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FP技能検定 · 学習ガイド

2023年5月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2023年5月 2級 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 加給年金

Aさん(1963年12月11日生まれ)の公的年金加入歴等に基づき、原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2022年度価額)について、次の<計算の手順>の空欄①~④に入る数値を求めなさい。 <Aさんの年金加入歴> ・20歳~22歳:国民年金未加入期間(28月) ・22歳~65歳:厚生年金保険被保険者期間512月(2003年3月以前204月・平均標準報酬月額28万円、2003年4月以後308月・平均標準報酬額44万円) ※20歳以上60歳未満の厚生年金保険被保険者期間は452月。 <計算の手順> 1.老齢基礎年金の年金額(円未満四捨五入):( ① )円 2.老齢厚生年金の年金額 (1)報酬比例部分の額(円未満四捨五入):( ② )円 (2)経過的加算額(円未満四捨五入):( ③ )円 (3)基本年金額(上記「(1)+(2)」の額):□□□円 (4)加給年金額(要件を満たしている場合のみ加算) (5)老齢厚生年金の年金額:( ④ )円

解答・解説を表示

解答

① 732,428(円) ② 1,149,765(円) ③ 45,652(円) ④ 1,584,317(円)

解説

老齢給付の算定では、老齢基礎年金は20歳以上60歳未満の納付済月数に基づき、老齢厚生年金は報酬比例部分・経過的加算・加給年金額(厚生年金加入20年以上の受給権者が生計維持する65歳未満の配偶者等がいる場合)を合算して求めます。

解き方

  1. 老齢基礎年金額を、20歳以上60歳未満の厚生年金加入期間(452月)を納付済月数として算定する。
  2. 報酬比例部分を2003年3月以前と4月以後に分けて計算し、合算して円未満四捨五入する。
  3. 経過的加算額を「定額部分(1,621円×上限480月)-老齢基礎年金相当額」の算式に当てはめて計算する。
  4. 基本年金額に加給年金額の加算要件(被保険者期間240月以上、生計を維持する65歳未満の配偶者の有無)を確認し、加算して総額を算出する。

答えの内訳

①:732,428
老齢基礎年金額は「777,800円×(保険料納付済月数/480月)」で計算します。Aさんの保険料納付済月数は20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間である452月なので、777,800円×452月/480月=732,428.33…円となり、円未満を四捨五入して732,428円となります。
②:1,149,765
報酬比例部分の額は、2003年3月以前分「280,000円×(7.125/1,000)×204月=406,980円」と、2003年4月以後分「440,000円×(5.481/1,000)×308月=742,784.64円」の合計額「406,980円+742,784.64円=1,149,764.64円」となり、円未満四捨五入して1,149,765円となります。
③:45,652
経過的加算額は「1,621円×被保険者期間の月数(上限480月)-777,800円×(20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間の月数/480月)」で計算します。1,621円×480月-777,800円×(452月/480月)=778,080円-732,428.33…円=45,651.66…円となり、円未満四捨五入して45,652円となります。
④:1,584,317
老齢厚生年金の基本年金額は「1,149,765円(報酬比例部分)+45,652円(経過的加算)=1,195,417円」です。Aさんは被保険者期間が20年以上あり、65歳到達時に生計を維持している65歳未満の配偶者(妻Bさん)がいるため加給年金(388,900円)が加算されます。合計は1,195,417円+388,900円=1,584,317円となります。

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覚えるポイント

  • 経過的加算の第1項の被保険者期間の上限月数は480月であること。
  • 加給年金の支給要件として厚生年金の被保険者期間が原則20年(240月)以上必要であること。

間違えやすいところ

  • 老齢基礎年金の月数に60歳以降の厚生年金加入月数(60月)を含めて計算してしまう誤り。
  • 経過的加算の第1項で実月数512月をそのまま掛けてしまい上限480月を適用し忘れるミス。

出題の前提:2022年10月1日現在施行の法令等(2022年度価額)

出典:金融財政事情研究会『2023年5月 2級 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2023年5月 2級 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2023年5月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

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