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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12の概要
30:00

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候補問題No.12 配線・器具配置および接続施工(合成樹脂製可とう電線管PF16・アウトレットボックス施工)

配線設計・実技施工 · 技能試験 / 複線図化 / PF管工事 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ

配線図および施工条件に従って、単相2線式100V電源からジョイントボックスB(アウトレットボックス)を経由してVVF用ジョイントボックスA、合成樹脂製可とう電線管(PF16)配線によるタンブラスイッチ(ロ)及びコンセント、ランプレセプタクル(ロ)、引掛シーリング(イ)、タンブラスイッチ(イ)へ給電・配線する低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従うこと。 2. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打抜き済みの穴(4箇所)だけをすべて使用すること。 3. 電線の色別: ①電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 ②電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③次の器具の端子には白色の電線を結線する。 ・コンセントの接地側極端子(Wと表示) ・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子 ・引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側と表示) 4. VVF用ジョイントボックスA部分及びジョイントボックスB部分を経由する電線は、すべて接続箇所を設け、接続方法は次によること。 ①A部分は、差込形コネクタによる接続とする。 ②B部分は、リングスリーブによる接続とする。 5. 電線管用ボックスコネクタは、ジョイントボックス側に取り付けること。 6. 埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ(ロ)及びコンセント部分に使用すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスB(アウトレットボックス)にPF管用コネクタとゴムブッシング3個を取り付け、電源・スイッチイ・器具ロ(スイッチ・コンセント)・ボックスA間を配線する。B部分のリングスリーブ圧着は「小」2箇所(電源白2.0+白1.6×2本、電源黒2.0+黒1.6×2本)、「○」2箇所(スイッチイ返り1.6×2本、スイッチロ返り1.6×2本)とする。ジョイントボックスA部分は差込形コネクタにより、3本用1個(接地側白3本)、2本用2個(スイッチイ返り2本、スイッチロ返り2本)を接続する。右側の埋込連用器具(スイッチロ・コンセント)は取付枠に取り付け、PF16管を通したIV線(黒・白・赤)及び黒渡り線を用いて極性に従い正しく結線する。

解説

電灯配線の基本ルールは、接地側の白線をすべての器具(コンセントのW端子、ランプレセプタクルの受金ねじ部、引掛シーリングの接地側)へ直接つなぎ、非接地側の黒線をスイッチやコンセントへ直接つなぐことです。スイッチを通ったあとの返り線は、対応する器具の非接地側端子へつなぎます。金属製のアウトレットボックスへ電線を入れる所には、被覆(ひふく)を守るゴムブッシングを使い、電線管をつなぐ所には専用コネクタを使います。リングスリーブのダイスは電線の太さの合計で選び、2.0mm1本と1.6mm2本(合計断面積8.14mm²)は「小」、1.6mm2本(合計断面積4.02mm²)は「○」を使います。

解き方

  1. 単線図から複線図をかき、各電線の色の役割、ボックスA・B間の渡り線(VVF 1.6-3C)の芯線の使い道、右側PF16管内のIV線(黒・白・赤)の使い道を決める。
  2. アウトレットボックスBの打抜き穴4箇所に、PF管用ボックスコネクタ1個と、十字に切り込みを入れたゴムブッシング(19)3個を取り付ける。
  3. 各ケーブル・電線を決められた長さに切って、シースと絶縁被覆をむき、ランプレセプタクルののの字曲げや、引掛シーリング・埋込器具の被覆をむく長さを整える。
  4. 埋込連用取付枠にタンブラスイッチ(ロ)とコンセントを取り付け、IV線(白・黒・赤)と、支給電線の余りで作った渡り線(黒)をつなぎ、PF16管をボックスコネクタに接続する。
  5. ジョイントボックスB内の電線4グループをリングスリーブで圧着し、組み合わせに合うダイス(「小」または「○」)で刻印を確かめ、先端を切りそろえる。
  6. ジョイントボックスA内の電線3グループを差込形コネクタ(3本用×1、2本用×2)へ、芯線が奥に突き当たるまで確実に差し込む。

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覚えるポイント

  • リングスリーブの圧着刻印:1.6mm×2本のみは「○」(極小)、2.0mm×1本+1.6mm×2本は「小」を使用する。
  • アウトレットボックスの打抜き穴4箇所はすべて使用し、コネクタ1個とゴムブッシング3個を漏れなく装着する。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側端子、コンセントのW端子には必ず白色線を接続する。

間違えやすいところ

  • 2.0mm1本と1.6mm2本の圧着で、間違えて「○」で圧着してしまい、重大な欠陥になるミス。
  • アウトレットボックスにゴムブッシングを付け忘れたり、表裏や向きを間違えたりする施工のミス。
  • タンブラスイッチ(ロ)とコンセントの間の渡り線を白線で作ったり、コンセントの極性(W端子に白線)を逆につないだりするミス。
  • 差込形コネクタで被覆をむく長さが合わず、芯線がスリーブの外に出たり、奥まで差し込まれていない状態になるミス。

出題の前提:令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(2024年7月21日実施)候補問題No.12の試験問題・施工条件および公式解答図面

出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12の問題・解答資料です。