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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題13の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題13の概要
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候補問題No.13 自動点滅器代用端子台と接地極付コンセント回路の施工

技能試験 · 端子台結線 / 接地極付コンセント / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ / VVRケーブル

配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図(図1)に従うこと。 2. 自動点滅器は3極端子台で代用し、図2の説明図に従って使用すること。 3. 電線の色別: ①電源からの接地側電線はすべて白色を使用。 ②電源から点滅器、コンセント及び自動点滅器までの非接地側電線はすべて黒色を使用。 ③接地線には緑色を使用。 ④次の器具端子には白色電線を結線:コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、自動点滅器(端子台)の記号「2」の端子。 4. ジョイントボックス部分の電線接続: ①A部分はリングスリーブによる接続。 ②B部分は差込形コネクタによる接続。 5. 埋込連用取付枠はコンセント部分に使用すること。 6. 屋外灯「ロ」部分は施工省略とする。

解答・解説を表示

解答

ジョイントA(リングスリーブ圧着):電源白・連絡白の2本(小スリーブ・刻印小)、電源黒・スイッチ黒・連絡黒の3本(小スリーブ・刻印小)、スイッチ白・連絡赤の2本(小スリーブ・刻印○)。ジョイントB(差込形コネクタ):白4本(4本用)、黒3本(3本用)、赤と黒の2本(2本用)。端子台:1に黒、2に白2本、3に黒。コンセントに取付枠を装着しW端子に白、極端子に黒、接地端子に緑を結線。受金ねじ部に白を結線。

解説

自動点滅器(明るさで回路を開閉するスイッチ)は、常時電源につないでおく必要があり、端子2は負荷と共通の接地側になります。そのため端子2には、電源からの接地側白線と屋外灯への接地側白線の2本をつなぎます。ジョイント部では指示どおりにリングスリーブと差込形コネクタを使い分け、電線の太さと本数に合った圧着マークを選ぶことが大切です。

解き方

  1. 単線図から複線図を作り、各器具の極性(プラス側・マイナス側の向き)、電線の色、ジョイントボックスA・Bの接続方法(Aはリングスリーブ、Bは差込形コネクタ)をはっきりさせる。
  2. 支給されたケーブルを寸法どおりに切り、シースと絶縁被覆を必要な長さだけストリップ(被覆をはぎ取る)する(特にVVRケーブルの丸い外装の処理に注意)。
  3. ランプレセプタクル(極性とのの字曲げ)、接地極付コンセント(取付枠の装着・極性・接地端子の結線)、自動点滅器代用端子台(1・2・3の各端子)へ器具を結線する。
  4. ジョイント部Aでは心線の太さに注意してリングスリーブの圧着刻印(小・小・○)を行い、ジョイント部Bでは差込形コネクタ(4本・3本・2本)へ奥まで確実に差し込む。

小問ごとの答え

小問 接続箇所A(リングスリーブ接続):刻印「小」が2箇所、刻印「○」が1箇所の計3箇所を圧着接続する。
電源側からのVVF 2.0-2C、スイッチ「イ」へのVVF 1.6-2C、ジョイント間渡りのVVF 1.6-3Cの接続を行う。①電源白(2.0)+渡り白(1.6)の2本はリングスリーブ小で刻印「小」。②電源黒(2.0)+スイッチ黒(1.6)+渡り黒(1.6)の3本はリングスリーブ小で刻印「小」。③スイッチからの返り線白(1.6)+渡り赤(1.6)の2本はリングスリーブ小で刻印「○」となる。
小問 接続箇所B(差込形コネクタ接続):4本用コネクタ(白4本)、3本用コネクタ(黒3本)、2本用コネクタ(赤1本+黒1本)の3箇所を接続する。
①接地側白線4本(ジョイント間渡り白+レセプタクル白+コンセント白+端子台行き白)を4本用コネクタで接続する。②非接地側黒線3本(ジョイント間渡り黒+コンセント黒+端子台行き黒)を3本用コネクタで接続する。③点滅器「イ」の負荷線2本(ジョイント間渡り赤+レセプタクル黒)を2本用コネクタで接続する。
小問 自動点滅器代用端子台の結線:端子1:電源からの黒線、端子2:電源からの白線及び屋外灯への白線(合計2本)、端子3:屋外灯への黒線を結線する。
端子台説明図より、1番端子は常時非接地側(電源黒線)、2番端子は接地側共通(電源白線と屋外灯施工省略側VVRの白線の2本を共締め結線)、3番端子は自動点滅器の接点を経由した負荷出力(屋外灯施工省略側VVRの黒線)を接続する。
小問 ランプレセプタクル及び埋込連用器具の施工:ランプレセプタクルの受金ねじ部に白線、中心接触片に黒線を結線。コンセント枠に埋込連用接地極付コンセントを取り付け、W端子に白線、非接地側に黒線、接地端子に緑色IV線を結線する。
ランプレセプタクルは受金ねじ部側に接地側白線をねじ巻き接続する。埋込連用取付枠は指定通りコンセント部分へ1枚使用し、接地側極端子(W表示)に白線、反対側の非接地側端子に黒線、アース端子に1.6mm緑色絶縁電線を確実にねじ留めする。
小問 ケーブル種別・被覆処理と施工省略部分:電源側にVVF 2.0-2C(青シース)、端子台〜屋外灯間にVVR 1.6-2Cを使用し、屋外灯側は指定寸法で切断のうえシースを剥いで端末処理する。
端子台から屋外灯「ロ」の間には支給された丸形ケーブル(VVR 1.6-2C)を使用し、介在物を取り除いて端子台へ結線する。施工省略部分は約200mmの寸法で施工し、端部は心線が短絡しないよう適切に処理する。

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覚えるポイント

  • 端子台2番端子には電源側白線と負荷側白線の2本を接続する。
  • VVF 2.0mm 1本と 1.6mm 1本のリングスリーブ圧着マークは「小」となる。
  • 埋込連用取付枠はコンセント側に使用する(スイッチ側ではない)。

間違えやすいところ

  • 自動点滅器端子台の2番端子に白線を1本しかつながず、屋外灯への接地線をつなぐのを忘れてしまう結線ミス。
  • ジョイントAの電源白(2.0)と渡り白(1.6)の圧着で「○」マークを間違えて刻印してしまうミス。
  • VVRケーブルの丸い外装をはぐときに、心線の絶縁被覆を傷つけてしまう欠陥。

出題の前提:令和7年度第二種電気工事士技能試験(候補問題No.13)公表問題及び電気設備の技術基準・解釈。

出典:電気技術者試験センター『令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題13』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題13

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題13の問題・解答資料です。