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FP技能検定 · 学習ガイド

2019年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2019年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の概要
30:00

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公的年金の受給額計算(老齢基礎年金と老齢厚生年金)

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 公的年金加入歴 / 報酬比例部分

設例のAさん(1974年4月25日生まれ、65歳到達時に勇退予定)の年金加入歴に基づき、原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の計算式における空欄①~③に入る数値を求めなさい(2019年度価額、経過的加算は考慮しない)。 <計算式> ・老齢基礎年金の年金額 780,100円 × ( ① )月/480月 = □□□円 ・老齢厚生年金の年金額 □□□円 × 7.125/1,000 × □□□月 + ( ② )円 × 5.481/1,000 × ( ③ )月 = □□□円

解答・解説を表示

解答

① 444(月) ② 700,000(円) ③ 432(月)

解説

老齢基礎年金の受給額は原則として20歳以上60歳未満の480月を分母とし、保険料納付済月数などを分子として比例計算します。老齢厚生年金の報酬比例部分は総報酬制導入(2003年4月)前後で計算式が分かれ、2003年4月以後は賞与を含めた平均標準報酬額に所定の乗率と月数を乗じて求めます。

解き方

  1. 老齢基礎年金の分子となる月数を求めるため、20歳から60歳までの480月から保険料未納期間36月を控除して444月を算出する。
  2. 老齢厚生年金の計算式のうち、乗率5.481/1,000に対応する2003年4月以後の平均標準報酬額(700,000円)と加入月数(432月)を資料から読み取る。

答えの内訳

①:444
老齢基礎年金の額面計算において分子となる月数は、20歳以上60歳未満の40年間(480月)のうち保険料納付済月数等です。Aさんは未納期間が36月あるため、480月-36月=444月となります(60歳以後の厚生年金加入期間は老齢基礎年金の分子には算入されません)。
②:700,000
2003年4月以後の厚生年金被保険者期間に係る報酬比例部分の計算式は「平均標準報酬額×5.481/1,000×2003年4月以後の加入月数」です。設例の資料より、2003年4月以後の平均標準報酬額は70万円(700,000円)です。
③:432
計算式の後半部分に乗じる月数は2003年4月以後の厚生年金加入期間です。設例の資料に示されている2003年4月以後の被保険者期間は432月です。

覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の計算の分子に算入されるのは、原則として20歳以上60歳未満の納付済月数・免除月数である点。
  • 老齢厚生年金の報酬比例部分は2003年4月を境に平均標準報酬月額(7.125/1,000)と平均標準報酬額(5.481/1,000)で区分される点。

間違えやすいところ

  • 60歳から65歳までの厚生年金加入期間を老齢基礎年金の満額計算(480月上限)の分子に加えてしまう誤り。
  • 2003年3月以前(40万円・72月)と2003年4月以後(70万円・432月)の数値を取り違えて代入するミス。

出題の前提:2019年4月1日現在施行の法令および2019年度年金額(老齢基礎年金満額780,100円)に基づく。

出典:金融財政事情研究会『2019年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2019年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2019年9月 2級 実技 中小事業主資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。