本文へ移動

電気工事士試験 · 学習ガイド

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題9の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題9の概要
30:00

問題番号から選ぶ

配線図に基づく低圧屋内配線工事(2022年度上期 候補No.9)

技能試験 · 単線図から複線図への展開 / リングスリーブによる圧着接続 / 差込形コネクタによる接続 / 接地極付接地端子付コンセントの結線 / ランプレセプタクルの結線

図に示す低圧屋内配線工事の配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて完成させなさい。 【配線及び回路の要点】 1. 電源(単相2線式100V、VVF 2.0-2C青色)がジョイントボックスBに入る。 2. ジョイントボックスBには、電源、施工省略の2口コンセント(VVF 1.6-2C)、引掛シーリング(丸形)(VVF 1.6-2C)、接地極付接地端子付コンセント[EET](VVF 2.0-2C)およびジョイントボックスAへの渡り配線(VVF 1.6-3C)が集まる。また、EETコンセントの接地端子から接地線(IV 1.6 緑、施工省略ED)を接続する。 3. ジョイントボックスAには、ランプレセプタクル(イ)(VVF 1.6-2C)、片切タンブラスイッチ(イ)(VVF 1.6-2C)、ジョイントボックスBからの渡り配線(VVF 1.6-3C)が集まる。 4. スイッチ「イ」により、ランプレセプタクル「イ」および丸形引掛シーリング「イ」を同時に点滅させる回路とする。 5. ジョイントボックスAの電線相互の接続はすべて差込形コネクタ、ジョイントボックスBの電線相互の接続はすべてリングスリーブによる圧着接続とする。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスA:差込形コネクタ3本用×1個(スイッチ返り線)、2本用×2個(電源接地側白、電源非接地側黒)。ジョイントボックスB:リングスリーブ中・刻印「中」×2箇所(接地側電線5本、非接地側電線4本)、リングスリーブ小・刻印「○」×1箇所(スイッチイ返り線2本)。EETコンセントの接地端子へ緑色電線を接続し、ランプレセプタクル受金ねじ部側及び引掛シーリングW端子に白線を正しく極性結線する。

解説

低圧屋内配線の複線図化では、まず電源の接地側(白線)をコンセントおよび全負荷(受金ねじ部やW端子)へ結線し、次に非接地側(黒線)をコンセントおよび点滅器(スイッチ)へ結線し、最後に点滅器からの返り線を対応する負荷の非接地側へ結線します。圧着は接続する全心線の径・本数と単線・より線の別を確かめ、適合するスリーブと刻印を組合せ表で選びます。幾何学的な断面積の独自計算や「2.0mmが含まれる」という条件だけでは決められません。

解き方

  1. 単線図から複線図を起こし、スイッチ「イ」がA側のランプレセプタクルとB側の丸形引掛シーリングを同時点滅させる回路構成を把握する。
  2. 器具の極性を確認する。ランプレセプタクルの受金ねじ部、丸形引掛シーリングのW端子、コンセントのW端子に白線を割り当てる。
  3. ボックスA(差込形コネクタ)の接続本数(2本用×2、3本用×1)を確認し、被覆剥ぎ取り長さを規定値(ストリップゲージ準拠)に合わせて差し込む。
  4. ボックスB(リングスリーブ)の接続電線径と本数を整理し、接地側白線(2.0×2+1.6×3=中)、非接地側黒線(2.0×2+1.6×2=中)、点滅線(1.6×2=○)の適切なスリーブと圧着刻印を選定して施工する。

覚えるポイント

  • 1.6mm×2本のリングスリーブ圧着刻印は必ず「○(極小)」であり、「小」で圧着すると重大欠陥となる。
  • 接地極付接地端子付コンセントは、通常の極性(W端子に白線、非接地側に黒線)に加えて接地端子に緑色電線を確実に結線する。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部端子には必ず接地側電線(白線)を結線する。

間違えやすいところ

  • ボックスBの接地側接続(白線5本)や非接地側接続(黒線4本)において、2.0mm電線が含まれているにもかかわらず圧着マークを「小」と誤って圧着してしまうミス。
  • スイッチ「イ」からの返り線を引掛シーリングに送る渡り線(赤色)の結線忘れや、常時電圧がかかる非接地側黒線と誤接続してスイッチに関係なく常時点灯させてしまうミス。
  • ランプレセプタクルの極性逆接続(受金ねじ部に黒線を結線)や、ネジ締め時の心線ハミ出し(5mm以上)、シース・絶縁被覆の挟み込み。

出題の前提:令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(2022年7月23日実施)候補問題No.9 試験問題および公式解答・判定基準に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題9』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題9

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和4年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題9の問題・解答資料です。