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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題7の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題7の概要
30:00

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3路・4路スイッチによる3箇所点滅回路とアウトレットボックス施工

技能試験 · 3路スイッチ / 4路スイッチ / アウトレットボックス / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用して完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、青色シース、寸法150mm) ・左側ジョイントボックスA(VVF用ジョイントボックス・取り付け省略)から下部へ3路スイッチS(イ)(VVF 1.6-3C、寸法150mm)が接続される。 ・ジョイントボックスAと右側のアウトレットボックスBとの間はVVF 1.6-3C(寸法150mm)で接続される。 ・アウトレットボックスBから上部へランプレセプタクル(イ)(VVF 1.6-2C、寸法150mm)、右上部へランプレセプタクル(イ)(施工省略、VVF 1.6-2C、寸法250mm)が接続される。 ・アウトレットボックスBから下部へ4路スイッチ(イ)(VVF 1.6-2C×2本、寸法150mm)、右下部へ3路スイッチ(イ)(VVF 1.6-3C、寸法250mm)が接続される。 【主な施工条件】 1. 3箇所のスイッチをそれぞれ操作することにより、ランプレセプタクル(2箇所)を点滅できるようにする。 2. 3路スイッチの記号「0」端子には電源側又は負荷側の電線を結線し、記号「1」と「3」の端子には4路スイッチとの間の電線を結線する。 3. アウトレットボックスは打抜き済みの穴(19mm用3箇所、25mm用2箇所)だけをすべて使用し、ゴムブッシングを取り付けること。 4. 接地側電線にはすべて白色を使用し、電源から3路スイッチSまでの非接地側電線には黒色を使用する。ランプレセプタクルの受金ねじ部端子には白色を結線する。 5. A部分の電線相互の接続はリングスリーブ、B部分の電線相互の接続は差込形コネクタとする。 6. 埋込連用取付枠は、4路スイッチ部分に使用すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスA(リングスリーブ圧着:刻印「小」×2、刻印「○」×2)およびアウトレットボックスB(差込形コネクタ:3本用×2、2本用×4)において、3路スイッチ2個と4路スイッチ1個を渡り線で協調動作させ、2箇所のランプレセプタクルを点滅制御する完全な結線・施工を行う。

解説

3箇所点滅の回路は、電源側と照明側に3路スイッチを1個ずつ、その真ん中に4路スイッチを1個置いて作ります。3路スイッチの「0」端子には、電源の非接地側(黒い線)か照明器具をつなぎます。残りの「1」「3」端子は4路スイッチの端子につなぎます。このつなぎ方だと、どのスイッチを切り替えても回路の通電と遮断が入れ替わります。また、ボックスの電線引込口には絶縁を守るためゴムブッシングを付け、圧着マーク(「○」と「小」)やコネクタの差込口の数は決まりどおりに選びます。

解き方

  1. 単線図から複線図をかき、電源の黒は左下の3路スイッチの0番へ、電源の白はランプレセプタクルの受金ねじ部へ、右下の3路スイッチの0番はランプレセプタクルの黒へ、各3路スイッチの1番・3番と4路スイッチの間は渡り線へ、それぞれ割り当てます。
  2. 図の配置と寸法を確かめ、端末の加工に必要な長さも考えてケーブルを用意します。支給された材料の全長と、図に書かれた寸法は同じものとして扱いません。
  3. アウトレットボックスの打抜き済みの穴(5箇所)にゴムブッシングを付け、4路スイッチは施工条件で指定された取付枠を使い、ランプレセプタクルを結線します。
  4. ボックスAはリングスリーブで圧着し(小を2個、○を2個)、ボックスBは差込形コネクタ(3本用を2個、2本用を4個)で接続します。

