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FP技能検定 · 学習ガイド

2021年5月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2021年5月 2級 実技 個人資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 公的年金 / 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算

設例のAさん(40歳・個人事業主)の公的年金加入歴に基づき、原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2020年度価額)について、計算の手順の空欄①〜④に入る数値を計算しなさい(円未満四捨五入)。 <加入歴(60歳までの見込み含む)> ・20歳〜22歳:国民年金未納期間(26月) ・2003年4月〜2019年6月:厚生年金保険被保険者期間(194月、平均標準報酬額30万円、すべて2003年4月以後) ・2019年6月〜60歳:国民年金保険料納付済期間(260月)

解答・解説を表示

解答

① 739,358(円)、② 318,994(円)、③ 283(円)、④ 319,277(円)

解説

公的年金の老齢給付において、老齢基礎年金は保険料納付済月数等を基に満額から按分計算されます。老齢厚生年金は主として現役時代の報酬と加入月数に応じた報酬比例部分と定額部分の差額調整である経過的加算で構成されます。加給年金は厚生年金被保険者期間が240月以上あることが要件です。

解き方

  1. 老齢基礎年金の月数(第2号被保険者期間194月+第1号納付済期間260月=454月)を算出して満額781,700円に乗じて按分計算する。
  2. 老齢厚生年金の報酬比例部分(2003年4月以後の計算式:平均標準報酬額×5.481/1,000×194月)を計算する。
  3. 経過的加算額(1,630円×被保険者月数-老齢基礎年金相当額)を算出し、円未満を四捨五入する。
  4. 被保険者月数(194月)が加給年金の要件である原則240月を満たすか確認し、加算の有無を判定して老齢厚生年金の年金額を合算する。

答えの内訳

①:739,358
老齢基礎年金の計算式に基づき、保険料納付済月数は厚生年金194月+国民年金260月=454月となります。781,700円×(454月/480月)=739,357.91...円となり、円未満四捨五入して739,358円です。
②:318,994
老齢厚生年金の報酬比例部分の額は、2003年4月以後の期間分のみであるため、300,000円×(5.481/1,000)×194月=318,994.2円となり、円未満四捨五入して318,994円です。
③:283
経過的加算額は、定額部分の額から厚生年金期間に係る老齢基礎年金相当額を差し引いて計算します。1,630円×194月-781,700円×(194月/480月)=316,220円-315,937.08...円=282.91...円となり、円未満四捨五入して283円です。
④:319,277
老齢厚生年金の基本年金額は報酬比例部分(318,994円)+経過的加算(283円)=319,277円です。Aさんの厚生年金被保険者期間は194月であり、加給年金の受給要件である原則240月以上を満たさないため加給年金額は加算されず、年金額は319,277円となります。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の計算において、厚生年金保険の被保険者期間(第2号被保険者期間)は20歳以上60歳未満であれば保険料納付済期間に含まれる。
  • 加給年金の支給要件は、原則として厚生年金保険の被保険者期間が20年(240月)以上あること。

間違えやすいところ

  • 厚生年金の加入期間(194月)を老齢基礎年金の納付済月数に合算し忘れるミスに注意する。
  • 加給年金の受給要件である被保険者月数240月を満たしていないにもかかわらず、生計を維持する配偶者や子がいることで加算してしまうミスに注意する。

出題の前提:2020年10月1日現在施行の法令等および問題文の<資料>記載の計算式(2020年度価額:満額781,700円等)に基づく。

出典:金融財政事情研究会『2021年5月 2級 実技 個人資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2021年5月 2級 実技 個人資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2021年5月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答資料です。

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