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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の概要
30:00

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候補問題No.12 配線施工(PF管・アウトレットボックス・タンブラスイッチ及びコンセント回路)

技能試験 · 複線図 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ / PF管配線 / 埋込連用取付枠

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用して、施工条件に従い完成させなさい。 【配線及び器具配置の要約】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、青色シース、長さ約250mm)をジョイントボックスB(アウトレットボックス)へ引き込む。 ・ジョイントボックスB(アウトレットボックス):右側に合成樹脂製可とう電線管(PF16)配管(IV 1.6×3本:黒・白・赤)を介してタンブラスイッチ(ロ)及びコンセントを配置。下部にタンブラスイッチ(イ)(VVF 1.6-2C)を配置。左側のVVF用ジョイントボックスAへVVF 1.6-3Cで接続。 ・VVF用ジョイントボックスA(ボックス取り付け省略):上部にランプレセプタクル(ロ)(VVF 1.6-2C)、下部に角形引掛シーリングローゼット(イ)(VVF 1.6-2C)を配置。 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従う。 2. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打抜き済みの穴(19mm 4箇所)だけをすべて使用する。 3. 電線の色別:電源からの接地側電線はすべて白色、電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線はすべて黒色を使用する。コンセント接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼット接地側極端子(接地側表示)には白色を結線する。 4. 電線接続:A部分は差込形コネクタ、B部分はリングスリーブとする。 5. PF管用ボックスコネクタはジョイントボックス側に取り付ける。 6. 埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ(ロ)及びコンセント部分に使用する。

解答・解説を表示

解答

A部分:差込形コネクタ接続(3本用×1、2本用×2)。B部分:リングスリーブ接続(刻印「小」×2、刻印「○」×2)。アウトレットボックスの打抜き穴4箇所にゴムブッシング3個とPF管用コネクタを取り付け、PF管を通してスイッチ(ロ)とコンセントを連用枠に取り付けて結線する。

解説

接地側の白線はスイッチを通さず、器具やコンセントのW端子(接地側の端子)へ直接つなぎます。なぜなら、接地側を常に電圧のない状態にして感電を防ぐためです。非接地側の黒線はスイッチやコンセントへ送ります。点滅器を通った返り線は、対応する負荷(イはイの器具、ロはロの器具)へつなぎます。リングスリーブの刻印は、1.6mm×2本なら「○」、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本なら「小」と選びます。

解き方

  1. 支給材料と施工条件を確認し、単線図から配線の色と接続箇所を書きこんだ複線図を作る。
  2. アウトレットボックスの打抜き穴4箇所に、ゴムブッシング3個とPF管用ボックスコネクタを取り付ける。
  3. ランプレセプタクル、角形引掛シーリング、タンブラスイッチ、コンセントを、極性に注意して決められた寸法どおりに結線する。
  4. A部分の心線を決められた長さだけ皮をむき、差込形コネクタ(2本用×2、3本用×1)でつなぐ。
  5. B部分の心線の皮をむき、リングスリーブ(小)で決められた刻印(「小」×2、「○」×2)どおりに圧着して端末を処理する。

小問ごとの答え

小問 1:A部分(差込形コネクタ接続):3本用×1個、2本用×2個
①接地側電線の接続:B部分からの白(1.6mm)、レセプタクル(ロ)の白(1.6mm)、引掛シーリング(イ)の白(1.6mm)の合計3本を差込形コネクタ(3本用)で接続します。②スイッチ(イ)からの返り線接続:B部分からの線(複線図例では黒)と引掛シーリング(イ)の黒の2本を差込形コネクタ(2本用)で接続します。③スイッチ(ロ)からの返り線接続:B部分からの線(複線図例では赤)とレセプタクル(ロ)の黒の2本を差込形コネクタ(2本用)で接続します。
小問 2:B部分(リングスリーブ圧着マーク):刻印「小」×2個、刻印「○」×2個
①電源接地側(白)の接続:電源の白(2.0mm)+A部分へ送る白(1.6mm)+コンセントへ送るIV白(1.6mm)の計3本(2.0mm×1+1.6mm×2)をリングスリーブ(小)で圧着し、刻印マークは「小」とします。②電源非接地側(黒)の接続:電源の黒(2.0mm)+スイッチ(イ)へ送る黒(1.6mm)+コンセント/スイッチ(ロ)へ送るIV黒(1.6mm)の計3本(2.0mm×1+1.6mm×2)をリングスリーブ(小)で圧着し、刻印マークは「小」とします。③スイッチ(イ)の返り線接続:スイッチ(イ)からの白(1.6mm)とA部分へ送る1.6mm(例:黒)の2本をリングスリーブ(小)で圧着し、刻印マークは「○(極小)」とします。④スイッチ(ロ)の返り線接続:スイッチ(ロ)からのIV赤(1.6mm)とA部分へ送る1.6mm(例:赤)の2本をリングスリーブ(小)で圧着し、刻印マークは「○(極小)」とします。
小問 3:右側器具部(PF16管・連用枠・スイッチ(ロ)・コンセント)の施工
連用取付枠にスイッチ(ロ)とコンセントを取り付けます。PF16管にIV線3本(黒・白・赤)を通線し、管端のボックスコネクタをアウトレットボックスに固定します。コンセント接地側極(W表示)にIV白を差し込みます。非接地側極にはIV黒を差し込み、渡り線(黒)でスイッチ(ロ)へ電源を渡します。スイッチ(ロ)のもう一方の端子にIV赤(返り線)を結線します。
小問 4:左側器具部(ランプレセプタクル・引掛シーリング)の極性結線
ランプレセプタクルの受金ねじ部側端子にVVFの白線を、中心接触片側端子に黒線を「の」の字巻き等で確実にネジ止めします。角形引掛シーリングローゼットは「接地側」と刻印された端子穴に白線を、非接地側端子穴に黒線を規定長ストリップして差し込みます。
小問 5:アウトレットボックス周りの防護施工
アウトレットボックスに打抜き済みの4箇所の穴(19mm)のうち、右側1箇所にPF16用ボックスコネクタ(ロックナットで固定)を取り付け、残り3箇所(電源入線部、下部スイッチイ入線部、左側A部へのケーブル入線部)に付属のゴムブッシング(19)を十字スリット加工して装着します。

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覚えるポイント

  • リングスリーブの圧着マーク:1.6mm×2本は必ず「○」、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本は「小」で刻印する。
  • ランプレセプタクルは受金ねじ部が白色、引掛シーリングは接地側極表示側が白色である。
  • アウトレットボックスの電線貫通穴には必ずゴムブッシングを装着する。

間違えやすいところ

  • B部分の圧着で、2.0mmと1.6mmの組み合わせを「○」で圧着してしまう刻印ミス。
  • スイッチ(ロ)とコンセントの渡り線に黒以外を使ったり、コンセントのW極に黒を入れたりする極性ミス。
  • アウトレットボックスの打抜き穴のふちでケーブルの絶縁を傷つけないよう、ゴムブッシングの装着を忘れること。

出題の前提:令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(2025年7月20日実施)候補問題No.12の公式問題用紙及び公式解答例に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和7年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の問題・解答資料です。