小問ごとの答え

小問 技能試験問題:【ボックスA(リングスリーブ接続)】 ①電源側黒(2.0mm)+左下3路スイッチ0番の黒(1.6mm)⇒リングスリーブ小・刻印「小」 ②電源側白(2.0mm)+A-B間白(1.6mm)⇒リングスリーブ小・刻印「小」 ③左下3路スイッチ1番(1.6mm)+A-B間連絡線(1.6mm)⇒リングスリーブ小・刻印「○」 ④左下3路スイッチ3番(1.6mm)+A-B間連絡線(1.6mm)⇒リングスリーブ小・刻印「○」 【ボックスB(差込形コネクタ接続)】 ①接地側白(1.6mm×3本:A-B間白+レセプタクル白+施工省略白)⇒3本用コネクタ ②負荷側(1.6mm×3本:右下3路スイッチ0番線+レセプタクル黒+施工省略黒)⇒3本用コネクタ ③4路スイッチへの連絡線4組(各1.6mm×2本)⇒2本用コネクタ×4個 【器具施工】 ・アウトレットボックス:打抜き穴5箇所(19mm×3、25mm×2)すべてにケーブルの引込みに適した切込みを入れたゴムブッシングを装着する。 ・4路スイッチ:施工条件6に従い埋込連用取付枠を使用する。 ・ランプレセプタクル:受金ねじ部側端子に白色電線を結線し、心線のはみ出しや絶縁被覆の噛み込みがないようのの字曲げ加工を行う。
施工条件に従い、A部分では2.0mmと1.6mmの組み合わせ2箇所にリングスリーブ小(刻印「小」)、1.6mm同士の2箇所に刻印「○」を用います。B部分では接地側白3本と負荷側3本に3本用コネクタを使用し、4路スイッチと各3路スイッチ間の渡り線(各2本接続)計4箇所に2本用コネクタを使用します。ゴムブッシングは19mm用3個、25mm用2個を打抜き済み穴5箇所全てに取り付けます。
小問 図示寸法・施工省略と色別:電源–A、A–左3路、A–B、B–実施工レセプタクル、B–4路の図示寸法は各150mm。B–右3路とB–右上の施工省略境界は各250mm。
図示寸法は器具・接続点等の指定位置間の値です。支給長だけから切断長を唯一の正解として決めるものではありません。右上のレセプタクル本体は破線内で施工を省略します。VVF用ジョイントボックスAとスイッチボックスの取付け、接続部のテープ・キャップ、保護板への固定も省略対象です。Bのアウトレットボックスは支給され、打抜き済み5穴だけを全て使用します。小スリーブ6個は予備を含み、Aの接続4箇所で使用します。接地側は白、電源から左3路Sの0端子までは黒です。公式図の水色は色別任意を表します。右3路0からの線や3路・4路間の色を固定する指定ではありません。4路の端子割当ては実器具の切替接点を確認し、3箇所のどのスイッチでも点滅が切り替わる接続にします。
両端の3路スイッチ模型の間へエルくんが4路スイッチ模型をはめ、3か所で操作する配置を示す図。
3か所から点滅させる配置例です。両端に3路、中間に4路を置きます。模型は役割と位置を表し、実際の端子接続や配線を示す図ではありません。

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覚えるポイント

  • 3箇所から点滅させる本問は両端に3路スイッチ、中間に4路スイッチを配置する。取付枠は施工条件6に従い4路スイッチ部分に使用する。
  • リングスリーブの圧着刻印は、2.0mm+1.6mmは「小」、1.6mm×2本は「○」とする。

間違えやすいところ

  • アウトレットボックスにゴムブッシングを付け忘れたり、もともと打ち抜かれていないノックアウト穴を自分で開けてしまうミス。
  • 3路スイッチの「0」端子と「1」「3」端子の結線を間違えてしまい、点滅の回路が正しく働かなくなるミス。
  • リングスリーブ接続で、2.0mmと1.6mmの組み合わせなのに「○」の刻印で圧着してしまうミス。

出題の前提:令和6年度第二種電気工事士技能試験(候補問題No.7)施工条件および技能試験判断基準に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題7』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題7

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月15日) 課題7の問題・解答資料です。