本文へ移動

FP技能検定 · 学習ガイド

2021年9月 1級 実技(資産設計提案業務)の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2021年9月 1級 実技(資産設計提案業務)の概要
30:00

問題番号から選ぶ

確定給付企業年金・確定拠出年金等のポータビリティ

ライフプランニングと資金計画 · 確定給付企業年金 / 企業型確定拠出年金 / 個人型確定拠出年金(iDeCo) / 中小企業退職金共済 / ポータビリティ

恵さんは、勤務先の退職金・退職年金制度について詳しく知りたいと思い、FPの鈴木さんに質問をした。退職年金制度における年金資産の移換(ポータビリティ)に関する資料の空欄(ア)~(エ)にあてはまる○(持ち運び可)または×(持ち運び不可)の組み合わせとして、最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

解答・解説を表示

解答

1

解説

公的年金に上乗せされる企業年金等の各制度間では、離転職時等における受給権の保護を目的として年金資産の持ち運び(ポータビリティ)が整備されています。ただし、制度ごとに資産の移換ルートや要件が細かく規定されています。

解き方

  1. 移換前後の制度の組み合わせごとにポータビリティの可否を確認する。同種制度間(確定給付企業年金間、企業型DC間)は移換可能であるため(ア)は○、(ウ)は○となる。
  2. 確定拠出年金から確定給付企業年金への移換(イ)は受入規約等があれば可能(○)だが、中小企業退職金共済から個人型DC(iDeCo)への移換(エ)は制度上認められておらず×となることを判定する。
選択肢 1正解
(ア)○、(イ)○、(ウ)○、(エ)×の組み合わせは正しく、これが本問の正解となります。
選択肢 2不正解
企業型DCから企業型DCへの移換(ウ)は可能(○)であり、中退共からiDeCoへの移換(エ)は不可(×)であるため誤りです。
選択肢 3不正解
企業型DCから確定給付企業年金への移換(イ)は受入先規約に基づき可能(○)であり、中退共からiDeCoへの移換(エ)は不可(×)であるため誤りです。
選択肢 4不正解
確定給付企業年金から確定給付企業年金への移換(ア)は可能(○)であり、中退共からiDeCoへの移換(エ)は不可(×)であるため誤りです。

覚えるポイント

  • 中退共から移換できるのは確定給付企業年金または企業型DCのみであり、個人型DC(iDeCo)への移換は不可である点。

間違えやすいところ

  • 中退共からiDeCoへも移換可能と誤認しやすい点や、企業型DCから確定給付企業年金への移換ができないと思い込んでしまう誤りに注意が必要です。

出題の前提:2021年4月1日現在施行の法令等に基づく確定拠出年金法および確定給付企業年金法等のポータビリティ規定。

出典:日本FP協会『2021年9月 1級 実技(資産設計提案業務)』
公式問題 p.2 ↗(www.jafp.or.jp) / 公式問題 p.3 ↗(www.jafp.or.jp)

2021年9月 1級 実技(資産設計提案業務)

参照した公式資料

日本FP協会が公開した2021年9月 1級 実技(資産設計提案業務)の問題・解答資料です。