学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題6の概要
3路スイッチ2箇所制御回路と露出形コンセントの施工
低圧屋内配線工事 · 3路スイッチ / 露出形コンセント / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ
図に示す低圧屋内配線工事を、支給された材料を用いて施工条件に従い完成させなさい。単線図では単相2線式100V電源(VVF 2.0-2C)がジョイントボックスBに入り、ジョイントボックスBには露出形コンセント(VVF 1.6-2C)および3路スイッチS(VVF 1.6-3C)が接続されている。ジョイントボックスBとジョイントボックスAの間はVVF 1.6-3Cで接続され、ジョイントボックスAには引掛シーリング(角形)(VVF 1.6-2C)、施工省略の引掛シーリング(VVF 1.6-2C)、および3路スイッチ(VVF 1.6-3C)が接続されている。 <施工条件> 1. 配線及び器具の配置は図に従うこと。 2. 3路スイッチの記号「0」の端子には電源側又は負荷側の電線を結線し、記号「1」と「3」の端子にはスイッチ相互間の電線を結線すること。 3. 電線の色別:①電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。②電源から3路スイッチS及び露出形コンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。③露出形コンセントの接地側極端子(W表示)および引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側表示)には白色電線を結線する。 4. VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、すべてその部分で接続箇所を設け、A部分は差込形コネクタ、B部分はリングスリーブによる接続とすること。 5. 露出形コンセントへの結線は、ケーブルを挿入した部分に近い端子に行うこと。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスB(リングスリーブ接続):①電源白(2.0mm)+露出形コンセント白(1.6mm)+渡り白(1.6mm)の3本接続に刻印「小」、②電源黒(2.0mm)+露出形コンセント黒(1.6mm)+3路スイッチ0番端子黒(1.6mm)の3本接続に刻印「小」、③3路スイッチ相互間渡り線2組(各1.6mm×2本)にそれぞれ刻印「○」。ジョイントボックスA(差込形コネクタ接続):①接地側白3本(渡り白+引掛シーリング白+施工省略白)に3本用コネクタ、②負荷側黒3本(3路スイッチ0番黒+引掛シーリング黒+施工省略黒)に3本用コネクタ、③3路スイッチ相互間渡り線2組(各1.6mm×2本)にそれぞれ2本用コネクタ。各器具への結線は極性表示に従い正しく施工すること。
解説
3路スイッチ回路では、電源側3路スイッチの「0」端子に常時非接地側(電源黒線)を接続し、負荷側3路スイッチの「0」端子から負荷(照明器具)への返り線を接続します。「1」と「3」端子間は2本の連絡線で相互に接続します。リングスリーブの圧着ダイス選定は、1.6mm×2本のみが「○」、それ以外の組み合わせ(1.6mm×3本、2.0mm+1.6mm×1~2本など)はスリーブ小で「小」を使用します。
解き方
- 単線図から複線図を作成し、電源接地側(白)を露出形コンセント、渡り線経由で各引掛シーリングへと結線する経路を整理する。
- 電源非接地側(黒)を露出形コンセントおよび電源側3路スイッチSの「0」端子に配線し、負荷側3路スイッチの「0」端子から引掛シーリング2箇所へ結線する。
- 両3路スイッチの「1」端子および「3」端子をジョイントボックスA・B間の渡り線2本を介して接続する。
- ジョイントボックスBの電線太さと本数を確認し、リングスリーブ圧着マーク(2.0mm+1.6mm×2本は「小」、1.6mm×2本は「○」)を決定して圧着する。
- ジョイントボックスAの電線本数に合わせて差込形コネクタ(3本用×2、2本用×2)を確実に奥まで挿入・接続する。
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覚えるポイント
- リングスリーブの圧着刻印:1.6mm電線2本のみの接続時のみ「○」、2.0mm電線1本と1.6mm電線2本の接続は「小」となる。
- 3路スイッチの「0」番端子は必ず共通端子(電源黒または負荷返り黒)であり、「1」と「3」は連絡線端子である。
- 露出形コンセントは台座のケーブル引き込み口に近い側の端子に接続し、「W」表示のある接地側極端子に白線を接続する。
間違えやすいところ
- ジョイントボックスBにおいて、2.0mm電線1本と1.6mm電線2本の合計3本を圧着する箇所で「○」マークで誤圧着してしまうミス(刻印間違いは欠陥)。
- ジョイントボックスAとBで指定された接続器具(Aが差込形コネクタ、Bがリングスリーブ)を取り違えて施工してしまうミス。
- 露出形コンセントの結線で、ケーブル挿入口から遠い側の端子に電線を渡して接続してしまう施工条件違反。
出題の前提:令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(2023年12月23日実施)候補問題No.6公表問題・施工条件および電気技術者試験センター技能試験判定基準に基づく。
出典:電気技術者試験センター『令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題6』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題6
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和5年度第二種電気工事士下期技能試験(12月23日) 課題6の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

