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FP技能検定 · 学習ガイド

2017年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2017年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢給付の受給見込額の計算(老齢基礎年金・老齢厚生年金)

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 配偶者加給年金額

設例のAさん(昭和47年7月14日生まれ・45歳)の公的年金加入歴(厚生年金被保険者期間:18歳から60歳までの495月、うち平成15年3月以前が144月・平均標準報酬月額28万円、平成15年4月以後が351月・平均標準報酬額42万円)および資料の計算式に基づき、Aさんが原則として65歳から受給できる①老齢基礎年金の年金額および②老齢厚生年金の年金額(平成29年度価額、円未満四捨五入)をそれぞれ求めなさい。

解答・解説を表示

解答

① 779,300円、② 1,485,789円

解説

老齢厚生年金は報酬比例部分に加えて、定額部分と老齢基礎年金の差額を埋める経過的加算や、20年以上の被保険者期間を満たす場合に生計維持関係にある配偶者を対象とする加給年金額が加算されます。

解き方

  1. Aさんの厚生年金被保険者期間のうち、老齢基礎年金の対象となる20歳以上60歳未満の月数(480月)を確認して老齢基礎年金額を満額で算出する。
  2. 報酬比例部分を平成15年3月以前と平成15年4月以後の計算式に当てはめて合計し、円未満を四捨五入する。
  3. 被保険者期間の月数(上限480月)に基づいて経過的加算額を計算する。
  4. 被保険者期間20年以上の要件および配偶者の要件を確認し、加給年金額(389,800円)を加算して老齢厚生年金の合計額を求める。

答えの内訳

①:779,300円
老齢基礎年金の計算において、20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間は国民年金の第2号被保険者期間(保険料納付済月数)となります。Aさんの20歳から60歳までの納付済月数は480月(満期)となるため、779,300円×480月/480月=779,300円(満額)となります。
②:1,485,789円
老齢厚生年金額は「報酬比例部分+経過的加算額+加給年金額」で計算します。 1. 報酬比例部分: ・平成15年3月以前:280,000円×(7.125/1,000)×144月=287,280円 ・平成15年4月以後:420,000円×(5.481/1,000)×351月=808,009.02円 合計:287,280円+808,009.02円=1,095,289.02円 → 50銭以上を四捨五入して1,095,289円。 2. 経過的加算額: 1,625円×480月(総被保険者期間495月だが上限480月)-779,300円×(480月/480月)=780,000円-779,300円=700円。 3. 加給年金額: 厚生年金被保険者期間が20年以上(240月以上)あり、生計を維持している65歳未満の妻Bさんがいるため、389,800円が加算されます。 合計年金額=1,095,289円+700円+389,800円=1,485,789円となります。

覚えるポイント

  • 経過的加算の定額部分の月数上限は480月である点に注意します。
  • 被保険者期間が240月(20年)以上ある受給権者が65歳到達時に生計維持する65歳未満の配偶者がいる場合、加給年金が加算されます。

間違えやすいところ

  • 18歳から20歳までの24月分は老齢基礎年金の納付済月数(上限480月)には直接反映されず、経過的加算の定額部分計算(こちらも上限480月)を通じて反映されます。
  • 報酬比例部分の計算過程における乗率(7.125/1000と5.481/1000)の掛け間違いに注意が必要です。

出題の前提:2017年4月1日現在施行法令等(平成29年度年金価額)に基づく。

出典:金融財政事情研究会『2017年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2017年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2017年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。