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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月19日) 課題10の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月19日) 課題10の概要
30:00

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配線用遮断器・確認表示灯(同時点滅)・スイッチ・コンセント回路の施工

技能試験 · 確認表示灯(同時点滅)回路 / 配線用遮断器の結線 / リングスリーブによる圧着接続 / 差込形コネクタ接続

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源:単相2線式100V(施工省略部分を経て配線用遮断器Bへ接続)。 ・器具配置:中央のジョイントボックス位置に対し、左側に配線用遮断器(VVF 2.0-2C、150mm)、上側に引掛シーリング(角形、イ、VVF 1.6-2C、150mm)、右側にランプレセプタクル(イ、VVF 1.6-2C、150mm)、下側に埋込連用取付枠に取り付けたタンブラスイッチ(イ)、確認表示灯(パイロットランプ、イ)、コンセント(VVF 1.6-3C、150mm)。 ・施工条件: 1. 確認表示灯(パイロットランプ)は、引掛シーリングローゼット及びランプレセプタクルと同時点滅とすること。 2. 電線の色別(絶縁被覆の色)は、電源からの接地側電線にはすべて白色を使用し、点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側端子、配線用遮断器の接地側極端子(N表示)には白色を結線する。 3. VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、3本の接続箇所は差込形コネクタ、その他の接続箇所はリングスリーブにより接続すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイント部での接続は、3本接続となる点滅回路送り(スイッチ・パイロットランプからの返り線赤、引掛シーリングへの黒、ランプレセプタクルへの黒)に3本用差込形コネクタを使用する。電源非接地側(遮断器黒2.0mmとスイッチ・コンセント送り黒1.6mmの2本)はリングスリーブ小で圧着マーク「小」、接地側(遮断器白2.0mm、器具白1.6mm×2、コンセント・パイロットランプ白1.6mmの計4本)はリングスリーブ中で圧着マーク「中」で圧着する。スイッチ・パイロットランプ・コンセント連用枠部では、黒をコンセントからスイッチへ渡り配線し、白をコンセントW端子からパイロットランプへ渡り配線、スイッチ二次側からパイロットランプへ渡り配線して同時点滅回路を構成する。

解説

同時点滅回路は、負荷器具(引掛シーリングおよびランプレセプタクル)と並列になるように確認表示灯(パイロットランプ)を接続します。すなわち、スイッチを通った後の点滅制御された電圧線と、接地側電線(白線)の間にパイロットランプを配線します。さらにリングスリーブの選定基準として、2.0mm電線1本(公称断面積3.14mm²)と1.6mm電線3本(2.01mm²×3=6.03mm²)の計4本は合計断面積が約9.17mm²となり8mm²を超えるため、リングスリーブ(中)を使用し圧着マーク「中」で接続します。一方、2.0mm電線1本と1.6mm電線1本の組み合わせは合計断面積約5.15mm²となり小スリーブで「小」刻印となります。

解き方

  1. 単線図から複線図を起こし、確認表示灯(同時点滅)の渡り配線およびジョイントボックス内の電線接続本数・サイズを整理する。
  2. 器具(配線用遮断器、ランプレセプタクル、引掛シーリング、連用器具)にケーブルを接続条件(極性・白線位置)に合わせて加工・結線する。
  3. ジョイントボックス部で、3本接続箇所(1.6mm×3)を差込形コネクタで接続し、非接地側(2.0mm+1.6mm)をリングスリーブ小(刻印「小」)、接地側(2.0mm+1.6mm×3)をリングスリーブ中(刻印「中」)で圧着する。

答えの内訳

技能試験問題:各器具およびジョイントボックス内の適切な結線・圧着・器具接続を施工条件通りに行う。
配線用遮断器(N側に白、L側に黒)、引掛シーリング(接地側に白)、ランプレセプタクル(受金ねじ部に白)、連用取付枠(上からパイロットランプ、スイッチ、コンセントの順等で枠に取付、コンセントW端子とパイロットランプへの接地側白線、非接地側黒線の渡り、スイッチからパイロットランプへの同時点滅用渡り線結線)を正しく施工する。
ジョイントボックス部の接続区分と圧着刻印:差込形コネクタ(3本用):1箇所、リングスリーブ圧着:2箇所(刻印「中」×1箇所、刻印「小」×1箇所)。
①3本の接続箇所(スイッチ返り赤1.6mm、引掛シーリング黒1.6mm、ランプレセプタクル黒1.6mmの計3本)は指定により差込形コネクタ(3本用)で接続。②接地側電線の接続(遮断器からの白2.0mm、引掛シーリング白1.6mm、ランプレセプタクル白1.6mm、コンセント・PL白1.6mmの計4本:合計断面積2.0+1.6×3)はリングスリーブ(中)を用い圧着マーク「中」で圧着。③非接地側電線の接続(遮断器からの黒2.0mm、コンセント・スイッチへの黒1.6mmの計2本)はリングスリーブ(小)を用い圧着マーク「小」で圧着する。
埋込連用取付枠部分の渡り配線:スイッチ・パイロットランプ(同時点滅)・コンセントの渡り配線。
ケーブル黒線をコンセント非接地側へ入れ、渡り線(黒)でスイッチ片側へ送る。ケーブル白線をコンセント接地側(W)へ入れ、渡り線(白)でパイロットランプへ送る。スイッチのもう一方の端子からケーブル赤線(負荷への返り)を取り出し、渡り線でパイロットランプの反対側端子へ接続することで、スイッチON時に負荷とパイロットランプが同時に点灯する同時点滅回路を形成する。

覚えるポイント

  • 同時点滅回路は負荷器具とパイロットランプが並列接続になるように配線する。
  • 2.0mm電線1本と1.6mm電線1本のリングスリーブ圧着マークは「小」である。
  • 2.0mm電線1本と1.6mm電線3本(計4本)の圧着にはリングスリーブ(中)を用い刻印は「中」とする。

間違えやすいところ

  • 2.0mm×1と1.6mm×1の接続でリングスリーブ圧着マークを「〇」にしてしまう誤り(「〇」は1.6mm×2本のみ)。
  • パイロットランプを常時点灯や異時点滅と誤認し、渡り配線を間違えてしまう誤り。
  • 配線用遮断器のN端子に黒線を結線してしまう極性ミス。

出題の前提:令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(候補問題No.10)施工条件および技能試験判断基準に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月19日) 課題10』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月19日) 課題10

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月19日) 課題10の問題・解答資料です。