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電気工事士試験 · 学習ガイド

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4の概要
30:00

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配線用遮断器・漏電遮断器(端子台代用)と動力回路・単相100V回路の施工

技能試験 · 複線図 / 端子台結線 / 三相3線式回路 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた材料を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線図の概要】 ・電源:単相2線式100V、三相3線式200V。 ・端子台(5極):配線用遮断器(100V、N・L端子)および漏電遮断器(200V、R・S・T端子)の代用。 ・ジョイントボックスA:差込形コネクタ接続(200V動力回路、電源表示灯ランプレセプタクル、電動機施工省略部分)。 ・ジョイントボックスB:リングスリーブ接続(100V電灯・コンセント回路、引掛シーリング、点滅器、コンセント)。 ・施工省略:100Vおよび200Vの電源側、電動機側配線先。 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図に従うこと。 2. 端子台は説明図に従い、上側2極を配線用遮断器(100V N・L)、下側3極を漏電遮断器(200V R・S・T)として使用する。 3. 三相電源のS相は接地されているものとし、電源表示灯はS相とT相間に接続すること。 4. 電線の色別:  ① 100V回路の接地側電線はすべて白色、非接地側電線(点滅器・コンセントまで)はすべて黒色。  ② 200V回路の電源からの配線は、R相に赤色、S相に白色、T相に黒色を使用する。  ③ コンセントの接地側極端子(W)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側極端子、配線用遮断器端子台のN端子には白色電線を結線する。 5. ジョイントボックス接続:A部分は差込形コネクタ、B部分はリングスリーブによる接続とする。

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解答

ジョイントボックスA(差込形コネクタ):R相(電源2.0赤と電動機2.0赤の2本接続)、S相(電源2.0白と電動機2.0白と表示灯1.6白の3本接続)、T相(電源2.0黒と電動機2.0黒と表示灯1.6黒の3本接続)。ジョイントボックスB(リングスリーブ圧着):接地側白(電源2.0白、引掛シーリング1.6白、コンセント1.6白の3本接続・刻印「小」)、非接地側黒(電源2.0黒、スイッチ/コンセント1.6黒の2本接続・刻印「小」)、スイッチ「イ」戻り(スイッチ1.6赤、引掛シーリング1.6黒の2本接続・刻印「○」)。端子台100V側はNに白、Lに黒、200V側はRに赤、Sに白、Tに黒を結線する。

解説

三相3線式200V回路では、S相が接地相として白色電線を用い、受金ねじ部を持つ器具(ランプレセプタクル等)を接続する場合は必ず受金側に接地相であるS相(白色)を接続します。本問に示された接続の範囲で考えます。リングスリーブの圧着マーク選定では、電線太さの組み合わせ(1.6mmのみ2本は「○」、1.6mmと2.0mmの組み合わせや3本以上は「小」など)を電線太さ・本数の基準に基づいて正しく判断することが求められます。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。

解き方

  1. 施工条件に基づき、三相200V側(R=赤、S=白、T=黒)および単相100V側(接地側=白、非接地側=黒)の色別を割り振って複線図を作成する。
  2. ジョイントボックスAにおいて、R相(2本)、S相(3本:表示灯白を含む)、T相(3本:表示灯黒を含む)の差込形コネクタ接続を整理する。
  3. ジョイントボックスBにおいて、白線(2.0mm×1+1.6mm×2=刻印「小」)、黒線(2.0mm×1+1.6mm×1=刻印「小」)、点滅線(1.6mm×2=刻印「○」)のスリーブ選定と圧着刻印を決定する。
  4. 端子台、ランプレセプタクル(受金ねじ部に白)、引掛シーリング(接地側に白)、スイッチ・コンセント連用器具(W端子に白、わたり線に黒)の極性を確認して施工を完成させる。

覚えるポイント

  • 三相3線式回路でS相が接地されている場合、表示灯受金ねじ部には必ずS相(白色)を接続する。
  • リングスリーブの刻印判定:1.6mm×2本のみ「○」、2.0mm×1本+1.6mm×1本および2.0mm×1本+1.6mm×2本は「小」を用いる。

間違えやすいところ

  • ランプレセプタクルの受金ねじ部にT相(黒色)を誤って接続してしまう極性ミス。
  • ジョイントボックスBにおいて、2.0mm×1本と1.6mm×1本の接続を誤って「○」刻印で圧着してしまう刻印違いエラー。
  • 端子台の100V側(N・L)と200V側(R・S・T)の差し込み位置や電線色をテレコにしてしまう配線ミス。

出題の前提:2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日実施)候補問題No.4 施工条件および公式解答例による基準。

出典:電気技術者試験センター『2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題4の問題・解答資料です。