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電気工事士試験 · 学習ガイド

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の概要
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2019年度第二種電気工事士上期技能試験 課題12 施工・複線図解説

技能試験 · 単線図から複線図への変換 / リングスリーブの圧着マーク選定 / 差込形コネクタの接続 / PF管配線と埋込連用取付枠 / 極性および電線色別の識別

図に示す低圧屋内配線工事の単線図および施工条件に従い、配線工事を完成させるための複線図の結線、各接続箇所(ジョイントボックスA・B)における接続方法と圧着刻印・コネクタ極数、電線色別、器具への結線方法を具体的に答えなさい。 【配線条件の要約】 1. 電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、シース青色、アウトレットボックスBへ導入)。 2. ジョイントボックスA(VVF用、省略): - 上部:ランプレセプタクル「ロ」へ接続(VVF 1.6-2C) - 下部:引掛シーリングローゼット(角形)「イ」へ接続(VVF 1.6-2C) - 右部:ボックスB間連絡(VVF 1.6-3C) - 接続方法:差込形コネクタ 3. ジョイントボックスB(アウトレットボックス、打抜き穴を使用、PF管コネクタ取付): - 上部:電源(VVF 2.0-2C) - 下部:タンブラスイッチ「イ」へ接続(VVF 1.6-2C) - 右部:合成樹脂製可とう電線管(PF16)内にIV 1.6×3本(黒・白・赤)を通してタンブラスイッチ「ロ」及びコンセントへ接続 - 左部:ボックスA間連絡(VVF 1.6-3C) - 接続方法:リングスリーブ 4. 埋込連用取付枠:タンブラスイッチ「ロ」及びコンセント部分に取り付ける。 5. 施工条件の電線色別: - 接地側電線はすべて白色(コンセントW端子、ランプレセプタクル受金ねじ部端子、引掛シーリング接地側極端子へ結線)。 - 非接地側電線はすべて黒色(電源から点滅器及びコンセントまで)。

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解答

ジョイントボックスAでは差込形コネクタ(3本用1個で接地側白3本、2本用2個で「イ」点滅線2本・「ロ」点滅線2本)を用いて接続する。ジョイントボックスB(アウトレットボックス)ではリングスリーブ(小)を用い、電源白・PF管白・A行き白の3本接続に刻印「小」、電源黒・スイッチ「イ」黒・PF管黒の3本接続に刻印「小」、スイッチ「イ」返り白とA行き黒の2本接続に刻印「○」、PF管赤とA行き赤の2本接続に刻印「○」で圧着する。スイッチ「ロ」とコンセントは取付枠に取り付け、コンセントW端子に白、非接地側に黒を結線し、黒からスイッチ「ロ」へ渡り線を配線、スイッチ「ロ」から赤線を返り線として配線する。

解説

屋内配線工事では、電源の接地側電線(白色)をコンセントの接地側極(W端子)およびすべての負荷器具(受金ねじ部・接地側極端子)へ結線し、電源の非接地側電線(黒色)を点滅器(スイッチ)およびコンセントの非接地側端子へ結線します。ジョイントボックス間の接続電線数を決定する際は、各ボックスに配置された器具の種類(負荷のみか、電源を必要とする器具があるか)を正確に見極め、不要な電源線を送らずスイッチ返り線を適切に配線することが重要です。また、リングスリーブによる圧着結線では電線の太さと本数の組み合わせにより「○(極小)」と「小」の刻印を厳格に使い分ける必要があります。

解き方

  1. 単線図からボックス間の役割を読み解き、負荷のみが集まるボックスAには常時非接地線を送らず、接地側白線とスイッチ返り線2本(計3本)を連絡線として複線図を作図する。
  2. アウトレットボックスBにゴムブッシングを装着し、右側の穴にPF16用ボックスコネクタを取り付けてPF管と器具間を結線する。
  3. ボックスA側は指定に従い差込形コネクタ(3本用1個、2本用2個)を用いて電線被覆を所定長(約12mm)ストリップして確実に奥まで差し込む。
  4. ボックスB側はリングスリーブ(小)を用いて、2.0mm+1.6mm×2本(2箇所)を刻印「小」で、1.6mm×2本(2箇所)を刻印「○」で圧着し、先端を適切に切断する。

覚えるポイント

  • ボックスA側には負荷器具しかないため、中間渡り線(VVF 1.6-3C)に常時黒線は通さず、白線+返り線2本とする。
  • リングスリーブ刻印:2.0mm+1.6mm×2本は「小」、1.6mm×2本は「○」(極小)を用いる。
  • ボックスコネクタはアウトレットボックス側に取り付け、ネジ・ロックナットをしっかり締め付ける。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部、角形引掛シーリングの接地側極、コンセントのW端子には必ず白線を接続する。

間違えやすいところ

  • ボックスAにも常時非接地側(黒)を送らなければならないと思い込み、電源黒とスイッチ返り線を誤接続して4本接続(材料にない中スリーブが必要になる)としてしまうミス。
  • 1.6mm電線2本の圧着において、圧着工具の「○」マークではなく「小」マークで圧着して刻印不適合の欠陥になるミス。
  • 2.0mm電線1本と1.6mm電線2本の計3本の圧着において、刻印「○」で無理に圧着したり刻印を間違えるミス。
  • 埋込連用取付枠をスイッチ「イ」側に誤って取り付けてしまうミス(施工条件でスイッチ「ロ」及びコンセント部分に指定されている)。
  • PF管用ボックスコネクタのロックナットの向きやつばの締め付け不良、あるいはボックス外側への取付向き誤り。

出題の前提:2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日実施)候補問題No.12の公表問題・施工条件および公式正答・完成図に基づく判定基準。

出典:電気技術者試験センター『2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題12の問題・解答資料です。