学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題9の概要
令和6年度第二種電気工事士下期技能試験 課題9の施工・配線解説
技能試験 · 単相2線式100V / スイッチ・点灯回路 / 接地極付接地端子付コンセント / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ
図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線及び器具等の配置概要】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、シース青色、150mm) ・ジョイントボックスA(左側):差込形コネクタ接続 - 上部:ランプレセプタクル「イ」(VVF 1.6-2C、150mm) - 下部:埋込連用タンブラスイッチ「イ」(VVF 1.6-2C、150mm) - 右方向(Bへ):VVF 1.6-3C(150mm) ・ジョイントボックスB(中央・右側):リングスリーブ接続 - 上部:電源(VVF 2.0-2C、150mm) - 下部:引掛シーリングローゼット(丸形)「イ」(VVF 1.6-2C、150mm) - 左方向(Aへ):VVF 1.6-3C(150mm) - 右方向:埋込連用取付枠に取り付けた接地極付接地端子付コンセント(15A 125V EET)へ(VVF 2.0-2C、150mm) - コンセント部より上部:2口コンセントへの送り配線(VVF 1.6-2C、150mm、施工省略) - コンセント部より下部:接地線(緑色 IV 1.6mm、100mm、施工省略) 【施工条件の要点】 1. 配線及び器具の配置は図に従う。 2. 電源からの接地側電線にはすべて白色、コンセント及び点滅器までの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 3. 接地線には緑色を使用する。 4. コンセントの接地側極端子(W)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側極端子(W)には白色電線を結線する。 5. VVF用ジョイントボックスを経由する電線はすべて接続箇所を設け、A部分は差込形コネクタ、B部分はリングスリーブによる接続とする。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスA(差込形コネクタ):①電源接地側白・受金ねじ部白の2本接続(2本用)、②電源非接地側黒・スイッチ黒の2本接続(2本用)、③スイッチ白(返り線)・ランプレセプタクル黒・渡り線赤の3本接続(3本用)。ジョイントボックスB(リングスリーブ):①接地側白4本(電源2.0mm+コンセント2.0mm+引掛白1.6mm+渡り白1.6mm)をリングスリーブ中で圧着(刻印「中」)、②非接地側黒3本(電源2.0mm+コンセント2.0mm+渡り黒1.6mm)をリングスリーブ中で圧着(刻印「中」)、③点滅線2本(渡り赤1.6mm+引掛黒1.6mm)をリングスリーブ小で圧着(刻印「○」)。器具結線:EETコンセントのW端子に白2本、非接地側端子に黒2本、接地端子に緑色IV線を結線し、ランプレセプタクル及び引掛シーリングの接地側に確実に白線を接続する。
解説
単相2線式100Vでは、接地側の白線は器具の接地側端子へ、非接地側の黒線はコンセントとスイッチへつなぐ。1つのスイッチ「イ」で離れた2つの照明(A側のランプレセプタクルとB側の引掛シーリング)を同時に点滅させるため、スイッチからの返り線をAの3本用差込コネクタで分け、赤い渡り線でBへ送る。リングスリーブは電線の断面積の合計でサイズ(小・中)と圧着マーク(○・中)を選ぶ。2.0mmを含む接続の刻印を間違えないことが合否を分ける。
解き方
- 支給材料を確認し、単線図をもとにボックス間の電線の種類・心数と器具の配置を書いた複線図を正しく描く。
- ケーブルを指定の寸法に切る。シースと絶縁被覆を決められた長さだけむく。
- 埋込連用取付枠にEETコンセントを取り付け、ランプレセプタクル、引掛シーリング、タンブラスイッチに決められた色と極性で線をつなぐ。
- ジョイントボックスAで差込形コネクタ(2本用2個、3本用1個)を使い、心線を奥までしっかり差し込む。
- ジョイントボックスBでリングスリーブの合うサイズ(小1個、中2個)を選び、決められた圧着マーク(○が1箇所、中が2箇所)で圧着し、先端を約2〜3mm残して切りそろえる。
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覚えるポイント
- 2.0mm電線2本+1.6mm電線1本〜2本の組み合わせはリングスリーブ「中」で刻印も「中」となる。
- 1.6mm電線2本のみの接続はリングスリーブ「小」で刻印は必ず「○」とする。
- EETコンセントの接地極(W)とランプレセプタクルの受金ねじ部端子には必ず接地側白線を接続する。
間違えやすいところ
- ジョイントボックスBの黒線3本(2.0mm×2本+1.6mm×1本)をリングスリーブ「小」や刻印「小」で誤って圧着してしまう。
- ジョイントボックスAで、スイッチからの返り線(白)とランプレセプタクルの黒・Bへの渡り赤をまとめず、電源の黒線と間違ってつなぎ、スイッチが短絡回路になる。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部と中心接触片の極性を逆につないでしまう。
- EETコンセントの接地端子のねじに緑色電線を挟むとき、被覆をかんだり、芯線を出しすぎたりする。
出題の前提:電気技術者試験センター公表 令和6年度第二種電気工事士技能試験候補問題No.9および技能試験判定基準に基づく。
出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題9』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題9
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題9の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

