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電気工事士試験 · 学習ガイド

2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題13の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題13の概要
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2019年度下期 課題13:自動点滅器代用端子台とVVRケーブルを含む配線施工

技能試験 · 自動点滅器代用端子台 / VVRケーブル施工 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続 / 複線図作成

図に示す配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、シース青) ・ジョイントボックスA:リングスリーブによる接続 ・ジョイントボックスB:差込形コネクタによる接続 ・Aからスイッチ「イ」へ接続(VVF 1.6-2C) ・A-B間を経由(VVF 1.6-3C) ・Bからランプレセプタクル「イ」へ接続(VVF 1.6-2C) ・Bからコンセントへ接続(VVF 1.6-2C、埋込連用取付枠を使用) ・Bから自動点滅器代用の3極端子台「ロ」(3A)へ接続(VVF 1.6-2C) ・端子台「ロ」から施工省略の屋外灯「ロ」へ接続(VVR 1.6-2C) 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図に従うこと。 2. 自動点滅器代用の端子台は説明図(端子1:非接地側、端子2:接地側、端子3:負荷側)に従って使用すること。 3. 電線色別:電源からの接地側電線はすべて白色、電源から点滅器・コンセント・自動点滅器までの非接地側電線はすべて黒色を使用すること。コンセントのW端子、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、端子台記号2の端子には白色を結線すること。 4. ボックスを経由する電線は各部で接続を設け、A部分はリングスリーブ、B部分は差込形コネクタを使用すること。 5. 埋込連用取付枠はコンセント部分に使用すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスAはリングスリーブを用いて「電源2.0黒・B間1.6黒・スイッチ1.6黒(刻印小)」「電源2.0白・B間1.6白(刻印小)」「スイッチ1.6白・B間1.6赤(刻印○)」の3箇所を接続する。ジョイントボックスBは差込形コネクタを用いて「白4本(4本用)」「黒3本(3本用)」「赤1本とレセプタクル黒1本(2本用)」の3箇所を接続する。自動点滅器端子台は端子1にBからの1.6黒、端子2にBからの1.6白と屋外灯行きVVR1.6白の2本、端子3に屋外灯行きVVR1.6黒を結線する。埋込連用取付枠はコンセント側にのみ取り付ける。

解説

自動点滅器(3極端子台代用)は常時給電用の電源(非接地側1番・接地側2番)を受け、内蔵リレー接点を通じて負荷端子(3番)へ出力します。負荷である屋外灯への接地側電線は端子2から送り出すため、端子2には接地側白線が2本接続される回路構成を理解することが肝要です。

解き方

  1. 単線図から複線図を作成し、接地側(白)、非接地側(黒)、スイッチ点滅線(返り線)の各接続経路と本数を決定する。
  2. 支給ケーブルを寸法に合わせて切断し、VVRケーブルの外装・介在物の処理を含めて各器具の電線被覆を規定長剥ぎ取る。
  3. ランプレセプタクル、コンセント(取付枠装着)、自動点滅器代用端子台(2番端子への白2本共締め)への器具結線を行う。
  4. ジョイントボックスAにてリングスリーブの適切な選定と圧着刻印(小×2、○×1)を行い、余長を切断する。
  5. ジョイントボックスBにて差込形コネクタ(4本用、3本用、2本用)に心線を確実に奥まで挿入して接続を完了する。

