学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和3年度第二種電気工事士上期技能試験(7月17日) 課題12の概要
令和3年度第二種電気工事士上期技能試験 課題12の施工
技能試験 · 複線図の作成 / PF管(合成樹脂製可とう電線管)工事 / 差込形コネクタ接続 / リングスリーブ圧着接続 / スイッチ・コンセント連用結線
図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線及び器具配置の概要】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、長さ約250mm、シース青色) ・ジョイントボックスB(アウトレットボックス、19mm 4箇所ノックアウト打抜き済み): - 上側:電源1Φ2W 100V(VVF 2.0-2C) - 下側:埋込連用タンブラスイッチ(イ)(VVF 1.6-2C) - 右側:合成樹脂製可とう電線管(PF16)内にIV線(黒・白・赤、1.6mm 各1本)を通線し、タンブラスイッチ(ロ)およびコンセントを取り付けた埋込連用取付枠へ配線 - 左側:ジョイントボックスAへVVF 1.6-3Cで接続 ・ジョイントボックスA(VVF用ジョイントボックス、取り付け省略): - 上側:ランプレセプタクル(ロ)(VVF 1.6-2C) - 下側:引掛シーリングローゼット(角形)(イ)(VVF 1.6-2C) - 右側:ジョイントボックスBからのVVF 1.6-3C 【施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従うこと。 2. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打抜き済みの穴だけをすべて使用すること。 3. 電線の色別: ①電源からの接地側電線にはすべて白色を使用。 ②電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用。 ③コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側表示)には白色を結線。 4. 接続方法: ①A部分は差込形コネクタによる接続。 ②B部分はリングスリーブによる接続。 5. 電線管用ボックスコネクタはジョイントボックス側に取り付けること。 6. 埋込連用取付枠はタンブラスイッチ(ロ)及びコンセント部分に使用すること。
解答・解説を表示
解答
A部分(差込形コネクタ):接地側白3本を3本用コネクタで接続、負荷イ(引掛シーリング)黒とB側からの返り線を2本用コネクタで接続、負荷ロ(レセプタクル)黒とB側からの返り線を2本用コネクタで接続。B部分(リングスリーブ):電源白・PF16白・A側白の1.6mm2本+2.0mm1本をリングスリーブ「小」で圧着、電源黒・PF16黒・イ用スイッチ黒の1.6mm2本+2.0mm1本をリングスリーブ「小」で圧着、イ用スイッチ白とA側イ返り線1.6mm2本をリングスリーブ「○」で圧着、PF16赤とA側ロ返り線1.6mm2本をリングスリーブ「○」で圧着。右側連用器具:黒をコンセント非接地側に接続し渡り線(黒)でスイッチ(ロ)へ渡す、白をコンセントW端子へ接続、赤をスイッチ(ロ)のもう一方の端子へ接続。
解説
技能試験では施工条件に記載された色別・器具結線・接続器具の指定(A部差込・B部リングスリーブ)を完全に順守することが合格基準となります。本問に示された接続の範囲で考えます。特に圧着刻印(1.6mm×2は「○」、2.0mmを含む場合は「小」)の選定誤りは重大欠陥(不合格)となります。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。
解き方
- 支給材料表と単線図から施工条件(色別・電線サイズ・接続方法)を読み取り、正確な複線図を起こす。
- 各電線の寸法取り・被覆剥ぎ取りを行い、PF管コネクタのボックスへの固定およびゴムブッシングの取り付けを完了する。
- タンブラスイッチ、コンセント、ランプレセプタクル、引掛シーリングの各器具を極性・結線条件を遵守して結線する。
- ボックスAの差込形コネクタ、ボックスBのリングスリーブ(適切な刻印のダイスを使用)で正しく圧着・接続する。
覚えるポイント
- リングスリーブの圧着マーク:1.6mmが2本なら「○」、1.6mmが2本+2.0mmが1本なら断面積合計が上回るため必ず「小」を使用する。
- PF管コネクタはアウトレットボックス側に取り付け、ネジの締め忘れや逆向き施工に注意する。
- コンセントのW端子、ランプレセプタクルの受金ねじ部、引掛シーリングの接地側極端子には必ず接地側電線(白)を接続する。
間違えやすいところ
- 電源線2.0mmを含む3本接続箇所(リングスリーブ「小」)を誤って「○」や「中」で圧着してしまう刻印誤り。
- アウトレットボックスの打抜き済み穴にゴムブッシングを装着し忘れる、またはノックアウト穴の追加打ち抜きを行ってしまうミス。
- PF管内部を通すIV線の色別(黒:非接地、白:接地、赤:スイッチ戻り)とスイッチ・コンセント側の渡り線配置の誤結線。
出題の前提:令和3年度第二種電気工事士上期技能試験(2021年7月17日実施)課題12 試験問題および公式解答・判定基準に準拠。
出典:電気技術者試験センター『令和3年度第二種電気工事士上期技能試験(7月17日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)
令和3年度第二種電気工事士上期技能試験(7月17日) 課題12
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和3年度第二種電気工事士上期技能試験(7月17日) 課題12の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

