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FP技能検定 · 学習ガイド

2021年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2021年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の算定

年金・社会保険 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算

Aさん(1976年4月27日生まれ、65歳で勇退予定)が原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2021年度価額)を計算するにあたり、下記の<計算式>の空欄①~③に入る最も適切な数値を求めなさい。 <公的年金加入歴> ・20歳~65歳までの期間(全540月) ・国民年金(保険料未納期間):36月 ・厚生年金保険(2003年3月以前):48月 ・厚生年金保険(2003年4月以後):456月 <計算式> ・老齢基礎年金の年金額 780,900円 ×( ① )月 / 480月 ・老齢厚生年金の年金額(本来水準の額) イ)報酬比例部分の額 □□□円 × 7.125 / 1,000 × □□□月 + □□□円 × 5.481 / 1,000 ×( ② )月 = □□□円 ロ)経過的加算額 1,628円 ×( ③ )月 - 780,900円 × □□□月 / 480月 = □□□円

解答・解説を表示

解答

① 444(月) ② 456(月) ③ 480(月)

解説

公的年金の給付額計算において、老齢基礎年金は20歳から60歳までの保険料納付済月数等を基に計算され、上限は480月です。また、特別支給の老齢厚生年金の定額部分が支給されない場合でも、厚生年金保険被保険者期間に応じた定額部分と老齢基礎年金相当額との差額を経等的加算として受給できます。経過的加算の計算に用いる被保険者月数の上限も480月です。

解き方

  1. 老齢基礎年金の計算において、20歳から60歳までの期間(480月)から保険料未納期間(36月)を差し引いて納付済月数(444月)を求める。
  2. 報酬比例部分の2003年4月以後の月数として、資料から該当する被保険者期間(456月)を特定する。
  3. 経過的加算の被保険者月数は実月数(48月+456月=504月)と上限月数(480月)を比較し、上限である480月を適用する。

答えの内訳

①:444
老齢基礎年金の満額月数480月から、20歳以上60歳未満の未納期間36月を控除した保険料納付済月数は「480月-36月=444月」となります。なお、60歳以後の厚生年金被保険者期間は老齢基礎年金の受給額算定の月数には算入されません。
②:456
2003年(平成15年)4月以後の厚生年金保険被保険者期間における報酬比例部分の計算式であり、設例の加入歴より「456月」が入ります。
③:480
経過的加算額の定額部分の被保険者月数は、被保険者期間の月数(20歳前や60歳以後の厚生年金被保険者期間を含む)を用いますが、480月が上限となります。Aさんの全厚生年金被保険者期間は「48月+456月=504月」ですが、上限の「480月」が適用されます。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の対象月数は20歳以上60歳未満の期間(最大480月)である。
  • 経過的加算の定額部分の計算月数は20歳未満・60歳以後も含めた厚生年金加入月数だが、上限は480月である。

間違えやすいところ

  • 60歳以後の厚生年金加入月数を老齢基礎年金の月数に含めて計算してしまう誤り。
  • 経過的加算の上限480月を失念し、実被保険者期間の合計月数(504月)をそのまま記入してしまう誤り。

出題の前提:2021年4月1日現在施行の法令等(2021年度価額:老齢基礎年金満額780,900円、定額部分単価1,628円)

出典:金融財政事情研究会『2021年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2021年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2021年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の問題・解答資料です。

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