学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題1の概要
位置表示灯内蔵スイッチを含む単相2線式100V配線工事
技能試験 · 位置表示灯内蔵スイッチ / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続 / 連用取付枠
図に示された低圧屋内配線工事の単線図および施工条件に従い、支給された材料(予備品を除く)を用いて完成作品を施工しなさい。 【主な施工条件の要約】 1. 配線及び器具の配置は単線図に従い、タンブラスイッチ「ロ」は埋込連用取付枠の中央に取り付けること。 2. 電線の色別: ①電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 ②電源から点滅器までの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、および引掛シーリングローゼットの接地側極端子(「接地側」表示)には白色電線を結線する。 3. 電線接続: ①ジョイントボックスA部分はリングスリーブによる接続とする。 ②ジョイントボックスB部分は差込形コネクタによる接続とする。 4. 施工省略部(蛍光灯「ハ」)は電線を器具取り付け位置まで配線し端末処理を行うこと。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスAはリングスリーブ圧着(刻印「小」2箇所・刻印「○」3箇所)、ジョイントボックスBは差込形コネクタ(3本用1個・2本用2個)で接続し、連用枠には上から位置表示灯内蔵スイッチ「イ」、タンブラスイッチ「ロ」(枠中央)、タンブラスイッチ「ハ」を取り付けて正しく複線化結線を行う。
解説
電灯配線における基本原則は、電源の接地側電線(白)を常時電圧のかからない受金ねじ部や接地側表示端子などの負荷側へ直接供給し、非接地側電線(黒)を点滅器(スイッチ)を経由させて負荷の非接地側に送ることです。リングスリーブの圧着マークは接続する電線の太さと本数の組み合わせ(合計断面積)によって厳格に定められており、1.6mm×2本のみが刻印「○」、2.0mm×1本+1.6mm×1~2本や1.6mm×3~4本では刻印「小」を使用します。
解き方
- 単線図から複線図を作成し、電源白線(接地側)を各負荷(引掛シーリング、ランプレセプタクル、施工省略ハ)へ、電源黒線(非接地側)を連用枠の3つのスイッチへ配線し、各スイッチからの戻り線を対応する各器具へ結線する経路を整理する。
- 支給材料の各ケーブル寸法を測って切断・外装剥ぎ取りを行い、引掛シーリング・ランプレセプタクル(ねじ巻き締め)・3連スイッチ(渡り線施工)の器具結線を完了させる。
- ジョイントボックスAでは施工条件に従いリングスリーブ(小)を用いて結線し、電線太さに応じて刻印「小」(2箇所)と刻印「○」(3箇所)を正しく使い分けて圧着する。
- ジョイントボックスBでは差込形コネクタ(3本用1個、2本用2個)を用いて電線芯線の露出や噛み込みがないよう規定長で確実に挿入接続する。
覚えるポイント
- 1.6mm電線2本のリングスリーブ接続刻印は「○」、2.0mm電線を含む小スリーブ接続刻印は「小」となる。
- 位置表示灯内蔵スイッチ(ほたるスイッチ)は単体でOFF時点灯機能を持つため、通常の片切スイッチと同様に非接地側黒と負荷への戻り線の2端子で結線する。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部側端子には必ず接地側電線(白色)を結線する。
間違えやすいところ
- タンブラスイッチ「ロ」を連用取付枠の中央ではなく端に取り付けてしまう配置ミス。
- ジョイントボックスAの「2.0mm×1本+1.6mm×1本」の接続において、誤って刻印「○」で圧着してしまう刻印相違の欠陥。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部端子に黒色電線を接続してしまう極性誤り(重大欠陥)。
- 差込形コネクタで芯線がコネクタから1mm以上露出したり、逆にシースや被覆を噛み込んでしまう施工ミス。
出題の前提:令和4年度第二種電気工事士技能試験候補問題No.1(2022年7月24日実施)公表問題および施工条件・公式解答例
出典:電気技術者試験センター『令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題1
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月24日) 課題1の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

