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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題11の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題11の概要
30:00

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配線図に基づく低圧屋内配線工事の施工(アウトレットボックス・金属管配管・スイッチ・コンセント)

技能試験 · 複線図化 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続 / 金属管工事(E19) / アウトレットボックス / 極性配線

図に示す配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【回路構成と施工概要】 1. 電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、外装青色)。 2. ジョイントボックス:アウトレットボックスを使用し、打抜き済みの穴をすべて利用して各配線を導入する(ゴムブッシングおよび絶縁ブッシングを装着)。 3. ねじなし電線管(E19):アウトレットボックス下部にねじなしボックスコネクタを取り付け、IV線(黒・白・赤、各1.6mm)を3本通線し、下端にタンブラスイッチ「イ」およびコンセントを埋込連用取付枠に取り付けて結線する。 4. 負荷および点滅器:  ・スイッチ「イ」で引掛シーリング(角形)「イ」を点滅。  ・スイッチ「ロ」でランプレセプタクル「ロ」を点滅。  ・コンセントは常時100V給電。 5. 接続方法の指定:  ・電源側電線(青色シースのVVF 2.0-2C)が接続される箇所はすべてリングスリーブによる圧着接続とする。  ・その他の接続箇所はすべて差込形コネクタ(2本用)による接続とする。

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解答

【リングスリーブ接続(中・小)】 ・接地側電線(白):電源側VVF2.0(白)1本+引掛シーリング「イ」(白1.6)1本+ランプレセプタクル「ロ」(白1.6)1本+コンセント用IV1.6(白)1本の計4本をリングスリーブ(中)で圧着、刻印は「中」。 ・非接地側電線(黒):電源側VVF2.0(黒)1本+スイッチ「ロ」(黒1.6)1本+スイッチ「イ」・コンセント用IV1.6(黒)1本の計3本をリングスリーブ(小)で圧着、刻印は「小」。 【差込形コネクタ接続(2本用×2箇所)】 ・スイッチ「イ」からの返り線(IV赤1.6)1本+引掛シーリング「イ」の非接地側(黒1.6)1本の計2本を2本用コネクタで接続。 ・スイッチ「ロ」からの返り線(白1.6)1本+ランプレセプタクル「ロ」の受金ねじ部以外の非接地側(黒1.6)1本の計2本を2本用コネクタで接続。 【器具結線と金属管施工】 ・引掛シーリング「イ」:「接地側」表示端子に白線を結線。 ・ランプレセプタクル「ロ」:受金ねじ部側の端子に白線、中心接触片側の端子に黒線を結線。 ・スイッチ「イ」およびコンセント:埋込連用取付枠に取り付け、コンセントの「W」端子に白IV、非接地端子に黒IVを結線。スイッチ「イ」へは黒IVのわたり線で給電し、スイッチの返り端子から赤IVを結線。 ・アウトレットボックス:打抜き穴にゴムブッシングを装着。下部穴にねじなしボックスコネクタを取り付けて止めねじの頭をねじ切り、管端に絶縁ブッシングを装着する。

解説

電灯・コンセント回路では、電源の接地側(白)を全負荷(ランプ・引掛シーリング・コンセント)へ直接供給し、非接地側(黒)を点滅器およびコンセントへ供給します。圧着は接続する全心線の径・本数と単線・より線の別を確かめ、適合するスリーブと刻印を組合せ表で選びます。幾何学的な断面積の独自計算や「2.0mmが含まれる」という条件だけでは決められません。

解き方

  1. 単線図から複線図を起こし、電源側電線が絡む接地側結線(2.0mm×1+1.6mm×3)と非接地側結線(2.0mm×1+1.6mm×2)をリングスリーブ、負荷の返り線接続を差込形コネクタとして整理する。
  2. アウトレットボックスの打抜き穴にゴムブッシングを切り込みを入れて装着し、金属管側にはねじなしボックスコネクタ・絶縁ブッシングを取り付け、止めねじの頭をねじ切る。
  3. 器具(ランプレセプタクル、引掛シーリング、スイッチ・コンセント連用枠)の電線被覆を剥ぎ、極性表示(受金ねじ部、接地側、W端子)を誤らないよう正確に結線する。
  4. アウトレットボックス内で電線を整理し、指定された接続方法に従って圧着刻印(中、小)および差込形コネクタへの確実な挿入を行う。

覚えるポイント

  • リングスリーブの圧着マーク:2.0mm×1本+1.6mm×2本は「小」、2.0mm×1本+1.6mm×3本は「中」を使用する。
  • ねじなしボックスコネクタの止めねじは頭部がねじ切れるまで締め付け、管端には必ず絶縁ブッシングを装着する。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部側端子、引掛シーリングの接地側極、コンセントのW端子には必ず白色線を接続する。

間違えやすいところ

  • 2.0mm×1本と1.6mm×3本の合計4本結線でリングスリーブ(中)ではなく(小)を使用してしまい重大欠陥となる。
  • ねじなしボックスコネクタの止めねじの頭をねじ切るのを忘れてしまい、未完成・施工不良の減点・欠陥となる。
  • アウトレットボックスのゴムブッシングの装着忘れや、金属管接続部に絶縁ブッシングを付け忘れる。

出題の前提:令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(2022年7月24日実施)候補問題No.11の試験問題・施工条件および公式解答に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題11』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題11

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題11の問題・解答資料です。