学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月7日) 課題11の概要
配線図に基づく低圧屋内配線工事の施工
技能試験 · 複線図 / リングスリーブ圧着接続 / 差込形コネクタ接続 / ねじなし電線管工事 / 埋込連用器具結線
図に示す配線図および施工条件に従い、支給材料を用いてアウトレットボックスを中心とする低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従うこと。 2. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は、打抜き済みの穴だけをすべて使用すること。 3. 電線の色別: ・電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。 ・電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する。 ・コンセントの接地側極端子(W)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側極端子には白色電線を結線する。 4. ボックス内の電線接続: ・電源側電線(VVF 2.0-2C・シース青色)との接続箇所はリングスリーブによる接続とする。 ・その他の接続箇所は、差込形コネクタによる接続とする。 5. ねじなしボックスコネクタはジョイントボックス側に取り付け、絶縁ブッシングを取り付け、止めねじの頭部はねじ切ること。 6. 埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ(イ)及びコンセント部分に使用すること。
解答・解説を表示
解答
【結線・接続方法】 1. リングスリーブによる接続(電源側電線): ・接地側(白):電源側白(2.0mm)1本、引掛シーリング側白(1.6mm)1本、ランプレセプタクル側白(1.6mm)1本、E19管コンセント側白(IV 1.6mm)1本の計4本[スリーブ:中、圧着マーク:中] ・非接地側(黒):電源側黒(2.0mm)1本、埋込連用スイッチ(ロ)側黒(1.6mm)1本、E19管埋込連用スイッチ(イ)・コンセント側黒(IV 1.6mm)1本の計3本[スリーブ:小、圧着マーク:小] 2. 差込形コネクタによる接続(その他の接続箇所、2本用×2箇所): ・埋込連用スイッチ(イ)からの赤(IV 1.6mm)と引掛シーリング(イ)からの黒(1.6mm)の計2本 ・埋込連用スイッチ(ロ)からの白(1.6mm)とランプレセプタクル(ロ)からの黒(1.6mm)の計2本 【器具・電線等の配置・極性】 ・電源線:VVF 2.0-2C(シース青色)を使用 ・引掛シーリング(イ):接地側端子に白線 ・ランプレセプタクル(ロ):受金ねじ部の端子に白線 ・E19管側のスイッチ(イ)・コンセント:取付枠にスイッチ(イ)とコンセントを取り付け、コンセントのW側端子に白線、非接地側(黒)はコンセントからスイッチへ渡り配線(黒) ・ねじなし電線管(E19):ねじなしボックスコネクタ(絶縁ブッシング取付、止めねじ頭部切り離し)をアウトレットボックス側に接続
解説
単線図から正確な複線図を描き起こし、電源側電線を含む回路にはリングスリーブ接続、負荷の返り線回路には差込形コネクタを施工条件通りに使い分けることが求められます。また、金属管工事におけるボックスコネクタのロックナット・絶縁ブッシングの締め付けと止めねじのねじ切り、器具の極性を正しく施工することが合格の基本原則です。
解き方
- 単線図から複線図を作成し、接地側白線(電源・引掛シーリング・受金ねじ部・コンセントW)および非接地側黒線(電源・スイッチ2箇所・コンセント)を整理する。
- 電線の切断・被覆剥ぎ取りを行い、アウトレットボックスの打抜き穴にゴムブッシングおよびねじなしボックスコネクタを取り付ける。
- ねじなしボックスコネクタの止めねじ頭部をペンチ等でねじ切り、管端に絶縁ブッシングを取り付けてIV線3本を通線する。
- ランプレセプタクル、引掛シーリング、スイッチ・コンセント(連用取付枠に固定、わたり線配線)の器具結線を完了させる。
- アウトレットボックス内で、施工条件に従い電源側を含む2箇所をリングスリーブ圧着(刻印:中、小)、残りの2箇所を差込形コネクタ(2本用)で接続する。
覚えるポイント
- 2.0mm電線1本と1.6mm電線3本の接続は小スリーブではなく「中スリーブ・中刻印」になる点に細心の注意を払う。
- ねじなしボックスコネクタの止めねじは頭部をねじ切ること、管端の絶縁ブッシング装着を絶対に忘れないこと。
間違えやすいところ
- 電源白線を含む4本接続(2.0mm×1+1.6mm×3)を誤って小スリーブで圧着し刻印「小」にしてしまうミス(重大欠陥)。
- ねじなしボックスコネクタの止めねじ頭部をねじ切らずに残してしまう、または絶縁ブッシングを取り付け忘れるミス。
- スイッチ(ロ)への送り・返り線の結線で、ランプレセプタクル(ロ)ではなく引掛シーリング(イ)に接続してしまう誤接続。
出題の前提:2019年度第二種電気工事士技能試験(12月7日実施)候補問題No.11の配線図及び施工条件
出典:電気技術者試験センター『2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月7日) 課題11』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月7日) 課題11
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した2019年度第二種電気工事士下期技能試験(12月7日) 課題11の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

