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FP技能検定 · 学習ガイド

2016年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2016年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算額 / 加給年金額

個人事業主のAさん(49歳・昭和41年7月13日生)が原則として65歳から受給できる老齢厚生年金の年金額を計算過程を示して求めなさい。年金額は平成27年10月時点の価額(本来水準)に基づき、《設例》および資料を利用すること。答は円単位とし、年金額の端数処理は円未満を四捨五入すること。 <Aさんの厚生年金保険加入歴> 昭和60年4月~平成8年4月(18歳~29歳):132月(平均標準報酬月額260,000円) <老齢厚生年金の計算式> ⅰ)報酬比例部分の額=①平成15年3月以前(平均標準報酬月額×7.125/1,000×被保険者期間の月数)+②平成15年4月以後(平均標準報酬額×5.481/1,000×被保険者期間の月数) ⅱ)経過的加算額=1,626円×被保険者期間の月数-780,100円×(昭和36年4月以後で20歳以上60歳未満の厚生年金被保険者期間月数/480月) ⅲ)加給年金額=390,100円(要件を満たす場合のみ)

解答・解説を表示

解答

計算過程:ⅰ)報酬比例部分の額=260,000円×7.125/1,000×132月=244,530円、ⅱ)経過的加算額=1,626円×132月-780,100円×117月/480月=24,482.625円、ⅲ)加給年金額=0円(被保険者期間240月未満のため)、老齢厚生年金額=244,530円+24,482.625円=269,012.625円→269,013円、答:269,013円

解説

65歳以降の老齢厚生年金は「報酬比例部分+経過的加算額+加給年金額」で構成されます。経過的加算の控除計算では20歳未満の厚生年金期間は基礎年金の満額反映対象外となるため差し引く月数に含めません。また加給年金は原則として厚生年金加入期間240月以上が必要です。

解き方

  1. 厚生年金の加入期間132月がすべて平成15年3月以前であるため、乗率7.125/1,000を適用して報酬比例部分の額を計算する。
  2. 昭和41年7月13日生の20歳到達月(昭和61年7月)から退職月までの月数117月を求め、経過的加算額を計算する。
  3. 被保険者期間が132月で240月未満のため加給年金額が加算されないことを確認し、端数を四捨五入して合算する。

答えの内訳

計算過程:ⅰ)報酬比例部分の額:260,000円×7.125/1,000×132月=244,530円 ⅱ)経過的加算額:1,626円×132月-780,100円×117月/480月=24,482.625円 ⅲ)加給年金額:厚生年金保険の被保険者期間が240月未満のため加算されない(0円) 合計額:244,530円+24,482.625円=269,012.625円(円未満四捨五入)
報酬比例部分は全期間が平成15年3月以前のため乗率7.125/1,000を使用します。経過的加算額の控除式にある月数は20歳以上60歳未満の期間(昭和61年7月~平成8年3月の117月)のみをカウントします。厚生年金加入期間が240月未満であるため加給年金は対象外です。
答:269,013円
報酬比例部分244,530円と経過的加算額24,482.625円を合算した269,012.625円について、端数処理条件に従い円未満を四捨五入して269,013円となります。

覚えるポイント

  • 経過的加算額の引き算側の月数には「20歳未満および60歳以降」の被保険者期間を含めない。
  • 加給年金の加算要件は、原則として厚生年金の被保険者期間が20年(240月)以上であること。

間違えやすいところ

  • 経過的加算額の控除側分子に加入期間の全月数(132月)をそのまま代入してしまう。
  • 18歳から20歳までの期間(15か月)を除外せずに経過的加算を誤算定する。

出題の前提:2015年10月1日現在施行の法令等

出典:金融財政事情研究会『2016年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2016年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2016年1月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

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