旧制度の午前・午後と、2023年度以降の科目A・科目Bの公開問題を区別しています。現在の試験対策では現行シラバスと科目Bの形式を確認してください。公開問題は本試験の全出題を網羅する資料ではありません。
2013年度 秋期 午前の概要
集合演算とベン図の対応
テクノロジ系 · ベン図 / 集合演算 / 論理積 / 論理和
全体集合の中に3つの集合 A, B, C がある。このとき、論理式 (Aの補集合 ∩ B ∩ C) ∪ (A ∩ B ∩ Cの補集合) が表す領域をベン図の網掛け部分として正しく図示しているものはどれか。
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解答
ウ
解説
まず要点:塗られるのは「BとCの重なりからAを除いた部分」と「AとBの重なりからCを除いた部分」の2か所です。3つの円があるベン図は、8つの小さな領域に分かれます。「かつ(∩)」は重なり、「でない(補集合)」はその円の外側を表すと考えます。
解き方
- まず (Aの補集合 ∩ B ∩ C) に注目し、BとCが重なる部分からAの内側を除いた場所を探します。
- 次に (A ∩ B ∩ Cの補集合) に注目し、AとBが重なる部分からCの内側を除いた場所を探します。
- ∪ は「少なくともどちらか」を表すので、この2つを合わせた場所を塗ったウが正解です。
- 選択肢 ア不正解
- AとBの重なり全体を塗っており、Cも含む中央部分まで塗られているため誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- BとCの重なり全体を塗っており、Aも含む中央部分まで塗られているため誤りです。
- 選択肢 ウ正解
- Aを除いたBとCの重なりと、Cを除いたAとBの重なりを正しく塗っているため正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- 3つの円の外側だけを塗っており、式が表す場所とまったく違うため誤りです。
覚えるポイント
- 積集合 ∩ は「かつ(AND)」、和集合 ∪ は「または(OR)」、上線は補集合(NOT)を表します。
間違えやすいところ
- 3つの円が重なる中央部分も含まれると勘違いして、アやイを選んでしまうこと。
出題の前提:基本情報技術者試験における基礎理論(集合と論理演算)の標準的な出題範囲に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.4 ↗(www.ipa.go.jp)
32ビットレジスタの論理右シフト
テクノロジ系 · 基数変換 / 論理シフト / 16進数
32ビット幅のレジスタに16進数 ABCD が格納されている。このレジスタの内容を2ビットだけ右に論理シフトしたとき、レジスタ内の値を16進数で表したものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:論理シフトでは、あふれたビットを捨て、空いた場所には必ず0を入れます。符号(プラス・マイナス)は考えません。16進数4桁は16ビットなので、32ビットのレジスタでは上の16ビットはすべて0で埋まっています。
解き方
- 16進数 ABCD を2進数にすると 1010 1011 1100 1101 です。32ビットでは前に0が16個付きます。
- 2ビット右へ論理シフトすると、左から0が2つ入り 0010 1010 1111 0011 になります(右端の01は消えます)。
- 4ビットずつ16進数に戻すと 0010=2、1010=A、1111=F、0011=3 となり、2AF3 が得られます。
- 選択肢 ア正解
- 1010 1011 1100 1101 を2ビット右へずらすと 0010 1010 1111 0011 となり、16進数の 2AF3 になるため正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- 最上位の桁が6(0110)になっており、左から0を入れる論理シフトの動きと合わないため誤りです。
- 選択肢 ウ不正解
- 左へずらした結果などと混同しており、右シフトの結果ではないため誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- 符号を保つ算術シフトと混同した形です。この問題は論理シフトなので0が入り、誤りです。
覚えるポイント
- 論理シフトは符号に関わらず空いたビットに0を詰めます。
間違えやすいところ
- 算術シフトと混同して最上位の1を残し、EAF3などを選んでしまうミス。
出題の前提:基本情報技術者試験におけるコンピュータシステム・レジスタとシフト演算の仕様に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.4 ↗(www.ipa.go.jp)
重み付けチェックディジットの計算
テクノロジ系 · チェックディジット / 剰余演算 / mod
4桁の整数 N1 N2 N3 N4 から、検査数字(チェックディジット)C を計算する式として C = mod((N1×1 + N2×2 + N3×3 + N4×4), 10) が定められている。ここで mod(x, y) は x を y で割った余りである。C = 4、N2 = 7、N3 = 6、N4 = 2 のとき、N1 の値は幾らか。
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解答
ウ
解説
まず要点:C は「各桁に重みを掛けて足した合計」を10で割った余りです。余りが4になるように N1 を逆算します。10で割った余りは、合計の1の位だけを見れば分かります。
解き方
- 分かっている桁の重み付きの値を計算します:N2×2 = 14、N3×3 = 18、N4×4 = 8。
- これらを足すと 14 + 18 + 8 = 40 になります。
- C = mod(N1 + 40, 10) が4なので、N1 + 40 の1の位が4である必要があります。40の1の位は0なので N1 = 4 です。
- 選択肢 ア不正解
- N1 = 0 のとき合計は40となり、10で割った余りは0になるため当てはまりません。
- 選択肢 イ不正解
- N1 = 2 のとき合計は42となり、10で割った余りは2になるため当てはまりません。
- 選択肢 ウ正解
- N1 = 4 のとき合計は44となり、10で割った余りが4になるため条件を満たします。
- 選択肢 エ不正解
- N1 = 6 のとき合計は46となり、10で割った余りは6になるため当てはまりません。
覚えるポイント
- mod(x, 10) は整数 x の1の位の数字を取り出す操作と同じです。
間違えやすいところ
- 各桁に重み1,2,3,4を掛けるのを忘れて、ただ足し合わせてしまうこと。
出題の前提:基本情報技術者試験における基礎理論(情報表現・チェックサムと誤り検出)の基準に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp)
音声PCMのサンプリング周期・間隔の計算
テクノロジ系 · PCM / サンプリング周波数 / サンプリング間隔 / データ伝送速度
PCM方式によって音声を標本化(サンプリング)して1標本あたり8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮せずに転送したところ、転送速度は 64,000 ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
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解答
ウ
解説
まず要点:転送速度(1秒あたりのビット数)= サンプリング回数 × 1回のビット数です。サンプリング間隔は「1秒 ÷ サンプリング回数」で求めます。間隔は周波数の逆数になる点に注意します。
解き方
- 1秒あたりのサンプリング回数を求めます:64,000 ÷ 8 = 8,000 Hz。
- サンプリング間隔を求めます:1 ÷ 8,000 = 0.000125 秒。
- マイクロ秒に換算します(1秒 = 10^6 マイクロ秒):0.000125 × 1,000,000 = 125 マイクロ秒。
- 選択肢 ア不正解
- 64,000 の逆数を計算しており、8ビットで割る手順が抜けているため誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 途中の数値の選び方や単位の換算を間違えた値で、正しい計算ではありません。
- 選択肢 ウ正解
- サンプリング周波数 8,000 Hz の逆数は 1/8000 秒で、125マイクロ秒になるため正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- 2のべき乗である128から推測した値で、正しい計算ではありません。
覚えるポイント
- 1マイクロ秒は 10のマイナス6乗秒(100万分の1秒)です。
間違えやすいところ
- サンプリング間隔とサンプリング周波数の関係(逆数の関係)を逆にしてしまうこと。
出題の前提:基本情報技術者試験のマルチメディア技術・ディジタル化処理に関する標準的な計算基準に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp)
キュー(待ち行列)の操作と取り出し順序
テクノロジ系 · データ構造 / キュー / FIFO / エンキュー / デキュー
待ち行列に対する操作を次のように定義する。 ENQ n : 待ち行列にデータ n を挿入する。 DEQ : 待ち行列からデータを取り出す。 空の待ち行列に対し、ENQ 1, ENQ 2, ENQ 3, DEQ, ENQ 4, ENQ 5, DEQ, ENQ 6, DEQ, DEQ の順に操作を行った。次に DEQ 操作を行ったとき、取り出される値はどれか。
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解答
ウ
解説
まず要点:待ち行列(キュー)は、先に入れたデータを先に取り出す「先入れ先出し」(FIFO)の仕組みです。ENQ は列の後ろに追加し、DEQ は列の先頭から取り出して消します。
解き方
- ENQ 1, 2, 3 を行うと、キューの中は [1, 2, 3] になります。
- 1回目の DEQ で先頭の1が取り出され、中は [2, 3] になります。
- ENQ 4, 5 を行うと、中は [2, 3, 4, 5] になります。
- 2回目の DEQ で2が取り出され、中は [3, 4, 5] になります。
- ENQ 6 を行うと、中は [3, 4, 5, 6] になります。
- 3回目と4回目の DEQ で3と4が順に取り出され、残りは [5, 6] になります。
- 次に行う5回目の DEQ では、先頭にある5が取り出されます。
- 選択肢 ア不正解
- 値1は1回目のDEQですでに取り出されているため、次に出てくることはありません。
- 選択肢 イ不正解
- 値2は2回目のDEQですでに取り出されているため、次に出てくることはありません。
- 選択肢 ウ正解
- 一連の操作のあと列の先頭に残っているのは5なので、次のDEQで取り出される値として正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- 値6は列の後ろにあり、5を取り出した次のDEQで出てくる値なので誤りです。
覚えるポイント
- キューは先入れ先出し(FIFO)、スタックは後入れ先出し(LIFO)です。
間違えやすいところ
- スタック(後入れ先出し)と混同して、最後に追加したデータを取り出してしまうこと。
出題の前提:基本情報技術者試験におけるアルゴリズムとデータ構造の基本概念に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp)
配列によるリスト実現の特徴
テクノロジ系 · データ構造 / リスト / 配列 / ポインタ
線形リストは、配列を用いて実現する場合と、ポインタを用いて実現する場合がある。リストを配列で実現したときの特徴として、適切なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:配列でリストを作ると、最大個数分の場所を最初から確保するため、使わない空きができます。配列は番号を指定してすぐ参照できますが、途中への挿入・削除は後ろの要素をずらす手間がかかります。ポインタでつなぐリストは逆の性質をもちます。
解き方
- 配列で作ったリストと、ポインタでつないだリストのメモリの使い方を比べます。
- 配列は先に固定サイズの場所を確保するため、最大個数に合わせて空きが無駄になりやすい(アの内容)ことを確かめます。
- 他の選択肢(イ・ウ・エ)は、ポインタでつないだリストの特徴だと見分けます。
- 選択肢 ア正解
- 配列は最大個数分の連続した場所を最初に確保するため、要素が少ないと使わない空きが出るので正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- 配列の挿入・削除は後ろの要素をずらす必要があり、要素数に応じて時間がかかります。一定時間でできるのはポインタのリストです。
- 選択肢 ウ不正解
- 配列は番号を指定すれば中間の要素にもすぐアクセスできます。順にたどるのはポインタのリストの特徴です。
- 選択肢 エ不正解
- 次の要素を指す場所が別に必要になるのはポインタのリストの特徴です。配列では番号で管理するので不要です。
覚えるポイント
- 配列は添字によるランダムアクセスがO(1)、要素の挿入・削除は要素シフトを伴うためO(n)です。
間違えやすいところ
- 配列のリストとポインタのリストの長所・短所を逆に覚えてしまうこと。
出題の前提:基本情報技術者試験におけるデータ構造(配列とポインタによる表現)の比較基準に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.6 ↗(www.ipa.go.jp)
オープンアドレス法によるハッシュ衝突の解決
テクノロジ系 · ハッシュ法 / オープンアドレス法 / 衝突解決 / 剰余演算
次の規則に従って配列の要素 A[0], A[1], ..., A[9] に正の整数 k を格納する。k として 16, 43, 73, 24, 85 を順に格納したとき、85 が格納される場所はどこか。ここで、x mod y は、x を y で割った余りを返す。また、配列の要素はすべて 0 に初期化されている。 〔規則〕 (1) A[k mod 10] = 0 ならば、k を A[k mod 10] に格納する。 (2) (1)で格納できないとき、A[(k+1) mod 10] = 0 ならば、k を A[(k+1) mod 10] に格納する。 (3) (2)で格納できないとき、A[(k+4) mod 10] = 0 ならば、k を A[(k+4) mod 10] に格納する。
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解答
エ
解説
まず要点:同じ場所に入れたいキーが重なることを衝突といいます。オープンアドレス法では、衝突したときに決められた式(+1、+4 など)で別の空き場所を探します。85を入れるとき、A[5]とA[6]がすでに埋まっているかを順に確かめます。
解き方
- 16を入れる:16 mod 10 = 6。A[6] は空きなので A[6] = 16。
- 43を入れる:43 mod 10 = 3。A[3] は空きなので A[3] = 43。
- 73を入れる:73 mod 10 = 3 は43と衝突。(73+1) mod 10 = 4 が空きなので A[4] = 73。
- 24を入れる:24 mod 10 = 4 は73と衝突。(24+1) mod 10 = 5 が空きなので A[5] = 24。
- 85を入れる:85 mod 10 = 5 は24と衝突、(85+1) mod 10 = 6 は16と衝突。規則(3)の (85+4) mod 10 = 9 が空きなので A[9] = 85。
- 選択肢 ア不正解
- A[3] にはすでに43が入っているため、85を入れることはできません。
- 選択肢 イ不正解
- A[5] にはすでに24が入っているため、85を入れることはできません。
- 選択肢 ウ不正解
- A[6] にはすでに16が入っているため、85を入れることはできません。
- 選択肢 エ正解
- 85は 85 mod 10 = 5、(85+1) mod 10 = 6 がどちらも埋まっているため、規則(3)の (85+4) mod 10 = 9 で A[9] に入るので正しいです。
覚えるポイント
- ハッシュ法の衝突解決において、配列の現在状態を1ステップずつ追跡することが確実な解法です。
間違えやすいところ
- 途中で入れた73や24の場所を計算し直すのを忘れ、空いていると勘違いすること。
出題の前提:基本情報技術者試験におけるアルゴリズム(探索・ハッシュ法)の出題基準に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.6 ↗(www.ipa.go.jp)
流れ図における複合条件の等価変換
テクノロジ系 · 流れ図 / フローチャート / 論理式 / ド・モルガンの法則
判定条件「Pでない 又は Q」が成り立つ(Yes)ときに「処理」を実行し、成り立たない(No)ときには「処理」をスキップする流れ図がある。これと同じ動作を、まず条件「P」を判定し、一方の分岐でさらに条件「Q」を判定する構成で実現したい。このとき、条件判定 P の分岐先 a、および条件判定 Q の分岐先 b に入る Yes と No の組合せとして正しいものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:「Pでない または Q」は、Pが成り立たないときは必ず成り立ち、Pが成り立つときはQしだいで決まります。この性質を、Pを先に判定し、次にQを判定する形に置き換えます。処理をしないのは「Pが成り立ち、かつQも成り立たない」場合だけです。
解き方
- 元の図の条件:(NOT P) OR Q が Yes のとき処理を行い、No のとき行いません。
- 新しい図のPからの分岐 a は、そのまま下の「処理」に合流します。Pが成り立たないとき処理を行うので、a は No です。
- Pが成り立つときは判定Qに進みます。Qからの分岐 b は処理を飛ばして終了へ向かいます。スキップするのは「Pが成り立ち、Qが成り立たない」ときなので、b は No です。
- よって a = No、b = No のアが正解です。
- 選択肢 ア正解
- a が No、b が No となり、Pでないときは実行、PでQでないときはスキップとなり、元の動きと一致するため正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- b を Yes にすると、Qが成り立つときにスキップすることになり、元の動きと反対になるため誤りです。
- 選択肢 ウ不正解
- a を Yes にすると、Pが成り立つとき必ず実行することになり、元の動きと合わないため誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- a も b も Yes にすると、Pが成り立つと実行、Qが成り立つとスキップとなり、元の動きと完全に逆になります。
覚えるポイント
- 条件 (NOT P) OR Q は、論理包含「PならばQ (P → Q)」と論理的に等価です。
間違えやすいところ
- 分岐の矢印が「処理へ向かう」のか「処理を飛ばす」のかを読み違えるミス。
出題の前提:基本情報技術者試験におけるプログラミング・流れ図と論理演算の基本仕様に準拠しています。
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.7 ↗(www.ipa.go.jp)
プロセッサ性能とトランザクション処理能力の計算
テクノロジ系 · MIPS / トランザクション処理能力 / プロセッサ使用率
1件のトランザクション実行に80万ステップの命令を要するシステムがある。プロセッサの処理性能が200MIPSで、その使用率が80%であるとき、このシステムのトランザクション処理能力は何件/秒となるか。
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解答
イ
解説
まず要点:トランザクション処理能力は「使える命令数を1件に必要な命令数で割る」と求められます。MIPS(1秒間に何百万命令を実行できるかを表す値)に使用率を掛けると、実際に使える命令数になります。それを1件分の命令数で割れば、1秒に何件処理できるかが分かります。
解き方
- 1秒間に実際に使える命令数を計算します:200×10^6×0.80=160×10^6(命令/秒)。
- 1件に必要な80万(800,000=0.8×10^6)命令で割ります:160×10^6÷800,000=200件/秒。
