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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題9の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題9の概要
30:00

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候補問題No.9 単線図から複線図への展開と施工(接地極付接地端子付コンセント回路)

技能試験 · 複線図化 / 接地極付接地端子付コンセント / リングスリーブ圧着接続 / 差込形コネクタ接続

図に示す低圧屋内配線工事の配線図に従い、支給材料を用いて<施工条件>に基づき完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源:単相2線式 100V(VVF 2.0-2C 青色シース、施工長150mm、ボックスBへ導入) ・ジョイントボックスA・B間:VVF 1.6-3C(施工長150mm) ・ボックスA側:  - 上方:ランプレセプタクル「イ」(VVF 1.6-2C、施工長150mm)  - 下方:タンブラスイッチ「イ」(VVF 1.6-2C、施工長150mm、埋込連用取付枠使用) ・ボックスB側:  - 上方:埋込2口コンセント(VVF 1.6-2C、施工長150mm、部分施工省略)  - 右方:接地極付接地端子付コンセント(15A 125V EET)(VVF 2.0-2C、施工長150mm)および接地線(緑 IV 1.6mm、施工長100mm、ED接地極部分は施工省略)  - 下方:引掛シーリングローゼット(丸形)「イ」(VVF 1.6-2C、施工長150mm) 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従うこと。 2. 電線の色別:  ①電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。  ②電源からコンセント及び点滅器までの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。  ③接地線には緑色を使用する。  ④コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(W表示)には白色電線を結線する。 3. 電線相互の接続:  ①ジョイントボックスA部分は差込形コネクタにより接続する。  ②ジョイントボックスB部分はリングスリーブにより接続する。

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解答

複線図を展開し、ジョイントボックスAでは差込形コネクタ3箇所(2本用×2、3本用×1)、ジョイントボックスBではリングスリーブ3箇所(刻印「○」×1、刻印「中」×2)を用いて正しく圧着・接続し、器具極性および接地線を施工条件通りに結線して完成させる。

解説

単線図から複線図を起こす際は、①接地側電線(白)を全負荷(ランプ・引掛シーリング)と全コンセントへ接続する、②非接地側電線(黒)を全点滅器(スイッチ)と全コンセントへ接続する、③点滅器から対応する負荷へ対応する電線(戻り線)を接続する、という3大原則を徹底します。圧着は接続する全心線の径・本数と単線・より線の別を確かめ、適合するスリーブと刻印を組合せ表で選びます。幾何学的な断面積の独自計算や「2.0mmが含まれる」という条件だけでは決められません。

解き方

  1. 単線図から各器具の位置、電線太さ(2.0mmと1.6mm)を確認し、電源側から各ボックスを経由する複線図を正確に作図する。
  2. 配線図の指定寸法に器具・ボックス内での接続代(各約100mm)を加味してケーブルを正しく切り分け、外装シースおよび心線絶縁被覆を剥ぎ取る。
  3. ランプレセプタクルののの字曲げ加工・極性接続、引掛シーリングへの電線挿入、埋込連用取付枠へのスイッチの取り付け、EETコンセント(接地端子への緑線接続含む)の結線を行う。
  4. ジョイントボックスAでは差込形コネクタの芯線長を合わせ、2本用・3本用コネクタに規定の組み合わせで奥まで確実に差し込む。
  5. ジョイントボックスBではリングスリーブの適合サイズを選定し、電線組み合わせに応じた適正ダイス(「○」および「中」)で圧着し、先端余長を適切に切断する。
単線図は接続関係を読む。電源・分電盤・照明の三つのまとまりを一本の線で結ぶ概念図。
単線図は設備どうしの接続関係を一本の線にまとめて表します。一本の線がそのまま電線一本を意味するとは限りません。

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覚えるポイント

  • リングスリーブ圧着マーク選定:1.6mm×2本接続のみ刻印は「○」、2.0mmが含まれる多線接続(2.0×2+1.6×2本、2.0×2+1.6×3本)は中スリーブで刻印は「中」。
  • 埋込連用取付枠は1個のみ使用するため、指定されている器具側(タンブラスイッチ側)に装着する。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部には必ず白色(接地側)電線を結線する。

間違えやすいところ

  • ジョイントボックスBの接地側(白線5本)や非接地側(4本)の圧着時に、小スリーブを使用したり刻印を「小」で圧着してしまう過誤。
  • 接地極付接地端子付コンセントの接地極(アース線)の緑色電線を誤って接地側端子(W)に挿入してしまうミス。
  • ランプレセプタクルや引掛シーリングローゼットにおける接地側極(W)と非接地側の電線色間違い(極性反転欠陥)。

出題の前提:令和5年度第二種電気工事士技能試験候補問題No.9(2023年12月23日実施)公式問題用紙・施工条件および電気技術者試験センター公表の解答例・判定基準

出典:電気技術者試験センター『令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題9』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題9

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題9の問題・解答資料です。