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FP技能検定 · 学習ガイド

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務(CBT公開問題)の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

公的年金等 · 老齢基礎年金の計算 / 報酬比例部分の計算 / 経過的加算額の計算 / 加給年金額の支給要件

会社員Aさん(52歳)が60歳まで厚生年金保険に加入し、原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2024年度価額)について、与えられた計算式に基づき空欄①~④に入る数値を計算しなさい。

解答・解説を表示

解答

① 759,900(円) ② 1,036,724(円) ③ 447(円) ④ 1,037,171(円)

解説

老齢年金は、老齢基礎年金と老齢厚生年金に分けて計算します。老齢基礎年金は保険料納付済月数に応じて決まります。老齢厚生年金は、報酬比例部分と経過的加算額を足した基本年金額に、加給年金額を足して求めます。加給年金額は、要件を満たす配偶者等がいるときに加わります。

解き方

  1. 加入の記録から、厚生年金に入っていた月数(2003年3月以前と以後)と、国民年金の保険料を納めた月数を分けて整理します。
  2. 老齢基礎年金・報酬比例部分・経過的加算額の式に、それぞれの月数と報酬額を入れて計算します。円未満は四捨五入します。
  3. Aさんが65歳になったときの配偶者の年齢などを確認します。加給年金額が加わるかどうかを判定し、最終的な受給額を求めます。

答えの内訳

①:759,900
老齢基礎年金の額は「816,000円×(保険料納付済月数/480月)」で計算します。Aさんの保険料納付済月数は厚生年金保険の被保険者期間である447月(96月+351月)なので、816,000円×447/480=759,900円となります。
②:1,036,724
報酬比例部分の額は、2003年3月以前分の「250,000円×(7.125/1,000)×96月=171,000円」と、2003年4月以後分の「450,000円×(5.481/1,000)×351月=865,723.95円」を合算した1,036,723.95円となり、円未満を四捨五入して1,036,724円となります。
③:447
経過的加算額は「1,701円×厚生年金被保険者期間の月数(447月)-816,000円×(20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間の月数447月/480月)」=760,347円-759,900円=447円となります。
④:1,037,171
老齢厚生年金の額は基本年金額(報酬比例部分+経過的加算)に加給年金額を加算して求めます。Aさんが65歳到達時、年上の妻Bさんは既に67歳(65歳以上)に達しているため加給年金額の対象とならず、加算は0円です。したがって、1,036,724円+447円=1,037,171円となります。

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覚えるポイント

  • 加給年金は受給権者が65歳到達時点で生計を維持している65歳未満の配偶者等がいる場合に加算されるため、配偶者が既に65歳以上の場合は加算されません。

間違えやすいところ

  • 経過的加算では、厚生年金に入っていた月数の上限が原則480月です。また、未納だった33月を老齢基礎年金の月数に間違えて入れないよう注意しましょう。

出題の前提:2024年4月1日現在施行の法令等に基づく。

出典:金融財政事情研究会『2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.2(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.5(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務(CBT公開問題)

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2025年5月 2級 生保顧客資産相談業務(CBT公開問題)の問題・解答資料です。

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