- 選択肢 ア不正解
- 桁を1つ小さく数えてしまった値で、実際の200件にはなりません。
- 選択肢 イ正解
- 160,000,000命令を800,000ステップで割ると200件/秒が得られます。
- 選択肢 ウ不正解
- 使用率80%を掛けずに割った250件/秒なので誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- 使用率を使った正しい割り算をしていないため誤った値になります。
覚えるポイント
- MIPSは10の6乗(100万)単位、実効性能=最大性能×使用率
間違えやすいところ
- 使用率の掛け算を忘れて最大性能のまま計算してしまう誤り
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(プロセッサの性能評価指標)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.7 ↗(www.ipa.go.jp)
キャッシュメモリのミスヒット時の動作
テクノロジ系 · キャッシュメモリ / 主記憶 / ブロック転送 / ミスヒット
プロセッサが主記憶からデータを読み込む際、目的のデータがキャッシュメモリに存在しなかった(ミスヒットした)場合、キャッシュメモリ制御装置が実行する動作として適切なものはどれか。
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解答
ウ
解説
まず要点:キャッシュにデータがないときは、主記憶から必要なブロックを読んでキャッシュに入れます。キャッシュメモリ(CPUと主記憶の速度差を埋める、小さくて速いメモリ)は、よく使うデータを近くに置いておく仕組みです。目的のデータがなければ、元である主記憶から取り直します。
解き方
- CPUが読み出しを試み、キャッシュにデータがないことを確認します。
- 制御装置が下位の主記憶から該当ブロックを読み出し、キャッシュへ移します。
- 選択肢 ア不正解
- キャッシュから磁気ディスクへ書き込む動作ではないため誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 転送元は磁気ディスクではなく主記憶なので誤りです。
- 選択肢 ウ正解
- 主記憶から必要なブロックをキャッシュへ移すので正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- ディスクキャッシュから主記憶への転送は別の動作なので誤りです。
覚えるポイント
- キャッシュメモリの転送対象は直下の階層である主記憶
間違えやすいところ
- 転送元を磁気ディスクだと取り違えるミス
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(記憶階層とキャッシュメモリ制御)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
ビットマップフォントのデータ保存容量計算
テクノロジ系 · ビットマップフォント / データ量計算 / 補助単位換算
1文字が縦48ドット、横32ドットで構成される2値ビットマップフォントがある。この文字データが8,192文字分存在するとき、圧縮を行わずに全体を保存するために必要な領域は何Mバイトか。ここで、1Mバイト=1,024kバイト、1kバイト=1,024バイトとする。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:2値のビットマップ画像は1ドットを1ビットで表します。1文字のドット数をそのままビット数として、8で割ってバイトに直し、文字数を掛けます。最後に1,024で2回割るとMバイトになります。
解き方
- 1文字の量をバイトで求めます:48×32=1,536ビット、1,536÷8=192バイト。
- 文字数分をMバイトに換算します:192×8,192=1,536kバイト、1,536÷1,024=1.5Mバイト。
- 選択肢 ア不正解
- 192kバイトは1,024文字分で、8,192文字全体ではありません。
- 選択肢 イ正解
- 192バイト×8,192文字=1,572,864バイトで、1.5Mバイトになります。
- 選択肢 ウ不正解
- ビットからバイトへの換算(8で割る)を忘れた値なので誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- 桁や単位の換算を間違えて出てくる値なので誤りです。
覚えるポイント
- 2値は1ドット=1ビット、8ビット=1バイト、1M=1,024k=1,048,576
間違えやすいところ
- ビットをバイトに直す÷8を忘れてしまう誤り
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(マルチメディアデータと記憶容量の計算)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
静電容量方式タッチパネルの仕組み
テクノロジ系 · タッチパネル / 静電容量方式 / 入力装置
スマートフォンやタブレットなどに広く用いられる静電容量方式タッチパネルの特徴・動作原理の説明として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:静電容量方式は、指の接触による電気の量の変化をとらえて位置を調べます。人体は弱い電気を通すため、パネル表面に作られた電界が指で乱れます。その変化をセンサーが感知して触れた場所を特定します。
解き方
- 静電容量方式の原理(電界と電荷・静電容量の変化)を確認します。
- 各選択肢の原理を比べ、電荷の変化をとらえる記述を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 赤外線がさえぎられる方式は光学式の説明なので誤りです。
- 選択肢 イ正解
- 表面の電界と電荷の変化をとらえるので正しい説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 膜の抵抗値の変化を使うのは抵抗膜方式なので誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- 電極スイッチの導通を使うのはマトリックス方式なので誤りです。
覚えるポイント
- 静電容量方式=指の接触による微小な電荷(静電容量)の変化を検知
間違えやすいところ
- 押しつけて接触させる抵抗膜方式と混同するミス
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(ヒューマンインタフェース技術)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
フォールトトレラントシステムの実現手法
テクノロジ系 · フォールトトレラント / 多重化 / 信頼性設計
システムの信頼性設計におけるフォールトトレラントシステムの実現方法の記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:フォールトトレラント(障害に強い設計)は、一部が故障しても全体を止めない仕組みです。複数台で同じ処理を担う多重化(冗長化)により、1台が壊れても他の装置が処理を続けられます。
解き方
- フォールトトレラントの定義(障害時も動き続けること)を確認します。
- その基本が冗長化・多重化であることを踏まえて選びます。
- 選択肢 ア正解
- 複数台に多重化すれば1台故障でも続けられるので正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- フェールソフトも含まれ、フェールセーフだけに限るのは誤りです。
- 選択肢 ウ不正解
- 二重化せず1台に頼ると壊れた時に止まるので誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- ハードの冗長化や多重化が中心となるので誤りです。
覚えるポイント
- フォールトトレラント=障害発生時でも多重化構成などにより正常処理を継続
間違えやすいところ
- フェールセーフやフェールソフトの考えと混同するミス
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(システムの高信頼化技術)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)
複数台構成システムの平均故障間隔と故障頻度
テクノロジ系 · MTBF / 故障率 / 冗長構成のない直列システム
1台あたりのMTBF(平均故障間隔)が21万時間である磁気ディスク装置がある。この装置100台から成る冗長構成をもたないシステムを、1週間に140時間運転する場合、平均して何週間に1回の割合でシステム故障が発生するか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:冗長のない直列システムは、1台でも壊れると全体が止まります。台数がn倍なら故障する割合もn倍になり、全体のMTBF(平均故障間隔)は1/nになります。
解き方
- 100台全体のMTBFを求めます:210,000時間÷100台=2,100時間。
- 1週140時間なので週数を出します:2,100時間÷140時間=15週。
- 選択肢 ア不正解
- 2,100÷140の計算を間違えた値なので誤りです。
- 選択肢 イ正解
- 全体のMTBF 2,100時間を140時間で割ると15週となります。
- 選択肢 ウ不正解
- 台数を20台などと誤って数えた場合の値なので誤りです。
- 選択肢 エ不正解
- 週数と総時間を取り違えた値なので誤りです。
覚えるポイント
- 冗長性のない直列システムのMTBF=単体MTBF÷構成台数
間違えやすいところ
- 台数分だけ故障率が増える(MTBFが1/台数)のを忘れるミス
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(システムの信頼性計算)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)
キャパシティプランニングの実施手順
テクノロジ系 · キャパシティプランニング / システム資源計画 / ボトルネック分析
キャパシティプランニングにおいて実施する次の作業項目①〜④を、適切な実施順序に並べたものはどれか。 〔作業項目〕 ① CPU増設、磁気ディスク増設、メモリ増設などを検討する。 ② 応答時間、システム資源の要求量などの増加から、システム能力の限界時期を検討する。 ③ 稼働状況データ、磁気ディスク使用量、トランザクション数などの基礎数値を把握する。 ④ 端末増設計画、利用者数の増加などを検討する。
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解答
ウ
解説
まず要点:キャパシティプランニングは「現状把握→将来予測→限界の検討→対策」の順で進めます。今の利用状況を測ってから、今後の増加を見積もります。そのうえで能力の限界時期を考え、増設などの対策を決めます。
解き方
- 第1段階として現在の負荷や稼働状況の数値を把握します(③)。
- 第2段階として端末や利用者数の今後の増加計画を考えます(④)。
- 第3段階として負荷増大に対する限界時期を予測します(②)。
- 第4段階としてCPU・ディスク・メモリの増強案を決めます(①)。
- 選択肢 ア不正解
- 現状把握より先に限界時期を考えることはできないので誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 将来予測(④)より先に限界時期(②)は出せないので誤りです。
- 選択肢 ウ正解
- ③→④→②→①の順が論理的で正しい並びです。
- 選択肢 エ不正解
- 現状把握(③)が最後に来るのは手順として誤りです。
覚えるポイント
- キャパシティ管理の手順:現状把握 → 需要予測 → 限界分析 → 増強策の検討
間違えやすいところ
- 将来計画(④)と限界時期(②)の順番を逆にするミス
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(性能管理とキャパシティプランニング)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)
ベンチマークテストの目的と特徴
テクノロジ系 · ベンチマークテスト / 性能評価 / システムテスト
コンピュータシステムの性能評価手法の一つである「ベンチマークテスト」の説明として、最も適切なものはどれか。
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解答
エ
解説
まず要点:ベンチマークテストは、決まった測定用ソフトを動かして性能を数値で比べます。同じ条件で実行するので、製品どうしを客観的に較べられます。SPECやTPCといった標準プログラムが使われます。
解き方
- ベンチマークテストが標準ソフトで性能を測り比べる手法だと確認します。
- 命令時間(ア)、稼働率(イ)、負荷耐性(ウ)と比べて正解を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 1命令の平均時間で測るのは命令ミックスやMIPSの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 連続して動く時間の割合を測るのは可用性(稼働率)の話です。
- 選択肢 ウ不正解
- 大きな負荷に耐えられるかの確認は負荷テストの説明です。
- 選択肢 エ正解
- 測定用ソフトを動かして性能を数値化し比べるので正しいです。
覚えるポイント
- ベンチマークテスト=標準測定プログラムを実行して性能を数値化・比較
間違えやすいところ
- 限界負荷を試すストレステストと混同する誤り
出題の前提:基本情報技術者試験 午前出題基準(システムの性能評価技法)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.10 ↗(www.ipa.go.jp)
メモリリークの特徴と発生原因
テクノロジ系 · オペレーティングシステム / 記憶管理 / メモリリーク
OSやプログラムにおけるメモリリークの説明として、適切なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:メモリリークとは、実行中に確保した主記憶が解放されず、使える部分が少しずつ減っていく現象です。プログラムの不具合(バグ)で解放処理が行われないまま確保が繰り返されることで起こります。放っておくと動作が不安定になり、最後には止まってしまうこともあります。
解き方
- 各選択肢が指す現象(スラッシング、オーバーレイ、フラグメンテーション、メモリリーク)の意味を確かめる。
- 「確保した領域が解放されず空き容量が減る現象」を表す記述を選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 使わなくなったメモリを返さないままにすると、使える主記憶がだんだん減るという正しい説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 主記憶が足りずページの入れ替えが多発して、処理が極端に遅くなるスラッシングの説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 限られた主記憶に必要なモジュールを入れ替えて読み込むオーバーレイ方式の説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 空きは足りているのに、散らばっていて大きな連続領域が取れないフラグメンテーションの説明です。
覚えるポイント
- メモリリークは確保した領域を解放しないことで空きメモリが減少する不具合である。
間違えやすいところ
- スラッシング(ページ入れ替えの多発)やフラグメンテーション(領域の断片化)と混同しないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(記憶管理)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.10 ↗(www.ipa.go.jp)
リアルタイムOSにおける優先度プリエンプション動作
テクノロジ系 · オペレーティングシステム / タスクスケジューリング / プリエンプション
優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSにおいて、優先度が高いタスクAと優先度が低いタスクBをスケジューリングする場合、適切なOSの動作はどれか。
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解答
ウ
解説
まず要点:優先度つきプリエンプティブ方式では、実行中のタスクより優先度が高いタスクが動けるようになると、OSが実行権を強制的に切り替えます。このとき中断された低優先度タスクは、入出力待ちなどで止まったわけではないので「待ち状態」ではなく、いつでも再開できる「実行可能状態」になります。
解き方
- 優先度が高いタスクAと低いタスクBのどちらが先に実行されるかを確かめる。
- 低優先度タスクが中断されたときの状態(実行可能状態か待ち状態か)を正しく見分ける。
- 選択肢 ア不正解
- タスクAの方が優先度が高いので、低優先度のBが起動してもAは中断されません。
- 選択肢 イ不正解
- 優先度が高いAが動いている間、低優先度のBのためにAが中断されることはありません。
- 選択肢 ウ正解
- 低優先度のBが動いているときに高優先度のAが起動すると、Bは実行可能状態になってAが動きます。
- 選択肢 エ不正解
- 中断されたBは入出力待ちではないので、「待ち状態」ではなく「実行可能状態」になります。
覚えるポイント
- プリエンプションによってCPUを奪われたタスクは「待ち状態」ではなく「実行可能状態」に戻る。
間違えやすいところ
- 中断されたタスクを、入出力待ちと同じ「待ち状態(ブロック状態)」と取り違えないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(タスク管理)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.11 ↗(www.ipa.go.jp)
直接編成ファイルにおけるハッシュ値の分布
テクノロジ系 · ファイル編成法 / ハッシュ関数 / 直接編成ファイル
直接編成ファイルにおいて、レコードのキー値を格納アドレスに変換したハッシュ値の分布として、理想的なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:直接編成ファイルでは、ハッシュ値は各アドレスに均等に散らばる「一様分布」が理想的です。値が特定のアドレスに偏ると衝突(シノニム)が増え、データを探すのにも時間がかかるからです。
解き方
- 直接編成ファイルで探索の効率が落ちる原因(衝突・シノニムの多発)を考える。
- 衝突をできるだけ減らす、全アドレスに均等に配分される分布(一様分布)を見つける。
- 選択肢 ア正解
- どのアドレスにも同じくらいの割合でデータが散らばり、衝突が最も少なくなるので適しています。
- 選択肢 イ不正解
- 初めて成功するまでの回数などを表す分布で、先頭側に偏るため適していません。
- 選択肢 ウ不正解
- 真ん中あたりに集まる山型の分布なので、特定の場所で衝突が増えてしまいます。
- 選択肢 エ不正解
- めったに起きない事象の回数を表す分布で、特定の値の近くに偏るため均等になりません。
覚えるポイント
- ハッシュ関数に求められる理想的な値のばらつきは、偏りのない「一様分布」である。
間違えやすいところ
- 自然現象でよく見られる正規分布やポアソン分布を選ばないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(データ構造とファイル編成)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.11 ↗(www.ipa.go.jp)
Web技術におけるクライアント側実行プログラム
テクノロジ系 · Web技術 / アプレット / クライアントサーバシステム
コンパイル済みのオブジェクトコードがWebサーバなどに格納されており、クライアントからの要求に応じてダウンロードされてクライアント環境で実行されるプログラム形態はどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:あらかじめコンパイルされたオブジェクトコードがサーバに置かれ、要求に応じてクライアントにダウンロードされて動くプログラムは「アプレット」です。サーバ側で動くサーブレットや、ソースコードのまま解釈して動くスクリプトとは区別します。
