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基本情報技術者試験 · 学習ガイド

2014年度 秋期 午後の問題・解答解説

旧制度の午前・午後と、2023年度以降の科目A・科目Bの公開問題を区別しています。現在の試験対策では現行シラバスと科目Bの形式を確認してください。公開問題は本試験の全出題を網羅する資料ではありません。

2014年度 秋期 午後の概要
30:00

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ネットワークセキュリティとファイアウォール設定

ネットワークセキュリティ · パケットフィルタリング / ファイアウォール / SSH公開鍵認証 / Web会員登録

A社におけるWebサイトを通じた会員登録およびメールマガジン配信システム、ならびに外部委託先からのリモート保守環境に関する記述を読み、ファイアウォール(動的パケットフィルタ)のルール設定、会員登録フローのセキュリティ上の意図、およびSSH公開鍵認証の仕組みについて答えよ。

ア
設問1: 他人のメールアドレスや間違ったメールアドレスが登録されないようにする。
イ
設問1: 通信を暗号化し,登録希望者の会員情報が第三者に漏れないようにする。
ウ
設問1: 登録希望者が会員情報DBにアクセスできないようにする。
エ
設問1: 間違った会員情報(メールアドレスは含まない)が登録されないようにする。
解答・解説を表示

解答

設問1: ア, 設問2 a: エ, 設問2 b: ウ, 設問3 c: ア, 設問4 d: イ

解説

まず要点:ファイアウォールは、通す通信を必要な組み合わせだけに絞り込んで許可する。具体的には、送信元と送信先のIPアドレス(ネットワーク上の住所)やポート番号(通信の入口番号)を最小限だけ通す。また公開鍵認証では、秘密鍵(自分だけが持つ鍵)を外部に送らず、手元で作った署名を相手が確かめるので安全に本人確認できる。

解き方

  1. 設問1:2段階登録プロセスの効果として、受信確認を挟むことでメールアドレスの正当性確認(アクティベーション)が行われることを確認する。
  2. 設問2:各サーバの配置ゾーン(DMZ/LAN)とIPアドレス、プロトコルに対応する待受けポート番号を突き合わせてフィルタルールを決定する。
  3. 設問3:委託先PC(送信元IP指定)からWebサーバ(送信先IP・SSHポート22)宛てのルールを記述形式に従い組み立てる。
  4. 設問4:公開鍵認証方式のセキュリティ特性(秘密鍵の非送信)を理解し空欄を埋める。

小問ごとの答え

小問 設問1:ア
仮登録としてメールアドレスのみを受け付け、その宛先に届いた個別URLから本登録を行わせることで、実在する本人の正当なメールアドレスであることを検証し、虚偽や誤入力による登録を防止できます。
小問 設問2 a:エ
会員情報入力WebページへのHTTPSアクセスを許可するため、送信元if0(インターネット側)からWebサーバ「203.0.113.2」、待受けポート番号「443」を指定します。
小問 設問2 b:ウ
Webサーバ(203.0.113.2)からLAN内の会員管理サーバ(192.168.0.3)の会員情報DB(ポート4194)へのアクセスを許可するため、「192.168.0.3, 4194」を指定します。
小問 設問3 c:ア
委託先PCの送信元IPアドレス「198.51.100.2」から、DMZのWebサーバ「203.0.113.2」のSSHサービス(待受けポート22)への接続を許可するため、「198.51.100.2, 203.0.113.2, 22」となります。
小問 設問4 d:イ
SSH公開鍵認証方式では、クライアントは秘密鍵で作成した署名と公開鍵をサーバへ送信して認証を行うため、ネットワーク上にパスワードや「秘密鍵」を送信する必要がありません。

覚えるポイント

  • 動的パケットフィルタリングは戻りのパケットを自動的に許可するため、往路の許可ルールのみを定義する。
  • 公開鍵暗号方式による認証では、秘密鍵をクライアント側に厳重保持し、ネットワーク上には決して流さない。

間違えやすいところ

  • Webサーバから会員管理サーバへの通信許可において、送信先をルータのIF(if2等)やWebサーバ自身と混同してしまう。
  • 公開鍵認証方式でネットワーク上に流してはいけない対象として、公開鍵と秘密鍵を取り違えてしまう。

出題の前提:問題文中に示された「動的パケットフィルタの設定規則(送信元, 送信先, 通信ポート)」および表1のプロトコルポート定義に従う。

出典:IPA『2014年度 秋期 午後』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp) / 公式問題冊子 p.6 ↗(www.ipa.go.jp) / 公式問題冊子 p.7 ↗(www.ipa.go.jp) / 公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp) / 公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)

2014年度 秋期 午後

参照した公式資料

IPAが公開した2014年度 秋期 午後の問題・解答資料です。