です。ⓐ2003年3月以前分は「250,000円×(7.125/1,000)×156月=277,875円」、ⓑ2003年4月以後分は「450,000円×(5.481/1,000)×294月=725,136.3円」となります。合計すると「277,875円+725,136.3円=1,003,011.3円」となり、円未満を四捨五入して1,003,011円となります。
小問 ③:450
経過的加算額は「1,701円×被保険者期間月数-816,000円×(20歳以上60歳未満の被保険者期間月数/480)」で求めます。Aさんの月数はいずれも450月であるため、「1,701円×450月-816,000円×(450/480)=765,450円-765,000円=450円」となります。
小問 ④:1,411,561
老齢厚生年金の基本年金額は「報酬比例部分1,003,011円+経過的加算450円=1,003,461円」です。Aさんは被保険者期間が20年以上あり、65歳未満で生計を維持している配偶者(妻Bさん)がいるため加給年金額408,100円が加算されます。よって年金額は「1,003,461円+408,100円=1,411,561円」となります。

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覚えるポイント

  • 老齢厚生年金の加給年金は被保険者期間が原則20年以上必要であること
  • 経過的加算の月数の上限は480月であること

間違えやすいところ

  • 未納の30月を引き忘れ、老齢基礎年金を480月の満額で計算してしまう間違いです。
  • 加給年金は配偶者の厚生年金の加入期間が20年以上だと支給が止まりますが、設例の妻Bさんは144月(12年)なので加算されます。この点を見落とす間違いです。

出題の前提:2024年10月1日現在施行の法令等(年金額は2024年度価額)

出典:金融財政事情研究会『2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

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