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FP技能検定 · 学習ガイド

2024年9月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2024年9月 2級 実技 個人資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 加給年金

設例のAさん(1976年7月3日生まれ・会社員)が原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2024年度価額)について、〈計算の手順〉の空欄①〜④に入る数値を計算しなさい。 〈計算の手順〉 1. 老齢基礎年金の年金額(円未満四捨五入):( ① )円 2. 老齢厚生年金の年金額 (1)報酬比例部分の額(円未満四捨五入):( ② )円 (2)経過的加算額(円未満四捨五入):( ③ )円 (3)基本年金額(上記「(1)+(2)」の額):□□□円 (4)加給年金額(要件を満たしている場合のみ加算) (5)老齢厚生年金の年金額:( ④ )円

解答・解説を表示

解答

① 759,900(円) ② 1,310,174(円) ③ 56,580(円) ④ 1,774,854(円)

解説

老齢年金の額を計算するときは、いくつもの上限や要件を正しく当てはめることが大切です。老齢基礎年金には月数の上限があり、厚生年金は2003年4月の前後で掛け率が変わります。経過的加算の定額部分は480月が上限で、加給年金は厚生年金の加入期間が20年以上あると足せます。

解き方

  1. 20歳から60歳までの納付済月数を数えて、老齢基礎年金の額を出します。
  2. 報酬比例部分は、2003年3月以前と2003年4月以後に分けて計算し、合計します。
  3. 経過的加算を計算するときは、定額部分の月数が最大480月であることに注意し、基本年金額を出します。
  4. 厚生年金の加入期間が20年以上かどうかと、生計を維持している配偶者がいるかを確認し、加給年金を足して老齢厚生年金の額を求めます。

答えの内訳

①:759,900
老齢基礎年金の満額は816,000円です。Aさんの20歳から60歳までの480月のうち、未納期間が33月あるため、保険料納付済月数は 480月-33月=447月 となります。したがって、年金額は 816,000円×(447月/480月)=759,900円 です。
②:1,310,174
報酬比例部分の額は、2003年3月以前の期間分ⓐと2003年4月以後の期間分ⓑを合算します。ⓐは 300,000円×(7.125/1,000)×48月=102,600円、ⓑは 480,000円×(5.481/1,000)×459月=1,207,574.16円 です。合計すると 102,600円+1,207,574.16円=1,310,174.16円 となり、円未満を四捨五入して 1,310,174円 となります。
③:56,580
経過的加算額は「定額部分-厚生年金期間に応じた老齢基礎年金相当額」で算出します。定額部分の被保険者期間月数は上限480月であるため、Aさんの厚生年金被保険者期間507月(48月+459月)のうち480月を用います。1,701円×480月-816,000円×(447月/480月)=816,480円-759,900円=56,580円 です。
④:1,774,854
基本年金額は 報酬比例部分1,310,174円+経過的加算56,580円=1,366,754円 です。Aさんは厚生年金の被保険者期間が20年以上あり、65歳到達時に生計を維持している65歳未満の配偶者(妻Bさん)がいるため、加給年金額408,100円が加算されます。したがって、老齢厚生年金の年金額は 1,366,754円+408,100円=1,774,854円 となります。

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覚えるポイント

  • 経過的加算の定額部分に乗じる月数は、実期間にかかわらず最大480月が上限となります。
  • 加給年金は厚生年金の被保険者期間が原則20年(240月)以上あることが受給の必須要件です。

間違えやすいところ

  • 経過的加算では、厚生年金の加入月数の合計(507月)をそのまま上限を超えて掛けてしまわないようにしましょう。
  • 老齢基礎年金の納付済月数に、60歳より後の厚生年金の加入期間を入れてしまわないように注意しましょう。

出題の前提:2024年4月1日現在施行の公的年金制度関連法令・2024年度年金額改定基準

出典:金融財政事情研究会『2024年9月 2級 実技 個人資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2024年9月 2級 実技 個人資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2024年9月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。