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FP技能検定 · 学習ガイド

2022年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2022年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢給付の年金額計算(老齢基礎年金・老齢厚生年金)

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金

設例の<Aさん夫妻に関する資料>および<資料>に基づき、Aさんが65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(年額)を計算しなさい。年金額は2022年度価額に基づき、端数処理は円未満四捨五入とすること。

解答・解説を表示

解答

① 722,706円、② 1,080,854円

解説

公的年金の老齢給付において、老齢基礎年金は20歳以上60歳未満の保険料納付済月数等を反映し、老齢厚生年金は厚生年金加入全期間の報酬比例部分に経過的加算額および生計維持要件を満たす配偶者等の加給年金額を合算して計算します。

解き方

  1. 老齢基礎年金の計算対象となる20歳以上60歳未満の被保険者月数を求め、未加入期間34月を除いた446月を用いて年金額を計算する。
  2. 老齢厚生年金の報酬比例部分について、2003年3月以前と2003年4月以後の計算式に月数および平均標準報酬(月)額を代入して合算する。
  3. 経過的加算額を計算式(被保険者月数上限480月)に当てはめて算出し、配偶者が65歳到達済みで加給年金が加算されないことを確認して老齢厚生年金の合計額を求める。

答えの内訳

①:722,706(円)
老齢基礎年金の額は、満額777,800円×(保険料納付済月数/480月)で求めます。20歳以上60歳未満の480月のうち、未加入期間が34月あるため、納付済月数は446月(480月-34月)となります。777,800円×446月/480月=722,705.83…円となり、円未満を四捨五入して722,706円となります。
②:1,080,854(円)
老齢厚生年金額は「報酬比例部分+経過的加算額+加給年金額」で算出します。報酬比例部分は2003年3月以前分が250,000円×(7.125/1,000)×204月=363,375円、2003年4月以後分が400,000円×(5.481/1,000)×302月=662,104.8円で、合計1,025,479.8円(四捨五入して1,025,480円)。経過的加算額は1,621円×480月(上限480月)-777,800円×(446月/480月)=778,080円-722,705.83…円=55,374.16…円(四捨五入して55,374円)。加給年金は妻BさんがAさんの65歳到達時にすでに65歳に達しているため加算対象外(0円)です。合計して1,025,480円+55,374円=1,080,854円となります。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の月数上限は480月(20歳以上60歳未満)であること
  • 厚生年金の経過的加算の上限月数は480月であること
  • 加給年金は受給権者が65歳到達時点で配偶者が65歳未満の場合に加算されること

間違えやすいところ

  • 60歳以後の厚生年金被保険者期間を老齢基礎年金の受給額算定月数に含めてしまうミス
  • 妻の年齢確認を怠り、加給年金額(388,900円)を誤って加算してしまうミス

出題の前提:2022年4月1日現在施行の法令および2022年度価額

出典:金融財政事情研究会『2022年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2022年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2022年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。