解き方
- 実行される場所が「クライアント」の選択肢に絞る(サーバ側のサーブレットは除く)。
- 「コンパイル済みのオブジェクトコード」という点に注目し、ソースコードのスクリプトとアプレットを分ける。
- 選択肢 ア正解
- Javaアプレットのように、コンパイル済みの中間コードがクライアントへ送られて実行されるものを指します。
- 選択肢 イ不正解
- サーブレットはWebサーバ上で動き、結果をクライアントに返すサーバ側の仕組みです。
- 選択肢 ウ不正解
- スクリプトは、コンパイル済みではなくソースコードのまま送られて解釈・実行されます。
- 選択肢 エ不正解
- スレッドは1つのプログラム内で並行して動く処理の単位で、転送されるプログラムの呼び名ではありません。
覚えるポイント
- アプレットはクライアント側で実行されるコンパイル済みモジュール、サーブレットはサーバ側で実行されるプログラム。
間違えやすいところ
- クライアント側で動くからといって、ソースのまま解釈されるJavaScript(スクリプト)と混同しないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(Webシステム)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.11 ↗(www.ipa.go.jp)
GPLにおけるソースコード公開義務
テクノロジ系 · オープンソースソフトウェア / GPL / ソフトウェアライセンス
GPL(General Public License)の適用下で公開されたOSSを利用する際、ソースコードを公開しなかった場合にライセンス違反となる行為はどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:GPLでは、複製や改変したものを第三者に配布(販売)するとき、改変部分も含めた完全なソースコードを同じGPLの下で公開しなければなりません。逆に、社内だけで使う場合や、テスト用に使うだけの場合は公開義務は発生しません。
解き方
- 各選択肢で、OSSそのものや改変物を第三者へ配布(販売・配布)しているかどうかを確かめる。
- 改変したOSSを外部に販売している「ウ」は公開義務の対象で、公開しないと違反になると判断する。
- 選択肢 ア不正解
- 独立したインタフェースや別モジュールとして作って売る場合は、GPLの派生作品とみなされなければ公開義務はありません。
- 選択肢 イ不正解
- 改変したOSSを自社内だけで使っており、外部に配布していないので公開義務はありません。
- 選択肢 ウ正解
- GPLのOSSを改変して外部へ販売しているので、ソースコードを公開しないのは明確な違反です。
- 選択肢 エ不正解
- 自社ソフトの開発・テストでOSSを内部ツールとして使っただけで、組み込んで配布していないため公開義務はありません。
覚えるポイント
- GPLは改変物を第三者へ「頒布」したときにソースコード公開義務(コピーレフト)が発生する。
間違えやすいところ
- 社内だけで使う(配布しない)改変でも、外部にソースを公開しなければならないと誤解しないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(オープンソースソフトウェア・法規)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
D/A変換器の分解能と出力電圧変化の計算
テクノロジ系 · ハードウェア / DA変換器 / アナログ入出力
分解能が8ビットのD/A変換器において、デジタル値0を入力したときの出力電圧が0V、デジタル値128を入力したときの出力電圧が2.5Vとなるとき、最下位の1ビットの変化に対する出力電圧の変化量は何Vか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:入出力が比例するD/A変換器では、入力値の変化と出力電圧の変化は比例します。1ビット(入力値1)あたりの変化量は「電圧の変化量 ÷ 入力値の変化量」で求められます。
解き方
- 問題文から基準となる入力値と出力電圧の変化を確かめる(入力0から128で、電圧は0Vから2.5V)。
- 入力の差128に対する電圧の差2.5Vから、1ビットあたりを2.5÷128と計算する。
- 選択肢 ア正解
- 入力値が128増えると電圧が2.5V増えるので、1ビットあたりは2.5/128 [V]になります。
- 選択肢 イ不正解
- 8ビットの最大値255を分母にしてしまった誤りで、この問題では128で2.5Vなので合いません。
- 選択肢 ウ不正解
- 8ビットの階調数256で割ってしまった誤りで、128で2.5Vという条件に合いません。
- 選択肢 エ不正解
- 分母が512になっており、正しい比例の計算になっていません。
覚えるポイント
- D/A変換器の最下位1ビットあたりの変化量は「測定された電圧変化量 ÷ 対応する入力値の変化量」で求められる。
間違えやすいところ
- 8ビットだからといって、必ず256(または255)で割ればよいと思い込まないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(ハードウェア)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
DRAMの構造と特性
テクノロジ系 · メモリ / DRAM / 主記憶装置
DRAM(Dynamic Random Access Memory)の説明として、適切なものはどれか。
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解答
エ
解説
まず要点:DRAMは電荷をコンデンサにためて記憶するメモリで、放っておくと電荷が抜けるため定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要です。作りが簡単で大容量・安価なので、PCの主記憶(メインメモリ)に使われます。キャッシュに使う高速なSRAMとは区別します。
解き方
- DRAMのセルの作り(コンデンサとトランジスタ)と、必要な動作(リフレッシュ)を確かめる。
- 主記憶に使われるという代表的な用途と合う選択肢を選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 1バイト単位で消去・書込みができる不揮発性メモリであるEEPROMの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- NAND型やNOR型がある不揮発性メモリはフラッシュメモリ(SSDなどの媒体)の説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- フリップフロップで作られ、リフレッシュ不要で高速なSRAMの説明です。
- 選択肢 エ正解
- コンデンサの電荷が抜けるためリフレッシュが必要で、大容量・安価なためPCの主記憶に使われるDRAMの正しい説明です。
覚えるポイント
- DRAM:コンデンサ、要リフレッシュ、大容量・低速、主記憶用途。
- SRAM:フリップフロップ、リフレッシュ不要、小容量・高速、キャッシュ用途。
間違えやすいところ
- SRAM(フリップフロップ・キャッシュ)とDRAM(コンデンサ・リフレッシュ要・主記憶)の特徴を逆にしないよう注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(プロセッサ・メモリ)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
電源ユニットの変換効率と所要入力電力の計算
テクノロジ系 · ハードウェア / 電源装置 / 電力計算
定格出力電力500W、変換効率80%の電源ユニットがある。この電源ユニットから500Wの出力電力を得るために最低限必要な入力電力の大きさは何Wか。
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解答
ウ
解説
まず要点:電源ユニットの変換効率は「出力電力 ÷ 入力電力 × 100(%)」で表されます。必要な出力を得るための入力電力は「出力電力 ÷ 効率」で求めます。効率が100%未満なので、入力は出力より大きくなります。
解き方
- 変換効率の式「効率=出力電力÷入力電力」を変形し、「入力電力=出力電力÷効率」を導く。
- 与えられた数値(出力500W、効率0.8)を入れて、500÷0.8=625Wと計算する。
- 選択肢 ア不正解
- 入力と出力の比率を計算しておらず、誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 500W×0.8=400Wと掛け算してしまった誤りで、出力を得るには出力以上の入力が必要です。
- 選択肢 ウ正解
- 500W÷0.80=625Wとなり、正しく計算できています。
- 選択肢 エ不正解
- 500W+400W=900Wのような不適切な計算による数値で、誤りです。
覚えるポイント
- 電源の変換効率では常に入力電力の方が出力電力よりも大きくなる(入力電力 = 出力電力 ÷ 変換効率)。
間違えやすいところ
- うっかり出力に効率を掛けて「500×0.8=400W」としてしまうミスに注意する。
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(ハードウェア)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
論理式の簡単化と論理回路
テクノロジ系 · 論理回路 / ブール代数 / NAND回路
論理式 X = Ā・B + A・B̄ + Ā・B̄ と同じ論理結果が得られる論理回路として、適切なものはどれか。ここで、・は論理積、+は論理和、ĀおよびB̄はそれぞれA、Bの否定を表す。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:この論理式は、AとBの否定論理積(NAND)と同じ働きになります。式を整理すると Ā・B + A・B̄ + Ā・B̄ は Ā + B̄ になり、「AとBの両方が1のときだけ0になる」という意味です。ド・モルガンの法則((A・B)̄ = Ā + B̄)により、NAND素子と同じだと分かります。
解き方
- 与えられた式 X = Ā・B + A・B̄ + Ā・B̄ の第1項と第3項を Ā でくくり、Ā・(B + B̄) + A・B̄ とします。
- B + B̄ = 1 なので式は Ā + A・B̄ となり、分配の法則を使って Ā + B̄ まで整理できます。
- ド・モルガンの法則 Ā + B̄ = (A・B)̄ より、この式はNAND(否定論理積)だと分かります。
- 選択肢 ア不正解
- AND素子は A・B を出す回路で、求めた式 (A・B)̄ とは出力が反対になります。
- 選択肢 イ正解
- NAND素子は (A・B)̄ を出す回路で、整理した式と完全に一致します。
- 選択肢 ウ不正解
- OR素子は A+B を出す回路で、整理した Ā+B̄ とは異なります。
- 選択肢 エ不正解
- NOR素子は (A+B)̄ を出す回路で、整理した式とは一致しません。
覚えるポイント
- ド・モルガンの法則:Ā + B̄ = (A・B)̄、Ā・B̄ = (A + B)̄
間違えやすいところ
- 上線(否定記号)を見落とし、普通の積和の式だと誤解して回路を選び間違える。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問25
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.13 ↗(www.ipa.go.jp)
GUIにおける入力方式の選定
テクノロジ系 · ユーザーインタフェース / プルダウンメニュー / 入力制御
ある商店で約200品目の商品を取り扱う際、商品データの新規登録画面における入力項目のうち、入力方式としてプルダウンメニューを用いるのが最も適しているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:プルダウンメニュー(候補を一覧から選ぶ入力方式)は、あらかじめ決まった少数の選択肢から1つ選ばせたい項目に適しています。自由に文字や数字を入力する項目や、候補が多すぎる項目には向きません。
解き方
- 各項目のデータの性質(候補が決まっているか、自由記述か、数値の範囲か)を確認します。
- 商品番号や商品名は商品ごとに違い、候補が多すぎたり自由すぎたりするので、文字入力が向いています。
- 商品区分は決まった5つの候補から1つ選ぶ形なので、プルダウンメニューが最も適すると判断します。
- 選択肢 ア不正解
- 商品番号は商品ごとに付ける固有の番号なので、文字を打ち込むテキスト入力が適しています。
- 選択肢 イ不正解
- 商品名は自由に決める文字列なので、任意の文字を入力するテキストボックスが適しています。
- 選択肢 ウ正解
- 決められた5つの区分から1つを選ぶだけなので、プルダウンメニューが最も適しています。
- 選択肢 エ不正解
- 価格は10,000〜100,000円と候補が多すぎるため、数値を打ち込むテキストボックスが適しています。
覚えるポイント
- プルダウンメニューは選択肢が少数かつ定型的で、画面領域を抑えたい場合に適用する。
間違えやすいところ
- 候補が膨大になる数値の範囲入力にプルダウンを使うと、かえって操作しにくくなる点を見落とす。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問26
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.13 ↗(www.ipa.go.jp)
コンピュータグラフィックス技術(モーフィング)
テクノロジ系 · CG / モーフィング / アニメーション技法
コンピュータアニメーション技法のうち、モーフィングの説明として適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:モーフィングとは、2つの画像の間を滑らかに変化させる技法です。画像Aと画像Bの対応する点を合わせ、その間を補う中間画像をいくつも作ります。metamorphosis(変形・変態)が語源です。
解き方
- モーフィングの定義「ある画像から別の画像へ滑らかに変形させる技法」を確認します。
- 選択肢アは画像Aから画像Bへの中間画像を作る記述なので、これが正解と判断します。
- 選択肢 ア正解
- 画像AからBへ少しずつ滑らかに変わる中間画像を作る、モーフィングの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 体の動きをセンサで取り込む「モーションキャプチャ」の説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 背景の上に動く部分を重ねる「多重スクロール」などのアニメ技法の説明です。
- 選択肢 エ不正解
- スキャナで取り込んだ線画の閉じた領域を塗りつぶす「ディジタル彩色」の説明です。
覚えるポイント
- モーフィング=異なる2つの形状・画像間を滑らかに変形・補間する技法。
間違えやすいところ
- モーションキャプチャ(動きの記録)とモーフィング(形の変化)を混同しやすい。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問27
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.13 ↗(www.ipa.go.jp)
ストアドプロシージャの役割と特徴
テクノロジ系 · データベース / クライアントサーバシステム / ストアドプロシージャ
クライアントサーバシステムにおいて、利用頻度の高い命令群をあらかじめサーバ上のDBMSに用意しておくことによって、データベースアクセスのネットワーク負荷を軽減する仕組みはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:あらかじめDBMS(データベース管理システム)側に登録した命令群をまとめて呼び出す仕組みがストアドプロシージャです。SQL文を何度もやり取りすると通信の往復が増えて負荷が大きくなりますが、1回の要求で処理を終えられるためネットワークの負荷を減らせます。
解き方
- 問題文の要件「よく使う命令群をサーバ上のDBMSに事前に置く」「ネットワーク負荷を減らす」を確認します。
- 当てはまる機能がストアドプロシージャ(Stored Procedure)だと特定します。
- 選択肢 ア不正解
- 2相コミットメントは、分散データベースで更新を確実に確定させるための制御方式です。
- 選択肢 イ不正解
- グループコミットメントは、複数の更新のログ書き込みをまとめてディスクI/Oを減らす技術です。
- 選択肢 ウ不正解
- マルチスレッド化はサーバ内の並行処理を効率化する手法で、命令群を保持する機能ではありません。
- 選択肢 エ正解
- よく使う処理手順をDBMS側に格納しておくストアドプロシージャの説明として正しいです。
覚えるポイント
- ストアドプロシージャ=サーバ側で事前コンパイル実行し、ネットワーク負荷を低減する。
間違えやすいところ
- 2相コミットメント(分散トランザクションの整合性)と処理実行の仕組みを混同しない。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問28
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.14 ↗(www.ipa.go.jp)
関係データベースの基本構造
テクノロジ系 · リレーショナルデータベース / データモデル / 表構造
関係データベース(RDB)のデータ構造の説明として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:関係データベース(RDB)は、データを2次元の表(行と列)で表します。E.F.コッドが提唱した関係モデルに基づき、すべてのデータを平坦な表の形で管理します。
解き方
- 関係データベース(RDB)の基本である「リレーション(表)」の定義を確認します。
- 「データを2次元の表で表す」という記述を選択肢エから選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 親と子のレコードをポインタでつなぐのは、階層型やネットワーク型データベースの特徴です。
- 選択肢 イ不正解
- タグでデータの意味や構造を表すのは、XMLやHTMLなどのマークアップ言語の表現です。
- 選択肢 ウ不正解
- データと手続きを一体化(カプセル化)するのは、オブジェクト指向データベースの特徴です。
- 選択肢 エ正解
- 行と列からなる2次元の表(テーブル)でデータを表す、関係データベースの説明です。
覚えるポイント
- 関係データベース=行と列からなる2次元の表(リレーション)でデータを表現する。
間違えやすいところ
- ポインタ結合(ネットワーク型)やカプセル化(オブジェクト指向型)と、関係型の表の構造を混同する。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問29
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.14 ↗(www.ipa.go.jp)
主キー制約の必要条件
テクノロジ系 · 関係データベース / 主キー制約 / 実体整合性制約
関係データベースの主キー制約の条件として、キー値が重複していないこと(一意性)の他に、主キーを構成する列に必要な条件はどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:主キー(表の行を1つに特定する列)は、値が重複しないことに加えて、空(NULL)であってはなりません。実体整合性規則という決まりがあり、行を確実に見分けるためにNULLを許さないからです。
解き方
- 主キー(Primary Key)の制約(一意であること+NULLでないこと)を整理します。
- 設問で一意性は挙げられているので、もう1つの条件「キー値が空(NULL)でないこと」を選択肢アから選びます。
- 選択肢 ア正解
- 主キーの必須条件(実体整合性制約)として、値が空(NULL)でないことが求められます。
- 選択肢 イ不正解
- 主キーは複数の列を組み合わせた「複合主キー」でもよいので誤りです。
- 選択肢 ウ不正解
- 関係モデルでは列の順番に意味はなく、先頭にある必要はありません。
- 選択肢 エ不正解
- 別の表のキーと参照を合わせるのは外部キー制約の要件で、主キー自体の条件ではありません。
覚えるポイント
- 主キーの条件=一意性(UNIQUE)+ 非NULL(NOT NULL)。
間違えやすいところ
