学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月14日) 課題13の概要
候補問題No.13 自動点滅器・接地極付コンセント・VVRケーブルを含む低圧屋内配線工事
技能試験 · 複線図の作成 / 自動点滅器回路の結線 / リングスリーブによる圧着接続 / 差込形コネクタによる接続 / 接地極付コンセントの結線
図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用して、施工条件に従って完成させなさい。 【主な配線構成および器具配置】 ・電源:単相2線式 100V(VVF 2.0-2C、シース青色、長さ約250mm) ・ジョイントボックスA:リングスリーブによる圧着接続箇所 ・ジョイントボックスB:差込形コネクタによる接続箇所 ・器具配置: - Aから下方:埋込連用タンブラスイッチ「イ」(VVF 1.6-2C) - AからBへ:ボックス間渡り配線(VVF 1.6-3C) - Bから上方:ランプレセプタクル「イ」(VVF 1.6-2C) - Bから下方:埋込連用接地極付コンセント(VVF 1.6-2C)および接地線(IV 1.6mm 緑色) - Bから右方:自動点滅器代用端子台(VVF 1.6-2C) - 端子台から右下方:屋外灯「ロ」施工省略部(VVR 1.6-2C 丸形ケーブル) 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図に従うこと。 2. 自動点滅器代用の端子台は説明図(1極:非接地側電源、2極:接地側、3極:負荷出力)に従って使用すること。 3. 電線の色別: ① 電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 ② 電源から点滅器、コンセント及び自動点滅器までの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③ 接地線には緑色を使用する。 ④ コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、自動点滅器(端子台)の記号2の端子には白色の電線を結線する。 4. VVF用ジョイントボックス部分の接続: ① A部分はリングスリーブによる接続とする。 ② B部分は差込形コネクタによる接続とする。 5. 埋込連用取付枠は、コンセント部分に使用すること。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスA(リングスリーブ圧着):電源黒+スイッチ黒+渡り黒(2.0+1.6+1.6mm)を刻印「小」、電源白+渡り白(2.0+1.6mm)を刻印「小」、スイッチ白+渡り赤(1.6+1.6mm)を刻印「○」で接続する。ジョイントボックスB(差込形コネクタ接続):接地側白4本(渡り白+レセプタクル白+コンセント白+端子台送り白)を4本用、非接地側黒3本(渡り黒+コンセント黒+端子台送り黒)を3本用、スイッチ返り線2本(渡り赤+レセプタクル黒)を2本用コネクタで接続する。自動点滅器代用端子台は1極に非接地側黒、2極に接地側白2本(Bからの白と屋外灯施工省略VVRの白)、3極に屋外灯VVR黒を接続する。コンセントはW端子に白、反対側に黒、接地端子に緑色接地線を結線し取付枠を装着する。ランプレセプタクルは受金ねじ部に白、中心接触片に黒を結線する。
解説
単線図から複線図を起こすときは、負荷(レセプタクル・コンセント・自動点滅器の接地端子2番)には電源の接地側(白線)をつなぎ、スイッチ・コンセント・常時通電したい自動点滅器端子台1番には電源の非接地側(黒線)をつなぐのが基本です。また、スイッチからの返り線は、対応する負荷(ランプレセプタクル「イ」の中心接触片、端子台3番から屋外灯「ロ」)へつなぎます。電線の太さによって使うリングスリーブが変わり、2.0mm+1.6mmは「小」、1.6mmを2本は「○」を選びます。
解き方
- 単線図から複線図をかき、各電線の心線の色(黒・白・赤・緑)と、つなぐ場所ごとに必要な本数を書き出す。
- 支給された材料の寸法に合わせ、各ケーブルの外装シース(外側の皮)と絶縁被覆(心線の皮)を決められた長さだけ剥き、器具(レセプタクルの受金ねじ部へののの字加工、コンセント、端子台、接地線)を加工して結線する。
- ボックスAではリングスリーブ(小)を使い、電線の太さの合計に合った圧着マーク(2.0+1.6+1.6は「小」、2.0+1.6は「小」、1.6+1.6は「○」)で圧着し、心線の先端を整える。
- ボックスBでは差込形コネクタ(2本用・3本用・4本用)に、心線を決められた長さだけ奥まで確実に差し込み、心線が出ていたり、皮をかんでいたりしないか確認する。
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覚えるポイント
- 端子台2番には接地側白線が2本(ボックスBからの入力と屋外灯施工省略への出力)入る。
- VVF 2.0mm 1本とVVF 1.6mm 1本の組み合わせでのリングスリーブ刻印は「○」ではなく「小」である。
- 埋込連用取付枠は指定された「コンセント部分」にのみ装着する(スイッチ側に取り付けると重大欠陥となる)。
間違えやすいところ
- ボックスAで電源白(2.0mm)と渡り白(1.6mm)を圧着するとき、間違えて刻印「○」で圧着してしまうミス(正しくは「小」)。
- 自動点滅器代用端子台の1番(電源黒)・2番(接地白2本)・3番(負荷黒)のつなぐ順番を間違えるミス。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部(白)と中心接触片(黒)の極性を逆につないでしまうミス。
- 埋込連用取付枠をスイッチ側に間違えて取り付けてしまうミス。
出題の前提:令和6年度第二種電気工事士技能試験候補問題No.13 施工条件及び電気設備に関する技術基準・内線規程
出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月14日) 課題13』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月14日) 課題13
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士下期技能試験(12月14日) 課題13の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

