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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月24日) 課題4の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月24日) 課題4の概要
30:00

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三相3線式200V回路と単相2線式100V回路の配線施工

技能試験 · 複線図作成 / 端子台結線 / リングスリーブ圧着接続 / 差込形コネクタ接続 / 三相電源表示灯

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源1Φ2W 100V(配線用遮断器B代用の端子台N, L)からVVF 2.0-2C(青色シース)でジョイントボックスB(300mm)へ配線。 ・ジョイントボックスBから引掛シーリング(イ、角形)へVVF 1.6-2C(150mm)、埋込連用取付枠に収めたスイッチ(イ)およびコンセントへVVF 1.6-3C(200mm)を配線。 ・電源3Φ3W 200V(漏電遮断器BE代用の端子台T, S, R)からVVF 2.0-3C(青色シース)でジョイントボックスA(150mm)へ配線。 ・ジョイントボックスAから電源表示灯(ランプレセプタクルR)へVVF 1.6-2C(250mm)、三相200V電動機M(施工省略)へVVF 2.0-3C(250mm)を配線。 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図1に従うこと。 2. 配線用遮断器及び漏電遮断器代用の端子台は図2(上側から100V用のN・L、200V用のT・S・R)に従って使用すること。 3. 三相電源のS相は接地されているものとし、電源表示灯はS相とT相間に接続すること。 4. 電線の色別: ① 100V回路の電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 ② 100V回路の電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③ 200V回路の電源からの配線には、R相に赤色、S相に白色、T相に黒色を使用する。 ④ コンセント接地側極端子(W)、ランプレセプタクル受金ねじ部端子、引掛シーリング接地側極端子(接地側)、配線用遮断器端子台N端子には白色を結線する。 5. ジョイントボックス部分での接続: ① A部分は差込形コネクタによる接続。 ② B部分はリングスリーブによる接続。

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解答

端子台(100V: Nに白、Lに黒/200V: Tに黒、Sに白、Rに赤)、ジョイントボックスA(差込形コネクタ:R相赤2本=2本用1個、S相白3本=3本用1個、T相黒3本=3本用1個)、ジョイントボックスB(リングスリーブ圧着:接地側白3本[2.0+1.6+1.6]=刻印「小」、非接地側黒2本[2.0+1.6]=刻印「小」、スイッチ返り線[引掛シーリング黒+スイッチ赤]=刻印「○」)、器具結線(ランプレセプタクル受金ねじ部に白、引掛シーリング接地側接地表示に白、コンセントW端子に白、コンセントからスイッチへ黒の渡り線)を全て正しく施工する。

解説

三相3線式200V回路と単相2線式100V回路が混在する配線工事では、各電圧回路の接地・非接地極の取り決めおよび相(R・S・T相)の色別指定を厳格に順守して複線図を作成・結線することが不可欠です。本課題では三相電源のS相が接地相と定められており、電源表示灯はS相(白)とT相(黒)の線間に接続します。また、リングスリーブ圧着時のダイス選定(2.0mm+1.6mm×2本=小、2.0mm+1.6mm=小、1.6mm×2本=○)および差込形コネクタの極数選定を誤りなく行うことが施工品質の根幹となります。

解き方

  1. 支給材料表と配線図を確認し、端子台代用(100V・200V)、電源表示灯(S-T相間)、各ジョイントの接続方式(A:差込形コネクタ、B:リングスリーブ)等の施工条件を洗い出す。
  2. 施工条件の色別指定に基づいて正確な複線図を描き、電線の切断寸法および各接続箇所の本数・太さ・圧着刻印(またはコネクタ極数)を書き出す。
  3. ケーブルを各寸法に切断し、シースおよび絶縁被覆を適切なストリップ長で剥ぎ取り、ランプレセプタクルの「の」の字曲げ加工や連用枠への器具取り付けを行う。
  4. 端子台、ランプレセプタクル、引掛シーリング、スイッチ・コンセントへ指定通り電線を結線する。
  5. ジョイントボックスAを差込形コネクタで接続し、ジョイントボックスBをリングスリーブで適合するダイス刻印を用いて圧着接続する。

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覚えるポイント

  • 三相200V回路の色別はR相が赤、S相が白、T相が黒。S相接地時は表示灯(ランプレセプタクル)の受金ねじ部に必ず白(S相)を接続する。
  • リングスリーブ小による圧着刻印:1.6mm×2本のみ「○」、それ以外(2.0mmを含む組合せや1.6mm×3〜4本)は「小」で圧着する。

間違えやすいところ

  • 端子台の端子配置(上からN、L、T、S、R)を誤認し、100V回路と200V回路を逆流または相順を間違えて結線してしまうミス。
  • 電源表示灯の受金ねじ部側にT相(黒線)を接続してしまうミス(受金ねじ部側には接地側のS相白線を結線する)。
  • ジョイントBの非接地側(2.0mmと1.6mmの2本接続)を誤って「○」刻印で圧着してしまうミス(2.0mmを含むため刻印は「小」)。

出題の前提:令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(2023年12月24日実施)候補No.4試験問題および公式解答例の施工条件に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月24日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月24日) 課題4

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月24日) 課題4の問題・解答資料です。