- 主キーは1列でなければならないと誤解する(複数列の複合主キーも認められる)。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問30
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.14 ↗(www.ipa.go.jp)
デッドロックによるロールバック処理後の表状態
テクノロジ系 · トランザクション処理 / 原子性 / デッドロック / ロールバック
商品コード「A010, B020, C030」の3行をもつ“商品”表に対して、更新SQL文「DELETE FROM 商品 WHERE 商品コード = 'B020'」を実行するトランザクションが、デッドロックの発生によって異常終了した。異常終了した直後の“商品”表の状態として、適切なものはどれか。なお、他のトランザクションは参照のみを行うものとする。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:異常終了したトランザクションの変更は、すべて取り消されて元の状態に戻ります。ACID特性の「原子性(処理は全部成功か全部失敗のどちらか)」により、途中まで進んだ処理が一部だけ残ることはありません。
解き方
- デッドロックでトランザクションが異常終了したとき、DBMSがロールバックで変更を取り消す動作を確認します。
- DELETEの途中でロールバックされるため削除は反映されず、開始前の表の状態に戻ると分かります。
- 元の表(A010, B020, C030の3行がある表)と一致する選択肢イを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- DELETEの変更が一部だけ残ることは原子性に反するので誤りです。
- 選択肢 イ正解
- ロールバックでトランザクション開始前に戻るため、3行すべてが元通り残ります。
- 選択肢 ウ不正解
- これはDELETEが正常に完了した場合の状態で、異常終了のときには当てはまりません。
- 選択肢 エ不正解
- この行だけが残るような壊れ方は起こりません。
覚えるポイント
- トランザクションが異常終了したときはロールバックされ、実行前の状態に戻る。
間違えやすいところ
- DELETEが実行されたと思い込み、削除後の状態(ウ)を選んでしまう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問31
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.15 ↗(www.ipa.go.jp)
排他制御における共有ロックと専有ロックの競合判定
テクノロジ系 · 並行処理制御 / 共有ロック / 専有ロック / 資源競合
資源A〜Cに対する各トランザクションのロック種別(S:共有ロック、X:専有ロック、-:ロックなし)が次のように定義されている。 ・トランザクション1:AにS、Bはなし、CにX ・トランザクション2:AにS、BにX、Cはなし ・トランザクション3:AにX、BにS、Cはなし 二つのトランザクションをほぼ同時に開始した場合の動きについて、適切な記述はどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:共有ロック(S:読むためのロック)同士は同時にかけられますが、専有ロック(X:書き換えるためのロック)は他のどのロックとも同時にかけられません。競合した後に始めたトランザクションは待たされます。
解き方
- 各トランザクションが要求する資源とロックの種類を比べます。
- ア:1(A:S)の後に3(A:X)を始めると、資源AでSとXが競合し待ちになります。
- イ:2(A:S, B:X)の後に1(A:S, C:X)を始めると、重なるのはAだけでどちらもSなので競合せず、待ちなしで実行できます。
- ウ:2(A:S, B:X)の後に3(A:X, B:S)を始めると、資源A・Bの両方でSとXが競合し待ちになります。
- エ:3(A:X)の後に1(A:S)を始めると、資源AでXとSが競合し待ちになります。
- 選択肢 ア不正解
- 1が資源AにSロックをかけているため、3のAへのXロックは競合して待ちになります。
- 選択肢 イ正解
- 2と1が共通してロックするのは資源Aだけで、どちらもSロックなので両立し待ちは出ません。
- 選択肢 ウ不正解
- 2が資源BにXロックをかけており、3のBへのSロック(とAのXロック)が競合して待ちになります。
- 選択肢 エ不正解
- 3が資源AにXロックを持っているため、1のAへのSロックは競合して待ちになります。
覚えるポイント
- 共有ロック(S)同士のみ両立可能。専有ロック(X)が関わる組み合わせはすべて競合する。
間違えやすいところ
- トランザクションが要求していない資源まで重なっていると誤解し、競合の判定を間違える。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問32
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.16 ↗(www.ipa.go.jp)
回線速度と伝送効率を考慮した伝送時間の計算
テクノロジ系 · ネットワーク / 通信速度 / 伝送時間計算
通信速度が64kビット/秒の回線を利用して、10の6乗バイトのファイルを転送する場合、伝送完了までにおよそ何秒を要するか。ここで、通信回線の伝送効率は80%とする。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:伝送時間は、データ量をビットに直し、実際に出せる速度で割って求めます。1バイトは8ビットなので、バイト数を8倍します。また、回線の表示速度どおりには出ず、伝送効率(実際に使える割合)を掛けた値が本当の速さになります。
解き方
- 送るファイルの量をビットに直す:1,000,000バイト×8=8,000,000ビット。
- 実際の伝送速度を出す:64,000×0.8=51,200ビット/秒。
- 伝送時間を出す:8,000,000÷51,200=156.25秒で、およそ156秒となる。
- 選択肢 ア不正解
- バイトをビットに直す8倍の計算をしておらず、計算も合っていないため誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 伝送効率80%を考えず、8で割るなどの誤った計算をした値です。
- 選択肢 ウ不正解
- 伝送効率を考えず、表示された速度のまま計算した値(約125秒)なので誤りです。
- 選択肢 エ正解
- 実際の速度51,200ビット/秒で8,000,000ビットを送ると約156秒になるので正しいです。
覚えるポイント
- 1バイトは8ビットであるため、バイトからビットへの換算を忘れないようにする。
- 実効伝送速度は「回線速度 × 伝送効率」で計算する。
間違えやすいところ
- 伝送効率80%(0.8)を掛け忘れ、125秒を選んでしまう誤り。
- k(キロ)を1,024ではなく通信では1,000として扱う点を取り違えるミス。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問33
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.16 ↗(www.ipa.go.jp)
OSI参照モデルの各層における接続装置
テクノロジ系 · ネットワーク / OSI基本参照モデル / リピータ
LAN同士をOSI基本参照モデルの物理層(第1層)レベルで相互に接続するために用いる装置はどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:接続装置は、OSI基本参照モデル(通信の役割を7つの層に分けた考え方)のどの層で働くかで使い分けます。物理層(第1層)はリピータ、データリンク層(第2層)はブリッジ、ネットワーク層(第3層)はルータ、第4〜7層はゲートウェイが担当します。
解き方
- 問題で問われている階層が物理層(第1層)であることを確かめる。
- 各機器が働く階層を調べ、物理層に当てはまるリピータを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- ゲートウェイは主に上位の層(第4〜7層)で、異なる通信方式を変換する装置です。
- 選択肢 イ不正解
- ブリッジは第2層でMACアドレス(機器固有の番号)を見て中継する装置です。
- 選択肢 ウ正解
- リピータは第1層で電気信号を増幅してそのまま中継する装置なので正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- ルータは第3層でIPアドレスを見て、通る道を選ぶ装置です。
覚えるポイント
- 物理層=リピータ、データリンク層=ブリッジ(スイッチ)、ネットワーク層=ルータ、上位層=ゲートウェイの対応関係を把握する。
間違えやすいところ
- MACアドレスを見るブリッジ(第2層)と、信号を扱うリピータ(第1層)を混同する誤り。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問34
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.17 ↗(www.ipa.go.jp)
IPアドレスからMACアドレスを取得するプロトコル
テクノロジ系 · ネットワーク / プロトコル / ARP
IPv4ネットワークにおいて、対象のIPアドレスから対応するMACアドレスを解決(取得)するために使用されるプロトコルはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:IPアドレスからMACアドレス(機器固有の番号)を調べるのはARPです。LANでデータを送るには相手のMACアドレスが必要で、それをIPアドレスから自動で見つけるのがARPです。逆に、MACアドレスから自分のIPアドレスを調べるのはRARPです。
解き方
- 問題が「IPアドレスからMACアドレスを取得する」ことを求めていると確かめる。
- ARPはIP→MAC、RARPはMAC→IPであると照らし合わせて判断する。
- 選択肢 ア正解
- ARPはIPアドレスからMACアドレスを調べるプロトコル(通信の約束事)なので正解です。
- 選択肢 イ不正解
- DHCPはIPアドレスなどの設定を自動で配るプロトコルです。
- 選択肢 ウ不正解
- ICMPは通信エラーの通知やpingなどの診断に使うプロトコルです。
- 選択肢 エ不正解
- RARPは自分のMACアドレスから、自分に割り当てられたIPアドレスを得るプロトコルです。
覚えるポイント
- ARP:IPアドレス → MACアドレス
- RARP:MACアドレス → IPアドレス
間違えやすいところ
- ARPと、逆の変換をするRARPとを取り違えてしまうミス。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問35
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.17 ↗(www.ipa.go.jp)
電子メールにおけるマルチメディアデータの拡張規格
テクノロジ系 · ネットワーク / アプリケーション層 / MIME
電子メールにおいて、テキストデータだけでなく静止画、動画、音声などの多様なマルチメディア情報を送受信できるように拡張した規格はどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:メールで画像や音声、動画も送れるようにしたのがMIMEです。もともとのメールの規約であるSMTPは、英数字の文字しか前提にしていませんでした。そこで、バイナリデータ(画像などのコンピュータ用データ)を文字に変換して送れるようにした拡張がMIMEです。
解き方
- メールで文字以外のマルチメディアデータを送る仕組みが問われていると確かめる。
- 選択肢の中から、メールのマルチメディア拡張であるMIMEを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- FTPはネットワーク上でファイルを送受信するためのプロトコルです。
- 選択肢 イ正解
- MIMEはメールで文字以外の画像や音声なども扱えるようにする拡張規格なので正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- POPはメールサーバからメールを受け取るためのプロトコルです。
- 選択肢 エ不正解
- TELNETは遠くのコンピュータにログインして操作するためのプロトコルです。
覚えるポイント
- MIMEは電子メールで画像・音声・添付ファイルなどのバイナリデータを送信可能にする拡張機能。
間違えやすいところ
- メール受信のプロトコルであるPOPやIMAPと、役割を混同してしまう誤り。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問36
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.17 ↗(www.ipa.go.jp)
イーサネットフレームにおけるカプセル化と宛先情報の送出順序
テクノロジ系 · ネットワーク / プロトコル階層 / パケットのカプセル化
1個のTCPパケットをイーサネット網へ送出する際、イーサネットフレームに含まれる各ヘッダ内の宛先情報(宛先MACアドレス、宛先IPアドレス、宛先ポート番号)が送出される順序として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:フレームが送られる順に、宛先MACアドレス、宛先IPアドレス、宛先ポート番号と並びます。データは外側のヘッダ(見出し)から順に付いていきます。一番外側がイーサネットのMACアドレス、次にIPアドレス、内側にポート番号が入るためです。
解き方
- 各宛先がどの層の情報かを確かめる(MAC:第2層、IP:第3層、ポート:第4層)。
- 一番外側のヘッダから送られるので、第2層→第3層→第4層の順になると考える。
- 選択肢 ア不正解
- MACアドレスがIPアドレスより外側なので、IPアドレスが先頭になる順序は誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- 一番外側にあるMACアドレスが最初に来る必要があるので誤りです。
- 選択肢 ウ正解
- 先頭からMACアドレス、IPアドレス、ポート番号の順に並ぶので正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- ポート番号はIPアドレスの内側にあるので、先に送られることはありません。
覚えるポイント
- 送出順序は外側のヘッダから:イーサネット(MAC)→ IP(IPアドレス)→ TCP(ポート番号)。
間違えやすいところ
- 内側の層から先に送られると誤解してしまうミス。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問37
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.17 ↗(www.ipa.go.jp)
ディジタル署名に用いるハッシュ関数の性質
テクノロジ系 · セキュリティ / 暗号技術 / ハッシュ関数
ディジタル署名などで利用される一方向性ハッシュ関数の性質として、適切な記述はどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:ハッシュ関数(データを短い値に変換する仕組み)では、ハッシュ値から元のデータを戻すことはできません。この性質を一方向性といいます。また、どんな長さのデータでも出力は同じ長さになり、同じハッシュ値になる別のデータを探すのも難しいという特徴があります。
解き方
- ハッシュ関数の3つの性質(一方向性、衝突の難しさ、出力の長さが一定)を思い出す。
- 一方向性に合う「ハッシュ値から元のメッセージの復元が難しい」を選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 同じ値になる別のメッセージを簡単に見つけられてはならず、容易に求められるという記述は誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- メッセージが違えばハッシュ値も普通は違う値になり、全部同じにはなりません。
- 選択肢 ウ正解
- 一方向性があるので、ハッシュ値から元のメッセージを戻すのはとても難しいため正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- どんな長さの入力でも、ハッシュ値はいつも同じ長さになります。
覚えるポイント
- ハッシュ関数は「一方向性(逆算困難)」「固定長出力」「衝突困難性」が三大特徴。
間違えやすいところ
- ハッシュ値の長さが入力の長さによって変わると誤解してしまうこと。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問38
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.18 ↗(www.ipa.go.jp)
リスクマネジメントにおけるリスク共有(移転)
マネジメント系 · セキュリティマネジメント / リスク対応 / リスク共有(移転)
情報セキュリティやリスクマネジメントにおけるリスク対応戦略のうち、「リスク共有(リスク移転)」に該当するものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:リスク共有(移転)とは、保険などでリスクを他の人と分け合うことです。リスクへの対応は「回避」「低減」「共有(移転)」「保有」の4つに分けられます。保険への加入は損失を他の人と分担するので、リスク共有(移転)にあたります。
解き方
- リスク対応の4分類(回避、低減、移転/共有、保有)の意味を確かめる。
- 保険加入やリスク分散は「リスク共有(移転)」に当たると判断する。
- 選択肢 ア不正解
- 損失の起こる確率を下げる行為は「リスク低減(軽減)」に当たります。
- 選択肢 イ正解
- 保険への加入で損失を他の人と分け合うのは「リスク共有(移転)」で正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- リスクの原因そのものをなくす行為は「リスク回避」に当たります。
- 選択肢 エ不正解
- リスクを分けたりまとめたりするのは分析の手法で、リスク移転の意味ではありません。
覚えるポイント
- リスク移転(共有)=損害保険への加入や業務の外部委託による損失転嫁。
間違えやすいところ
- 確率を下げる「リスク低減」と、損失を他者に移す「リスク移転」を取り違える誤り。
出題の前提:JIS Q 27000 / JIS Q 31000 リスクマネジメント用語
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.18 ↗(www.ipa.go.jp)
BYOD(Bring Your Own Device)の概念とリスク
マネジメント系 · 情報セキュリティ / デバイス管理 / BYOD
企業におけるBYOD(Bring Your Own Device)に関する説明として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:BYODとは、従業員が自分の私物の端末を業務に使うことです。会社から借りた機器を使う場合とは違います。便利で費用も抑えられますが、私物端末は管理が行き届きにくく、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まります。
解き方
- BYODの意味(Bring Your Own Device=自分の機器を持ち込む)から、私物端末を業務で使うと整理する。
- 各選択肢の「誰の端末か」と「使い方」を照合し、私物端末の業務利用であるエを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 会社から借りた端末を外で使う話であり、私物端末の業務利用ではありません。
- 選択肢 イ不正解
- 借りた端末を私的に使う話であり、BYODとは逆の考えです。
- 選択肢 ウ不正解
- 私物端末を休み時間に私的に使うだけで、業務利用ではないのでBYODではありません。
- 選択肢 エ正解
- 私物端末を業務に使い、管理の不備でリスクが増える点を正しく述べているので正しいです。
覚えるポイント
- BYOD=私物端末(スマートフォンやPC等)を会社業務に持ち込んで利用すること。
間違えやすいところ
- 会社支給の端末の持ち出しや私的利用と取り違えてしまう誤り。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問40
