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FP技能検定 · 学習ガイド

2019年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2019年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 加給年金額

X社に勤務するAさん(1971年7月12日生まれ・47歳)の公的年金加入歴および妻Bさん(1972年9月22日生まれ・46歳)の状況に基づき、Aさんが65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2018年度価額、円未満四捨五入)をそれぞれ求めなさい。

解答・解説を表示

解答

① 779,300円 ② 1,482,105円

解説

老齢厚生年金の額は、現役時代の報酬と加入月数に応じた報酬比例部分、定額部分と老齢基礎年金の差額を埋める経過的加算額、および厚生年金被保険者期間が20年以上ある者が65歳到達時に一定の要件を満たす配偶者等を有する場合に加算される加給年金額で構成されます。

解き方

  1. 20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間(第2号被保険者期間)をカウントし、老齢基礎年金の年金額を満額(480月納付)として算出する。
  2. 2003年3月以前と2003年4月以後に区分して報酬比例部分の年金額をそれぞれ算出し、円未満を四捨五入して合算する。
  3. 経過的加算額の計算式に従い、厚生年金被保険者月数(上限480月)を用いて経過的加算を計算する。
  4. 被保険者期間が240月以上かつ65歳到達時点で年下の生計維持関係にある配偶者がいるため、加給年金額を加算して老齢厚生年金の合計額を算出する。

答えの内訳

①:779,300円
老齢基礎年金の受給額は「779,300円×(保険料納付済月数/480月)」で計算します。Aさんは18歳から60歳まで厚生年金に加入(495月)していますが、老齢基礎年金の反映対象となるのは20歳以上60歳未満の40年間(480月)です。未納や免除期間はなく480月すべて納付済期間となるため、満額の779,300円(779,300円×480/480)となります。
②:1,482,105円
老齢厚生年金は報酬比例部分、経過的加算額、加給年金額の合計です。ⅰ)報酬比例部分:ⓐ2003年3月以前=280,000円×(7.125/1,000)×156月=311,220円、ⓑ2003年4月以後=420,000円×(5.481/1,000)×339月=780,384.78円(四捨五入して780,385円)。報酬比例部分合計=311,220+780,385=1,091,605円。ⅱ)経過的加算額:1,625円×480月(被保険者月数は上限480月)-779,300円×(480月/480)=780,000-779,300=700円。ⅲ)加給年金額:厚生年金期間が20年以上あり、Aさん65歳到達時に65歳未満の生計維持関係にある配偶者(妻Bさん)がいるため加給年金額389,800円が加算されます。合計:1,091,605円+700円+389,800円=1,482,105円となります。

覚えるポイント

  • 経過的加算の定額部分における厚生年金被保険者期間の月数には480月の上限がある点に注意が必要です。
  • 加給年金額は、厚生年金の被保険者期間が原則20年(240月)以上あり、生計を維持している65歳未満の配偶者等がいる場合に加算されます。

間違えやすいところ

  • 老齢基礎年金の月数計算で18歳から20歳未満の厚生年金加入月数(24月)を含めて480月を超えて計算してしまうミス。
  • 加給年金額の加算要件(被保険者期間20年以上、配偶者の年齢要件)の確認を忘れて老齢厚生年金の合計額から漏らしてしまうミス。

出題の前提:2018年10月1日現在施行の法令等(2018年度価額)に基づく。

出典:金融財政事情研究会『2019年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2019年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2019年5月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。