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FP技能検定 · 学習ガイド

2015年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2015年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金の受給額の計算

公的年金 · 老齢基礎年金 / 保険料免除期間 / 第2号被保険者期間

設例のAさん(昭和45年5月16日生)および妻Bさん(昭和45年8月10日生)が60歳まで国民年金保険料を納付した場合について、65歳から原則として受給できる老齢基礎年金の年金額(平成27年度価額780,100円ベース)をそれぞれ計算過程を示して求めなさい。なお、計算過程は円未満四捨五入、最終的な答は50円未満切捨て・50円以上100円未満切上げとすること。

解答・解説を表示

解答

① 700,500円 ② 780,100円

解説

老齢基礎年金の年金額は、原則として20歳以上60歳未満の40年間(480月)の保険料納付状況に応じて計算されます。平成21年3月以前の全額免除期間は国庫負担割合が3分の1として計算に反映されます。また、厚生年金保険に加入していた期間であっても、20歳未満および60歳以後の期間は老齢基礎年金の額の計算の基礎月数には含まれません。

解き方

  1. 対象者の20歳から60歳までの納付済月数および免除月数を整理し、平成21年3月以前の全額免除月数に3分の1を乗じて合算対象月数を算出する。
  2. 満額(780,100円)に「対象月数÷480月」を乗じ、指示された端数処理(計算過程の円未満四捨五入、最終額の50円未満切捨て・50円以上100円未満切上げ)を適用して年金額を求める。

答えの内訳

①:700,500円
Aさんの保険料納付済月数は243月+175月=418月です。全額免除月数39月はすべて平成21年3月以前の期間であるため、給付への反映割合は3分の1となります(39月×1/3=13月分相当)。合算対象月数は418月+13月=431月となり、年金額は「780,100円×431月/480月=700,464.79…円」です。計算過程の円未満四捨五入で700,465円となり、50円以上100円未満の端数処理(切上げ)により700,500円となります。
②:780,100円
老齢基礎年金の額の計算において、厚生年金保険の被保険者期間(第2号被保険者期間)のうち20歳未満の期間は算入されません。妻Bさんの厚生年金加入84月のうち、18歳から20歳到達月前月までの16月は対象外となり、20歳以後の68月のみが算入されます。これに結婚後の納付済月数234月と納付予定178月を加えると「68月+234月+178月=480月」となり満額を満たします。したがって年金額は「780,100円×480月/480月=780,100円」となります。

覚えるポイント

  • 平成21年3月以前の全額免除期間は国庫負担割合が3分の1、平成21年4月以降は2分の1として計算します。
  • 厚生年金保険の加入期間のうち、20歳未満と60歳以降の期間は老齢基礎年金の額の計算対象外です。

間違えやすいところ

  • 20歳未満の厚生年金加入月数(16月)をそのまま老齢基礎年金の納付済月数に含めて計算してしまうミス。
  • 全額免除期間の国庫負担割合を誤って2分の1(平成21年4月以降の基準)で計算してしまうミス。

出題の前提:2015年4月1日現在施行の法令等(平成27年度老齢基礎年金満額:780,100円)

出典:金融財政事情研究会『2015年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2015年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2015年9月 2級 実技 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。