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.18 ↗(www.ipa.go.jp)
Webアプリケーションへの攻撃を防ぐセキュリティ装置
テクノロジ系 · WAF / Webセキュリティ / SQLインジェクション対策
クライアントとWebサーバの間において、クライアントからWebサーバへ送信された通信内容を検査し、SQLインジェクションなどのWebアプリケーション層を標的とした攻撃を検知・遮断する仕組みとして適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:WAF(Web Application Firewall=Web用の防火壁)は、Web通信を検査してSQLインジェクションなどの攻撃を防ぐ装置です。クライアントとWebサーバの間で、HTTP/HTTPSの中身を調べて危険な通信を遮断します。
解き方
- 問題文にある「クライアントとWebサーバの間で通信を検査し、SQLインジェクションなどを遮断する」という役割を確かめます。
- Webのやり取りを扱うアプリケーション層で監視・防御するWAF(Web Application Firewall)を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- SSL-VPN機能は通信を暗号化して安全な通路を作る機能で、攻撃の中身を検査して遮断するものではありません。
- 選択肢 イ正解
- WAFはWebサーバへ届くHTTPリクエストを調べ、SQLインジェクションなどの攻撃を検知して遮断します。
- 選択肢 ウ不正解
- クラスタ構成は複数のサーバを組にして可用性や処理能力を高める技術で、攻撃の検知や遮断は行いません。
- 選択肢 エ不正解
- ロードバランシング機能はアクセスを複数のサーバに振り分けて負荷を減らす機能で、攻撃の遮断は目的ではありません。
覚えるポイント
- WAFはWebアプリケーション層(L7)を標的とする攻撃(SQLインジェクションやXSSなど)を防御する。
間違えやすいところ
- パケットフィルタリング型ファイアウォール(L3/L4)とWAF(L7)は守る層が違うので、混同しないようにしましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問41
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.19 ↗(www.ipa.go.jp)
クライアントPCにおけるマルウェア対策
テクノロジ系 · マルウェア対策 / セキュリティパッチ / 脆弱性管理
クライアントPCにおいて実施するマルウェア対策として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:マルウェア対策の基本は、OSやアプリの弱点(脆弱性・セキュリティホール)を修正パッチでふさぎ続けることです。ウイルスやワームはこの弱点を突いて入り込むため、こまめな更新が感染を防ぎます。
解き方
- マルウェアの感染手口(弱点を突く、未知のファイルを実行するなど)と各選択肢の対策を比べます。
- OSやアプリへの修正パッチ適用が根本的な弱点対策として有効だと確かめ、イを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 感染済みのファイルや潜んでいるウイルスもあるため、定義ファイル更新後に作ったファイルだけを調べるのでは不十分です。
- 選択肢 イ正解
- 修正パッチを当てて既知の弱点をなくすことは、マルウェアの感染を防ぐのにとても効果的な対策です。
- 選択肢 ウ不正解
- メール添付のウイルスは普通のメール用ポートを通って届くので、使わないポートを閉じても防げません。
- 選択肢 エ不正解
- 動的グローバルIPアドレスを割り当ててもIP自体は公開されており、ワームの侵入を防ぐことはできません。
覚えるポイント
- マルウェア対策の基本方針は「パターンファイルの更新」「修正パッチの適用」「不審なファイルやURLを開かないこと」。
間違えやすいところ
- 未使用ポートの遮断はネットワーク防御には役立ちますが、メール添付型ウイルスの感染防止にはならない点に注意しましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問42
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.19 ↗(www.ipa.go.jp)
コンピュータ犯罪の手口(サラミ法)
テクノロジ系 · サラミ法 / コンピュータ犯罪 / 不正手口
コンピュータ犯罪の手口の一つである「サラミ法」の説明として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:サラミ法(サラミ技術)は、多数の口座からほんの少しずつお金を集めて着服する犯罪手口です。サラミを薄く切るように、気づかれない小さな金額を長期間ためて不正に得ます。
解き方
- サラミ法の定義(ごく少額を多数から集めて不正に得る手口)を思い出します。
- 「不正が表面化しない程度に多数の資産から少しずつ詐取する」と書かれたウを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 回線につないでIDやパスワードを盗み出す手口は、盗聴(タッピング)や不正アクセスの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- ネットワークを流れるデータを不正に盗み見る行為は、スニッフィング(盗聴)の説明です。
- 選択肢 ウ正解
- 気づかれない程度のわずかな金額を、たくさんの口座や取引から少しずつ集める手口がサラミ法です。
- 選択肢 エ不正解
- 処理後にメモリや周囲に残った情報を探す行為は、スキャベンジング(ゴミあさり)の説明です。
覚えるポイント
- サラミ法=「薄くスライスする」ように、多数の資産から少額ずつ気づかれないように詐取する手法。
間違えやすいところ
- スキャベンジング(残存情報の収集)やスニッフィング(盗聴)など、似た手口と混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問43
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.19 ↗(www.ipa.go.jp)
データベースアプリケーションのアクセス権限管理
テクノロジ系 · アクセス権限 / 最小権限の原則 / 情報セキュリティ管理
利用者情報を管理するデータベースにおいて,利用者情報を検索して画面に表示するだけのアプリケーションがある。このアプリケーションに付与するデータベースへのアクセス権限として,セキュリティ管理上最も適切なものはどれか。 〔権限の範囲〕 参照権限:レコードの参照が可能 更新権限:レコードの登録,変更,削除が可能 管理者権限:テーブルの参照,登録,変更,削除が可能
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:必要な権限だけを与える「最小権限の原則」に従い、このアプリには参照権限だけを付与します。検索して表示するだけなので、登録や変更、削除の権限は要りません。
解き方
- アプリが行うのは「利用者情報を検索して表示する」ことだけだと確かめます。
- 示された権限のうち、検索と表示に必要なのは参照権限だと見つけます。
- 最小権限の原則に従い、更新権限や管理者権限を付けず参照権限だけのウを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 管理者権限はテーブルの構造まで変えられてしまい権限が強すぎるので、このアプリには不適切です。
- 選択肢 イ不正解
- 検索と表示だけなら更新権限は不要で、最小権限の原則に反するので不適切です。
- 選択肢 ウ正解
- 検索と表示に必要なのは参照権限だけで、最小権限の原則に合っているので適切です。
- 選択肢 エ不正解
- 更新権限があるとデータの改ざんや削除ができてしまうので、権限の与えすぎで不適切です。
覚えるポイント
- 最小権限の原則:業務に必要な最低限の権限のみを割り当てる。
間違えやすいところ
- 「大は小を兼ねる」と考えて、更新権限や管理者権限を選ばないようにしましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問44
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.20 ↗(www.ipa.go.jp)
パケットフィルタリング型ファイアウォールのルール設定
テクノロジ系 · パケットフィルタリング / ファイアウォール / ポート番号
社内ネットワークとインターネットの接続点にパケットフィルタリング型ファイアウォールを設置して,社内ネットワーク上のPCからインターネット上のWebサーバの80番ポートにアクセスできるようにするとき,フィルタリングで許可するルールの適切な組合せはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:PCからWebサーバへは、送信元ポートが1024以上、宛先ポートが80番になります。戻りのパケットでは送信元と宛先のポート番号が入れ替わり、送信元80番・宛先1024以上になります。
解き方
- 行き(PCからWebサーバ)は、送信元が動的に決まる1024以上、宛先がWebサービスの80番になると考えます。
- 戻り(WebサーバからPC)は、送信元が80番、宛先が行きの送信元だった1024以上になると考えます。
- 行きと戻りの両方を正しく許可している選択肢のウを正解として選びます。
- 選択肢 ア不正解
- PCからWebサーバへのパケットで送信元が80、宛先が1024以上となっており、ポートの指定が逆です。
- 選択肢 イ不正解
- 行きのパケットのポートの指定が逆で、戻りのパケットも送信元と宛先が逆になっています。
- 選択肢 ウ正解
- 行きは送信元1024以上・宛先80、戻りは送信元80・宛先1024以上となっており、正しい設定です。
- 選択肢 エ不正解
- 戻りのパケットで送信元が1024以上・宛先が80となっており、応答の形と合っていません。
覚えるポイント
- クライアント側はエフェメラルポート(1024以上)、サーバ側はサービス固有のウェルノウンポート(80等)。応答時はポートが入れ替わる。
間違えやすいところ
- 行きと戻りで送信元ポートと宛先ポートが反対になる関係を見落とさないようにしましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問45
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.21 ↗(www.ipa.go.jp)
UMLクラス図における汎化関係
テクノロジ系 · UML / クラス図 / 汎化関係 / オブジェクト指向
UMLのクラス図のうち,汎化(Generalization/継承)の関係を示したものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:UMLクラス図の汎化(Generalization=継承)は、親クラスを白抜きの三角の矢印(実線)で指す書き方で表します。これは「子は親の一種である(is-a関係)」という関係を意味します。
解き方
- UMLクラス図の関係の書き方(関連・汎化・集約/合成・依存)を確かめます。
- 汎化は「親クラスに向かう白抜きの三角矢印(実線)」だと思い出します。
- 「自動車(親)」と「スポーツカー(子)」が白抜きの三角矢印で結ばれたイを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 実線に多重度(1対1など)を付けて結ぶ書き方は「関連(Association)」を表します。
- 選択肢 イ正解
- スポーツカーは自動車の一種なので、白抜きの三角矢印で親を指す書き方は「汎化」を表します。
- 選択肢 ウ不正解
- 黒く塗ったひし形を使う書き方は「合成(コンポジション)」で、部分と全体の関係を表します。
- 選択肢 エ不正解
- 破線の矢印を使う書き方は「依存(Dependency)」を表します。
覚えるポイント
- 汎化=白抜き三角矢印(実線)、実現=白抜き三角矢印(破線)、集約=白抜きひし形、合成=黒塗りひし形、依存=破線矢印。
間違えやすいところ
- 集約・合成(ひし形)や依存(破線の矢印)の書き方と、汎化(白抜きの三角)を間違えないようにしましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問46
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.22 ↗(www.ipa.go.jp)
データ中心アプローチ(DOA)の特徴
テクノロジ系 · DOA / データ中心アプローチ / システム設計法
ソフトウェアの分析・設計技法の特徴のうち,データ中心分析・設計技法(DOA)の特徴として最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:データ中心アプローチ(DOA)は、データの構造を中心にシステムを設計する技法です。業務の処理内容よりデータの構造の方が変わりにくいと考え、データモデル(ER図など)を土台にします。
解き方
- データ中心アプローチ(DOA)が、データ構造を基本にシステムをモデル化する考え方だと押さえます。
- 選択肢のうち「情報資源のデータ構造に着目する」と書かれたウを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 機能を細かく分けながらモジュールを独立させていくのは、構造化設計(プロセス中心アプローチ)の特徴です。
- 選択肢 イ不正解
- データと手続きをまとめて局所的に変えやすくするのは、オブジェクト指向設計の特徴です。
- 選択肢 ウ正解
- 業務領域の安定したデータ構造(実体や属性)に注目して分析・設計するのがDOAの特徴です。
- 選択肢 エ不正解
- プログラムのアクセス効率ではなく、業務データの論理的な関係や正規化を優先して設計します。
覚えるポイント
- DOA(データ中心アプローチ)は「業務手順よりもデータ構造の方が変化が少なく安定している」点に着目する。
間違えやすいところ
- オブジェクト指向(データと処理を一体化)や構造化アプローチ(処理機能の階層分割)との違いをはっきりさせておきましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問47
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.22 ↗(www.ipa.go.jp)
オブジェクト指向における振る舞いの定義
テクノロジ系 · オブジェクト指向 / メソッド / クラス / インスタンス
オブジェクト指向開発において,オブジェクトがもつ振る舞い(操作・処理)を記述したものを何というか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:オブジェクトの振る舞い(操作・処理)を書いたものをメソッドといいます。オブジェクト指向では、データを表す「属性」と、そのデータを動かす「メソッド」を一つにまとめます。
解き方
- 設問の「オブジェクトがもつ振る舞いを書いたもの」という定義を確かめます。
- オブジェクトの要素(データ=属性、操作=メソッド)から、振る舞いにあたるエを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- インスタンスは、クラスという型をもとに実際に作られた個々のオブジェクトのことです。
- 選択肢 イ不正解
- クラスは、オブジェクトの属性やメソッドの作りを決めた雛形(設計図)のことです。
- 選択肢 ウ不正解
- 属性(プロパティ・フィールド)は、オブジェクトが持つデータや状態を表すものです。
- 選択肢 エ正解
- メソッドは、オブジェクトが行える振る舞いや操作、処理を書いたものです。
覚えるポイント
- 属性=状態・データ、メソッド=振る舞い・操作、クラス=雛形、インスタンス=実体。
間違えやすいところ
- 属性(変わらない情報)とメソッド(動く振る舞い)を混同しないように整理しておきましょう。
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問48
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.23 ↗(www.ipa.go.jp)
アサーションチェックによる正当性検証
テクノロジ系 · ソフトウェアテスト手法 / アサーションチェック
プログラム実行中の特定の時点で成立すべき変数間の関係や前提条件を論理式として記述し、コード内に埋め込んで正当性を検証する手法として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:アサーションチェックは、プログラムが正しく動いているかを確かめるために、実行中に必ず成り立つべき条件をコードの中に書いて検証する手法です。アサーション(assertion:表明)とは、ある時点で必ず真になるはずの前提条件を表したものです。実行時にその条件が満たされなければ異常として止めるので、不具合を早く見つけられます。
解き方
- 問題文にある『変数どうしの関係や条件を表した論理式を埋め込んで正しさを確かめる手法』という説明を確認します。
- 表明を意味するアサーション(assertion)をコードの中に書いて確かめる『アサーションチェック』が当てはまると判断します。
- 選択肢 ア正解
- アサーションチェックは、実行中に成り立つべき条件をプログラムの中に書き込んで確かめる手法なので正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- コード追跡(トレース)は、プログラムがどの命令を実行し変数の値がどう変わるかを順に追いかけて記録する手法です。
- 選択肢 ウ不正解
- スナップショットダンプは、プログラム実行中のある時点でのメモリの内容をそのまま出力して確認する手法です。
- 選択肢 エ不正解
- テストカバレッジ分析は、テストがソースコードのどのくらいの部分を実行できたかを測って調べる手法です。
覚えるポイント
- アサーション(表明)は成立すべき論理条件をコードに埋め込んで検証する仕組み
間違えやすいところ
- メモリの内容を出力して確認するスナップショットダンプと混同しないように注意する
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(ソフトウェアテスト手法・デバッグ手法)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.23 ↗(www.ipa.go.jp)
トップダウンテストにおけるテスト用モジュール
テクノロジ系 · ソフトウェアテスト手法 / 結合テスト / スタブ
トップダウン方式でモジュールの結合テストを行うとき、未完成の下位モジュールの代わりとして特に必要となるテスト用モジュールはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:トップダウン方式の結合テストでは、まだ作っていない下位モジュールの代わりに『スタブ』という仮の部品を使います。トップダウン方式は、上位のモジュールから順に組み合わせてテストを進める方法です。下位モジュールを呼び出す部分には、決まった値を返す仮のモジュールを置いてテストします。
解き方
- 結合テストのやり方が『トップダウン方式』であることを確認します。
- トップダウン方式では上位から試すため、未完成の下位モジュールを真似する『スタブ』が必要になると判断します。
- 選択肢 ア不正解
- エミュレータは、別のハードウェアやOSの動きをソフトウェアで真似る環境のことで、テスト用の下位モジュールではありません。
- 選択肢 イ正解
- スタブは、トップダウンテストで未完成の下位モジュールの代わりに使うテスト用の部品なので正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- デバッガは、プログラムの誤りを見つけて修正する作業を助けるための開発支援ツールです。
- 選択肢 エ不正解
- ドライバ(テストドライバ)は、ボトムアップテストで未完成の上位モジュールの代わりに下位モジュールを呼び出す部品です。
覚えるポイント
- トップダウンテストは下位モジュールの代用であるスタブが必要
- ボトムアップテストは上位モジュールの代用であるドライバが必要
間違えやすいところ
- トップダウンで使うスタブと、ボトムアップで使うドライバを取り違えやすい
