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FP技能検定 · 学習ガイド

2022年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2022年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 公的年金 / 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 加給年金

個人事業主であるAさん(48歳)が65歳以後に受給できる老齢給付について、設例の加入歴(国民年金未納32月、厚生年金被保険者期間:2003年3月以前84月・平均標準報酬月額28万円、2003年4月以後197月・平均標準報酬額40万円、国民年金保険料納付済期間167月)に基づき、2021年度価額における①老齢基礎年金の年金額、および②老齢厚生年金の年金額を求めなさい(円未満四捨五入)。

解答・解説を表示

解答

① 728,840円 ② 599,799円

解説

老齢基礎年金は20歳以上60歳未満の納付済月数等に応じて満額からの按分で算定され、老齢厚生年金は報酬比例部分と経過的加算の合算(要件を満たせば加給年金が上乗せ)によって算定されます。

解き方

  1. 老齢基礎年金の対象月数を計算します。第2号被保険者期間(84月+197月=281月)と国民年金納付済期間167月の合計448月を満額(780,900円×448/480)に乗じます。
  2. 老齢厚生年金の報酬比例部分(2003年3月以前分と4月以後分)をそれぞれ算出し、円未満四捨五入して合算します。
  3. 経過的加算額を計算式に基づき算出し、円未満四捨五入します。
  4. 加給年金の要件を確認します。厚生年金被保険者期間は240月以上あるものの、年上の配偶者はAさん65歳時点で65歳以上となるため加給年金は加算されません。報酬比例部分と経過的加算を合算します。

答えの内訳

①:728,840円
老齢基礎年金の保険料納付済月数は、第2号被保険者期間(厚生年金281月)と第1号被保険者納付済期間(167月)を合算した448月です。計算式は 780,900円 × 448月 / 480月 = 728,840円 となります。
②:599,799円
報酬比例部分は、2003年3月以前分(280,000円×7.125/1,000×84月=167,580円)と2003年4月以後分(400,000円×5.481/1,000×197月=431,902.8円)の合計で599,483円(四捨五入)です。経過的加算額は 1,628円×281月-780,900円×281/480=316円(四捨五入)となります。妻BさんはAさん65歳到達時に既に65歳以上であるため加給年金額は対象外(0円)となり、年金額合計は 599,483円+316円=599,799円 です。

覚えるポイント

  • 厚生年金の被保険者期間は国民年金の第2号被保険者期間として老齢基礎年金の算定月数に含まれます。
  • 配偶者加給年金は厚生年金被保険者期間240月以上の者が65歳到達時に生計を維持している65歳未満の配偶者等がいる場合に加算されます。

間違えやすいところ

  • 厚生年金期間(281月)を老齢基礎年金の月数に含め忘れ、167月のみで計算してしまう。
  • 厚生年金期間が240月以上あるため妻について加給年金が加算されると誤認する(妻が年上で既に65歳に達している場合は対象外)。

出題の前提:2021年10月1日現在施行の法令等(2021年度年金額基準)

出典:金融財政事情研究会『2022年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2022年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2022年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。