学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和5年度第二種電気工事士上期技能試験(7月22日) 課題4の概要
単相100V回路と三相200V回路の施工(候補問題No.4)
技能試験 · 三相3線式回路 / 単相2線式回路 / 端子台結線 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ
図に示す低圧屋内配線工事の配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて完成させなさい。 1. 配線用遮断器および漏電遮断器代用の5極端子台を結線すること(100V側:N端子に接地側白・L端子に非接地側黒、200V側:R端子に赤・S端子に接地側白・T端子に黒)。 2. ジョイントボックスA部分は差込形コネクタにより、三相200V電動機回路(R・S・T)および電源表示灯(ランプレセプタクル:S相白を受金ねじ部、T相黒を中心接触片)を結線すること。 3. ジョイントボックスB部分はリングスリーブにより、単相100V回路の引掛シーリングローゼット(イ)および埋込連用タンブラスイッチ(イ)・コンセントを結線し、適切な刻印マークで圧着すること。
解答・解説を表示
解答
端子台の100V側(Nに白、Lに黒)及び200V側(上からTに黒、Sに白、Rに赤)を結線し、ジョイントボックスAは差込形コネクタ(2本用×1でR相赤同士、3本用×2でS相白3本およびT相黒3本)で接続、ジョイントボックスBはリングスリーブ(2.0mm+1.6mm×2の白3本を刻印「小」、2.0mm+1.6mmの黒2本を刻印「小」、1.6mm×2の赤黒2本を刻印「○」)で接続する。
解説
三相3線式200V回路では、接地相(S相)に白色、R相に赤色、T相に黒色を用います。電源表示灯(ランプレセプタクル)はS-T相間に接続するため、受金ねじ部には接地されているS相(白色)を結線します。また、リングスリーブの圧着ダイス選定では、電線の断面積(太さ)の合計に応じた刻印マーク(1.6mm×2本は「○」、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本は「小」)を正しく選定することが電気設備技術基準および試験基準で厳格に定められています。
解き方
- 単線図と施工条件から複線図を作成し、端子台の端子配置(N, L, T, S, R)、電線色別、各ジョイントボックスの接続方法(A:差込コネクタ、B:リングスリーブ刻印)を確定する。
- 支給ケーブルを寸法に合わせて切断し、シースおよび絶縁被覆を適切な長さに剥ぎ取る。
- 端子台、ランプレセプタクル(電源表示灯)、引掛シーリング、スイッチ・コンセント器具を施工条件・極性表示に従って結線する。
- ボックスAの差込形コネクタ(2本用×1、3本用×2)およびボックスBのリングスリーブ(「小」×2箇所、「○」×1箇所)を接続・圧着し、心線の噛み込み・露出・誤結線がないか最終確認する。
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覚えるポイント
- 三相200V回路の相色はR相が赤、S相が白(接地相)、T相が黒。
- リングスリーブの圧着刻印は、1.6mmの2本接続のみ「○」、2.0mmを含む組み合わせ(2.0+1.6、2.0+1.6+1.6)は「小」。
- 電源表示灯の受金ねじ部には必ず接地相であるS相(白線)を結線する。
間違えやすいところ
- 端子台の配列確認不足により、R相とT相の位置を逆に結線してしまう。
- ジョイントボックスBにおいて、2.0mmと1.6mmの接続箇所を誤って刻印「○」で圧着してしまう(リングスリーブの不適切圧着欠陥)。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部側にT相(黒線)を接続してしまう極性誤り。
出題の前提:令和5年度第二種電気工事士上期技能試験(候補問題No.4)の施工条件および電気技術者試験センター公表の解答・判定基準に準拠。
出典:電気技術者試験センター『令和5年度第二種電気工事士上期技能試験(7月22日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和5年度第二種電気工事士上期技能試験(7月22日) 課題4
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和5年度第二種電気工事士上期技能試験(7月22日) 課題4の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

