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FP技能検定 · 学習ガイド

2014年5月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2014年5月 2級 実技 個人資産相談業務の概要
30:00

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老齢厚生年金の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金額

Aさんが60歳でX社を定年退職し、その後再就職しない場合に、原則として65歳から受給できる老齢厚生年金の年金額を計算しなさい。計算にあたっては《設例》および〈資料〉の算式を用い、計算過程と年金額(50円未満切捨て、50円以上100円未満切上げ)を示しなさい。

解答・解説を表示

解答

計算過程:報酬比例部分 1,199,295円、経過的加算額 222円、加給年金額 389,200円、合計 1,588,717円。年金額:1,588,700円

解説

65歳からの老齢厚生年金額は、報酬比例部分に加えて経過的加算額および受給要件を満たす配偶者等がいる場合の加給年金額を合算して計算します。

解き方

  1. 平成15年3月以前と4月以降の期間に分けて報酬比例部分の額を計算し、再評価率および物価スライド率を乗じます。
  2. 経過的加算額を定額部分相当額から厚生年金期間に応じた老齢基礎年金相当額を控除して求めます。
  3. 被保険者期間20年以上かつ65歳到達時に生計維持関係にある65歳未満の配偶者がいるため加給年金額を加算し、端数処理を行います。

答えの内訳

計算過程:ⅰ)報酬比例部分の額 ① 340,000円×(7.5/1,000)×288月=734,400円 ② 500,000円×(5.769/1,000)×162月=467,289円 (734,400円+467,289円)×1.031×0.968=1,199,295.23…円 → 1,199,295円 ⅱ)経過的加算額 1,676円×450月×0.968-778,500円×(450月/480月)=730,065.6円-729,843.75円=221.85円 → 222円 ⅲ)加給年金額 389,200円(厚生年金被保険者期間が20年以上あり、65歳到達時に生計を維持している65歳未満の配偶者がいるため加算対象) 合計額:1,199,295円+222円+389,200円=1,588,717円
老齢厚生年金は報酬比例部分、経過的加算額、加給年金額の合計として算出します。加給年金額は被保険者期間が20年以上で要件を満たす配偶者がいるため加算されます。
年金額:1,588,700円
合計額1,588,717円の50円未満を切り捨てて、1,588,700円となります。

覚えるポイント

  • 加給年金額の加算要件は厚生年金被保険者期間20年以上かつ65歳到達時に生計を維持する65歳未満の配偶者等がいることです。

間違えやすいところ

  • 妻の生年月日を確認せずに加給年金額の加算対象外と判断してしまう誤りに注意が必要です。

出題の前提:2013年10月1日現在施行の法令等(平成25年10月時点の物価スライド特例水準)

出典:金融財政事情研究会『2014年5月 2級 実技 個人資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2014年5月 2級 実技 個人資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2014年5月 2級 実技 個人資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。