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(システム開発技術・結合テスト)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.23 ↗(www.ipa.go.jp)
プロジェクトの特徴(有期性と独自性)
マネジメント系 · プロジェクトマネジメント / プロジェクトの特性 / PMBOK
プロジェクトマネジメントにおいて定義される、プロジェクトがもつ固有の特性として適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:プロジェクトには『独自性』と『有期性』の両方があります。プロジェクトとは、これまでにない独自の製品やサービスを作り出すために行う、始まりと終わりのある仕事です。毎日繰り返す定常業務とは違い、一度きりで期間の定めがある点が特徴です。
解き方
- プロジェクトの定義(独自の成果物を生み出す、期間の決まった活動)を思い出します。
- 他の定常業務と比べて、明確な期間がある『有期性』と、同じものが過去にない『独自性』の両方があることを確認します。
- したがって「独自性も有期性もある」を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- プロジェクトには始まりと終わりの期限があるので、有期性がないという説明は誤りです。
- 選択肢 イ不正解
- プロジェクトは独自の成果物を作り出す活動なので、独自性がないという説明は誤りです。
- 選択肢 ウ正解
- プロジェクトは独自の目的を達成するために期間を決めて行う活動なので、独自性と有期性の両方があります。
- 選択肢 エ不正解
- プロジェクトは独自性と有期性の両方を持つ活動なので、どちらもないという説明は誤りです。
覚えるポイント
- プロジェクトの2大特徴は「有期性(期間に始まりと終わりがある)」と「独自性(他に類を見ないユニークさ)」
間違えやすいところ
- 繰り返されるルーチンワーク(定常業務)とプロジェクトの定義を混同しないように注意する
出題の前提:PMBOKガイド 第4版(問題冊子2ページの表記ルール参照)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.24 ↗(www.ipa.go.jp)
WBSを使用する目的
マネジメント系 · プロジェクトマネジメント / WBS / スコープマネジメント
ソフトウェア開発において、WBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:WBSは、プロジェクトで行うすべての作業を階層的に分解して、管理しやすい大きさに細かく分けるための道具です。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、大きな作業を木の枝のように小分けにしていきます。これにより、作業の範囲がはっきりし、担当者や工数、スケジュールを見積もりやすくなります。
解き方
- WBSの英単語の成り立ち(Work:作業、Breakdown:分解、Structure:構成)と定義を確認します。
- 作業を階層的に分解して、管理できる単位に細かく分けるという記述を探します。
- 選択肢エがWBSの定義と使用目的に合っていることを確認します。
- 選択肢 ア不正解
- 日程を短くすることと費用のバランスを取って総費用を最適化するのは、タイム・コスト・トレードオフ分析(クラッシングなど)の目的です。
- 選択肢 イ不正解
- 作業の順序やクリティカルパス(最も時間のかかる経路)を把握するのは、アローダイアグラム(PERT)やネットワーク工程表の目的です。
- 選択肢 ウ不正解
- 作業日程を横棒(バー)で表して進み具合を見えるようにするのは、ガントチャートの目的です。
- 選択肢 エ正解
- WBSは、プロジェクトの作業を階層的に分解し、管理しやすい単位(ワークパッケージ)に細かく分けるために使います。
覚えるポイント
- WBSは作業を階層的に分解(細分化)して全体を構造化・管理する手法
間違えやすいところ
- 工程や日程の順序を表すアローダイアグラムや、進捗管理に使うガントチャートと混同しないように区別する
出題の前提:PMBOKガイド 第4版(プロジェクト・スコープ・マネジメント)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.24 ↗(www.ipa.go.jp)
アローダイアグラムにおける日程短縮の計算
マネジメント系 · プロジェクトマネジメント / アローダイアグラム / クリティカルパス / 日程短縮
図は作業A〜Eで構成されるプロジェクトのアローダイアグラムである。すべての作業を1人で実施する予定であったが、2日目から6日目までの5日間は別の1人が手伝うことになった。手伝いがない場合と比較して、プロジェクト開始から終了までの日数は最大で何日短くなるか。 〔条件〕 ・作業A: 3日、作業B: 1日、作業C: 1日、作業D: 3日、作業E: 4日 ・作業Aの完了ノードから作業Bの完了ノードへダミー作業(所要日数0)が伸びている。 ・作業B完了後に作業Cが開始され、作業C完了後に作業Dおよび作業Eが並行して開始可能。 ・1つの作業を2人で同時に行うことはできないが、他者へ引き継ぐことはでき、引き継ぎロスはないものとする。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:手伝いがない場合は全作業の合計12日かかりますが、2日目から6日目まで手伝いが入ると最速9日で完了し、最大3日短くなります。1人だけでは並行して作業できないため、所要日数は全作業の工数を足したものになります。複数人なら先行関係に反しない範囲で同時に進められますが、クリティカルパス(最も長い経路)の長さより短くはできません。
解き方
- まず、手伝いがない場合(1人で作業)の日数を求めます。全作業の工数は A(3)+B(1)+C(1)+D(3)+E(4)=12日です。
- 次に、人数が十分にいるときのクリティカルパス(最短工期)を確認します。Aの後でしかCを始められないため、経路 A(3)→C(1)→E(4) で8日、A(3)→C(1)→D(3) で7日となり、理論上の最短は8日です。
- 手伝い期間(2日目〜6日目の5日間)を考えて日程を組みます。1日目はA、2日目はAとB、3日目はA、4日目はC、5日目はEとD、6日目もEとDを進めます。手伝いが終わる7日目以降は、残ったEの2日分とDの1日分(計3人日)を1人で行うため3日かかります。
- 全体は最速で9日目に終わるので、短くなる日数は 12日-9日=3日です。
- 選択肢 ア正解
- 1人のときの12日から、2日目〜6日の手伝いで最速9日で終われるようになるので、最大3日短くなり正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- 8日で終えるには7日目以降に残る3人日の作業を1人でこなす必要があり、それはできないので誤りです。
- 選択肢 ウ不正解
- 手伝いが5人日あっても、作業の順序や1人でしかできない制約があるため5日は短くできません。
- 選択肢 エ不正解
- クリティカルパスが8日なので、6日短くして6日で終えることは理論上できません。
覚えるポイント
- 1人作業時の所要日数は全作業工数の総和となる
- 先行制約およびリソース制約(手伝いの期間や人数)を考慮して日ごとの作業割り当てをシミュレーションする
間違えやすいところ
- 手伝いが5日間あるからといって、単純に5日短くなると考えないようにする
- クリティカルパスの長さ(8日)や、ダミー作業でAが終わるまでCを始められない先行関係を見落とさない
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(プロジェクト・タイム・マネジメント、アローダイアグラム)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.25 ↗(www.ipa.go.jp)
標準タスク法による開発工数の見積もり計算
マネジメント系 · プロジェクトマネジメント / 工数見積もり / 標準タスク法
全100画面からなるシステムの画面作成において、表の標準作業日数を用いて標準タスク法で見積もる。全画面のレビューに5人日を要し、作業の管理にはレビューを含めた作業工数の20%を要するとき、プロジェクト全体の総工数は何人日になるか。 〔画面構成と標準作業日数(人日/画面)〕 ・小/単純: 30画面(標準0.4人日) ・中/普通: 40画面(標準0.9人日) ・大/普通: 20画面(標準1.0人日) ・大/複雑: 10画面(標準1.2人日)
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:標準タスク法では、作業ごとの標準の工数に数量を掛けて積み上げ、レビューや管理の工数を条件に従って足して全体の工数を求めます。画面を作る工数に、レビューの5人日と、それを含む作業工数の20%の管理工数を加えます。計算すると、画面作成80人日+レビュー5人日+管理17人日=102人日になります。
解き方
- 各区分の画面作成の工数を計算して合計します。小かつ単純は30×0.4=12人日、中かつ普通は40×0.9=36人日、大かつ普通は20×1.0=20人日、大かつ複雑は10×1.2=12人日で、合計は12+36+20+12=80人日です。
- レビューを含めた作業工数を求めます。画面作成80人日+レビュー5人日=85人日です。
- 管理の工数を計算します。85人日の20%なので17人日です。
- 全体の総工数を求めます。85人日+17人日=102人日(85×1.2=102人日)です。
- 選択肢 ア不正解
- 80人日は画面作成の工数だけを合計した値で、レビューと管理の工数が入っていません。
- 選択肢 イ不正解
- 85人日は画面作成80人日にレビュー5人日を足しただけで、管理の工数がまだ入っていません。
- 選択肢 ウ不正解
- 101人日は計算の途中で端数を間違えた値で、正しく計算すると102人日になります。
- 選択肢 エ正解
- 画面作成80人日+レビュー5人日=85人日、その20%が管理の17人日となり、合計102人日で正しいです。
覚えるポイント
- 標準タスク法は『基準工数×数量』で積み上げる手法
- 「〜を含めた工数の○%」という加算対象の条件を正確に読み取って計算する
間違えやすいところ
- 管理の工数を求めるときにレビューの5人日を含め忘れて、80×0.2=16人日としないように注意する
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(プロジェクト・コスト・マネジメント、見積手法)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.25 ↗(www.ipa.go.jp)
ファンクションポイント法の特徴
マネジメント系 · プロジェクトマネジメント / ソフトウェア見積もり / ファンクションポイント法
ソフトウェアの見積手法の一つであるファンクションポイント法に関する記述として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:ファンクションポイント法(FP法)は、使う人から見たソフトウェアの機能の量に注目して規模を見積もる手法です。使うプログラミング言語や作り方に左右されず、外部入力や外部出力、照会、内部論理ファイル、外部インタフェースファイルの5つの要素の数と難しさから規模を測ります。
解き方
- ファンクションポイント法(FP法)が何に注目するか(利用者から見える機能や入出力、データファイル)を確認します。
- 外部入出力、内部論理ファイル、照会、インタフェースの数や特徴で規模を見積もると書いてある選択肢ウを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- プログラムの行数やステップ数を積み上げて規模を見積もる手法(プログラムステップ法)の説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 作業をWBSに分解して各作業の工数を積み上げる標準タスク法や工数積算の説明です。
- 選択肢 ウ正解
- ファンクションポイント法は、外部入力・外部出力・内部論理ファイル・照会・外部インタフェースなどの数や複雑さから機能の規模を測ります。
- 選択肢 エ不正解
- 過去の似たプロジェクトの実績と比べて見積もる類似規模見積法(類推法)の説明です。
覚えるポイント
- FP法は「入出力・照会・ファイル・インタフェース」の機能数と複雑度から規模を測定する手法
間違えやすいところ
- コードの行数で見積もるプログラムステップ法や、過去の実績に基づく類推法と混同しないように整理する
出題の前提:基本情報技術者試験 シラバス(システム開発見積手法)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.26 ↗(www.ipa.go.jp)
SLA(サービスレベル合意書)策定時の方針
マネジメント系 · ITサービスマネジメント / SLA / サービスレベル管理
ITサービスマネジメントにおいて、SLA(Service Level Agreement)を策定する際の方針として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:SLAは、サービスの品質をどこまでも良くするのではなく、顧客と提供者のニーズ、そして費用のバランスを考えて決めます。SLA(Service Level Agreement:サービス品質合意書)は、提供者と顧客の間で稼働率や応答時間などの水準を約束する文書です。品質を高くすると費用が増えるため、双方の希望とコストを考えて設定し、定期的に見直します。
解き方
- SLAを決めるときの基本(品質を上げすぎない、費用対効果を考える、定期的に見直す)を確認します。
- 「顧客と提供者のニーズ」と「費用とのバランス」を考えて設定している選択肢イが適切だと判断します。
- 選択肢 ア不正解
- すべての項目に設定すると監視や測定の費用が大きくなりすぎるので、重要で測れる項目に絞るべきです。
- 選択肢 イ正解
- サービス水準を高くするほど費用が増えるため、双方のニーズと費用のバランスを考えて設定するのが正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- SLAは品質を保ち高めるための合意であり、すべての項目に罰則や金銭の補償を設ける必要はありません。
- 選択肢 エ不正解
- SLAはビジネスの環境や技術の変化に合わせて、定期的に見直して改定すべきものです。
覚えるポイント
- SLAは顧客のニーズと提供コストのバランスをとって合意し、定期的に見直す
間違えやすいところ
- 「すべての項目に設定する」「将来にわたって変更しない」といった極端な方針を選ばないように注意する
出題の前提:JIS Q 20000-1 / ITIL 2011 edition(サービスレベル管理)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.26 ↗(www.ipa.go.jp)
バックアップ運用の設計
サービスマネジメント · バックアップ方式 / 運用管理
システムのデータバックアップ運用に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:バックアップは、業務の邪魔にならない時間帯に実行し、元データとは別の安全な場所・媒体に保存します。バックアップは、元のデータが壊れたり消えたりしたときに復旧するために取るものです。そのため、業務処理と時間帯が重なって動きが遅くならないよう、予定を分けて組むことが大切です。
解き方
- 業務処理とバックアップが装置の取り合いになり、動きが遅くなる危険を考えます。
- 時間帯を分けて予定を組めば、応答が遅くなるのを防げると判断します。
- 選択肢 ア正解
- 業務処理とバックアップが同時に動くと装置の読み書きが混み合って応答が遅くなるため、時間帯を分けるのが適切です。
- 選択肢 イ不正解
- 同じ記憶媒体にバックアップを置くと、その媒体が故障したときに元データと複製を同時に失ってしまいます。
- 選択肢 ウ不正解
- 差分バックアップはバックアップを取る時間は短くできますが、復旧にはフルバックアップと差分を組み合わせる必要があり、かえって時間がかかります。
- 選択肢 エ不正解
- 長く保存するには、読み書きの速さよりも、丈夫で大容量、低コストな磁気テープなどの媒体が向いています。
覚えるポイント
- バックアップは原本と異なる媒体・場所に保管する。
- 復旧時間が最も短いのはフルバックアップからの復旧である。
間違えやすいところ
- 差分バックアップは取る時間を短くできるが、復旧にはかえって時間がかかる点を混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問57
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.26 ↗(www.ipa.go.jp)
逓減課金方式の料金特性
サービスマネジメント · 料金体系 / ITサービスマネジメント
ITサービスにおけるコンピュータシステムの利用料金を逓減課金方式にしたときの、使用量と利用料金の関係を表すグラフはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:逓減(ていげん)課金方式は、使う量が増えるほど、追加した分の単価が安くなる料金の仕組みです。利用料金の総額は増えていきますが、増え方の傾き(単価)はだんだん緩やかになります。
解き方
- 「逓減」の意味(使う量が増えるほど追加分の料金が下がる)を確かめます。
- 総額は増えても、増え方の傾きが緩やかになるグラフを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 使う量が増えるほど料金の総額が減るグラフであり、サービスの代金の仕組みとして合っていません。
- 選択肢 イ不正解
- ある量までは使った分だけ払い、それを超えると一定額になる上限付きの仕組みを表しています。
- 選択肢 ウ正解
- 使う量が増えると総額は増えますが、増える割合がだんだん小さくなるので、逓減課金を正しく表しています。
- 選択肢 エ不正解
- 使う量が増えるほど単位あたりの単価が高くなる、逓増(ていぞう)課金のグラフです。
覚えるポイント
- 逓減課金:使用量が多いほど単価が安くなり、グラフの傾きは緩やかになる。
- 逓増課金:使用量が多いほど単価が高くなり、グラフの傾きは急になる。
間違えやすいところ
- 逓減課金を「総額が減る」と誤解し、右下がりのグラフを選ばないよう注意しましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問58
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.27 ↗(www.ipa.go.jp)
アクセス制御におけるシステム監査人の行動
システム監査 · システム監査基準 / 監査手続
アクセス制御を監査するシステム監査人がとった行動のうち、システム監査人の役割として適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:システム監査人は、独立した立場から情報システムを点検・評価するのが役割です。方針を決める、管理表を作って保管する、実際に運用するといった日々の仕事は、監査される側の部門が行います。監査人がこれらを行うと、自分で行った仕事を自分で監査することになり、認められません。
解き方
- 監査人の仕事(評価・検証・確認)と監査される側の仕事(策定・運用・管理・作成)を区別します。
- 監査の手続きにあたる「管理状況の確認」を正解として選び出します。
- 選択肢 ア不正解
- 管理表の作成と保管は、情報システム部門など監査される側が行う日々の運用の仕事です。
- 選択肢 イ正解
- アクセス制御が決まりどおりに適切に行われているかを確かめることは、監査人が行う監査の行為です。
- 選択肢 ウ不正解
- アクセス制御の管理方針を決めるのは、経営陣や情報セキュリティの管理責任者が行う管理の仕事です。
- 選択肢 エ不正解
- ハードウェアのアクセス制御を実際に運用・管理するのはシステム運用担当者の仕事で、監査人が行ってはいけません。
覚えるポイント
- システム監査人は独立した立場で評価・検証を行う。
- 監査人が運用や管理方針の策定を行ってはならない(自己監査の禁止)。
間違えやすいところ
- 監査人が改善策を自分で運用・作成・実行してよいと考える誤った選択肢を選ばないようにしましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問59
