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FP技能検定 · 学習ガイド

2015年9月 1級 学科(応用編)の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2015年9月 1級 学科(応用編)の概要
30:00

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高年齢雇用継続基本給付金および在職老齢年金の仕組み

ライフプランニングと資金計画 · 高年齢雇用継続基本給付金 / 特別支給の老齢厚生年金 / 在職老齢年金 / 在職支給停止と併給調整

定年退職後も再雇用制度を利用して勤務する場合の高年齢雇用継続基本給付金および特別支給の老齢厚生年金に関する次の文章の空欄①〜④に入る最も適切な数値を求めなさい。 Ⅰ 「Aさんが、60歳以後も雇用保険の一般被保険者としてX社に勤務し、かつ、60歳以後の各月(支給対象月)に支払われた賃金額(みなし賃金額を含む)が、60歳到達時の賃金月額の75%相当額を下回る場合、一定の手続により、Aさんは、原則として、雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金を受給することができます。 高年齢雇用継続基本給付金の額は、支給対象月ごとに、その月に支払われた賃金額の低下率に応じて一定の方法により算定されますが、最高で賃金額の( ① )%に相当する額になります」 Ⅱ 「Aさんは、特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)を原則として( ② )歳から受給することができますが、Aさんが厚生年金保険の被保険者としてX社に勤務している間、総報酬月額相当額と基本月額との合計額が( ③ )万円(平成27年度、支給停止調整開始額)を超える場合には、その年金額の一部または全部が支給停止となります。 さらに、Aさんが特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)と雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金を同時に受けることができる場合、特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の年金額は、在職支給停止の仕組みに加えて、毎月、標準報酬月額の( ④ )%に相当する額を上限として支給停止となります」

解答・解説を表示

解答

① 15、② 62、③ 28、④ 6

解説

60歳以降の再雇用等に伴う賃金低下に対しては雇用保険から高年齢雇用継続給付が支給されます。また、厚生年金保険に加入しながら特別支給の老齢厚生年金を受給する場合、在職老齢年金の基準による支給停止が行われるほか、高年齢雇用継続給付との併給調整により年金の一部がさらに支給停止となります。

解き方

  1. 高年齢雇用継続基本給付金の最大支給率(賃金額の15%)を確認する。
  2. 生年月日に基づいて男性の特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の支給開始年齢(昭和31年7月生まれは62歳)を判定する。
  3. 60歳台前半の在職老齢年金における平成27年度の支給停止調整開始額(28万円)を特定する。
  4. 高年齢雇用継続給付と老齢厚生年金の併給調整による年金支給停止の上限割合(標準報酬月額の6%)を特定する。

答えの内訳

①:15
高年齢雇用継続基本給付金の支給額は、受給資格を満たした者の賃金が60歳到達時等の賃金月額の61%未満に低下した場合、最高で各支給対象月に支払われた賃金額の15%に相当する額となります。
②:62
昭和31年7月20日生まれの男性(昭和30年4月2日〜昭和32年4月1日生まれ)における特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の支給開始年齢は62歳です。
③:28
60歳台前半の在職老齢年金において、年金の支給停止が開始される基準となる支給停止調整開始額(総報酬月額相当額+基本月額)は、平成27年度において28万円です。
④:6
特別支給の老齢厚生年金と高年齢雇用継続基本給付金を併給する場合、在職老齢年金の仕組みによる支給停止に加えて、毎月、標準報酬月額の最高6%に相当する額が年金から支給停止されます。

覚えるポイント

  • 男性の報酬比例部分の開始年齢は昭和30年4月2日〜昭和32年4月1日生まれが62歳
  • 高年齢雇用継続給付金の最高支給率は賃金の15%、年金併給停止の上限は標準報酬月額の6%
  • 60歳台前半の低在老の支給停止調整開始額は28万円(平成27年度当時)

間違えやすいところ

  • 高年齢雇用継続給付の支給率15%と年金停止率6%を取り違える。
  • 生年月日から特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢の区分を1年誤認する。

出題の前提:2015年4月1日現在施行法令(平成27年度基準)

出典:金融財政事情研究会『2015年9月 1級 学科(応用編)』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2015年9月 1級 学科(応用編)

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2015年9月 1級 学科(応用編)の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。