答えの内訳

技能試験問題:ジョイントボックスA(リングスリーブ:小スリーブ刻印小×2、小スリーブ刻印○×1)、ジョイントボックスB(差込形コネクタ:4本用×1、3本用×1、2本用×1)、端子台結線(1極目:黒、2極目:白2本共締め、3極目:黒)、受金ねじ部白線結線、コンセントW端子白線結線および取付枠装着。
配線図および施工条件に従い複線図を展開すると、電源からの接地側(白)はボックスA・Bを経由してランプレセプタクル受金ねじ部、コンセントW端子、自動点滅器端子台2番端子、屋外灯(端子台2番経由)へ配分されます。非接地側(黒)はボックスA・Bを経由してスイッチ「イ」、コンセント、自動点滅器端子台1番端子へ送られます。スイッチ「イ」の返り線(白)はボックスAで赤線に接続されてボックスBへ渡り、ランプレセプタクルの黒線に接続されます。端子台3番(点滅負荷側)はVVRの黒線で屋外灯へ結線されます。
接続部A(リングスリーブ):①電源黒2.0mm+スイッチ黒1.6mm+B間黒1.6mm(計3本):リングスリーブ小・圧着マーク「小」 ②電源白2.0mm+B間白1.6mm(計2本):リングスリーブ小・圧着マーク「小」 ③スイッチ白1.6mm+B間赤1.6mm(計2本):リングスリーブ小・圧着マーク「○」
2.0mm電線1本と1.6mm電線2本の組み合わせは合計断面積が5.5mm2超〜8mm2以下となるため小スリーブで刻印「小」、2.0mm電線1本と1.6mm電線1本の組み合わせは刻印「小」、1.6mm電線2本の組み合わせは刻印「○(極小)」を用います。
接続部B(差込形コネクタ):①接地側電線(白4本):A間白+レセプタクル白+コンセント白+端子台白 → 4本用差込形コネクタ ②非接地側電線(黒3本):A間黒+コンセント黒+端子台黒 → 3本用差込形コネクタ ③スイッチ「イ」返り線(2本):A間赤+レセプタクル黒 → 2本用差込形コネクタ
支給材料の差込形コネクタは4本用・3本用・2本用が各1個であるため、それぞれの電線本数(4本・3本・2本)に厳密に合致するよう組み合わせます。
自動点滅器代用端子台・VVRケーブル:端子1:ボックスBからの電源非接地側(黒) 端子2:ボックスBからの電源接地側(白)および屋外灯(VVR)の接地側(白)の2本を接続 端子3:屋外灯(VVR)への負荷線(黒)
端子台説明図より端子1・2間にCdS回路電源、端子1から内部接点を経て端子3へ出力されるため、端子2は電源側接地線と負荷側接地線の共通端子となります。したがって端子2には白線2本を共締め結線します。またVVRケーブルは円形外装と介在物を適切に除去して心線を露出させます。
各器具結線・取付枠:・ランプレセプタクル:受金ねじ部側に接地側白線、中心接触片側に黒線をねじ締め接続。 ・コンセント:接地側極W端子に白線、他方に黒線を奥まで確実に差し込み結線。 ・埋込連用取付枠:コンセントに取り付け(スイッチには取り付けない)。
施工条件3-③により受金ねじ部とコンセントW端子の極性を遵守します。施工条件5により取付枠はコンセント側に指定されているため、スイッチに取り付けると重大欠陥(誤施工)となります。

覚えるポイント

  • 自動点滅器端子台の2番端子には電源側接地白線と負荷側接地白線の2本を共締めする。
  • 埋込連用取付枠は指示されたコンセント側にのみ使用しスイッチ側には取り付けない。
  • VVRケーブルの介在物は外装の根元できれいに切除し芯線を傷つけないようにする。

間違えやすいところ

  • 埋込連用取付枠を誤ってタンブラスイッチ側に取り付けてしまう施工ミス。
  • ボックスAのリングスリーブ圧着マークで2.0mm+1.6mmを「○」刻印で誤圧着してしまう過誤。
  • 自動点滅器端子台の端子2に白線を1本しか接続せず屋外灯へ接地側が渡らない結線ミス。

出題の前提:2019年度第二種電気工事士下期技能試験(2019年12月8日実施)技能試験問題・施工条件および公式公表解答例に基づく。

出典:電気技術者試験センター『2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題13』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題13

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題13の問題・解答資料です。