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FP技能検定 · 学習ガイド

2025年9月 1級 実技(資産相談業務・10月4日 PartI PartII・PartII)の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2025年9月 1級 実技(資産相談業務・10月4日 PartI PartII・PartII)の概要
30:00

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老朽化マンションの売却・建替え検討における必要情報収集

不動産 · 区分所有建物 / 情報収集 / 管理組合

設例に基づき、甲マンションの管理組合理事長であるAさんに対して最適なアドバイスを行うために、示された情報のほかに必要となる情報を、「①Aさんから直接聞いて確認する情報」および「②FPであるあなた自身が調べて確認する情報」に整理して説明しなさい。

解答・解説を表示

解答

①Aさんから直接確認する情報として、Aさん本人の売却・建替えに関する意向、賃借人との契約条件、修繕積立金の積立状況や管理規約の内容、他の区分所有者(居住者2名および賃貸・事務所利用の不在区分所有者)の意向等が挙げられる。②FP自身が調べる情報として、甲マンションおよび甲土地の登記事項証明書、接道状況・建築規制(前面道路幅員や容積率制限)、周辺の取引事例・相場、マンション建替え等の円滑化に関する法律等の要件などが挙げられる。

解説

不動産の相談では、直接聞く情報と自分で調べる情報の両方をそろえて比べることが大切です。まず、依頼者や所有者の意向や家計の事情は、本人から聞かないと分かりません。一方、登記や法令の制限、市場の相場などは、客観的な資料で自分が確かめる必要があります。両方を合わせて初めて、正しい判断ができます。

解き方

  1. Aさんの意向や賃貸の状況、管理組合のお金の状態や合意づくりの進み具合などを、本人に直接聞く情報として整理します。
  2. 不動産の権利関係や法令上の建築制限、公的な規制、周辺の相場などを、FPが自分で調べる客観的な情報として分けて整理します。

答えの内訳

①Aさんから直接聞いて確認する情報:Aさん本人の意向(保有継続、売却、建替え後の再取得希望など)や退職後の生活資金需要、賃貸中の住戸に関する賃貸借契約内容(契約形態・期間・賃料等)、甲マンションの管理組合規約や修繕積立金の残高・積立状況、過去の大規模修繕履歴、他の区分所有者(居住者2名や不在所有者)の売却や建替えに対する意見・意向、理事会でのこれまでの議論経過など。
相談者本人および管理組合の内部事情を把握するため、Aさんの個人資産としての考え方、賃料収入への依存度、修繕積立金の十分性、区分所有者間での合意形成状況などをヒアリングする必要があります。
②FPであるあなた自身が調べて確認する情報:甲土地および甲マンション(各専有部分・共用部分)の登記事項証明書、公図・地積測量図等の権利関係、都市計画法・建築基準法上の制限(用途地域、指定建蔽率・容積率、前面道路幅員による容積率制限、防火地域等)、周辺のマンション・土地の取引事例および相場価格、マンション建替え円滑化法に基づく敷地売却要件等の法規制。
客観的な不動産の権利関係、法令上の建築制限、市場相場等をFP自らが役所調査や登記確認、現地調査を通じて精査し、売却提案の妥当性や建替え可能性を評価するために不可欠です。

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覚えるポイント

  • 直接確認情報は「所有者の意向・契約・管理規約」、独自調査情報は「登記・法令上の制限・市場相場」に大別します。

間違えやすいところ

  • 自分で現地や法令を調べて分かる客観的な項目を、Aさん本人に聞く項目と混ざって書かないよう気をつけます。

出題の前提:2025年度第2回(2025年10月4日実施)1級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産相談業務)PartII設例に基づく出題条件。

出典:金融財政事情研究会『2025年9月 1級 実技(資産相談業務・10月4日 PartI PartII・PartII)』
公式問題 p.1(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2025年9月 1級 実技(資産相談業務・10月4日 PartI PartII・PartII)

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2025年9月 1級 実技(資産相談業務・10月4日 PartI PartII・PartII)の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。