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FP技能検定 · 学習ガイド

2024年9月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2024年9月 2級 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金額

Aさん(1973年12月18日生まれ、会社員)が原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2024年度価額)について、計算手順の空欄①〜④に入る数値を求めなさい。 〈Aさんの加入歴等(65歳までの見込みを含む)〉 ・20歳〜22歳:国民年金保険料納付済期間 28月 ・22歳〜65歳:厚生年金保険被保険者期間 512月(2003年3月以前84月・平均標準報酬月額26万円、2003年4月以後428月・平均標準報酬額50万円) ※20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間は452月である。 ・妻Bさん(48歳)と同居し生計維持関係にある。

解答・解説を表示

解答

① 816,000 ② 1,328,544 ③ 48,080 ④ 1,784,724

解説

老齢基礎年金は、20歳から60歳までの保険料を納めた月数に応じて決まります(上限は480月)。老齢厚生年金は、報酬比例部分と経過的加算(差額を調整する部分)を合わせたものです。さらに、厚生年金に20年以上加入した人に、65歳未満の配偶者を養っているときは加給年金が加わります。

解き方

  1. 老齢基礎年金の対象になる月数を確かめます(28月+452月=480月)。これは満額の816,000円になります。
  2. 報酬比例部分を、2003年3月以前と2003年4月以後に分けて計算し、合計します。
  3. 厚生年金の全加入月数(上限480月)で計算した定額部分から、20歳以上60歳未満の分に当たる額を引き、経過的加算額を出します。
  4. 加入期間が20年以上で、65歳未満の配偶者を養っているので、加給年金額(408,100円)を足して、老齢厚生年金の合計を出します。

答えの内訳

①:816,000
老齢基礎年金の月数は国民年金納付済28月+20歳以上60歳未満の厚生年金452月=480月となり、満額の816,000円×480/480=816,000円となります。
②:1,328,544
報酬比例部分はⓐ2003年3月以前分(260,000円×7.125/1,000×84月=155,610円)+ⓑ2003年4月以後分(500,000円×5.481/1,000×428月=1,172,934円)=1,328,544円となります。
③:48,080
経過的加算額は1,701円×480月(上限480月)-816,000円×452月/480=816,480円-768,400円=48,080円となります。
④:1,784,724
老齢厚生年金の年金額は、報酬比例部分1,328,544円+経過的加算48,080円+加給年金額408,100円(厚生年金加入20年以上で65歳未満の配偶者を維持)=1,784,724円となります。

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覚えるポイント

  • 経過的加算の定額部分における月数上限は480月です。
  • 加給年金の支給要件は厚生年金被保険者期間が原則20年(240月)以上です。

間違えやすいところ

  • 経過的加算の第1項では、全期間の512月をそのまま使わず、上限の480月を使う必要があります。
  • 老齢厚生年金の合計に、加給年金額(408,100円)を足し忘れないように注意します。

出題の前提:2024年4月1日現在施行の法令等(2024年度年金額改定)

出典:金融財政事情研究会『2024年9月 2級 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2024年9月 2級 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2024年9月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。