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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題8の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題8の概要
30:00

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リモコンリレー回路とアウトレットボックスの施工(課題8)

技能試験 · リモコンリレー / アウトレットボックス / 差込形コネクタ / リングスリーブ圧着 / 極性判定

図に示す配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて単相2線式100Vのリモコンリレー代用端子台、アウトレットボックス、ランプレセプタクル、引掛シーリングローゼット(丸形)等を含む低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【配線及び寸法条件】 ・電源(VVR 2.0-2C、長さ200mm、電源側施工省略)からジョイントボックス(アウトレットボックス)へ配線する。 ・ジョイントボックスから各負荷・器具への配線: - 引掛シーリング(丸形)「イ」:上方向、VVF 1.6-2C、寸法250mm - ランプレセプタクル「ロ」:右方向、VVF 1.6-2C、寸法250mm - 引掛シーリング「ハ」:下方向、VVF 1.6-2C、寸法150mm(施工省略) - リモコンリレー代用端子台(6極)「イ」「ロ」「ハ」:左下方向、VVF 1.6-2C×3本、寸法各250mm ・アウトレットボックスは打抜き済み穴(19mmが2箇所、25mmが3箇所)をすべて使用し、対応するゴムブッシング(19用2個、25用3個)を取り付けて電線を通す。 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図に従う。 2. リモコンリレーは6極端子台の主回路側(右側)端子を使用し、操作側(左側)は施工しない。 3. 各リモコンリレー「イ」「ロ」「ハ」に至る電線には、それぞれ2心ケーブル1本を使用する。 4. ジョイントボックスは打抜き済みの穴だけをすべて使用する。 5. 電線の色別: ① 電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 ② 電源からリモコンリレーまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③ ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(Wマーク)には白色電線を結線する。 6. ジョイントボックス内の接続方法: ① 4本の接続箇所は差込形コネクタ(4本用)により接続する。 ② その他の接続箇所(2本接続)はリングスリーブにより接続する。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックス内で電源接地側(白4本)および電源非接地側(黒4本)を差込形コネクタ(4本用)各1個で接続し、各リモコンリレーからの返り線(白)と各器具非接地側(黒)の3組(1.6mm×2本)をリングスリーブ小(刻印「○」)で圧着接続する。アウトレットボックスの5箇所すべての打抜き穴にゴムブッシングを装着しケーブルを通す。

解説

リモコンリレーは、遠くから操作して主回路を開閉する電磁スイッチです。実技試験では、端子台の接点を主回路のスイッチとして使います。非接地側(黒)は各リレーの接点の片側にまとめて送り、反対側からそれぞれの負荷へ返り線をつなぎます。接地側(白)はすべての負荷へ直接つなぎます。

解き方

  1. 単線図から複線図をかき、差込形コネクタ(4本用×2箇所)とリングスリーブ(2本×3箇所、すべて小で刻印○)の接続を整理する。
  2. アウトレットボックスの打抜き穴5箇所(19mm×2、25mm×3)に合うゴムブッシングに切れ込みを入れ、取り付ける。
  3. VVR 2.0-2CとVVF 1.6-2C(2本から必要な長さを切り出す)の外装と絶縁被覆を、決められた寸法で剥く。
  4. ランプレセプタクル(受金ねじ部に白)、引掛シーリング(W端子に白)、リモコンリレー代用端子台(主回路側)を結線する。
  5. ボックス内にケーブルを入れ、施工条件どおり差込形コネクタ2個とリングスリーブ3個で結線し、正しいダイス(○)で圧着する。

小問ごとの答え

小問 アウトレットボックス内の接続方法と刻印:差込形コネクタ(4本用)2個、リングスリーブ小(刻印「○」)3個を使用する。
電源白(2.0mm)+各負荷接地側白(1.6mm×3本)の計4本を差込形コネクタで接続します。電源黒(2.0mm)+各リモコンリレー送り黒(1.6mm×3本)の計4本を差込形コネクタで接続します。リモコンリレーからの返り線(白1.6mm)と器具への線(黒1.6mm)のペア3組(イ・ロ・ハ)は1.6mmが2本ずつの接続となるため、リングスリーブ小を用いて刻印「○」で圧着します。
小問 リモコンリレー代用端子台への結線:端子台主回路側(右側)の「イ」「ロ」「ハ」の各端子対に、それぞれ2心ケーブル(黒・白)を接続する。
端子台は説明図に従い主回路側(右側)を使用します。各リモコンリレー(イ・ロ・ハ)の端子2箇所にそれぞれケーブル1本(黒・白)を結線します。端子台の各リレー内での黒・白の上下の接続順序は入れ替わっていても欠陥とはなりません。
小問 器具の極性およびアウトレットボックスの処理:ランプレセプタクルの受金ねじ部に白線、引掛シーリングのW端子に白線を結線。ボックスの打抜き穴5箇所にゴムブッシングを装着してケーブルを通す。
施工条件により、ランプレセプタクル受金ねじ部端子および引掛シーリングの接地側極(W表示)端子に電源接地側の白線を確実に結線します。アウトレットボックスにあらかじめ打抜かれている19mm穴2箇所と25mm穴3箇所すべてにゴムブッシング(19用2個、25用3個)を装着し、ケーブルを通過させます。

覚えるポイント

  • 1.6mm電線2本のリングスリーブ圧着マークは必ず極小「○」を使用する(「小」にすると欠陥)。
  • アウトレットボックスのブッシング装着忘れや裏表の脱落・切れ込み過大に注意する。
  • リモコンリレー端子台は主回路側(右側)端子のみに結線し、操作側(左側)には結線しない。

間違えやすいところ

  • 1.6mmが2本のリングスリーブ接続で、圧着工具のダイスを間違えて「小」で圧着してしまう誤り。
  • 差込形コネクタ(4本用)に電源線(2.0mm)の白や黒を入れ忘れ、3本の接続にしてしまうミス。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部に黒線、中心接触片に白線をつないでしまう極性の誤り。

出題の前提:電気技術者試験センター 令和6年度第二種電気工事士技能試験(候補問題No.8)公表問題および施工条件・解答図

出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題8』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題8

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題8の問題・解答資料です。