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FP技能検定 · 学習ガイド

2014年9月 1級 学科(応用編)の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2014年9月 1級 学科(応用編)の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 経過的加算 / 公的年金

Aさん(昭和39年6月12日生まれ)が60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合について、65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(平成26年度価額・物価スライド特例措置基準)を計算しなさい。年金額の端数処理は50円未満切り捨て、50円以上100円未満は100円に切り上げ、計算過程の端数処理は円未満四捨五入とすること。

解答・解説を表示

解答

① 778,500円 ② 282,900円

解説

老齢給付の額を算出する際は、基礎年金と厚生年金の加入月数を正確に整理することが重要です。20歳前の厚生年金加入期間は老齢厚生年金・経過的加算の計算対象には含まれますが、老齢基礎年金の納付済月数には含まれません。また、厚生年金の被保険者期間が240月未満の場合は配偶者加給年金の加算対象外となります。

解き方

  1. 加入履歴を整理し、20歳未満・20歳以上の厚生年金期間および第1号被保険者期間の月数を正しく区分して基礎年金の合算月数を計算する。
  2. 報酬比例部分の算式に平均標準報酬月額、給付乗率、物価スライド率、特例改定率を適用して算出する。
  3. 経過的加算額を計算し、報酬比例部分と合算したうえで端数処理規則(50円未満切捨て、50円以上100円未満切上げ)を適用する。

答えの内訳

①:778,500円
老齢基礎年金の満額は778,500円(平成26年度特例水準)です。Aさんの国民年金保険料納付済期間は、20歳以降の厚生年金被保険者期間124月(昭和59年6月~平成6年9月)と国民年金第1号被保険者期間356月(平成6年10月~平成26年8月の239月+平成26年9月~60歳到達前月の117月)の合計480月となり満額要件を満たします。したがって、778,500円×480月/480月=778,500円となります。
②:282,900円
老齢厚生年金は「報酬比例部分+経過的加算」で求めます(被保険者期間138月で240月未満のため加給年金は加算対象外)。報酬比例部分:260,000円×(7.125/1,000)×138月×1.031×0.978=257,783.55...円→257,784円。経過的加算額:1,676円×138月×0.978-778,500円×(124月/480月)=226,200円-201,113円=25,087円。合計額:257,784円+25,087円=282,871円となり、50円以上100円未満切上げ処理により282,900円となります。

覚えるポイント

  • 平成26年度の物価スライド特例による老齢基礎年金満額は778,500円であること
  • 経過的加算の第2項で控除する月数は20歳以上60歳未満の厚生年金期間であること

間違えやすいところ

  • 昭和58年4月から昭和59年5月までの20歳未満の厚生年金被保険者期間(14月)を老齢基礎年金の月数に誤って算入してしまうこと
  • 厚生年金の加入期間が240月未満であるにもかかわらず加給年金額を加算してしまうこと

出題の前提:2014年4月1日現在施行法令等および平成26年度年金額(物価スライド特例措置基準)

出典:金融財政事情研究会『2014年9月 1級 学科(応用編)』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2014年9月 1級 学科(応用編)

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2014年9月 1級 学科(応用編)の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。