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FP技能検定 · 学習ガイド

2021年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2021年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢給付の受給開始年齢と年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 特別支給の老齢厚生年金 / 老齢基礎年金の額の計算 / 老齢厚生年金の額の計算 / 加給年金 / 経過的加算

1961年3月22日生まれの会社員Aさん(59歳)の年金記録(厚生年金被保険者期間455月:2003年3月以前240月・平均標準報酬月額25万円、2003年4月以後215月・平均標準報酬額40万円、20歳から22歳までの学生期間25月は国民年金未加入)に基づき、以下の文章の空欄①〜③に入る最も適切な数値を求めなさい(2020年度価額、円未満四捨五入)。 ・特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給開始年齢は( ① )歳である。 ・65歳から受給できる老齢基礎年金の額は( ② )円である。 ・65歳から受給できる老齢厚生年金の額(加給年金額390,900円を含む)は( ③ )円である。

解答・解説を表示

解答

① 64(歳) ② 740,986(円) ③ 1,290,430(円)

解説

公的年金制度において、特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢は性別・生年月日に応じて段階的に引き上げられています。また、65歳以降は老齢基礎年金と本来の老齢厚生年金を受給し、厚生年金の加入期間が20年以上ある被保険者が65歳到達時に一定の要件を満たす配偶者を扶養している場合は加給年金が加算されます。

解き方

  1. Aさんの生年月日(1961年3月22日・男性)から特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の支給開始年齢(64歳)を特定する。
  2. 老齢基礎年金の計算式に基づき、保険料納付済月数455月を代入して年金額を算出し、円未満を四捨五入する。
  3. 報酬比例部分(2003年3月以前および4月以降)の額、経過的加算額、加給年金額をそれぞれ算出し合算して65歳以降の老齢厚生年金額を求める。

答えの内訳

①:64
男性の場合、昭和34年(1959年)4月2日〜昭和36年(1961年)4月1日生まれの者は、64歳から報酬比例部分のみの特別支給の老齢厚生年金の支給開始となります。1961年3月22日生まれのAさんはこの生年月日に該当するため、支給開始年齢は64歳です。
②:740,986
老齢基礎年金額は、781,700円×(保険料納付済月数/480月)で算出します。Aさんの20歳以上60歳未満の納付済月数は厚生年金加入期間である455月(480月-未加入25月)です。したがって、781,700円×(455/480)=740,986.45...円となり、円未満四捨五入で740,986円となります。
③:1,290,430
65歳からの老齢厚生年金は、報酬比例部分+経過的加算額+加給年金額の合計です。報酬比例部分ⓐは250,000円×(7.125/1,000)×240月=427,500円、ⓑは400,000円×(5.481/1,000)×215月=471,366円で計898,866円。経過的加算は1,630円×455月-781,700円×(455/480)=741,650円-740,986円=664円。これに加給年金額390,900円を加算すると、898,866円+664円+390,900円=1,290,430円となります。

覚えるポイント

  • 男性の報酬比例部分の支給開始年齢は昭和36年4月1日生まれまでが64歳、昭和36年4月2日以降生まれは65歳開始となります。
  • 加給年金は厚生年金の被保険者期間が原則20年(240月)以上あり、生計を維持している65歳未満の配偶者等がいる場合に加算されます。

間違えやすいところ

  • 1961年(昭和36年)4月1日以前生まれと4月2日以降生まれで特別支給の受給可否(支給開始年齢)が異なるため生年月日の判定に注意が必要です。
  • 老齢厚生年金の合計額に加給年金額(390,900円)の合算を忘れないように計算する必要があります。

出題の前提:2020年10月1日現在施行の法令等および2020年度年金額(満額781,700円)

出典:金融財政事情研究会『2021年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2021年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2021年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。