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.27 ↗(www.ipa.go.jp)
システム監査におけるヒアリングの実施方法
システム監査 · システム監査基準 / 監査手続 / ヒアリング
システム監査で実施するヒアリングに関する記述のうち、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:システム監査のヒアリングでは、口で聞いた内容だけでなく、それを裏付ける文書や記録を集めて事実を確かめます。話だけでは証拠として弱いことがあるため、資料と照らし合わせる必要があります。また、監査人はその場で改善を指示する権限を持ちません。
解き方
- システム監査のヒアリングの特徴と、裏付けとなる証拠の必要性を整理します。
- 口で得た情報を裏付ける文書や記録を集める姿勢が適切だと確かめます。
- 選択肢 ア不正解
- ヒアリングの相手は管理者だけに限らず、実際の仕事をよく知る担当者なども含めて選ぶ必要があります。
- 選択肢 イ正解
- 話の内容が本当かどうか、抜けがないかを確かめるため、関連する文書や記録を集めて照らし合わせるのが適切です。
- 選択肢 ウ不正解
- 監査人にはその場で改善を指示する権限がなく、不備は監査報告書に書いて経営陣などに報告・提言します。
- 選択肢 エ不正解
- 記録の抜けや主観の混入を防ぎ、公平さを保つため、ヒアリングは複数の監査人で行うのが望ましいです。
覚えるポイント
- ヒアリング情報は必ず客観的な文書・ログ等の裏付け証拠で確認する。
- 監査人は現場で直接改善指示を出さない(報告書で提言する)。
間違えやすいところ
- 監査人が現場の指導者のようにその場で指示を出せると誤解しないようにしましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問60
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.28 ↗(www.ipa.go.jp)
IT投資評価における事前評価
ストラテジ系 · IT投資評価 / ITガバナンス
IT投資評価を個別プロジェクトの計画、実施、完了に応じて事前評価、中間評価、事後評価として実施するとき、事前評価について説明したものはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:事前評価は、投資をする前に効果目標を決め、実際にやるかどうかを上位の経営陣が判断するための情報を提供するものです。IT投資評価は時期によって役割が異なります。中間評価は計画との差を管理し、事後評価は効果が達成できたかを確かめます。
解き方
- 事前評価・中間評価・事後評価それぞれの目的の違いを区別します。
- 「実施可否の判断のための情報提供」という事前評価の目的に合う記述を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 効果目標の達成状況を評価して改善策を考えるのは、プロジェクトが終わった後の「事後評価」です。
- 選択肢 イ不正解
- 計画と実績の差を分析して変更の必要性を判断するのは、プロジェクト実行中の「中間評価」です。
- 選択肢 ウ不正解
- 評価の計画を立て、時期に合わせて評価を行うという全般的な運用の説明であり、事前評価だけの目的ではありません。
- 選択肢 エ正解
- 始める前に投資の目的と効果目標を決め、上位の経営陣が実施の可否を判断できる情報を提供するのが「事前評価」です。
覚えるポイント
- 事前評価:投資の妥当性と実施可否の判断
- 中間評価:進捗やコスト差異の確認と計画見直し・中止判断
- 事後評価:効果の達成状況確認と再発防止・改善策検討
間違えやすいところ
- 中間評価(差の分析と変更の判断)や事後評価(目標達成の確認)と混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問61
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.29 ↗(www.ipa.go.jp)
エンタープライズアーキテクチャの4つの体系
ストラテジ系 · エンタープライズアーキテクチャ / EA
エンタープライズアーキテクチャ(EA)の“四つの分類体系”に含まれるアーキテクチャは、ビジネスアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャともう一つはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:エンタープライズアーキテクチャ(EA)の4つの分類は、ビジネス(BA)・データ(DA)・アプリケーション(AA)・テクノロジー(TA)です。EAは、組織全体の業務と情報システムを最適化するための設計の考え方です。
解き方
- EAを構成する4つのアーキテクチャ(BA、DA、AA、TA)を思い出します。
- 問題に示された3つ(BA、TA、AA)以外の残り1つ、データアーキテクチャ(DA)を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- システムアーキテクチャは、EAの基本となる4つの分類には含まれていません。
- 選択肢 イ不正解
- ソフトウェアアーキテクチャは個々のソフトウェアの構造を指す言葉で、EAの4分類の名称ではありません。
- 選択肢 ウ正解
- 業務に必要な情報やデータの構造とつながりを定めるデータアーキテクチャ(DA)が正解です。
- 選択肢 エ不正解
- バスアーキテクチャは機械内部のデータの伝送路の構造などを指す言葉で、EAとは関係がありません。
覚えるポイント
- EAの4層:BA(ビジネス)、DA(データ)、AA(アプリケーション)、TA(テクノロジー)
間違えやすいところ
- アプリケーションアーキテクチャとソフトウェアアーキテクチャを混同しないようにしましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問62
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.29 ↗(www.ipa.go.jp)
全体最適化計画における業務モデル定義の目的
ストラテジ系 · 情報戦略 / 全体最適化計画 / 業務モデル
情報戦略における全体最適化計画策定の段階で、業務モデルを定義する目的として最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:全体最適化計画で業務モデルを定義するのは、会社全体の業務の流れと情報のつながりを整理し、あるべきシステムの姿をはっきりさせるためです。部分だけを良くするのではなく、組織全体で最適になるようにします。
解き方
- 全体最適化計画を作る段階での業務モデルの役割(業務と情報の整理・あるべき姿の提示)をつかみます。
- 選択肢の中から、全体の業務と情報の関連を整理し、あるべき姿を示す記述を選びます。
- 選択肢 ア正解
- 業務モデルの定義は、組織全体の業務と情報の流れを整理し、全体で最適となるあるべきシステムの姿を明確にするために行います。
- 選択肢 イ不正解
- 開発の工数や期間、費用の見積もりは、全体最適化計画の後の要件定義や個別計画の段階で行うものです。
- 選択肢 ウ不正解
- ハードウェアやネットワークなどの構成要素を洗い出すのは、技術構成の検討や基本設計の段階で行います。
- 選択肢 エ不正解
- マニュアル作成のための手順確認は、システム開発の後の運用準備の段階で行うものです。
覚えるポイント
- 全体最適化の業務モデル定義:全体業務と情報の関連を整理し「あるべき姿」を明確化する。
間違えやすいところ
- 開発の工数・期間の見積もり(計画の立案)と業務モデルの定義を混同しないようにしましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問63
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.30 ↗(www.ipa.go.jp)
クラウドサービス形態(SaaS)
ストラテジ系 · SaaS / クラウドコンピューティング
利用者が、インターネットを経由してサービスプロバイダ側のシステムに接続し、サービスプロバイダが提供するアプリケーションの必要な機能だけを必要なときにオンラインで利用するサービス形態はどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:利用者がネットワークを通して、提供者側のアプリケーションの必要な機能だけを必要なときに使う形態はSaaSです。クラウドサービスは提供する範囲によってSaaS・PaaS・IaaSに分けられます。
解き方
- 「提供者のアプリケーションの機能を使う」という形態を確かめます。
- ソフトウェアをサービスとして提供するSaaSを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- ERPは、企業の基幹業務や経営資源を一つにまとめて管理する手法や、その統合パッケージソフトです。
- 選択肢 イ正解
- SaaSは、提供者側のアプリケーションをネットワーク経由で、必要な機能だけ使う形態です。
- 選択肢 ウ不正解
- SCMは、調達から製造・流通・販売までの供給の流れ全体をまとめて管理・最適化する経営手法です。
- 選択肢 エ不正解
- XBRLは、財務諸表などの報告データを記述するために作られたXMLベースの言語です。
覚えるポイント
- SaaS:ソフトウェア・アプリ機能をサービスとして利用
- PaaS:アプリケーション実行基盤・開発環境をサービスとして利用
- IaaS:サーバやネットワーク等のITインフラをサービスとして利用
間違えやすいところ
- 業務システムのパッケージであるERPと、提供形態であるSaaSを取り違えないように注意しましょう。
出題の前提:基本情報技術者試験 2013年度秋期 午前 問64
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.30 ↗(www.ipa.go.jp)
非機能要件定義の定義と役割
ストラテジ系 · 非機能要件 / 要件定義
情報システム開発における「非機能要件定義」の説明として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:非機能要件定義とは、業務そのものではなく、システムの品質や技術、運用に関する条件をはっきりさせることです。要件には2種類あります。システムが行う具体的な処理を表す「機能要件」と、性能や使いやすさ、安全(セキュリティ)といった「非機能要件」です。非機能要件は、機能以外の部分を支える大切な条件を決める役割があります。
解き方
- 要件定義には、業務を直接担う機能要件と、性能や運用などの非機能要件があることをおさえる。
- 品質要件や運用要件という基盤的で横断的な性質を示しているイの記述を選び出す。
- 選択肢 ア不正解
- 手作業で行う業務機能を洗い出すのは、機能要件や業務の流れを決める話であり、非機能要件ではありません。
- 選択肢 イ正解
- 品質、技術、運用といった機能以外の条件を明確にするのが非機能要件定義なので、これが正解です。
- 選択肢 ウ不正解
- 今あるシステムに足りない機能を探すのは、機能要件を見つけるための作業であり、非機能要件とは違います。
- 選択肢 エ不正解
- パッケージが自社に合うかを確かめるのは、導入できるかを判断する話であり、非機能要件定義ではありません。
覚えるポイント
- 非機能要件は性能・信頼性・運用保守性・セキュリティなど業務機能以外の全般的な品質要件
間違えやすいところ
- 手作業で行う運用手順の整理を、非機能要件と取り違えないように注意する
出題の前提:共通フレーム2013におけるシステム要件定義プロセスおよび非機能要件合意形成ガイドライン
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.30 ↗(www.ipa.go.jp)
グリーン購入の概念
ストラテジ系 · グリーン購入 / 環境経営
国や地方公共団体などが、製品やサービスを調達する際に環境負荷の低減に配慮しているものを優先的に選択して購入することを何というか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:グリーン購入とは、物やサービスを買うときに、値段や品質だけでなく環境への負担が少ないものを優先して選ぶことです。国や地方公共団体などは、法律(グリーン購入法)に基づいてこの取り組みを進めることが求められています。
解き方
- 国や自治体が環境に配慮した商品やサービスを優先して調達する考え方を思い出す。
- 調達や購入という行動そのものを指す言葉であるグリーン購入を、選択肢エから選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- CSRは企業の社会的責任という意味の言葉であり、製品を選んで買う個別の方法を指すものではありません。
- 選択肢 イ不正解
- エコマーク認定は環境にやさしい製品を示すラベルの仕組みであり、購入する行動そのものではありません。
- 選択肢 ウ不正解
- 環境アセスメントは、大きな開発が環境に与える影響を事前に調べて評価する手続きのことです。
- 選択肢 エ正解
- 環境への負担が少ない製品やサービスを優先して買う行いをグリーン購入と呼ぶので、これが正解です。
覚えるポイント
- グリーン購入は環境負荷が少ない製品・サービスを優先して購入する取り組み
間違えやすいところ
- 環境にやさしい製品に付くエコマークと、購入の取り組みであるグリーン購入を混同しない
出題の前提:国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.31 ↗(www.ipa.go.jp)
SWOT分析の概要
ストラテジ系 · SWOT分析 / 経営戦略手法
経営戦略立案手法の一つである「SWOT分析」の説明として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:SWOT分析とは、自社の「強み・弱み」と、外部の「機会・脅威」の4つを洗い出し、経営戦略を考える手法です。強みと弱みは自社の中にある要因(内部環境)、機会と脅威は外側の要因(外部環境)にあたります。これらを組み合わせて、これからどう動くかを検討します。
解き方
- SWOTは強み・弱み・機会・脅威の頭文字をとった言葉だと確かめる。
- 強み・弱み(内部)と機会・脅威(外部)を分析する手法と合う選択肢イを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 財務諸表をもとに収益性や安全性を調べるのは、財務諸表分析という別の手法の説明です。
- 選択肢 イ正解
- 自社の強み・弱み(内部)と機会・脅威(外部)を組み合わせて分析するので、SWOT分析として正解です。
- 選択肢 ウ不正解
- 市場での製品やサービスの位置づけを明らかにする手法は、ポジショニング分析などと呼ばれます。
- 選択肢 エ不正解
- 製品の適正な価格を決めるための分析は、価格弾力性分析や競合価格調査などが当てはまります。
覚えるポイント
- SWOT=強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)
間違えやすいところ
- 強み・弱みは内部環境、機会・脅威は外部環境という分け方を混同しないように注意する
出題の前提:経営戦略立案フレームワーク(SWOT分析)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.31 ↗(www.ipa.go.jp)
コアコンピタンスの定義
ストラテジ系 · コアコンピタンス / 経営戦略
企業経営における「コアコンピタンス」を説明したものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:コアコンピタンスとは、他社が簡単にはまねできない、その企業ならではの中核的な強みのことです。お客様に価値を届けられ、いくつもの市場や製品に活かせることが条件になります。単に得意なだけでは足りず、「まねされにくさ」が大切です。
解き方
- コアは中核、コンピタンスは能力という意味であることを確かめる。
- 他社がまねできない独自の強みを述べている選択肢アを選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 競合他社がまねできない核となる卓越した独自の能力を指すので、コアコンピタンスとして正解です。
- 選択肢 イ不正解
- 法令や社会のルールを守る活動は、コンプライアンス(法令遵守)という別の言葉の説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 企業が事業を広げる活動の分野は、事業ドメイン(事業領域)という言葉の説明にあたります。
- 選択肢 エ不正解
- 業務と情報システムを全体で最適化する手法は、エンタープライズアーキテクチャなどの説明です。
覚えるポイント
- コアコンピタンス=他社が真似できない、顧客価値を生み出す中核的な強み
間違えやすいところ
- ただの得意分野ではなく、他社がまねしにくいことが必須の条件である点に注意する
出題の前提:経営戦略論(ゲイリー・ハメル/C.K.プラハラードのコアコンピタンス理論)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.31 ↗(www.ipa.go.jp)
PPMマトリックスの活用目的
ストラテジ系 · PPM / プロダクトポートフォリオマネジメント
縦軸に「事業の魅力度(市場成長率)」、横軸に「事業の強み(市場シェア)」をとったマトリックス表(プロダクトポートフォリオマネジメント:PPM)によって、事業計画や競争優位性の分析を行う目的として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、市場成長率と市場シェアの2つの軸で複数の事業を分類し、限られた経営資源をどの事業に配分するかを決める手法です。事業は「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の4つに分けられ、資金の流れをもとに判断します。
解き方
- 示されたマトリックスが市場成長率と市場シェアによるPPMだと確かめる。
- PPMの主な目的が経営資源の配分優先順位を決めることだと思い出し、選択肢イを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 宣伝の効果を測るのはマーケティングの目的であり、全社の資源配分を決めるPPMの主な狙いではありません。
- 選択肢 イ正解
- 自社の事業の立場を見きわめ、どの事業に資源を重点的に配るかを決めるため使うので正解です。
- 選択肢 ウ不正解
- 品質を高めて優位を保つのは個別の製品戦略であり、PPMの全社的な資源配分の目的とは違います。
- 選択肢 エ不正解
- 季節による変動や地域差を分析するのは需要予測などの分野で、PPMの主な狙いではありません。
覚えるポイント
- PPMは市場成長率と市場シェアの2軸で事業を位置付け、経営資源配分の最適化を図る
間違えやすいところ
- 宣伝の効果測定ではなく、全社的な資源配分が目的である点を見落とさないようにする
出題の前提:ボストン・コンサルティング・グループ提唱のPPM(Product Portfolio Management)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.32 ↗(www.ipa.go.jp)
プロダクトライフサイクルの成熟期の特徴
ストラテジ系 · プロダクトライフサイクル / 成熟期
製品が市場に投入されてから撤退するまでの過程を示す「プロダクトライフサイクル」において、「成熟期」の特徴として最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:プロダクトライフサイクルは、製品が市場に出てから消えるまでの流れを「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4段階に分けます。成熟期は需要の伸びが落ち着き、競合が多く集まる時期です。そのため製品の差別化や市場の細分化、新品種の追加、コスト削減が重要になります。
解き方
- プロダクトライフサイクルの4段階ごとの市場の動きを整理する。
- 市場の伸びが落ち着き、差別化やコスト競争が中心になる成熟期の記述イを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 売り上げが急速に伸び、商品ラインや販売経路を広げる特徴は、成長期の説明にあたります。
- 選択肢 イ正解
- 需要が行き渡り、差別化や細分化、新品種の追加、コスト削減が必要になるのは成熟期の特徴で正解です。
