学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月18日) 課題12の概要
令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月18日) 課題12 施工・結線解説
技能試験 · 複線図化 / PF管(合成樹脂製可とう電線管)工事 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続 / 連用器具結線
配線図および支給材料、施工条件に従って低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【配線図概要】 ・単相2線式100V電源(VVF 2.0-2C、シース青)がジョイントボックスB(アウトレットボックス)へ供給される。 ・ジョイントボックスBから右側のPF16可とう電線管(長さ約70mm、ボックスコネクタ付)を経由し、スイッチ(ロ)とコンセントへIV線3本(黒・白・赤、1.6mm)を配管通線する。 ・ジョイントボックスBから下側へスイッチ(イ)へVVF 1.6-2Cで接続する。 ・ジョイントボックスBから左側のジョイントボックスAへVVF 1.6-3Cで接続する。 ・ジョイントボックスAから上側へランプレセプタクル(ロ)へVVF 1.6-2C、下側へ引掛シーリング(角形)(イ)へVVF 1.6-2Cを配線する。 【主な施工条件】 1. アウトレットボックスは打抜き済みの穴(19mm 4箇所)だけをすべて使用する。 2. 電源からの接地側電線はすべて白色を使用する。 3. 電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線はすべて黒色を使用する。 4. コンセントの接地側極(W)、ランプレセプタクルの受金ねじ部、引掛シーリングの接地側極端子には白色を接続する。 5. A部分の電線接続は差込形コネクタ、B部分の電線接続はリングスリーブを用いる。 6. 電線管用ボックスコネクタはジョイントボックス(アウトレットボックス)側に取り付ける。 7. 埋込連用取付枠は、スイッチ(ロ)及びコンセント部分に取り付ける。
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解答
ジョイントボックスA(差込形コネクタ接続3箇所):接地側白3本に3本用×1、スイッチ(イ)連絡線2本に2本用×1、スイッチ(ロ)連絡線2本に2本用×1。ジョイントボックスB(リングスリーブ圧着4箇所):電源白と接地側2本(計3本:2.0mm+1.6mm×2)で刻印「小」、電源黒と非接地側2本(計3本:2.0mm+1.6mm×2)で刻印「小」、スイッチ(イ)返り線2本(1.6mm×2)で刻印「〇」、スイッチ(ロ)返り線2本(1.6mm×2)で刻印「〇」。PF管はアウトレットボックス側にコネクタで接続し、タンブラスイッチ(ロ)とコンセントを取付枠に取り付けてわたり線(黒)を正しく渡す。
解説
屋内配線工事では、電源の接地側(白)を各負荷(受金ねじ部や接地側端子)とコンセントのW端子へ確実に結線し、非接地側(黒)を各点滅器およびコンセントの非接地側端子へ供給することが安全上の基本原則です。スイッチから各器具への返り線は、複線図に従って対応する負荷の非接地側に結線します。接続箇所に指定された接続材料(差込形コネクタまたはリングスリーブ)を順守し、リングスリーブの圧着マークは電線サイズの合計断面積に応じたダイス(〇・小・中)を正しく選定する必要があります。
解き方
- 施工条件と単線図から複線図を作成し、ジョイントボックスA・B間の渡り配線(VVF 1.6-3C)とPF管内のIV線3本(白・黒・赤)の用途を確定する。
- アウトレットボックス(B)の打抜き済み穴4箇所に、PF管用ボックスコネクタ1個とゴムブッシング3個を装着し、PF管(70mm)をボックスコネクタに確実に固定する。
- 埋込連用取付枠にタンブラスイッチ(ロ)とコンセントを取り付け、IV線(白・黒・赤)を通線してコンセント(Wに白、他方に黒)およびスイッチ(片側に赤、他方にコンセントからの黒わたり線)を結線する。
- ランプレセプタクル、引掛シーリングローゼット、タンブラスイッチ(イ)の各端末を加工し、極性(接地側白、受金ねじ部白)に注意して器具へ結線する。
- ジョイントボックスAにて、施工条件に従い差込形コネクタ(3本用1個、2本用2個)を用いて電線を接続する。
- ジョイントボックスBにて、施工条件に従いリングスリーブ(小)を用いて接続し、電線の組合せに合わせて圧着マーク「小」2箇所、「〇」2箇所を正しく刻印する。
覚えるポイント
- 2.0mm電線1本と1.6mm電線2本のリングスリーブ圧着マークは「小」となる。
- 1.6mm電線2本のみの圧着マークは「〇(極小)」となる。
- PF管用ボックスコネクタのロックナットは、滑らかな面をボックス側にして確実に締め付ける。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側極、コンセントのW端子には必ず白色線を接続する。
間違えやすいところ
- ボックスBにおいて2.0mm電線を含む接続(電源白および電源黒の接続)を誤って「〇」マークで圧着してしまう欠陥。
- アウトレットボックスにゴムブッシングを付け忘れたり、切込みが大きすぎて電線被覆を傷つける欠陥。
- コンセントとスイッチ(ロ)間の渡り線忘れや、非接地側(黒)ではなく接地側(白)から渡してしまう結線ミス。
- ジョイントボックスAとBで指定された接続方法(Aは差込形コネクタ、Bはリングスリーブ)を取り違えて施工してしまうミス。
出題の前提:令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(2021年12月18日実施)候補問題No.12の公式問題用紙および解答例の施工条件・欠陥判定基準に準拠。
出典:電気技術者試験センター『令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月18日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)
令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月18日) 課題12
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和3年度第二種電気工事士下期技能試験(12月18日) 課題12の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

