学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4の概要
配線図に基づく単相・三相併用配線工事の施工
低圧屋内配線工事 · 三相3線式200V回路 / 単相2線式100V回路 / 電源表示灯回路 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続
提示された配線図および材料表に基づき、単相100V回路と三相200V回路が混在する低圧屋内配線工事を施工条件に従って完成させるための、電線の色別、接続箇所の圧着マーク・コネクタ極数、および器具への結線仕様を答えなさい。
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解答
端子台100V側(N:白、L:黒)からジョイントボックスBへVVF2.0-2Cで配線。端子台200V側(R:赤、S:白、T:黒)からジョイントボックスAへVVF2.0-3Cで配線。接続点A(差込形コネクタ)は、R相が赤2本用×1個、S相(接地相)が白3本用×1個、T相が黒3本用×1個。接続点B(リングスリーブ)は、接地側白(2.0mm+1.6mm×2)を刻印「小」、非接地側黒(2.0mm+1.6mm)を刻印「小」、スイッチ返り線(1.6mm×2)を刻印「○」で圧着。電源表示灯(ランプレセプタクル)の受金ねじ部端子にS相の白線を結線する。
解説
三相3線式で接地相が指定されているときは、単相負荷を接地相と非接地相の間に接続します。なぜなら、接地相は大地と同じ電位で、感電を防ぐために器具の受金ねじ部(金属のねじ部分)など人が触れやすい部分へ結線する決まりだからです。本問ではS相が接地相なので、受金ねじ部に白線を結線します。また、リングスリーブの圧着マークは心線の太さと本数で決まり、1.6mm×2本のときだけ「○」、2.0mmを含む接続などは「小」になります。
解き方
- 施工条件と配線図を見て、各区間のケーブルの太さ(2.0mmか1.6mm)・心線数・長さを整理し、支給されたケーブルを無駄なく切って配分する。
- 端子台(100V側と200V側)と各器具(ランプレセプタクル、引掛シーリング、スイッチ、コンセント)の極性表示(N、W、接地側、受金ねじ部)に合わせ、電線の色を正しく結ぶ。
- ボックスA(差込形コネクタで接続)とボックスB(リングスリーブで圧着)の結線を複線図どおりに行い、圧着マーク(○と小)を間違えずに施工する。
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覚えるポイント
- リングスリーブ小で「○」刻印にするのは「1.6mm×2本」のみであり、2.0mmが1本でも混ざれば「小」刻印となる。
- 電源表示灯(ランプレセプタクル)の受金ねじ部端子には必ず接地相であるS相(白線)を接続する。
間違えやすいところ
- 電源側VVF2.0と器具側VVF1.6の接続(2.0mmが1本と1.6mmが1本)で、誤って「○」マークで圧着してしまうミス。
- 三相200V回路の端子台で、R相(赤)・S相(白)・T相(黒)の並びを逆に結線してしまうミス。
- スイッチとコンセントの間の渡り線で白と黒を取り違え、コンセントやスイッチの極性を誤るミス。
出題の前提:令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(2024年7月21日実施)試験問題および電気技術者試験センター公表の解答例・欠陥判定基準に準拠。
出典:電気技術者試験センター『令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和6年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