- 選択肢 ウ不正解
- 需要が減り始め、撤退する企業や代わりの市場への移動が進むのは、衰退期の説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 需要が一部に限られ、新しい市場の開拓が中心になる初期の段階は、導入期の説明です。
覚えるポイント
- 成熟期:需要飽和、市場細分化・差別化、価格競争・コストダウン
間違えやすいところ
- 売り上げが大きく伸びる成長期と、差別化競争になる成熟期を取り違えやすいので注意する
出題の前提:マーケティング理論におけるプロダクトライフサイクルモデル
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.33 ↗(www.ipa.go.jp)
デジタルディバイドの定義
ストラテジ系 · デジタルディバイド / 情報格差
情報化社会における「デジタルディバイド」を説明したものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:デジタルディバイド(情報格差)とは、パソコンやインターネットを使える人と使えない人との間に生まれる、経済的・社会的な格差のことです。使えるかどうかで、収入や仕事の機会、情報を得る力に差が出てしまいます。この格差をなくすことが大切な課題とされています。
解き方
- Divideは格差や分断という意味だと確かめ、情報技術の利用による差を表すとおさえる。
- ITを使う力や機会の違いから生じる格差を述べている選択肢アを選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 情報通信技術を使える人と使えない人の間にできる経済的・社会的な格差を指すので正解です。
- 選択肢 イ不正解
- 住民がインターネットで行政に参加する仕組みは、e-デモクラシー(電子民主主義)などの説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 誰もが地域差なく手頃な料金でサービスを受けられるようにする考えは、ユニバーサルサービスの説明です。
- 選択肢 エ不正解
- いろいろな手続きやサービスを1か所でまとめて提供する仕組みは、ワンストップサービスの説明です。
覚えるポイント
- デジタルディバイド=ITの利用能力や利用機会の差から生じる社会的・経済的格差
間違えやすいところ
- 地域格差をなくして全国で同じサービスを届けるユニバーサルサービスと混同しない
出題の前提:情報化社会の進展と社会課題(情報格差問題)
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.33 ↗(www.ipa.go.jp)
EDI(電子データ交換)の概要
ストラテジ系 · EDI / 電子商取引
電子商取引における「EDI(Electronic Data Interchange)」を説明したものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:EDI(電子データ交換)とは、受発注や納品、請求といった商取引の文書を、決められた共通の通信規約とデータ形式で、企業同士のコンピュータ間で電子的にやり取りする仕組みです。紙の書類を使わず、人を介さず自動で取引データを交換できる点が特徴です。
解き方
- EDIは企業間で標準的な商取引データを交換する仕組みだと確かめる。
- 商取引のデータと標準的な規約で交換するという言葉を含む選択肢ウを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- OSI基本参照モデルに基づく電子メールの国際規格は、MHS(X.400)という別の仕組みの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 通信回線にデータの蓄積や形式変換などの付加価値を加えたサービスは、VAN(付加価値通信網)の説明です。
- 選択肢 ウ正解
- 商取引のデータを標準的な決まりに従ってコンピュータ同士で交換する仕組みなので、これが正解です。
- 選択肢 エ不正解
- 端末から発注データを送って自動発注する仕組みは、EOS(電子発注システム)という別の仕組みです。
覚えるポイント
- EDI=企業間における標準的な規約に基づく電子商取引データの交換
間違えやすいところ
- 発注に特化したEOSや回線サービスのVANと、EDIの範囲を混同しないように注意する
出題の前提:企業間電子商取引(BtoB EC)およびEDI標準規約
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.34 ↗(www.ipa.go.jp)
RFID(ICタグ)の特徴
ストラテジ系 · RFID / ICタグ / 自動認識技術
電波を用いて非接触でデータの読み書きを行うICタグ(RFID)の技術的特徴として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:RFIDは電波を使って非接触でデータをやり取りする技術です。タグの中のICチップ(小さな半導体メモリ)と小型アンテナで読み書きします。バーコードと違い、表面が汚れていても梱包箱の外側から読めます。
解き方
- RFIDが電波や電磁界を使う非接触の通信技術であるという基本を押さえる。
- バーコードや磁気カードとの違い(非接触・透過性・汚れに強い)を比べて正しい選択肢を選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- GPS衛星の電波で位置を測って表示する仕組みの説明であり、RFIDの特徴ではありません。
- 選択肢 イ不正解
- 磁気カードを機械に差し込んで読み取る磁気読取装置の説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- RFIDタグは内部のICチップ(半導体メモリ)にデータを保存するので、外付けの記憶装置は要りません。
- 選択肢 エ正解
- 電波で通信するので表面が汚れていても読め、電波を通す梱包箱の外側から中のタグを読み取れます。
覚えるポイント
- RFIDは電波・電磁誘導を利用して非接触・一括読み取り・汚れに強い特徴を持つ
間違えやすいところ
- バーコードのように直接見えないと読めないと誤解しないこと
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問73
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.34 ↗(www.ipa.go.jp)
経営層のアカウンタビリティ
ストラテジ系 · コーポレートガバナンス / アカウンタビリティ / 内部統制
企業の経営活動において求められる経営層の「アカウンタビリティ(説明責任)」に関する説明として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:アカウンタビリティは、仕事を任された人が、任せた相手にその内容や結果を説明する責任です。もとは会計の言葉で、任された人がきちんと報告する義務を指します。今は株主や取引先など幅広い相手への説明責任を意味します。
解き方
- アカウンタビリティの意味(任された人が活動や実績を説明する責任)を確認する。
- IR・コンプライアンス・環境会計といった似た言葉と区別して、当てはまる記述を選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 経営者が株主などに経営方針や実績を説明・報告する責任で、アカウンタビリティの定義と一致します。
- 選択肢 イ不正解
- 環境会計や環境報告書だけを指す説明で、アカウンタビリティ全体の定義としては狭すぎます。
- 選択肢 ウ不正解
- 法令を守るコンプライアンス態勢や内部統制を整えることの説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 投資家向け広報(IR)という限られた活動の説明です。
覚えるポイント
- アカウンタビリティはステークホルダに対する経営活動や結果の説明責任を指す
間違えやすいところ
- 投資家向け広報(IR)だけを指す言葉だと混同しやすい
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問74
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.34 ↗(www.ipa.go.jp)
線形計画法による最大利益の計算
ストラテジ系 · 線形計画法 / 制約条件 / 利益最大化
製品Xと製品Yを製造するために原料Aと原料Bが必要である。製品1個当たりの必要原料量と調達可能量が次の表に示されている。製品Xの販売利益が1個当たり100円、製品Yの販売利益が1個当たり150円であるとき、得られる最大利益は何円か。 〔原料の必要量と調達上限〕 ・原料A: 製品Xに2単位、製品Yに1単位必要、調達可能量100単位 ・原料B: 製品Xに1単位、製品Yに2単位必要、調達可能量80単位
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:限られた原料で利益を最大にする問題は線形計画法で解きます。条件を不等式で表し、その条件を満たす範囲の角(頂点)を調べると最大の利益が分かります。
解き方
- 生産量x, yの条件を式にする:2x+y≦100、x+2y≦80、x≧0、y≧0。
- 条件を満たす範囲の頂点を求める:(0,0)、(50,0)、(0,40)、連立方程式の解(40,20)。
- 各頂点で利益100x+150yを計算し、(50,0)は5,000円、(0,40)は6,000円、(40,20)は7,000円なので最大は7,000円。
- 選択肢 ア不正解
- X=50, Y=0で原料Aを使い切ったときの5,000円であり、最大ではありません。
- 選択肢 イ不正解
- X=0, Y=40で原料Bを使い切ったときの6,000円であり、最大ではありません。
- 選択肢 ウ正解
- X=40, Y=20で両方の原料を余らせず使え、100×40+150×20=7,000円で最大になります。
- 選択肢 エ不正解
- 原料の量を超えずには達成できない金額です。
覚えるポイント
- 線形計画法の最大値・最小値は実行可能領域の端点(頂点)のいずれかで発生する
間違えやすいところ
- 利益の高いYだけを作ると最大値を見落とすので、連立方程式の交点も必ず計算する
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問75
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.35 ↗(www.ipa.go.jp)
特性要因図における要素の関係
ストラテジ系 · 特性要因図 / QC七つ道具 / 因果関係
品質管理で用いられる特性要因図において、骨組みの主軸(背骨)の先端にある枠「a」と、そこに向かって斜めに伸びる大骨の枠「b」が表す関係として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:特性要因図では、右端の枠aが結果(特性)、そこへ向かう骨の枠bが原因(要因)を表します。魚の骨のような図で、結果と原因のつながりを整理して見えるようにする品質管理の手法です。
解き方
- 特性要因図で右端の大きな枠aが結果としての特性であることを押さえる。
- 主軸に集まる枝の枠bが結果を起こす要因(原因)だと理解し、因果関係を選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- aが結果(特性)でbがその原因(要因)なので、bはaの原因という関係が正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- 特性要因図は原因と結果を整理する図で、手段と目的を整理する系統図法とは違います。
- 選択肢 ウ不正解
- 骨はものの属性ではなく、結果を引き起こす要因(原因)を表します。
- 選択肢 エ不正解
- bはaの原因であり、目的と手段の関係ではありません。
覚えるポイント
- 特性要因図の「特性」=結果、「要因」=原因という対応関係
間違えやすいところ
- 目的と手段を整理する連関図や系統図法と混同しないこと
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問76
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.35 ↗(www.ipa.go.jp)
先入先出法による売上原価の計算
ストラテジ系 · 先入先出法 / FIFO / 売上原価 / 在庫評価
ある商品の当月における受払い記録が次のとおりであるとき、先入先出法によって算定した当月度の売上原価は何円か。 ・1日 前月繰越: 受入 100個, 単価 200円 ・5日 仕入: 受入 50個, 単価 215円 ・15日 売上: 払出 70個 ・20日 仕入: 受入 100個, 単価 223円 ・25日 売上: 払出 60個 ・30日 翌月繰越: 120個
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:先入先出法は、先に仕入れたものから先に売れたと考えて原価を計算する方法です。古い在庫の単価から順に払出しに使い、売上原価と期末在庫の金額を求めます。
解き方
- 15日の売上70個の原価を計算:一番古い1日の在庫100個のうち70個を単価200円で使い、70×200=14,000円。1日の在庫は30個残る。
- 25日の売上60個の原価を計算:1日の残り30個を単価200円で6,000円、足りない30個を5日仕入の単価215円で30×215=6,450円、合わせて12,450円。
- 当月の売上原価を合計:14,000+12,450=26,450円。
- 選択肢 ア不正解
- 総平均法や移動平均法など別の計算方法を使ったときの金額です。
- 選択肢 イ正解
- 15日の70個(単価200円で14,000円)と25日の60個(200円が30個で6,000円、215円が30個で6,450円)を足して26,450円です。
- 選択肢 ウ不正解
- 後入先出法のように新しい仕入単価を先に使って計算したときに近い誤った金額です。
- 選択肢 エ不正解
- 最新の仕入単価223円を多く反映させすぎた誤った金額です。
覚えるポイント
- 先入先出法は日時の古い受入在庫の単価から順に払出原価へ充当する
間違えやすいところ
- 25日の60個を直前の20日仕入(単価223円)から引いてしまう(後入先出との混同)ミス
出題の前提:平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問77
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.36 ↗(www.ipa.go.jp)
委託開発におけるプログラム著作権の原始的帰属
ストラテジ系 · 著作権法 / プログラム著作権 / 委託開発 / 原始的帰属
A社はB社との間で著作権の取扱いに関する特段の取り決めを交わさず、A社の仕様に基づいて販売管理システムのプログラム作成をB社に委託した。この場合に完成したプログラムの著作権の原始的な帰属先はどこか。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:著作権は、作品を実際に創作した人に、作った時点で自動的に帰属します。委託して作らせても、契約で譲り受ける約束がない限り、権利は発注者ではなく作った受託者に残ります。
解き方
- 著作権は創作した著作者に発生するという原始帰属の原則を確認する。
- A社とB社に特段の取り決めがないので、仕様指示や費用負担の有無にかかわらず、作ったB社に帰属すると判断する。
- 選択肢 ア不正解
- 法律上は創作した時点で作った人に帰属するので、後で話し合わないと決まらないわけではありません。
- 選択肢 イ不正解
- 共同で創作した共同著作物などを除き、特段の契約がなければ共有にはなりません。
- 選択肢 ウ不正解
- 仕様を指示し代金を払っても、譲渡の契約条項がなければ発注者には著作権が発生しません。
- 選択肢 エ正解
- 契約で特別な定めがない場合、プログラムを実際に作った受託者B社に著作権が最初から帰属します。
覚えるポイント
- 特段の契約条項がない限り、委託開発のプログラム著作権は作成者(受託側)に原始帰属する
間違えやすいところ
- 開発費を払い仕様を指示した発注元に自動的に権利が生まれると勘違いしやすい
出題の前提:著作権法第14条・第15条・第17条、平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問78
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.36 ↗(www.ipa.go.jp)
請負契約と偽装請負の判断
ストラテジ系 · 労働者派遣法 / 請負契約 / 偽装請負 / 指揮命令系統
A社はB社との間で業務システム開発に関する請負契約を締結している。作業実態として「偽装請負」に該当する事象はどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:請負契約では、仕事を請けた会社が自分の社員に指示を出して作業させます。契約は請負なのに、発注した側が受託側の社員へ直接指示を出す状態は「偽装請負」で違法です。
解き方
- 請負契約では社員への指示権は雇い主(受託会社)だけが持つという原則を確認する。
- 受託側B社の作業員に発注側A社の責任者が直接指示している選択肢を探す。
- 選択肢 ア不正解
- 自社A社の社員が自社の責任者の指示で作業しているので、請負の偽装にはあたりません。
- 選択肢 イ不正解
- A社の社員がB社の指示を受ける形で、今回のB社が請け負う開発の偽装請負とは論点が異なります。
- 選択肢 ウ正解
- 請負契約なのに発注元A社の責任者が受託元B社の社員へ直接指示しており、典型的な偽装請負です。
- 選択肢 エ不正解
- B社の社員がA社で働いても、指示は雇い主であるB社の責任者から受けており、適法な客先常駐です。
覚えるポイント
- 請負契約では発注者が他社(受託側)の作業員に直接指揮命令を出すと偽装請負になる
間違えやすいところ
- 発注者のオフィスで働く客先常駐そのものを偽装請負と決めつけない(判断基準は指示命令の系統)
出題の前提:労働基準法、労働者派遣法、平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問79
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.37 ↗(www.ipa.go.jp)
個人情報保護法における個人情報の定義
ストラテジ系 · 個人情報保護法 / 個人情報 / 個人識別性
個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)における「個人情報」の取扱いや定義として、適切なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:個人情報保護法の「個人情報」は、生きている個人についての情報です。他の情報と照らし合わせて特定の個人が分かるものも含まれ、公開されているかや評価のような内容かは関係ありません。会社そのものの情報は個人情報ではありません。
解き方
- 個人情報保護法で個人情報とされる条件(生きている個人の情報で、特定の個人が分かる)を確認する。
- 公開情報や人事評価でも該当し、法人の基本情報は該当しないことを踏まえ、正しい記述を選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 名前や会社名などの文字から特定の個人が分かるメールアドレス(例:taro.yamada@example.co.jp)は個人情報です。
- 選択肢 イ不正解
- 特定の個人が分かる業績評価や人事考課の情報も、生きている個人の情報なので個人情報です。
- 選択肢 ウ不正解
- 新聞やネットで公開されていても、特定の個人が分かる情報なら個人情報にあたります。
- 選択肢 エ不正解
- 法人の住所・支店名・代表電話番号は会社の情報で、個人の情報ではないので個人情報にあたりません。
覚えるポイント
- 特定の個人を識別できる情報は、公開済み情報や主観的評価であっても個人情報に当たる
間違えやすいところ
- 会社名や代表電話番号などの法人情報を個人情報と混同しないこと
出題の前提:個人情報の保護に関する法律第2条第1項、平成25年度秋期基本情報技術者試験午前問80
出典:IPA『2013年度 秋期 午前』
公式問題冊子 p.37 ↗(www.ipa.go.jp)
2013年度 秋期 午前
参照した公式資料
IPAが公開した2013年度 秋期 午前の問題・解答資料です。

