学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和2年度第二種電気工事士上期技能試験 【午前】(7月18日) 課題8の概要
リモコンリレー回路およびアウトレットボックスを用いた屋内配線工事の施工
技能試験 · リモコンリレー / アウトレットボックス / 差込形コネクタ / リングスリーブ
配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事の作品を完成させなさい。なお、電源は単相2線式100V(VVR 2.0mm 2心)、リモコンリレーは6極端子台で代用し、各リモコンリレーへはそれぞれVVF 1.6mm 2心ケーブルを配線する。アウトレットボックスの打抜き済み穴すべてにゴムブッシングを取り付けて使用し、接続部は4本接続箇所を差込形コネクタ(4本用)、その他の接続箇所をリングスリーブ(小)による圧着接続としなさい。
解答・解説を表示
解答
アウトレットボックス内で電源側接地線(白)4本接続(差込形コネクタ4本用)、非接地側電源線(黒)4本接続(差込形コネクタ4本用)を行い、各負荷への返り線3組(各1.6mm×2本)をリングスリーブ小(刻印「○」)で接続する。端子台の主回路側イ・ロ・ハ各極に黒白を正しく結線し、引掛シーリング・ランプレセプタクルの極性を適合させ、ボックスの打抜き済み穴すべてにゴムブッシングを装着して施工を完了する。
解説
リモコンリレーは操作側(弱電回路)で主回路(強電回路)の接点を遠隔開閉するリレーであり、技能試験では6極端子台の主回路側端子を3つの単極スイッチに見立てて代用します。単相100V回路の基本原則として、電源からの接地側電線(白)はすべての負荷器具(ランプレセプタクル、引掛シーリング等)の接地側端子へ直接接続し、電源からの非接地側電線(黒)は各スイッチ(リモコンリレーの各接点端子)へ渡り線または分岐結線します。スイッチを通過した点滅線(返り線)を対応する各負荷の非接地側端子に接続することで回路が成立します。
解き方
- 支給材料の寸法と配線図を確認し、VVR 2.0-2C(電源側200mm)、VVF 1.6-2C(2巻から各負荷・リモコンリレー用所定寸法)を切り出し、アウトレットボックスの全打抜き穴(5箇所)に適合サイズのゴムブッシングを装着する。
- 端子台(リモコンリレー主回路側)にイ・ロ・ハ用の2心ケーブルを接続し、ランプレセプタクル(受金ねじ部に白線)および引掛シーリング(W端子に白線)を結線する。
- ボックス内電線を複線図に従って整理し、接地側白線4本および非接地側黒線4本をそれぞれ差込形コネクタ(4本用)に挿入接続し、残り3組のスイッチ返り線(各1.6mm×2本)をリングスリーブ(小)を用いて刻印「○」で圧着する。
覚えるポイント
- リモコンリレー代用端子台は主回路側のみ使用し、操作側には接続しない。
- 4本の電線接続箇所には差込形コネクタ、その他の箇所にはリングスリーブを使用する。
- 1.6mm×2本のリングスリーブ圧着マークは必ず「○」刻印とする(「小」は欠陥)。
- アウトレットボックスの打抜き済み穴はケーブル貫通の有無に関係なくすべてブッシングを取り付ける。
間違えやすいところ
- 1.6mm同士の2本接続において、圧着工具のダイスを誤って「小」で圧着してしまい重大欠陥となるミス。
- アウトレットボックスの未使用の打抜き穴にゴムブッシングを装着し忘れる不備。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部端子に黒線を結線してしまう極性逆接続。
- 端子台の主回路側と操作側を取り違えて接続してしまう配線ミス。
出題の前提:電気技術者試験センター「令和2年度第二種電気工事士技能試験候補問題 No.8」の施工条件および公式正解作品例に基づく。
出典:電気技術者試験センター『令和2年度第二種電気工事士上期技能試験 【午前】(7月18日) 課題8』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和2年度第二種電気工事士上期技能試験 【午前】(7月18日) 課題8
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和2年度第二種電気工事士上期技能試験 【午前】(7月18日) 課題8の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

