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FP技能検定 · 学習ガイド

2023年1月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2023年1月 2級 実技 個人資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金

設例のAさん(1980年12月12日生まれ、42歳、個人事業主)が65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2022年度価額)について、与えられた資料と算式に基づいて<計算の手順>の空欄①〜④に入る数値を求めなさい。 <公的年金加入歴(60歳までの見込み含む)> ・20歳〜22歳:学生納付特例期間(28月) ・22歳(2003年4月)〜38歳(2018年12月末退職・2019年1月まで):厚生年金保険被保険者期間(189月・平均標準報酬額28万円) ・38歳(2019年1月)〜60歳:国民年金保険料納付済期間(263月)

解答・解説を表示

解答

① 732,428(円) ② 290,055(円) ③ 110(円) ④ 290,165(円)

解説

公的年金の給付額計算では、学生納付特例期間は受給資格期間に算入されるものの年金額の反映対象外となる点、厚生年金の被保険者期間は国民年金の第2号被保険者として老齢基礎年金の納付済月数にも合算される点、加給年金の加算には被保険者期間240月以上の要件が必要となる点が基本原則です。

解き方

  1. 公的年金加入歴を整理し、老齢基礎年金の算定対象となる保険料納付済月数(第2号被保険者期間を含む)と免除・合算対象期間を区分して老齢基礎年金額を計算する。
  2. 厚生年金の加入期間および平均標準報酬額から報酬比例部分の額を計算し、経過的加算額の計算式に各数値を代入して経過的加算を算出する。
  3. 被保険者期間が240月以上あるか確認し、加給年金の加算適用の有無を判定して老齢厚生年金の合計額を求める。

答えの内訳

①:732,428(円)
老齢基礎年金の計算式において、学生納付特例期間(28月)は受給資格期間には算入されますが年金額の計算対象外(0月扱い)となります。合算される保険料納付済月数は、厚生年金加入期間189月+国民年金納付済期間263月=452月です。満額777,800円×452月/480月=732,428.33…円となり、円未満を四捨五入して732,428円となります。
②:290,055(円)
Aさんの厚生年金保険被保険者期間はすべて2003年4月以後の期間(189月)です。平均標準報酬額28万円(280,000円)を用いて計算すると、280,000円×(5.481/1,000)×189月=290,054.52円となり、円未満を四捨五入して290,055円となります。
③:110(円)
経過的加算額は、定額部分の額から厚生年金加入期間に応じた老齢基礎年金相当額を差し引いて計算します。1,621円×189月-777,800円×(189月/480月)=306,369円-306,258.75円=110.25円となり、円未満を四捨五入して110円となります。
④:290,165(円)
老齢厚生年金の額は「報酬比例部分+経過的加算+加給年金額」となります。加給年金が加算されるには原則として厚生年金の被保険者期間が20年(240月)以上必要ですが、Aさんは189月のため要件を満たしません。したがって、基本年金額である290,055円+110円=290,165円がそのまま受給額となります。

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覚えるポイント

  • 学生納付特例期間は受給資格期間には入るが、追納しない限り年金額の算定基礎には含まれない。
  • 加給年金の支給要件は、原則として厚生年金保険の被保険者期間が20年(240月)以上であること。

間違えやすいところ

  • 学生納付特例の月数(28月)を老齢基礎年金の納付済月数に加算して計算してしまう誤り。
  • 厚生年金加入期間が240月未満であるにもかかわらず、加給年金額388,900円を加算してしまう誤り。

出題の前提:2022年10月1日現在施行の法令等(2022年度価額:満額777,800円、改定率・乗率規定)

出典:金融財政事情研究会『2023年1月 2級 実技 個人資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2023年1月 2級 実技 個人資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2023年1月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答資料です。

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